【ジブリ】『ハウルの動く城』のハウルを解説!年齢、性格、声優、セリフなど!ソフィーとのその後について考察

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    2004年公開の宮崎駿監督による長編アニメーション映画『ハウルの動く城』。魔法使いハウルは、呪いによって老婆の姿に変えられたソフィーと出会い、真実の愛を見つける青年です。圧倒的美貌と上品な言動でジブリ作品トップクラスの人気を誇ります。この記事では、そんなハウルの年齢、性格、声優、役どころ、セリフなどの基本情報と共に、ハウルの正体や体が溶けた理由などについて考察していきます。

    こんにちは、Reneです。

    2004年公開のスタジオジブリ映画『ハウルの動く城』は、スタジオジブリ史上最もロマンティックな作品として国内外問わず根強いファンがいる不朽の名作。

    興行収入は196億円超えを記録し、海外の映画レビューサイトでも高い評価を集めている一方で、ところどころ難解ポイントがあるゆえ、不完全燃焼で観終わっている視聴者も少なくないようです。

    そこで今回は、ハウルに焦点を当てて『ハウルの動く城』を紐解いていきます。

    『ハウルの動く城』のあらすじ

    父の残した帽子屋の跡を継ぐ18歳のソフィーは、ある日、街中で女性の心臓を奪う悪い魔法使いと噂されるハウルと遭遇します。

    ハウルと遭遇したことで、荒地の魔女から目をつけられてしまったソフィーは、あっという間に呪いをかけられ、90歳の老婆の姿へと変えられてしまいます。

    このまま、街に住むことはできないと、ソフィーは魔法使いが彷徨っていると言われる荒地へと旅に出ることに。

    歩き進める先に、大きくて動くハウルの城と出会い...。

    【ジブリ】映画『ハウルの動く城』のあらすじ紹介!ネタバレあり、キャラ紹介とトリビアも

    『ハウルの動く城』のハウル:プロフィール

    ハウルのプロフィール
    出典:公式サイト
    ハウルのプロフィール

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    ◆ハウルの役どころ

    魔法使いのハウルは、将来魔法使いとして有望だと期待されていたのですが、カルシファーと悪魔と取引を交わしてしまったことで、荒地で住む場所を転々としながら暮らしています。

    悪魔と取引を交わしたカルシファーと弟子のマルクルと3人で、生活していますが、家中は散らかり、ハウルは町中の女性を射止めては逃げ去るという堕落した日々を繰り返すばかり。

    そんなある日、街中で兵隊に絡まれている少女・ソフィーを助けますが、追われ身であったハウルはソフィーと一緒に空を飛んで逃亡。

    そのまま、ソフィーを家まで送り届けるものの、その晩、ソフィーは、ハウルと接触したことを理由に、荒地の魔女から呪いをかけられ90歳の老婆の姿に変えられてしまいます。

    この姿で街にいられないと荒地へ逃げ出した90歳のソフィーは、偶然遭遇したハウルの城に掃除屋として転がり込みますが、ハウルはそれを拒絶しません。

    ハウル、マルクル、カルシファーにソフィーが加わった共同生活がスタートした頃、街では戦争に向けて多くの魔法使いが準備していました。

    しかし、戦争が無意味なものだと考えるハウルは、魔女サリマン先生の出陣命令を何度も無視しており...。

    ◆ハウルの性格

    魔法使い界隈で崇拝される魔女・サリマン先生から将来を期待されるほどの実力を持った魔法使いであり、何事にもスマートにこなすパーフェクトな青年かと思われがちです。
    しかし、意外とハウルは、その逆の人間性を持っているのがポイント。

    高身長、端正な顔立ち、綺麗な金色の髪が特徴的なハウルですが、人一倍「美」に対して高い意識を持っています。

    ソフィーの片付けのせいで金髪が赤毛に変わってしまった時は「美しくなければ生きている意味がない」と嘆くほど、美に執着していることに焦点当てると、何事にも劣等感を抱きやすい繊細な性格であることが言えます。

    一方で、自分の容姿は綺麗に整えていてもお風呂が汚かったり、自分以外の美には一切興味を示さないナルシシズムが光ります。

    さらに、物語冒頭、ソフィーがハウル に出会ったことを話すと、姉妹は「ハウルに心臓を取られてしまったんじゃないか」とソフィーを心配します。

    女性のハートを射止めようと声をかけるものの、カルシファー曰く、「ハウルは相手が恋に落ちるまでしか興味がない」とのことで、恋愛にだらしないところがあります。

    片っ端から女性に声をかけるハウルは、時に荒地の魔女のような厄介な女性と出会うことも。

    結果的に、寝室を魔除けのアイテムで埋め尽くすほど怯えた生活を送る羽目になったり、サリマン先生に呼び出された際は、いろいろ理由をつけてソフィーに行かせたり。

    「僕は臆病なんだ」と明かす通り、ハウルは、気の小さいところがあります。

    『ハウルの動く城』のハウル:名セリフ

    『ハウルの動く城』で登場するハウルのセリフをまとめています。

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    『ハウルの動く城』のハウル:ハウルの正体について考察

    ハウルの正体について考察
    出典:公式サイト
    ハウルの正体について考察

    『ハウルの動く城』を見ていて、難解と言われるポイントのひとつに唐突に変化するハウスの見た目が挙げられます。

    ハウルが悪魔と取引したのはわかるけど、なぜ黒い鳥?と思った方も多いのではないでしょうか。

    ◆悪魔の取引とは

    幼少期、ハウルは死にかけている星(カルシファー)と出会います。

    幼かったハウルは、どうにかカルシファーを助けてあげたいと思い、自分の心臓を捧げることに。

    ・ハウルは自分の心臓を渡してカルシファーを死から救出
    ・カルシファーは命を助けてもらった代わりに自分の持つ魔力を貸す
    ・カルシファーとハウルは生死を共にする
    ・カルシファーの魔力を使いすぎるとハウルは本来の自分を失う

    悪魔の取引と聞くと、ハウルが利己的に何かをしたと考えてしまいそうですが、実はそうではないのです。

    ハウルは、カルシファーを助けてあげたい一心で取引をしたのです。
    つまり、この取引は、危険すぎるということと、カルシファーの魔力でハウルが暴走すれば魔法使い界隈全てに大きな損失を与えることになるため、サリマン先生たちは厳重警戒をしていました。

    人間も薬物を使って気分を高めたり、ドーピングなどを行うと、一時的にパフォーマンス力は常人以上のものになりますよね。
    一方で、副作用が大きく、時に自らを滅ぼすことにもつながります。

    ◆なぜハウルは黒い鳥になっていたのか

    ハウルは、カルシファーの魔法を使うたびに、人間の体の一部に黒い羽が生えたり、ソフィーたちを守るために戦争へ出陣した際には、全身が黒い鳥獣の姿に変わっていたのが印象的です。

    では、なぜそのような姿になってしまったのでしょうか。

    私たちがよく知る黒い鳥といえば、「カラス」です。

    カラスは、古の時代には「神様の使者」として世界各国の神話や伝説に登場していました。
    それから、様々なファンタジー映画では、魔法使いの使い手として、黒猫と一緒に魔法に強く関わる存在としても描かれています。

    一方、「不吉さ」「墓場」の象徴としても捉えられるようになったことから、カラスであることが推測できるのです。

    ・ハウル自身が魔法使いであるということ
    ・カルシファーの魔法を使うほど、死が近づくこと

    よって、ハウルは、魔法と死を象徴するカラスの姿になっていたということです。

    『ハウルの動く城』のハウル:その後ソフィとどうなったかを考察

    その後ソフィとどうなったかを考察
    出典:公式サイト
    その後ソフィとどうなったかを考察

    ストーリーの最後、ハウルとソフィーが城についたベランダでキスをするハッピーエンドで幕を閉じました。

    多くの人がその後もハウルとソフィーは仲良くやってるの?と気になると思います。

    ◆原作小説は映画版とは異なるクライマックス

    映画版では、戦火の恋として戦争が大々的に描かれていましたが、原作小説に戦争のシーンは登場せず、物語後半は宮崎駿監督により脚色だったのです。

    そのため、原作小説は映画と異なる展開を見せています。

    原作小説のハウルは、人間的に未熟な部分が多く、ソフィーと一緒に暮らし始めてからも、女の子を落としに街へ出たり、ソフィーの妹に恋をしたりと、波乱万丈。

    二人が結ばれるという未来はあまり想像できないのです。

    ◆映画版のハウルとソフィーはどうなっている?

    原作小説では、ソフィーも実は魔法使いだったという設定があるなど、キャラクターそのものの設定が異なります。

    そのため、原作小説と映画は全く別のものとして考えて良さそうです。

    まず、ハウルがなぜ浮気症になってしまったのかについて考えてみると、カルシファーとの悪魔の契約が大きく関係しています。

    カルシファーに自分の心臓を捧げたことで自分の体に心臓をなくしてしまったハウル 。

    心臓→ハート→心

    つまり、心が空っぽになってしまっているのです。

    ハートフルなんて言葉があるように、人々は、幸せも悲しみも、喜びも愛情も全てハートで感じるのですが、ハウルは感じることができる部分を失っています。

    よって、幼少期から誰かからの愛情に飢え続け、いろいろな女性に愛をもらおうともがくのですが、女性が自分を好きになっても心臓をなくしたハウルは何も感じられずに去ってしまうのです。

    そう考えると、ハウルは可哀想にも思えてきます。

    そんな中、老婆の姿へと変えたソフィーが登場。
    ソフィーは、ハウルと共に生活する中で、カルシファーともコミュニケーションをとります。

    カルシファーは、ハウルにこき使われるのに嫌気が差していたにも関わらず、自由の身になってもハウル、ソフィー、マルクルとの生活に戻ってくるのです。

    知らず知らずのうちに、カルシファーはソフィーを好きになっていたのかもしれません。

    生死を共にするハウルとカルシファーですので、カルシファーの心が満たされたことで、ハウルにも愛の力が伝染したとするとどうでしょう。
    次第に女の子を射止めることをやめて戦争を止めるために、戦場へ出る決意が固まったハウルの心境の変化には、カルシファーの存在があったといえます。

    さらに、悪魔の取引を終えて、自分の心臓を取り戻したハウル。
    以前と違って、周りからの愛情を直接自分の心臓(心)で感じることができるようになっています。

    そのため、原作小説のように浮気性な部分が出ることはなく、一途にソフィーと愛し合える未来が来ると推測できます。

    【キャラ解説】『ハウルの動く城』のソフィーを読み解く!ソフィーにまつわる謎やトリビアを徹底解説

    まとめ

    『ハウルの動く城』に登場するハウルについて解説しました。

    深みのあるキャラクターで、知れば知るほど魅力的ですよね。

    ぜひ、ハウルのキャラクター性を理解した上で、再度『ハウルの動く城』を鑑賞してみてください。

    【ジブリ】『ハウルの動く城』のハウルを解説!年齢、性格、声優、セリフなど!ソフィーとのその後について考察

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