ディズニーシーのプロップス徹底解説!各テーマポートの世界観を物語る小道具
ディズニーシーにある「プロップス」を知っていますか?パークやアトラクションの世界観を語るうえではずせないこの「小道具」をご紹介します。有名なものや無名のものまで、ディズニープロップスを知れば、ディズニーの世界観ぐっと広がるはず!
こんにちは!ディズニーのパークではいつも新たな発見をしている野良です。
ディズニーリゾートが他の遊園地と大きく差があるひとつの理由に、「世界観づくり」があります。
パークの内部から外の世界が見えないようになっているというのは有名な話ですね。
今回ご紹介するのは、そんなパークの世界観に欠かせない「プロップス」についてです。
みなさんは、そもそも「プロップス」が何かをご存知でしょうか?
・ディズニーシーのプロップス①:ミステリアスアイランドはネモ船長
・ディズニーシーのプロップス②:マーメイドラグーンの「リトル・マーメイド」
・ディズニーシーのプロップス③:ロストリバーデルタは発掘場
・ディズニーシーのプロップス④:アラビアン・コーストの妖しい雰囲気
ディズニーの「プロップス」とは
ディズニーのプロップス」とは、一体何なのでしょう?
ディズニーシーの例を挙げると、たとえばアラビアンコーストにいるラクダ。
マーメイドラグーンにあるアリエルの像。
ミステリアスアイランドに浮かぶ潜水艦。
などなど。
パークの世界観を形作るうえでは欠かせない、映画でいう「小道具」です。
道行くところにあるものだけでなく、アトラクションの待ち列や、アトラクション内部にもプロップスはたくさんあります。
たとえば、「タワー・オブ・テラー」で一旦停止するシリキとハイタワー3世のお部屋、あの部屋の中の小物もプロップス。
「シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ」の中にある山盛りのバナナや船、船に乗っているランプなんかも全部プロップスです。
そう思って見てみれば、パーク中プロップスだらけですよね。
このプロップスひとつひとつにメッセージやストーリーを含ませているのが、ディズニーが世界最高のパークたるゆえんなのです。
では、そんなディズニーシーのプロップス見ていきましょう♪
ディズニーシーのプロップス①:ミステリアスアイランドはネモ船長
ミステリアスアイランドとは、東京ディズニーシーにあるテーマポートの1つ。
そこは謎の学者・ネモ船長が作り上げた研究施設がひしめいています。
ネモ船長自身が登場することでも有名な同名小説、「海底2万マイル」の名前を冠したアトラクションは、彼が海底を探索するために作り上げた小型潜水艦に乗ることができます。
また、パークのシンボル・プロメテウス火山から飛び出してくるコースターは「センター・オブ・ジ・アース」。
これもネモ船長が地底探索をするために作り上げたアトラクションです。
元はこのミステリアス・アイランドそのものも、ネモ船長が作り上げたエリアなんです。
ジュール・ヴェルヌの書いた「海底二万マイル」にネモ船長のことが詳しく書いてあります。
ネモ船長はどの国にも属さない天才。どんな過去を持っているのかは分かりませんが、彼はあらゆる国に狙われ、追われています。そのため、自分の居場所を誰にも知られるわけにはいかないのです。
しかし、ここディズニーシーにあるミステリアス・アイランドは誰にも知られていない未開の土地。
ネモ船長が身を隠しながら研究に没頭できる環境が整っているというわけです。
さながらネモ船長によるネモ船長のための王国ですね!
その証拠として、ミステリアスアイランドには彼の存在がよくわかるプロップスがたくさんちりばめられています。
(1)すべてがスチームパンク風
ミステリアスアイランドは、火山の火口付近にネモ船長が人工で作ったエリア。
そのため、全てが人工的でレトロなメカニカル風!
お店の看板ひとつとってもこの通りです。
看板以外にも、ゴミ箱やアトラクションのタイトルなどすべてのプロップスがこのテイストで統一されています。
(2)ネモ船長の「N」マーク
地面やゴミ箱など、とにかく至る所にNマークが!
ネモ船長が自分でつけたのでしょうか、それとも彼を尊敬する部下たちが?
いずれにせよ、偉大な船長の存在を感じずにはいられませんね。
(3)カルデラ湖に浮かぶ潜水艦
これもネモ船長の発明品。
「海底2万マイル」の読者はきっと目を輝かせて「ノーチラス号だ!」と叫ぶでしょう。
小説のラストでは大渦に巻き込まれて行方知れずとなった船。
こんなところに流れ着いていたんですね。
(4)「地質調査中につき立入禁止」の看板
ネモ船長がまた何か新しい研究をしているようです。
ミステリアスアイランドがまだまだ未完成であることがうかがえる、楽しいプロップス!
ディズニーシーのプロップス②:マーメイドラグーンの「リトル・マーメイド」
まるで本当に海底に迷い込んでしまったような気分になれるマーメイドラグーン。
私たちがそう思えるのも、たくさんのプロップスのおかげです。
(1)「アリエルのプレイグラウンド」
アリエルの世界を体験できるウォークスルー型のアトラクションです。
名曲「パート・オブ・ユア・ワールド」が歌われたアリエルの部屋には、「20個もあるの」とフランダーにさしだした宝物たちを見ることができます。
エリックの像も中央にありますよ。
アリエルになったつもりで、プロップスと写真を撮ってみましょう♪
アリエルだけでなく、アースラが住まうエリアもあります。
そこのプロップスは、アリエルの部屋とは違ってなんだかこわ~い雰囲気…。
(2)アリエルの銅像
アンダーザシーの入り口にあるアリエルの銅像は、マーメイドラグーンのフォトスポット!
下からあおるように撮ると、一緒に写真に写ることができますよ。
この銅像からは、定期的にアリエルの美しい歌声が流れてきます。
(3)すべてが海にちなんだもの
海底ですから、全てが海にちなんだものになっています。
貝や魚、海藻などなど。
アトラクションの形やキャストさんのコスチュームなど、細かいところをチェックしてみてくださいね☆
ディズニーシーのプロップス③:ロストリバーデルタは発掘場
ロストリバーデルタといえば、古代文明の遺跡が発見されたことで発掘者や研究者が詰めかけるエリア。
インディ・ジョーンズの足跡が見える場所として有名です♪
(1)グリーティングトレイル
ミッキー、ミニー、グーフィーに会える「グリーティングトレイル」では、まさに遺跡発掘がすすんでいる様子をプロップスで窺(うかが)うことができます。
発掘された遺跡ですが……首だけ。
実はこの下に胴体部分があります。
分離されたせいか、なんだかドナルドの顔が怒っているようですね~。
おちゃめな演出ですが、発掘現場はかなり精巧な作りこみ。みなさんも、待ち列で観察してみてくださいね。
(2)クリスタルスカルの魔宮
ロストリバーデルタの中心地と言えばこのピラミッド。
これが発見されたために、長年ジャングルだったここにたくさんの人が集まってきたんです。
気になる内部ですが、なんとガイコツがたくさん…どうやら、この神殿ではいけにえの儀式が行われていたらしいのです。
並び列では、壁に描いてある壁画などたくさんの小道具があなたを迎えてくれます。ぜひ写真を撮ってくださいね。
ディズニーシーのプロップス④:アラビアン・コーストの妖しい雰囲気
アラビアンコーストはランプの魔人・ジーニーが作り出したエリアです。
そのため、このエリアではアラジンの世界観を十二分に味わうことができます♪
(1)ラクダ
一緒に写真を撮っている人も多い座った「ラクダ」。
写真映えするプロップスですが、なんとこのラクダは時折鳴くんです。
いきなり鳴き声が聞こえてもビックリしないでね。
(2)魔法のロープ
ぶらさがってもしがみついても、宙に浮かび上がったままびくともしないロープ!
カゴからにょろりと立ち上がっている姿はヘビみたい。
しがみついて写真を撮ると、不思議な画像になりますよ♪
(3)フードコート内の垂れ幕
プロップスは、その場所のストーリーを現しています。
それがわかるのがこちら。
アラビアンコースト内にある「カスバ・フードコート」ではカレーが食べられます。
ただのカレーじゃありません。
映画「アラジン」でおなじみ、あの空飛ぶじゅうたんが王国中から運んできたカレーなんですよ♪
ほら、この垂れ幕にもカレーを運ぶじゅうたんの姿が……。
(4)窯
路地裏から「カン、カン、カン…」という音がしてきたら、近くにある窯をのぞいてみて。
鍛冶職人が使う窯の中には、時折炎の魔人が現れるんです。中で鍛冶仕事をしている様子を見ることができるかも。
日中より夜の方が見えやすいです。
まとめ
いかがでしたか?
ディズニーシーはのプロップは、ショップの中にもいっぱいあります♪
季節のイベントごとに現れるプロップスもあるので、全てのプロップスの意味を追いかけるときりがないことに…!
ガイドブックなどでも詳しく触れられることが少ないプロップスの意味、少しでも気になるものがあれば、現場のキャストさんに聞いてみましょう!
知らなかったモノのストーリーを教えてもらえますよ。
キャステルの記事に テーマパークの最新情報をお届けします |