プロップスとは?ディズニーランド・ディズニーシー別5選
ディズニーリゾートにはプロップスと呼ばれる小道具がたくさんあります。パーク内にはアトラクションを始め、至る場所に意味のあるプロップスが設置されています。プロップスによってさらにパーク内の演出を高めているんですよ。
こんにちは!パーク内の雰囲気を盛り上げてくれるプロップスに目がないみーこです。
ディズニーのテーマポートの世界観を上手く表現するために欠かせないプロップス(小道具)。
その設定や細かな演出はディズニーに訪れるゲストの心をワクワクさせてくれます。
各テーマポートには、このエリアだからこそ意味のあるプロップスがいくつも設置されています。
中には隠れミッキーの存在も!
今回は、そんなパークをより盛り上げてくれるディズニーランド、ディズニーシーそれぞれのプロップスをエリア別にご紹介していきます。
ディズニーランドのプロップス
ディズニーランドには、アトラクションの設定に沿ったおもしろいプロップスから、パーク内を安全に過ごすためのちょっと気の利いたプロップスまであるんですよ。
①あのアトラクションにアメリカの大手企業のオマージュ?(トゥーンタウン)
ディズニーランドのトゥーンタウンには、人気アトラクション「ロジャーラビットのカートゥーンスピン」があります。
ご存知、イエローキャブという乗り物に乗ってロジャーラビットの世界観を体験できる子供に人気のアトラクションですよね。
アメリカンな世界を駆けまわるのですが、こちらにはこのアトラクションらしいプロップスが至る場所に配置されているんです。
その中でもぜひ注目してもらいたいプロップスがあるんです。
アトラクションの建物に入って左側の壁に貼ってある「TOONZOIL」というプレートに注目!
実はこのロゴ、アメリカ・テキサス州ヒューストンに本部がある大手石油関連企業「Pennzoil(ペンゾイル)」のオマージュなんです。
この企業ロゴの社名の後ろには、ペンシルバニアのシンボルである自由の鐘も描かれているのでチェックしてみてくださいね。
なぜ実際に古くからアメリカにある石油企業のオマージュがこのアトラクションにあるのでしょうか?
ロジャーラビットのカートゥーンスピンはタクシーのアトラクションということで、もしかしたらペンゾイルのオマージュが制作されたのかもしれませんね。
②実はフェイク?痛くない尖ったフェンスの真相とは(ファンタジーランド/アドベンチャーランド)
創始者であるウォルト・ディズニーは、ディズニーリゾートに家族にとって安全で楽しい場所であって欲しいと願いを込めてつくりました。
そんなウォルトの意志から、ディズニーリゾートには「SCSE」と呼ばれる行動基準が定められているのです。
「SCSE」とは、このすべての頭文字を取って名づけられたもの。
つまり、家族連れで賑わうディズニーリゾートでは、誰もが安全第一で楽しめるテーマパークとして運営されているのです。
その安全基準はかなり厳しく設けられていて、訪れるすべてのゲストに危険が及ばないような配慮もされているのです。
例えば、人気のお化け屋敷「ホーンテッドマンション」の尖った鉄柵。
もしこの柵に子供がぶつかってしまったら大惨事になりかねませんよね。
このような事故を防ぐために、実はこの尖った鉄柵の先端はフェイクになっているのです!
触ってみると柔らかく、グニュ~っと曲がるようになっているんですね。
これなら子供が触っても安全ですね☆
このように、アトラクションやパークの演出のために、尖ったプロップスがパーク内にはいくつか存在します。
でも、その尖ったものはゲストの安全を考慮して柔らかい素材で作られているので感動しちゃいますよね。
ホーンテッドマンションの他にも、「カリブの海賊」を通り過ぎて左側の細い路地、ブルーバイユー・レストランのあるエリアにも同じプロップスがあります。
ちょうどパイレーツトレジャーの建物の裏側あたりの、従業員が使う扉の柵にあるので探してみてくださいね☆
③ディズニーランドに歯医者さん?(ウエスタンランド)
ディズニーランドの中には、実はひっそりとたたずむ歯医者さんがあることをご存知でしょうか?
しかし、実際に私たちの歯を治療してくれる本物の歯医者さんではありません。
あくまでもパーク内の演出のために存在するプロップスです。
その場所はディズニーランドのウエスタンランドにあります。
アドベンチャーランドとちょうど境目にある場所で、飲料水が販売されている自動販売機の近くにありますよ。
丸太で作ったような木の建物をよく見てみると、「歯」の形をした看板が見えるはず。
そこには英語で「Painless Dentist」と書かれており、「痛くない歯医者」という意味が。
痛くない歯医者ならぜひ行きたい!と思ってしまいますが、この歯医者があるウエスタンランドは1860年代の西部開拓時代という設定。
この現代には、歯医者で麻酔を使う技術も発達していないことから、「痛くない」はちょっと疑ってしまいますよね。
この他にも、トゥーンタウン内にもジョークの効いたちょっと恐ろしい歯医者があるので、ぜひ探してみてくださいね。
ディズニーシーのプロップス
何気ない部分にまで小さなこだわりが詰まっているディズニーリゾートですが、ディズニーシーのプロップスにも隠れた物語があるんです。
④ジャングルには必須?小さなビンのナゾ(ロストリバーデルタ)
1930年代を舞台にしたディズニーシーの奥地にある、ロストリバーデルタ。
このエリアには、「インディ・ジョーンズ®・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮」や「レイジングスピリッツ」など、遺跡の探検や発掘現場などのアトラクションが集まっています。
このインディ・ジョーンズ®・アドベンチャー®クリスタルスカルの魔宮の方向に渡っていく1本の吊り橋がありますが、そのすぐ脇にある小さな小屋に注目してみてください。
中を見てみるとエリアに関係する様々なプロップスが並んでいます。
野菜や果物、民芸品、たくさん積まれた木箱などが目に入ってきます。
しかし、その中に雑に積まれた荷物の中に気になる1つの木箱があるんです。
よく見てみると十字のマークが入った医薬品のようなビンのプロップスがあるんですよ。
実はこれは「QUININE(キニーネ)」と呼ばれるマラリアの特効薬。
ジャングルの奥地では蚊によって、頭痛や高熱、吐き気などを招き最悪の場合死に至ることもあるマラリアが流行っています。
そんなジャングルには欠かせない特効薬がしっかりと置いてあるなんて、さすがディズニーの細かな演出ですよね。
⑤アラビアンコーストのラクダの秘密(アラビアンコースト)
ディズニーシーのアラビアンコーストにある市場には、ゲームが楽しめる「アブーズ・バザール」というショップがあります。
その近くには知っている人も多いと思いますがかわいいラクダのプロップスが置かれているんです。
ラクダと一緒に写真撮影したり、子供が背中に乗ったりできるので、ここはディズニーシーの中でも人気のフォトスポットなのです。
実はこのラクダ、ただ置かれているだけのラクダではないのです。
なんとこのラクダはたまに鳴くのです。
ただ地面で休憩しているラクダだと思いがちですが、たまに「ヴォーヴォー」という鳴き声を出すので注目してみてくださいね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
普段はほとんど気にしないディズニー内のプロップスですが、細かな設定があり、ちゃんとエリアに沿った物語が隠されているんですね。
それぞれのエリアの雰囲気を表現してくれているプロップスには、ディズニーらしいこだわりが光っています。
パーク内を散策する際は、ぜひプロップスを観察して新しい発見をしてみてくださいね☆
キャステルの記事に テーマパークの最新情報をお届けします |