【バルスだけじゃない】天空の城ラピュタの名言12選!ムスカやパズー、ドーラの名言満載!

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    1986年公開のスタジオジブリ映画『天空の城ラピュタ』は、伝説の空に浮かぶ島・ラピュタをめぐり、少年パズーと少女シータの冒険を宮崎駿監督が描いた物語。「バルス!」というセリフは、一度も『天空の城ラピュタ』を見たことがない人でも聞いたことがあるのではないでしょうか。この記事では、『天空の城ラピュタ』で登場する有名な名セリフや心に響く名言をまとめていきます。

    こんにちは、Reneです。

    宮崎駿監督や高畑勲監督で知られるスタジオジブリの記念すべき第1作目の長編アニメーション映画『天空の城ラピュタ』。

    無償のやさしさと無垢な勇気を持つ少年パズー、自分の運命と対峙して自らの手で切り開いていく少女シータ、世界を相手に傲慢さと支配欲を募らせる悪党ムスカ。

    たくさんのキャラクターたちが登場する『天空の城ラピュタ』には、心に響く名言やくすっと笑えるユーモアのある名セリフがたくさん盛り込まれています。

    アドベンチャー映画として子どもが見て楽しめる『天空の城ラピュタ』ですが、大人が見ても感動や人生観を揺さぶられるような奥深さがあります。

    この記事では、『天空の城ラピュタ』で登場する名言・名セリフを場面の紹介や考察を交えてご紹介します。

    お気に入りのセリフを見つけて、心に残してみてください。

    天空の城ラピュタの名言:パズー・シータ「バルス」

    パズーとシータ
    出典:公式サイト
    パズーとシータ

    『天空の城ラピュタ』を代表する名セリフといえば、物語終盤、ムスカの支配を阻止するためにパズーとシータが唱えた「滅びの呪文」です。

    ふたりは、世界を救うために自分たちの死を覚悟して「バルス」と言い放ちます。

    出会って日の浅いふたりですが、苦楽を共にし、成長し、助け合った絆の深さが、ふたりの強く握り合うこぶしから感じ取れますね。

    『天空の城ラピュタ』が地上波放送される際は、パズーとシータの「バルス」というセリフに合わせて、一斉にネットユーザーがツイッターで「バルス」とツイートする通称「バルス祭り」が盛り上がります♪

    地上波放送がある際は、是非バルス祭りに参加してみてください。

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    天空の城ラピュタの名言:パズー「きみが空からおりてきた時、ドキドキしたんだ。きっと素敵なことが始まったんだって。」

    シータとパズー
    出典:公式サイト
    シータとパズー

    飛行船から転落したシータを偶然見つけ、追手から逃げる手助けをする決意をしたパズーに対して、シータは自分のせいで危険な目に合わせてしまっていると負い目を感じます。

    そんなシータに対して、パズーはシータの罪悪感を拭いながら前向きになれるような言葉をかけてあげます。

    パズーにとってシータとの出会いは、亡き父の冒険を引き継ぐための運命のようなものですので、決して迷惑に思ったり、危険な目に遭わされているという感情はありません。

    それを「ドキドキしている」「素敵なことが始まる」という言葉で素直に伝えられることが優しくて素敵です。

    天空の城ラピュタの名言:パズー「ドーラだってわかってくれるさ。見かけよりいい人だもん。」

    パズーとドーラ
    出典:公式サイト
    パズーとドーラ

    ドーラは、シータの飛行石を狙っていましたが、パズーと出会いシータを助けるための仲間になり、飛行船に乗船させてあげたり、仕事を与えたり、自分の信念に忠実に生きる空賊ボスであることが分かります。

    男勝りで口調が荒いので、多くの人が初めのうちは誤解してしまうこともあるでしょう。

    空賊という職業だけで悪い人だと決めつけて、ドーラの人となりを知ろうとしない人もいるでしょう。

    しかし、パズーはドーラの優しさと強さをいち早く見出し、空賊という肩書や口調の粗さなどの表面的な人間性だけでドーラを判断することはありませんでした。

    偏見を持たずに、その人の本質を見抜くことができるのは、やさしい心と柔軟な考え、心の余裕を持っている証拠です。

    ちなみに、このパズーの発言をドーラは偶然聞いてしまい、驚いたような表情をしていますが、内心はうれしかったに違いありません。

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    天空の城ラピュタの名言:パズー「僕が馬鹿じゃなくて力があれば守ってあげられたんだ。」

    パズーとシータ
    出典:公式サイト
    パズーとシータ

    ムスカに捕獲されてしまったパズーは、シータによってひとりだけ解放されて死ぬ運命を免れることができます。

    しかし、身代わりになったシータを助けたいパズーは、ドーラのところへ行き協力を頼む際、このセリフを発しました。

    自分の弱さや失敗を認めることは、とても難しいことであり、これができる人こそが強くなり、成長し、人の心を惹きつけるような魅力的な人になれるのではないでしょうか。

    実際に、この言葉を聞いたドーラは、パズーに何かを見出したような表情をみせて協力することを決めます。

    天空の城ラピュタの名言:シータ「国が滅びたのに王だけ生きているなんて滑稽だわ」

    シータとラピュタ
    出典:公式サイト
    シータとラピュタ

    自分の名誉や支配欲のため、味方・敵関係なしに人の命を大切にしないムスカに向かってシータが放った言葉です。

    世の中の戦争を見ていると、国のトップ同士の争いに罪なき国民が兵士として戦場に送り込まれ、コマのように扱われています。

    しかし、このような争いで失った命が戻ることはなく、残された人たちの間では喪失による悲しみしか残りません。

    戦争や対立を仕掛けたトップの人間たちが、鉄壁に守られ、国が滅びても生き続けることができるおかしな構図を強く非難したセリフでもあります。

    左翼思想を持っていることで知られている宮崎駿監督の思想が垣間見えるワンシーンでした。

    天空の城ラピュタの名言:シータ「土に根を下ろし、風と共に生きよう。種とともに冬を越え、鳥と共に春を歌おう。」

    シータとパズーとロボット兵
    出典:公式サイト
    シータとパズーとロボット兵

    シータが生まれたゴンドア谷で古くから伝わる歌の一節。

    技術と文明が発達したラピュタ島で暮らしていたシータの先祖たちは、疫病が蔓延した際に、最新技術や最先端科学を捨ててでも、地上に降りる決意をしました。

    私たちの現実社会でも、ものすごいスピードで技術が進み、便利な道具やシステムが日常生活に導入されていますよね。

    この先、人間社会がどんな未来へ突入するのか想像つきませんが、このシータの言葉を聞くと、それでも最終的に人々の心と体を癒すのは自然であり、わたしたち人間はどんな科学や技術を持っていても、自然との共存を求めるのであると唱えているように思えます。

    天空の城ラピュタの名言:ドーラ「静かすぎる。こういう時は動かないほうがいい。」

    ドーラ
    出典:公式サイト
    ドーラ

    シータとパズーが飛行石の力を使って洞窟に降りた際、このまま追いかけるほうが吉のように見えますが、ドーラは追いかけずに様子を見るという選択をします。

    ドーラは若いころから空賊として現場での経験を積んできたため、経験による感性が研ぎ澄まされていることが分かります。

    多くの経験をして、多くの失敗と成功を重ねていないと、ここぞという時の決断に迷いがでてしまうものです。

    実際、パズーとシータは洞窟から抜け出したところで待ち構えていたムスカに捕獲されてしまうため、ドーラの判断は正しかったのです。

    天空の城ラピュタの名言:ドーラ「40秒で支度しな」

    ムスカによってシータが危険にさらされたことを知ったパズーは、ドーラ達に助けを求めますが、その際にドーラが放つセリフです。

    「仲間にいれてあげる」という意味を持つこのセリフは凡庸性が高く、思わず日常生活でも使ってみたくなりますね。

    また、「すぐに準備しな!」「急げ!」という代わりに「40秒」というタイムリミットを設けるワードチョイスもユーモラスでかっこいいです。

    天空の城ラピュタの名言:ドーラ「女は度胸だ。お前たち護衛しな。」

    ドーラ
    出典:公式サイト
    ドーラ

    日本語では、「男は度胸、女は愛嬌」なんて言われていますが、空賊の女ボスをやっているドーラは、自らチームを引っ張り、危機的状況の渦に真正面から突っ込んでいく度胸を持ったかっこいい女性です。

    ドーラは、シャルル・ルイ・アンリの空賊3兄弟の母親をしながら、空賊集団のボスもやるスーパーウーマン。

    口調は荒いものの、誰よりも素早く決断する能力にたけていて、周りがおどおどしている中、ひとり自信に満ちた様子で集団を引っ張ります。

    ボスの見せる自信に満ち溢れた背中ほど心強いものはありません。

    3人の息子の母親として、空賊のボスとして、愛嬌よりも度胸を鍛え上げたドーラ。

    女性特有の母性や包容力を兼ねそろえているドーラは、恐れられながらもみんなから頼られ愛される存在として活躍しています。

    兵士たちをコマのように扱うムスカに対して、自らが鉾を持ち弟子たちの盾として先陣を切るドーラは、対照的に描かれています。

    天空の城ラピュタの名言:ムスカ「まるで人がごみのようだ。」

    ムスカ
    出典:公式サイト
    ムスカ

    シータの持つ飛行石を奪うために、利用してきた味方の兵士たちを必要なくなった瞬間、切り捨てたムスカ。

    ラピュタ島から次々と兵士たちが地上へと落下していく様子を見てムスカが言い放った言葉です。

    非人道的であり、いかにムスカの人間性が腐りきっているかが分かる一節でした。

    天空の城ラピュタの名言:ムスカ「ラピュタは滅びぬ。何度でも蘇るさ。ラピュタの力こそ人類の夢だからだ。」

    ムスカ
    出典:公式サイト
    ムスカ

    飛行石を持って逃げるシータを追い詰めたとき、それでも抗うシータにムスカが言った言葉です。

    ラピュタの不滅性を語っているだけのようにも聞こえますが、人類はどんなに大きな争いをして喪失感を知っても、時間経過によって再び同じことを繰り返してきました。

    人間の欲望の愚かさ、結局は歴史で起きたことを繰り返す社会の普遍性を示唆していると受け取ることができます。

    一方で、長年ラピュタに人生をささげてきたムスカの強い憧れから生まれた言葉であるとも受け取ることができます。

    天空の城ラピュタの名言:ムスカ「目が、目があああ。」

    パズーとシータが滅びの呪文「バルス」と唱えた瞬間、ラピュタは強い光線を放って自滅していきます。

    元々、目が悪かったムスカは強い光線を直接浴びたことで失明してしまうのですが、その時の暴れ方のインパクトが強く、多くの視聴者の間で話題となり、『天空の城ラピュタ』を代表する名言として語り継がれています。

    ムスカは、生粋の悪党思想の持ち主で、スタジオジブリの作品史上最も救いようのないヴィランと言われている一方で、振り切った悪党ぶりに一部からは根強い人気を誇ります。

    因果応報ともいえるムスカの最期のセリフでした。

    まとめ

    この記事では、『天空の城ラピュタ』の名言を12個厳選しました。

    各キャラクターごとに人間性や社会の本質を鋭く突いたようなセリフが多く登場しているので、名セリフの深い意味を理解することで『天空の城ラピュタ』の作品理解にもつながるでしょう。

    『天空の城ラピュタ』を視聴する際は、セリフや名言にも注目してみてください。

    ▼ジブリキャラクターの名言
    ジブリキャラクターの名言117選!宮崎駿監督が生み出した深い名セリフを作品ごとに紹介

    【バルスだけじゃない】天空の城ラピュタの名言12選!ムスカやパズー、ドーラの名言満載!

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