【マーベル】『ヴェノム』のあらすじ&キャラクター解説!凶悪だけどかわいいヴィラン?続編についても!
スパイダーマンの宿敵であり、マーベル史上最も残虐な悪とされる『ヴェノム』。凶悪な見た目からは想像もつかないお茶目な一面やその秘密、EMINEMが歌うかっこよすぎる主題歌、ヴェノムを演じた俳優についても詳しくご紹介していきます。
みなさんこんにちは!年間300本以上の作品を鑑賞している映画オタクのきーももです♡
ついに筆者の大好きな作品をみなさんにご紹介できる日がやってきました。
MARVEL史上最悪のヴィランとも言われるスパイダーマンの宿敵『ヴェノム』です!
ダークなシルエットにびっしり生えた牙。
長い舌に獲物を狙ってヨダレを垂らす姿は何度見ても怖すぎますよね。
しかし、みなさんここで諦めないでください!
悪魔のような見た目のヴェノムですが、そのキャラクターは意外とおちゃめで知れば知るほど可愛く見えてきたりするんです。
『ヴェノム』の魅力をたくさん紹介していくので、かっこよくてちょっぴりかわいいダークヒーロー『ヴェノム』の沼にどっぷりハマっていきましょう♡
・『ヴェノム』って一体何者!?
・映画『ヴェノム』の豪華すぎるキャストと製作陣
・実はかわいい!?『ヴェノム』の5つの秘密
・映画『ヴェノム』の続編は?
・映画『ヴェノム』のかっこよすぎる主題歌を歌うのはEMINEM
映画『ヴェノム』ってどんなお話?
まずは、ヴェノムのあらすじをご紹介していきます。
◆宇宙からの帰還
物語の始まりはスペースシャトルの不時着。
宇宙探査から帰還したライフ財団のスペースシャトルが謎のトラブルによりマレーシアに不時着しました。
乗組員全員が原因不明の死亡。
実はライフ財団が宇宙探査から持ち帰ったのは地球外生命体のサンプルでした。
◆「シンビオート」
4つサンプルを持ち帰ったライフ財団でしたが、不時着のトラブルの際に1つのサンプル容器が破損し、中に入っていた物質が現場にいた作業員に寄生し逃亡してしまいました。
この地球外生命体の寄生物質こそが「シンビオート」です。
残りの3つのシンビオートを使い、ライフ財団の代表・ドレイクはシンビオートを人間に寄生させる人体実験を行います。
ドレイクは、人間はやがて地球では生きていけなくなると考えており、宇宙に進出してそれに適応した身体能力を身につけるべきだと言うのです。
宇宙に適応する身体を手に入れるためにシンビオートを悪用する過激な思想の持ち主でした。
◆エディ・ブロック
正義感の強いジャーナリスト、エディ・ブロックはライフ財団の人体実験疑惑の情報を掴み、それがホームレス失踪事件とも繋がっているのではないかと考えました。
実際に人体実験を繰り返し、多数の死者を出しているライフ財団。
エディはライフ財団の研究施設への潜入取材を試みます。
しかし、そこで被験者と接触してしまったことでエディの身体に異変が現れます。
◆「何か」が俺に寄生している
異常な食欲と、止まらない嘔吐。
そして聴こえる「エディ…」と自分に呼びかける声。
得体の知れない「何か」が自分に寄生していると感じました。
その頃、ライフ財団は「シンビオート」が研究施設から消えたことに気づき、その寄生先がエディであることを突き止めていました。
シンビオートを捕獲するためにライフ財団の人間がエディに近づき銃口を向けた時、シンビオートとエディは一体化したのです。
◆「俺たちはヴェノムだ」
牙をむき出しにした恐ろしい見た目と今にも襲いかかってきそうなルックスと強靭なパワー、圧倒的なスピードが特徴的です。
さらには、人をも食べてしまう残虐性を持ち合わせたヴェノム。
エディの正義の心はヴェノムの悪の心に飲み込まれ、最強で最悪のダークヒーロー「ヴェノム」が誕生しました。
『ヴェノム』って一体何者!?
ヴェノムは『スパイダーマン』の宿敵として1985年にマーベルコミックスの「The Amazing Spider-Man」に登場しました。
まるで黒いスパイダーマンのようなその見た目と、スパイダーマンとは正反対の凶暴さは読者に大きな衝撃を与え、同時に多くのファンを生み出しました。
◆映画『スパイダーマン3』に登場
2007年には、映画『スパイダーマン3』にも登場。
主人公ピーターに人生を奪われたと訴える新聞記者、エディ・ブロックがその憎しみや嫉妬の感情を爆発させ、ヴェノムに変身しました。
作中では「ヴェノム」やヴェノムの元となる地球外生命体「シンビオート」という言葉は出ておらず、「スーツ」として表現されています。
スーツの胸の部分にはスパイダーマンにもあるクモのシルエットが描かれていて、完全に悪のスパイダーマンと言った感じです。
◆ダークヒーロー『ヴェノム』
2018年に公開されたのが今回ご紹介する映画『ヴェノム』です。
新聞記者のエディ・ブロックがヴェノム変身するという設定は変わっていませんが、作中にはスパイダーマンは登場せず、ダークヒーローのヴェノムが単体で描かれています。
◆ヴェノムがスパイダーマンと共演しない理由
『ヴェノム』はMARVEL作品ではありますが、配給元のソニー・ピクチャーズ エンターテインメントが手がけるSony’s Universe of Marvel Characters (SUMC)の作品であり、アベンジャーズに登場する『スパイダーマン ファーフロムホーム』のMCUとは別の世界観で作られています。
そのため、同じマーベルコミックスから誕生した作品ではありますが、SUMCのヴェノムがMCUのスパイダーマンと共演したり、アベンジャーズに参加すると言うのはなかなか難しいようです。
映画『ヴェノム』の豪華すぎるキャストと製作陣
1人のジャーナリストがシンビオートに寄生され最強・最悪のダークヒーローとなる『ヴェノム』。
主演を務めるのはトム・ハーディ。
『マッド・マックス』や『レヴェナント 蘇えりし者』など数多くの作品に出演する実力派俳優です。
彼はスタン・リーらと共に製作総指揮にも加わっています。
共演には『グレイテスト・ショーマン』のミシェル・ウィリアムズ、『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』のリズ・アーメッドなど豪華すぎるキャストが揃いました。
製作には『アメイジング・スパイダーマン』を担当したアヴィ・アラドも参加。
VFXスーパーバイザーにはクリストファー・ノーランのチームで『インセプション』『インターステラー』と2度のオスカーを受賞したポール・フランクリンが担当しています。
彼らの技術により、ヴェノムの凶悪極まりないルックスがフルCGで完成されました。
◆エディ・ブロック(トム・ハーディ)
エディ・ブロックは、体を張った取材をするジャーナリスト。
強い正義感の持ち主ですが自己中心的な性格と、取材の強引なやり方から、周りと衝突してしまうことも少なくありません。
疑惑のあるライフ財団を調査したため、家も財産も失ってしまいましたが、やがて調査を再開し研究施設に潜入した際にシンビオートに寄生されてしまいます。
◆アン・ウェイング(ミシェル・ウィリアムズ)
アン・ウェイングは、エディの恋人で弁護士。
弁護士としてライフ財団の調査をしていましたが、アンのパソコンを勝手に覗き見たエディのとばっちりを受け、事務所を解雇されてしまいました。
その件で喧嘩になり1度はエディと別れますが、彼がシンビオートに寄生されてしまってからは彼を救おうとしてくれます。
◆カールトン・ドレイク(リズ・アーメッド)
カールトン・ドレイクは、ライフ財団の社長です。
宇宙からシンビオートを持ち帰り、人体に寄生させようとしている過激な思想の持ち主。
実はかわいい!?『ヴェノム』の5つの秘密
恐ろしい見た目をしているヴェノムですが、残虐なだけでなくかわいらしくてちょっぴりおちゃめな1面も持っているんです。
◆種族名は「シンビオート」
ライフ財団が宇宙から持ち帰ってきた地球外の寄生生命体「シンビオート」。
このシンビオートがエディに寄生したことで「ヴェノム」が誕生しました。
シンビオートは単体では力を発揮できず、人間や動物に寄生することで最強のパワーを発揮します。
寄生された人間は、超人的な腕力やスピード、回復力を手にすることが出来、感情をシンビオートと共有することでさらに強い力を発揮することができます。
シンビオート自身にも意思があり、宿主と会話をすることも可能です。
◆性格は寄生する人間によって変わる!?
ヴェノムはシンビオートと人間が合体して、初めて成立するキャラクターです。
そのため、寄生する宿主やその性格が変わると、キャラクターとしての性格や立ち位置も大きく変わります。
凶暴なキャラクターであることには変わりありませんが、無関係な人を襲うことは無く、時には人助けをすることもあります。
これはヴェノムの宿主であるエディの正義感の強い性格が大きく関係しているのでしょう。
◆ヴェノムはチョコレートが大好き
いつもお腹を空かせているヴェノムですが、エディに「人間は食べるな」と注意されるとチョコレートをおねだりするんです。
あの怖すぎるルックスでチョコレート好きと言うギャップがかわいすぎますよね。
実はこのチョコレート好きにはコミック版で設定されたある理由がありました。
シンビオートは人間の部位の中でも特に「脳」が大好きなんです。
人間の脳を食べたがるのは、脳にある神経伝達物質のフェネチルアミンが大好物だからだそう。
このフェネチルアミンはチョコレートからも摂取することができるので、ヴェノムはチョコレートを欲しがるんですね。
◆『ヴェノム』にはスパイダーマンの事件が登場する
作品の中でエディがライフ財団を取材する時に恋人のアニーが言った「NYデイリー・グローブ社でのような事は繰り返さないで」というセリフ。
実はここにスパイダーマンとの繋がりが隠されているんです。
コミック版ではエディは元NYデイリー・グローブ社の人気記者でした。
彼は、殺人犯だと名乗る人物のインタビューを記事にしますが、スパイダーマンが真犯人を捕まえたことでエディの記事は誤報だったと分かり、新聞社をクビになってしまいます。
MCUとSUMCの関係で共演は難しいとされるスパイダーマンとヴェノムですが、こういった形で繋がりを見られるのはファンとしてはものすごく嬉しいですよね。
◆ヴェノムがエディを選んだのは「負け犬」だから?
ヴェノムはエディに寄生してしばらくしてから「お前が気に入った」「俺は自分の星では、お前のような負け犬だった」と言います。
シンビオートは寄生すると宿主の能力や性格だけでなく、記憶や意識も手に入れるのだとか。
そのため、ヴェノムはエディに寄生することでこれまでのエディの経験や性格を知り、「負け犬」という共通点を見つけたのでしょう。
寄生する時間が長くなるほど、宿主との繋がりは強くなるようで最初は凶暴さの目立つヴェノムでしたが作品の後半ではシンビオートの仲間であるライオットに反逆するシーンがあります。
仲間なのになぜ?と思いましたが、その理由をエディに聞かれた時ヴェノムは「お前だ。お前がそうさせた。」と話していました。
これはエディとの繋がりが強くなり、ヴェノムにもエディの正義感や優しさが宿ったと言うことでしょう。
映画『ヴェノム』の続編は?
2018年に『ヴェノム』が公開されてから3年。
2021年に続編となる『VENOM LET BE THERE CARNAGE』が公開されることが決定しています。
1作目のエンドロール後に登場したカーネイジがヴィランとして登場するようですね。
主人公のエディはトム・ハーディが続投。
恋人のアニーもミシェル・ウィリアムズが演じます。
予告編では連続殺人鬼クレタスがクモを潰す意味深なシーン。
また、マーベルコミックに登場するタブロイド紙、デイリー・ビューグルを読む警察の姿も。
予告編でこんなにワクワクさせてくれるなんて楽しみで仕方ありません♡
映画『ヴェノム』のかっこよすぎる主題歌を歌うのはEMINEM
この作品を見た人は間違いなくかっこいい!と感じるであろう主題歌「Venom」を歌うのは人気ラッパーのEMINEM。
曲の内容はヴェノムの世界観を意識して作られていて、作品に登場するキャラクターの名前や「寄生虫」「ミトコンドリア」「MARVEL」など関連するワードがたくさん使われています。
MVもまさにヴェノムの世界観そのままで、真っ黒なCDを拾った男性に「何か」が寄生するというストーリー。
男性が別の男性に触れると、「何か」は別の男性に寄生し…とシンビオートが色々なものにきせする姿を描いているようでした。
まとめ
みなさんいかがでしたか。
最強・最悪のヴィランなんて呼ばれているヴェノムですが、熱狂的なファンが多い理由が分かりますよね。
作品には登場しないものの、他のMARVEL作品との繋がりを感じさせるようなシーンもありファンにはたまりません。
MARVEL作品おなじみとなっているスタン・リーも、もちろん登場するので探してみてください。
2021年中に公開される予定の続編、とっても待ち遠しいです♡
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