【塔の上のラプンツェルのあらすじ】ストーリー&感想まとめ!
大人気ディズニー映画『塔の上のラプンツェル』のあらすじ&感想をご紹介します。ラプンツェルは子供から大人まで楽しめる素敵な作品です。まだラプンツェルを観たことのない方はネタバレにご注意を!
こんにちは、ディズニー映画が大好きな栗又です。
今回は、筆者がディズニー映画の魅力に取りつかれるきっかけとなった映画を紹介します。
2010年公開の『塔の上のラプンツェル』。
3D映画アニメーションで織りなすおとぎ話は、史上最高傑作です。
『塔の上のラプンツェル』のあらすじや感想をまとめてチェックしていきましょう♪
・塔の上のラプンツェルのあらすじ:②「ラプンツェル」の意味
・塔の上のラプンツェルのあらすじ:③魔女ゴーテルが若さに執着する理由
・塔の上のラプンツェルのあらすじ:④フリンのイケメンぶり
・塔の上のラプンツェルのあらすじ:⑤ラプンツェルとフリンの恋路
・塔の上のラプンツェルのあらすじ:⑥幼いラプンツェルが出したプリンセスの証
・塔の上のラプンツェルのあらすじ:⑦ラプンツェルとフリンの愛
・塔の上のラプンツェルのあらすじ:⑧エンディング
・塔の上のラプンツェルのあらすじ:感想
・ディズニー映画なら「Disney+(ディズニープラス)」
塔の上のラプンツェルのあらすじ:①プロローグ
ある王国のお妃様が、お腹の中に赤ちゃんを宿しながら重い病にかかってしまいました。
国中の人びとは、どんな病でも治るという魔法の花を探し始めます。
先に魔法の花を見つけていた魔女のゴーテルは、花を隠して独り占めして若さを保っていました。
しかし、ひょんな事から花は兵士に見つかってしまいます。
魔法の花を飲んでお妃様は元気になりましたが、魔法の花の力は生まれた子どもの王女に宿りました。
魔法の花を取り戻したいゴーテルは、王女を森深い塔の中へ誘拐。
その王女が「ラプンツェル」であり、彼女は18年間塔の中に閉じ込められ、魔法の力を守るために髪は21mにまで伸びていました。
ラプンツェルは、窓から空を見る生活を続けていました。
次第に、「自分の誕生日にだけ光る星、灯篭(とうろう)を見たい」と思うようになります。
そんな時、盗みを働いたフリンがラプンツェルの閉じ込められている塔に侵入。
フリンとの出会いをきっかけに、ラプンツェルの灯籠を見る夢をかなえるための冒険が始まりまるのでした。
塔の上のラプンツェルのあらすじ:②「ラプンツェル」の意味
ラプンツェルは、日本語でいうと「サラダ菜」に当たるもので、実物は「絡まった」野菜のことです。
「ラプンツェル、髪を下ろして」と歌うと、ラプンツェルは窓から髪を、塔の下にいる魔女ゴーテルの所まで下げます。
ゴーテルが下ろされたラプンツェルの髪の毛に捕まると、ラプンツェルは髪の毛の引き上げ、ゴーテルを家の中へ迎え入れます。
名前の意味も日本語に訳せば「サラダ菜、髪を下ろして」なので、本当の意味をラプンツェルが知ったら相当傷つきますよね。
原作では、魔女ゴーテルはある夫婦にラプンツェルを盗まれてしまい、代償として身ごもっている赤ん坊が生まれ次第、引き渡すよう要求します。
ゴーテルの元に引き渡された赤ん坊は「ラプンツェル」と名付けられました。
本作でも少し、何か意味があるように感じられます。
物語の冒頭では、ゴーテルが幼いラプンツェルの髪をとかしながら、外は危ないのだと言い聞かせて塔の外に行かないように教育が施されます。
ゴーテルは、ラプンツェルのことを慈しむような目をしながら「私の”お花”」と呼ぶのでした。
18年後。
ラプンツェルは、生活能力はもちろん、キャンドル作りにチェスもできる、優しくて知性に溢れた美しい女性になりました。
ゴーテルはラプンツェルを鏡の前に自分の横に並ぶように立たせ、「鏡を見て。自信に満ち溢れた美しい女性が立っているわ。」
あたかもラプンツェルに語りかけるように話します。
しかし、「あ、あなた隣にいたの。冗談よ。真剣に受け取らないで。」と続くのです。
ゴーテルにとってのラプンツェルの価値は、魔法の花だけで、利用するためだけのもの。
利用するだけのラプンツェルを、外に出ないように自立心と独立心を奪い続けなければなりません。
ラプンツェルをちゃんとした女性だと認められた日には、やっかみが始まるでしょう。
ゴーテルとラプンツェルの関係性は、原作よりも名前の由来の通りに「絡まって」しまったようです。
塔の上のラプンツェルのあらすじ:③魔女ゴーテルが若さに執着する理由
ゴーテルについては、過去についても交友関係についても描かれていません。
しかし、自分だけ長生きしたら大切な人は先に逝き、独りぼっちになりますよね。
自然の摂理に従って死を迎えたいと願うのが自然です。
ゴーテルが逆らって若さに執着するのは、大切な人は誰一人いなく、「若く美しい自分」であることのみ価値を見出しているからではないでしょうか。
そして、ゴーテルも自分自身を愛すことができていません。
ただ、ゴーテルが認めた自分の良い点、「若く美しい女性」であり続けること。
それが、「ゴーテルがゴーテルであるための理由」だと思います。
本作で一番可哀想なキャラクターであることは確かです。
・【ゴーテル】プロフィールまとめ!ラプンツェルの母親?性格や声優についても!
塔の上のラプンツェルのあらすじ:④フリンのイケメンぶり
ラプンツェルは灯籠を見に行くためにゴーテルにお願いをしてみるも、ゴーテルの異常さが垣間見えるほどに強く怒られます。
塔に侵入してきたフリンに連れて行ってもらうことにしますが、ラプンツェルにとっては初めての反抗であり、外の世界です。
草も川も風も全てを体で感じ取れる喜び、元々人間の世界にいながら知らないことだらけ。
そして、フリンという男性の存在も初めてです。
塔から勝手に抜け出したことに罪悪感を覚えますが、やはり自由は素晴らしいと喜び、またゴーテルのことも想います。
ゴーテルのマインドコントロールの凄さも見えますが、ラプンツェルはゴーテルがやってはいけないと言ったことに対して、反抗した喜びと恐怖を交互に感じています。
「良い」「悪い」と天使と悪魔のように葛藤している中で、自分自身を客観的に見つめられるようになれば、ゴーテルからのマインドコントロールを抜け出す第一歩となれます。
ちょうど良いタイミングで、フリンがラプンツェルのことを面倒に思い始め、ラプンツェルに共感したフリをし、このまま旅を続ければゴーテルが悲しむため中止だと誘導します。
そこでラプンツェルは強く「いやよ!」と言い返します。
第三者のフリンから、このまま旅を続けていくかという話を聞いても、揺るぎのないラプンツェルの決意から出た言葉。
このシーンで、ラプンツェルは少しずつゴーテルのマインドコントロールから解放され、自分の心を取り戻していきます。
フリンがラプンツェルを邪険にしているようにしか見えないのに、ラプンツェルにとてもいい影響を与えている所が凄いですね!
フリンはそれなら、と悪党が集まるレストランに連れて行きますが、逆にフリンが賞金首になっていたので危なくなりました。
ラプンツェルは「自分の夢を叶えるために必要だからフリンを手放して欲しい」、「みんなにだって夢があったでしょう」と訴えかけます。
これにより、悪党の夢の話をそれぞれ聞き、夢を応援されることになります。
「色々な人の話を聞く」というラプンツェルにとって必要なことをフリンは自然と与えているんです。
フリンは意外に物語の初期から中身もイケメンですね。
・塔の上のラプンツェル「フリン・ライダー」徹底解説!本名はユージーン!ディズニー1番のイケメン
塔の上のラプンツェルのあらすじ:⑤ラプンツェルとフリンの恋路
2人はフリンの追っ手から逃げる途中で、本名や髪の持つ力なども打ち明けます。
他者に心を開くというのは、フリンも同じであるようです。
家族以外の誰にも心を開いたことがない、という似た者同士で、力を合わせてなんとか安全なところまでに逃げてくる頃には、お互いの魅力に惹かれ合うようになります。
ただ灯籠に連れて行ってもらうだけの予定でしたが、恋心を抱いた2人は、何かを確かめ合うように見つめ合いながら灯籠流しをします。
何も知らないラプンツェルが、色んなことを知って飛び出していく世界で迫る追っ手、一生涯の夢の灯籠流しを体験していくのですが、これは圧巻の映像美なしには何も語れません。
ぜひみなさんにも見ていただき、体験して欲しいところです。
この後、ゴーテルの策略にハマり、ラプンツェルにはフリンが宝を持って一人で船に乗っているように見えます。
フリンの裏切りを悲しく思ったラプンツェルは、自分の意志でゴーテルの胸の中へ戻ってしまいました。
塔の上のラプンツェルのあらすじ:⑥幼いラプンツェルが出したプリンセスの証
ラプンツェルはゴーテルと塔に戻りますが、ゴーテルはラプンツェルに「だから外は危ないって言ったじゃない。もう全て忘れなさい」と諭します。
ラプンツェルの塔の暮らしが始まろうとします。
それよりも、フリンが自分よりも宝を選んだことに傷ついたラプンツェルは、ベッドの上に横になり天井に目を追いやります。
するとどうでしょう。
手元に隠し持っていた国旗のハンカチと、天井に国旗と同じ形の絵が何個もあることに気づいたのです。
ゴーテルは、誘拐というよりも、「魔法の花」を奪い返しただけと思っているはずです。
ゴーテルはラプンツェルを乳児期から育てていますが、育児に集中するという訳ではなく、自分のための時間も大切にしていたと思います。
ラプンツェルは誘拐される数ヶ月~1年ぐらい前の間は、王国の召使いや本当のお母さんの愛に触れていました。
その頃の生活のあらゆる所にあった国旗は太陽のようなマーク。
人が一番初めに描けるようになる絵は「○」です。
2歳になった頃、○の絵をぐるぐる描きながら、無意識のうちにずっと国旗を思い出しては描いて…を繰り返していました。
赤ちゃんの頃のラプンツェルだけが、本当の孤独を知っていたのですね。
そしてラプンツェルの絵には「青」と「橙」色など、お互いの色を目立たせる配色があるのですが、幼少期に描いていたとすると、その頃の精神の葛藤が伺えます。
大人になったラプンツェルの配色がうまくなっただけなのか、反対色などの表現で寂しさを訴えるのも、昔からの癖になってないか、という風にも見えてしまいます。
自分の絵が国旗だらけだと気付いたラプンツェルは、幼少期の自分のSOS、王国で見た幼い頃の王女の絵があまりにも自分に似ていることで、自分は行方不明になった王女だと気付きます。
そして、本当の意味でゴーテルから離れようとしますが、ゴーテルは離しません。
塔の上のラプンツェルのあらすじ:⑦ラプンツェルとフリンの愛
脱獄し、ラプンツェルを助けに来たフリンは、塔の中に入ってみると、安心したのも束の間。
ラプンツェルは口を縛られ、手足は重りをつけられ拘束、何事だと思う頃にフリンはゴーテルに刺されてしまいます。
ラプンツェルは、「フリンを助けさせてくれたら一生あなたの言うことに従う」という条件を出し、なんとか助けさせてもらうことに。
逃げないように、と重りをつけられたフリンとラプンツェルはようやく再会。
すると、フリンが突然ラプンツェルの髪を切ってしまいます。
髪を切ったことによりゴーテルは魔法の力が切れ、一気に老け込み、自ら塔の窓を飛び降りて死んでしまうのでした。
ラプンツェルは自分の一生と引き換えに、フリンは自分の命と引き換えに相手を助けようとしたのですが、最後に涙一滴にだけ宿ったラプンツェルの魔法の花の力によって、フリンは生き返るのでした。
塔の上のラプンツェルのあらすじ:⑧エンディング
オープニングと同じように、フリンがおとぎ話を読み上げるように物語を紡ぎます。
ラプンツェルは本当の両親の所に戻り、フリンとめでたく結ばれました。
絵本が閉じるかのような終わり方が魅力的です。
・【過激】ラプンツェル原作のあらすじをディズニー映画と比較!グリム童話との違いは?
塔の上のラプンツェルのあらすじ:感想
絵本を読み聞かせるような入り方、ラプンツェルの過去、そして物語が始まっていく…
このワクワク感から、映画が始まってすぐにラプンツェルの世界に引き込まれます。
塔の上のラプンツェルは、グリム童話のラプンツェルをベースにしたお話ですが、だいぶ設定が変わっています。
「本当は怖いグリム童話」はよく耳にしますが、ラプンツェルもその内の1つに入ると思います。
塔の上のラプンツェルでは色々と設定が変わっていて、誰もが楽しめるようになっています。
それでいて、更にストーリーがおもしろくなっているので、いい意味で裏切られました。
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まとめ
塔の上のラプンツェルは一人ひとりのキャラクター設定がとてもよくできています。
ひとつの行動を深く考えるともっとキャラクターが見えてきて、何かしらのメッセージを感じる映画でした。
ラプンツェルの「後悔しないように生きる」という生き方は、思っていてもなかなかできませんよね?
とても勇気付けられる映画でした!
ラプンツェルを見たことない方はぜひ、できるだけ大画面での鑑賞がおすすめ。
悪党のレストランの中ではディズニーキャラクターが出てくるので、ディズニー好きにはたまらない映画です。
ぜひ、塔の上のラプンツェルをご覧になってみてくださいね。
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