ジェームズ・ニュートン・ハワードって誰?プロフィールからディズニー映画との関わりまでご紹介!
ジェームズ・ニュートン・ハワードは世界的な大ヒット映画の映画音楽を手掛ける作曲家。『マレフィセント』(2014)や『ラーヤと龍の王国』(2021)の楽曲を作曲したのもジェームズ・ニュートン・ハワードなんですよ。そんなジェームズ・ニュートン・ハワードのプロフィールや、作曲を担当したディズニー映画作品までご紹介します。
こんにちは。ディズニーリゾート大好き2歳と4歳の2児のママTommyです。
みなさんは、ジェームズ・ニュートン・ハワードという人物をご存知でしょうか。
映画音楽界を代表する有名な作曲家であり、ディズニー映画とも深い関係のある人物なんです。
実は、『マレフィセント』(2014)や『ラーヤと龍の王国』(2021)の楽曲を作曲したのが、ジェームズ・ニュートン・ハワードなんですよ。
今回は、そんなジェームズ・ニュートン・ハワードのプロフィールやディズニー映画との関わりについて、ご紹介したいと思います。
・ジェームズ・ニュートン・ハワード:キーボーディスト時代
・ジェームズ・ニュートン・ハワード:映画音楽作曲家時代
・ジェームズ・ニュートン・ハワードのディズニー映画との関わり
ジェームズ・ニュートン・ハワード:幼少期〜学生時代
ジェームズ・ニュートン・ハワードは、1951年6月9日生まれの、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス出身の映画音楽作曲家です。
ジェームズ・ニュートン・ハワードの家族は音楽一家で、祖母はバイオリニストでした。
ハワードの父親はユダヤ人でしたが、それを子どもたちに知られたくなかったため、姓をホロヴィッツからハワードに変えたと言われています。
ハワード自身がこのことについて知ったのは、父親の死後25年経ってからのことだそう。
プロテスタントで育ったハワードは、その後再建派ユダヤ教徒となりました。
音楽一家の一員として育ったジェームズ・ニュートン・ハワードは、幼い頃から音楽に触れる機会が多く、4歳からクラシックピアノのレッスンを受けるようになりました。
そして、学生時代には、カリフォルニア州サンタバーバラのミュージック・アカデミーオブ・ザ・ウエストで、指揮者のレジナルド・スチュワートや、ピアニストであり指揮者でもあるレオン・フライシャーから専門的な技術を学びました。
その後、南カリフォルニア大学音楽学部ピアノ演奏専攻で学びますが、「ピアノの練習以外のこともやりたくなった」という理由から6週間で中退します。
ジェームズ・ニュートン・ハワード:キーボーディスト時代
ジェームズ・ニュートン・ハワードは大学中退後、ママ・ライオンというロックバンドでキーボーディストとして活躍しました。
ママ・ライオンは、今まで学んでいたクラシックピアノとは全く違うジャンルの、ハードロックに近いジャンルでありながらサイケデリックな影響も感じる作品を残しています。
その後、ダイアナ・ロスやリンゴ・スターと言ったアーティストのセッションミュージシャンとして数年活躍しました。
1975年には、当時のマネージャーがエルトン・ジョンのオーディションをハワードに受けさせ、1970年代末から1980年代初頭にかけて、エルトン・ジョンのバンドにキーボーディストとして参加してツアーを回った経験もあります。
この時期にジェームズ・ニュートン・ハワードは、エルトン・ジョンのヒット曲数曲のストリングスのアレンジを行ったり、スタジオアルバムではキーボードとシンセサイザーの追加演奏も担当していました。
ジェームズ・ニュートン・ハワード:映画音楽作曲家時代
ジェームズ・ニュートン・ハワードは、1984年に初めて映画音楽を作曲し、翌年の1985年から本格的に映画音楽作曲家として活躍するようになりました。
1990年に大ヒットしたラブコメディ『プリティ・ウーマン』の音楽を担当し、1991年にはドラマ『タイドの王様』でアカデミー賞に初めてノミネートされました。
その後、約10年の間にさらに4つの作品でアカデミー作曲賞にノミネートされるなど、多くの映画やドラマなどの音楽を作曲し、幅広いジャンルでの才能を発揮!
ミニシアター系の映画音楽を手掛ける一方で、ハリウッド超大作とも言える大きな作品でも楽曲を提供し、アカデミー歌曲賞も受賞しています。
2007年・2008年には、国際映画批評家協会が選ぶ年間最優秀作曲家にノミネートされています。
数多くの作品で、アカデミー賞にノミネートされているなんて、本当に才能あふれる多彩な人物と言えますよね!
さらに、ハワードはJNHスタジオという、自分自身のレコーディングスタジオを持っているそうです。
自分だけのレコーディングスタジオがあれば、集中して良い音楽を作曲することができちゃいそうですよね。
2010年9月には、ロンドンの王立音楽院のメディア作曲の客員教授に任命されました。
また、2015年にはマイアミ大学フロスト音楽院のヘンリー・マンシーニ研究所の新しい芸術監督にも任命されています。
ジェームズ・ニュートン・ハワードのディズニー映画との関わり
ジェームズ・ニュートン・ハワードは、ディズニー映画でもその才能を存分に発揮しています!
ハワードが楽曲を手がけたディズニー映画作品は以下の通りです。
アニメーション映画だけでなく、ディズニーの実写映画でも楽曲を提供しており、ディズニー映画においても幅広いジャンルで活躍をしていると言えますね。
2014年に公開された『マレフィセント』では、アカデミー賞にノミネートされています。
日本でも幅広い層から支持を得て、公開初週に50万837人を動員し、興行収入6億円を超える大ヒットを記録しました。
『マレフィセント』は公開してすぐに、10週連続で1位を獲得していた『アナと雪の女王』をおさえ1位を獲得。
また、2018年に公開された『くるみ割り人形と秘密の王国』で使用された楽曲は、クラシック音楽界を代表する作曲家のひとりであるピョートル・チャイコフスキーが作曲したものを、ハワードが現代風にアレンジしたものです。
そのほかにも、ハワード自身が作曲した新しい楽曲も使用されています。
「クラシック音楽は難しい」という印象を持っている方でも、現代風にアレンジされたハワードによる「現代版チャイコフスキー」なら馴染みやすいかもしれないですね!
クリスマスの雰囲気や、どこか温かい気持ちになるチャイコフスキーの名曲がすんなりと耳に入ってきて、とてもワクワクする映画なのでぜひ音楽にも注目して観てみてはいかがでしょうか。
そんなジェームズ・ニュートン・ハワードが最も好きな作曲家は、こちらも誰もが知る有名な作曲家ルートヴィヒ・ヴァン・ベートヴェンだそう!
難聴という試練と戦いながら、伝統的に受け継がれてきた作風を切り捨て、実験的な構成で作曲したり、一般的ではない技法を取り入れて数々の名曲を生み出したベートーヴェン。
ハワードも映画音楽作曲家として、ベートーヴェンのような斬新さを持って、大ヒット作品の楽曲を手掛ける程の実力が開花していったと言えるのではないでしょうか。
今までに公開されたディズニー映画作品は、どれも大ヒットしているため、今後のディズニー映画作品でも、ジェームズ・ニュートン・ハワードの楽曲を楽しむことができる可能性は高そうです!
まとめ
いかがでしたでしょか。
ジェームズ・ニュートン・ハワードが、とても才能に溢れた映画音楽作曲家であるということが伝わったでしょうか。
ディズニー映画はもちろん、『シックスセンス』、『バットマン・ビギンズ』、『ダークナイト』など、映画ファンなら堪らない名作の楽曲も担当しているので、ぜひ、ハワードの作品を鑑賞して楽しんでみてくださいね!
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