謎が多すぎるドラマ『ワンダヴィジョン』をネタバレ解説!これを読めば全て分かる!
『アベンジャーズ/エンドゲーム』のその後の物語が描かれたドラマ『ワンダヴィジョン』。ポップな雰囲気のシットコムドラマかと思いきや、ストーリーが進むにつれて謎や闇が深まる不気味な作品なんです。1度見ただけでは理解しきれない難解作なので、このネタバレ解説記事を参考に、ストーリーを理解してみてくださいね♡
皆さん、こんにちは!
年間300本以上の作品を見ている映画オタクのきーももです♡
マーベル大好きな筆者がご紹介するのは、マーベルスタジオ初のオリジナルドラマ『ワンダヴィジョン』です!
『ワンダヴィジョン』の物語の舞台は『アベンジャーズ/エンドゲーム』の後の世界とされていますが、第1話からなんだか辻褄の合わない不可解なシーンが展開されていきます。
ストーリーが進むにつれて、最初に感じた違和感や不気味さの謎が少しづつ明らかになっていくとはいえ、1度見ただけでは全て理解しきれないほどの情報量!
そこで今回は、『ワンダヴィジョン』全9話のストーリーを、1話ずつネタバレありで徹底解説していきます!
ストーリーだけでなく、至る所に散りばめられた伏線についても考察しながらご紹介するので、参考にしてみてくださいね♡
・ドラマ『ワンダヴィジョン』登場人物・キャスト
- ◆ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ
- ◆ヴィジョン
- ◆アグネス/アガサ・ハークネス
- ◆モニカ・ランボー/ジェラルディン
- ◆ダーシー・ルイス
・【ネタバレ】ドラマ『ワンダヴィジョン』のストーリー
- 第1話「公開収録でお送りします」
- 第2話「チャンネルはそのまま」
- 第3話「カラー放送」
- 第4話「番組を中断します」
- 第5話「問題エピソード」
- 第6話「ハロウィーンの不気味な夜に」
- 第7話「第4の壁を破って」
- 第8話「前回までは」
- 第9話「シリーズ最終回」
ドラマ『ワンダヴィジョン』とは
2021年1月にディズニープラスオリジナルドラマとして配信がスタートした『ワンダヴィジョン』。
全9話からなるストーリーは、一言では言い表せない不気味さと難解さを持ち合わせています。
1話ずつのネタバレ解説の前に、ドラマ全体の大まかなあらすじをおさらいしておきましょう!
ドラマ『ワンダヴィジョン』登場人物・キャスト
ドラマ『ワンダヴィジョン』には、たくさんのキャラクターが登場しますが、その中でも物語の鍵を握る重要な登場人物をご紹介します。
◆ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ
ワンダは、ウエストビューに引っ越してきた『ワンダヴィジョン』の主人公。
普通の人間の暮らしに馴染めるように日々奮闘しています。
ウエストビューでの生活における不可解な出来事には、ワンダの力が関係しているようで…。
◆ヴィジョン
ヴィジョンは、ウエストビューに引っ越してきたワンダの夫。
計算サービス会社に勤務しながら、普通の人間の生活に溶け込めるよう日々努力しています。
◆アグネス/アガサ・ハークネス
ウエストビューの住人で、ワンダの家の隣人。
謎めいた言動と行動が多い彼女の正体は魔女。
ワンダが持つ力を狙っているようです。
◆モニカ・ランボー/ジェラルディン
キャロル・ダンヴァース(キャプテン・マーベル)の親友であるマリア・ランボーの娘。
アメリカの公的機関「SWORD」のエージェントでウエストビューの調査をしていました。
しかし、ウエストビュー全体を覆うバリアに触れたことで、ワンダたちの世界に取り込まれてしまい、ウエストビューの住人ジェラルディンとしてワンダに接触します。
◆ダーシー・ルイス
ジェーン・フォスター(マイティソーシリーズに登場)の親友にして天文物理学者。
SWORDによるウエストビューの調査に同行しています。
【ネタバレ】ドラマ『ワンダヴィジョン』のストーリー
※ここから先は物語のネタバレが含まれます。まだ見ていない方は注意してくださいね!
第1話「公開収録でお送りします」
ウエストビュー郊外で幸せな結婚生活を送っているワンダとヴィジョン。
2人は普通の人間の生活に溶け込むため、家の外では超能力を隠して暮らしています。
お隣に住むのは陽気で世話焼きなアグネス。
ワンダの面倒をよく見てくれますが、時折不可解な言動・行動をすることも。
2人の結婚生活がシットコムドラマとして放送されているかのようなストーリー展開です。
◎CM「スタークインダストリーズのトースター」
メッセージ《スタークインダストリーズ製品が、あなたの未来を作ります》
「トースター」とは、原作コミックでのヴィジョンのあだ名。
もともとはトニー・スタークのAI執事であったヴィジョンも、スターク社の製品ということなのでしょうか…?
第2話「チャンネルはそのまま」
ウエストビューの住人たちと交流を含めようとするワンダですが、彼女の周りでは次々と不可解な現象が。
白黒の世界にカラーのドローンが現れたり、ラジオから「ワンダ」と呼ぶ声がしたり…。
そして、ワンダは突然お腹が大きくなり、妊娠が発覚します。
また、自宅前のマンホールから虫にまみれた防護服の謎の男が現れますが、恐怖を感じたワンダが「ダメよ」と言うと、画面が巻き戻りヴィジョンとの幸せなシーンに。
ヴィジョンとワンダは妊娠の幸せを喜び合い、ドラマが白黒からカラーに変わりました。
◎CM「ストラッカーの時計」
メッセージ《ストラッカーは常に時を刻む》
「ストラッカー」とは、ワンダと弟ピエトロに人体実験を施したヒドラの残党です。
第3話「カラー放送」
第2話で妊娠が発覚したワンダは、12時間でみるみるうちにお腹が大きくなり、その日のうちに双子の男の子を出産。
妊娠期間はわすが2日間でした。
生まれた双子を見て、「私も双子だった」と言うワンダ。
その言葉に対し、出産に立ち会った友人のジェラルディン(正体はウエストビューの調査をしているモニカ・ランボー)が「ウルトロンに殺された、そうでしょ?」と衝撃の発言をします。
家に戻ったヴィジョンが「ジェラルディンは?」と尋ねると、ワンダは「帰ったわ」と微笑みます。
ジェラルディン(モニカ・ランボー)は外の世界へ飛ばされてしまったのです。
◎CM「ヒドラ・ソーク(石鹸)」
メッセージ《全てを水に流して、自分だけの世界へ》
この「ヒドラソーク」は、ドラマ『エージェントシールド』のシーズン4第17話にヒドラの洗脳石鹸として登場しています。
その際、SHIELDのコールソンは、ヒドラは石鹸に薬を混ぜて石鹸を使った人を洗脳していると推測していました。
第4話「番組を中断します」
第4話では現実世界の物語が描かれます。
舞台は『アベンジャーズ/エンドゲーム』で消された人たちが戻ってきた瞬間です。
サノスによって消されてしまっていたモニカ(第3話まではジェラルディンとして登場)は、病院で目覚めます。
モニカは、消される前の職場であるアメリカの公的機関SWORDのエージェントに復帰し、ウエストビューという街の調査に向かいます。
ウエストビューを詳しく調査するため、街に張られたバリア付近へドローン(第2話に登場)を飛ばしますが、ドローンと共にモニカもバリアの中へ吸い込まれてしまいます。
その後、天文学者のダーシーがウエストビューの周波数を拾ってテレビに繋ぐと、ウエストビューで放送されている番組と思われる『ワンダヴィジョン』というシットコムドラマが流れました。(第1話~第3話)
そして、ドラマの登場人物は全員、現実世界では失踪状態であることが判明するのです!
そこで、ダーシーは、ラジオの周波数を使ってウエストビューに交信を試みます。
その声が、第2話でラジオから聞こえた「ワンダ」と呼ぶ声。
そして、SWORDの隊員は、排水溝からマンホールを通ってウエストビューへと向かいます。
このSWORDの隊員が、第2話でマンホールから出てきた防護服の謎の男です!
第3話のラストシーンで飛ばされてしまったジェラルディン(モニカ)は、現実世界からやってきた人間だということがワンダにバレてしまったために、ワンダの世界から追放され、現実世界へ戻ってきたという訳なんですよ。
つまり、第4話では、ウエストビューで起きている出来事は全て、「ワンダが作り出した幻想」であることが明らかになりました。
第5話「問題エピソード」
舞台はワンダの幻想の世界であるウエストビューに戻ります。
双子の世話をするためやってきたアグネス。
双子はというと、自分たちの意思で年齢を操る力を持っていて、0歳からあっという間に5歳に成長。
さらに、拾ってきた犬を飼うため、自分たちの年齢を10歳まで成長させてしまいます。
犬はスパーキーと名付けられ、可愛がられていましたが突然亡くなってしまいました。
スパーキーの亡骸を抱えて届けに来るアグネス。
双子は「生き返らせて。ママならできるでしょ?」とワンダに頼みますが、ワンダは「できない」と言うのでした。
場面は変わり、ヴィジョンが職場でPCを開くと、SWORDからウエストビューの不可解な出来事に関するメールが届いていました。
同僚たちが声を揃えてそのメールを読み上げているのを不審に思ったヴィジョンが同僚の頭の中を覗くと、「助けてくれ、家族がいるんだ」というメッセージが。
家に帰ったヴィジョンは、同僚の本当の姿(頭の中)を見たことをワンダに話し、ワンダが何をしているのか問い詰めるのでした。
◎CM「ラゴスのペーパータオル」
メッセージ《好きで失敗したんじゃない》
ラゴスとは、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で、ワンダが誤って一般人の被害を出してしまったナイジェリアの都市の名前です。
「好きで失敗したんじゃない」と言うのは、ワンダの心の声なのかもしれません。
第6話「ハロウィーンの不気味な夜に」
ハロウィーンの準備をするワンダたち。
街の見回りに向かったヴィジョンは、街の外れでさまようアグネスと遭遇。
アグネスは、「ヴィジョンがアベンジャーズであること」「ヴィジョンは既に死んでいること」など、ヴィジョンの記憶から消された真実を打ち明けるのでした。
ヴィジョンはウエストビューの境界にあるバリアから外に出ようとしますが、現実世界に触れたヴィジョンは、身体が壊れていってしまいます。
身体が壊れるという現象は、ヴィジョンは現実世界では既に死んでいるために生じていると考えられます。
◎CM「YO-MAGICのヨーグルト」
メッセージ《ヨーマジックで生き延びな》
「YO-MAGIC」は、「Your Magic=あなたの魔法」を意味しているのではないかと言われています。
ワンダに対する「あなたの魔法で生き延びろ」というメッセージなのかもしれません。
第7話「第4の壁を破って」
ワンダの代わりに双子の面倒を見るアグネス。
その頃、現実世界では、モニカが再びバリア内へ侵入します。
ウエストビューへ現れたモニカはワンダを説得しに向かいますが、反発するワンダに攻撃を受けてしまうのでした。
ところが、モニカはその攻撃を跳ね返します。
モニカはスーパーパワーを持っていたのです。
アグネスはワンダを自分の家に連れて帰りますが、アグネスに預けたはずの双子の姿がありません。
そこで、アグネスはついに「私はアガサ・ハークネス」と、魔女であることを明かすのでした。
双子が可愛がっていた犬のスパーキーも、実はアガサに殺されていたのです。
◎CM「NEXUSの精神安定剤」
メッセージ《どの現実かは選択可能》
精神的に不安定になってしまったワンダに勧めるように登場する精神安定剤のCM。
医師の診断のもと、好きな現実を選べるというメッセージは、「ドクターの助言のもとでNEXUSを使えば自由に現実を選べる」という『ドクターストレンジ:マルチバースオブマッドネス』に繋がる伏線ではないかと思われます。
第8話「前回までは」
アガサの目的は、ワンダがウエストビューを覆うほどのバリアを作り出せた力の秘密を聞き出すこと。
しかし、ワンダ自身もなぜバリアを作り出してしまったのか分かりませんでした。
アガサは、ワンダの記憶を覗き見ます。
その記憶から、アガサはワンダがインフィニティストーンの1つである「マインドストーン」から強大な力を与えられたことを知るのです。
ヴィジョンの死を受け入れられないワンダの感情は爆発し、力を暴走させ、ウエストビューの住民を巻き込んだシットコムの世界を作り上げてしまいました。
ワンダの記憶を全て見たアガサは「無から存在を作り出す力」は危険だと言い、ヴィジョンや双子を作り出したワンダの力を「カオス・マジック」と称し、彼女を「スカーレット・ウィッチ」と名づけるのでした。
第9話「シリーズ最終回」
SWORDの長官ヘイワードが送り込んだ白いヴィジョンが現れ、ワンダを殺そうとしています。
しかし、ワンダが作り出したヴィジョンがそれを阻止。
ワンダ・ヴィジョンVSアガサ・ホワイトヴィジョンとの戦いが始まります。
激しい戦いに勝利したのはワンダたちでした。
ウエストビューを覆っていたバリアを解き、街の住人を解放させ、ワンダ自身も我に返ります。
ワンダはウエストビューの我が家でヴィジョンと愛する子供と共に最後の時を過ごします。
次の日の朝、バリアは全て解かれ、ワンダの作りだした家族は消えてしまいました。
場面は変わり、ワンダは遠く離れた山間に小屋を建てて暮らしています。
部屋の奥にはスカーレット・ウィッチが、魔法の書(ダークホールド)を読んでいました。
この後のワンダのストーリーは、映画『ドクターストレンジ:マルチバースオブマッドネス』で描かれます。
まとめ
ディズニープラスオリジナルドラマ『ワンダヴィジョン』についてご紹介しましたが、参考になりましたか?
1度見ただけでは理解しきれない情報量なので、何度も繰り返し見ると新たな発見があるかと思います。
各話で流れたCMにも意味があるなんて驚きですよね!
他作品との繋がり知ると、より面白く見られるので解説記事を参考にしながらチェックしてみてくださいね♡
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