『ドクター・ストレンジ2』ネタバレ解説!あらすじ、登場人物&キャストまとめ

    • るんにゃん

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    MCUの人気作『ドクター・ストレンジ』の続編『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス』(以下『ドクター・ストレンジ2』最新情報!公開日、あらすじ、予告編、登場人物&キャストをまとめて紹介します。MCUフェーズ4の中心人物であるドクター・ストレンジを主役とした待望の2作目の内容に迫ります!

    こんにちは!ディズニー大好き大学生、るんにゃんです♪

    マーベルシリーズの中で筆者が1番好きなヒーロー、ドクター・ストレンジ。
    続編となる『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(以下『ドクター・ストレンジ2』)が、2022年5月4日(水)に公開されました!

    まだ単独作品は1作目『ドクター・ストレンジ』と本作の合計2作しかないものの、他のMCU作品にもたびたび登場し、重要な役割を担っているドクター・ストレンジ。

    今回は、『ドクター・ストレンジ2』の情報をまとめてお伝えします♡

    記事後半では、実際に『ドクター・ストレンジ2』を見てきた筆者のネタバレありの考察や、映画を見る前に見ておきたい作品や注意点についてもお伝えしています!

    『ドクター・ストレンジ2』予告編と公開日

    『ドクター・ストレンジ2』は、なんと全米公開日の2022年5月6日(金)に先駆け、2022年5月4日(水・祝)に公開されました!

    まさか全米より先に見ることができるとは…筆者もビックリしました。
    『ブラック・ウィドウ』でも全米より早く日本公開となりましたが、このような公開も増えてくるのかもしれませんね。

    また、『ドクター・ストレンジ2』は上映方式も多いことで話題となりました。
    通常上映よりもサウンドシステムを強化したドルビーアトモスやIMAX 3D、画面に合わせて座席が揺れたり風・香りなどのエフェクトが発動する4DXでも上映されています。

    『ドクター・ストレンジ2』前半のあらすじと注目ポイント【ネタバレなし】

    ドクター・ストレンジ
    ドクター・ストレンジ

    実際に本編を鑑賞してみると、予告編だけでは本作のあらすじは把握しきれないことがわかります。
    ここではネタバレなしでストーリー序盤のあらすじをご紹介しましょう。

    【ネタバレなし】序盤のあらすじ

    前作で別れた恋人・クリスティーンの結婚パーティーに出席していたドクター・ストレンジ。
    しかし会場の外から聞こえてきた騒ぎを確認してみると、なんとニューヨークの街中で少女が巨大な魔物に追われていました。

    すぐさま魔術師の衣装になって少女の救出と魔物の制圧に向かうドクター・ストレンジ。
    兄弟子のウォンも合流し、なんとか魔物を撃退しますが、少女はその場から逃げ出そうとします。

    不審に思ったドクター・ストレンジたちが少女を問い詰めると、彼女はアメリカ・チャベスという名で、他の次元=マルチバースからやってきたことを告白。
    アメリカ・チャベスは彼女の能力を狙うものから追われており、すでに70ものマルチバースを移動してきたといいます。
    しかも彼女自身は次元を移動する能力をコントロールできないこと、別の次元のストレンジ(ディフェンダー・ストレンジ)に弟子入りしていたものの、ディフェンダー・ストレンジに裏切られ殺されそうになったことが明らかになります。

    ストレンジとウォンはアメリカ・チャベスを保護し、彼女の安全を確保する方法を模索。
    ストレンジはマルチバースについて詳しいワンダに助言を求め、彼女の元を訪れますが……。

    ネタバレなしでご紹介できる序盤のあらすじはここまで!
    ネタバレありで最後まであらすじを知りたい方は、記事の後半をご覧くださいね。

    【注目ポイント】前作とのつながりは?

    前作では、スティーブンが魔術師になるまでを描きました。
    そして、闇の魔術の力で世界を破滅に導こうとする、魔術師カエシリウスとの戦いで幕を閉じました。

    スティーブンは、初代ソーサラー・スプリームの名を模した首飾り、アガモットの目を受け継いでいます。
    このアガモットの目というのは、実はタイム・ストーン(インフィニティ・ストーン)だったのです!

    タイム・ストーンを受け継いだスティーブンは、時間を操る術を身につけました。

    その後のストーリーは『マイティ・ソー バトルロイヤル』やアベンジャーズシリーズで描かれていますよ。

    『ドクター・ストレンジ2』は『アベンジャーズ/エンドゲーム』後のストーリーです。
    スティーブンは自身が継承したタイム・ストーンの研究をしているようですが…。

    しかし『アベンジャーズ/エンドゲーム』時点で、サノスによってインフィニティ・ストーンは破壊されているはず。
    破壊されたインフィニティ・ストーンには、タイム・ストーンも含まれています。

    アベンジャーズはタイムトラベルをし、過去のインフィニティ・ストーンを現在に持ってくる、という作戦でサノスに勝利しました。
    その後、持ち出した過去のインフィニティ・ストーンは、キャプテン・アメリカが元の時代のあるべき場所に返しています。

    失われたはずのタイム・ストーンの研究とは、一体どのようなものなのでしょうか?
    もしこの研究が、他のインフィニティ・ストーンにも関わる内容だとしたら?

    関連する作品も多いので、『ドクター・ストレンジ2』を見る前に1度おさらいをしておくのもおすすめですよ♪

    『ドクター・ストレンジ2』後半のあらすじと注目ポイント【ネタバレ注意】

    『ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス』後半のあらすじ
    出典:公式サイト
    『ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス』後半のあらすじ

    それではここから、物語後半のあらすじや注目ポイントがっつりネタバレありでご紹介します。
    自分で観るまで詳しく知りたくないという方はここで読むのをストップしてくださいね!

    【ネタバレあり】後半のあらすじ

    ドクター・ストレンジはマルチバースを移動する能力を持つアメリカ・チャベスについてワンダに相談。
    ワンダもそれに協力する姿勢を見せますが、実は彼女にはある狙いがありました。

    『ワンダヴィジョン』で、禁断の魔術が書かれた「ダークホールド」を手にしていたワンダ。
    ワンダはアメリカ・チャベスの次元移動能力を奪って自分のものにし、『ワンダヴィジョン』の中で失った息子たちが生きている別の次元へ行こうとしていたのです。

    ワンダはアメリカ・チャベスが匿われているカマ―・タージを襲撃。
    ワンダの圧倒的な力でカマ―・タージは壊滅寸前に陥りますが、間一髪でアメリカ・チャベスの能力が発動し、ドクター・ストレンジはアメリカと共に別の次元へと飛ばされてしまいます。
    いくつもの次元を超えてストレンジがたどり着いたのは、サノスを倒すために犠牲となったストレンジがヒーローとしてたたえられている次元でした。

    2人が魔術師たちの拠点=サンクタム・サンクトラムへ向かうと、そこで彼らを待っていたのはモルド。
    モルドは当初、味方のふりをして2人を迎えますが実は「イルミナティ」のメンバーで、彼らを研究所に監禁してしまいます。
    しかもその研究所には、こちらの次元のクリスティーンが研究員として勤めていました。

    イルミナティの面々の前に引き出されたストレンジは、この次元のドクター・ストレンジ(シニスター・ストレンジ)が本当はサノスと戦って死んだのではなく、私利私欲のために力を使う傲慢さゆえに別の次元へ追放されたことを聞かされます。
    しかしその最中にこの次元のワンダがイルミナティを襲撃し、イルミナティのメンバーはモルドを除いて全滅。
    ワンダはダークホールドのすべてが記されている場所=ワンダゴアへとアメリカ・チャベスを拉致し、ストレンジとクリスティーンはまた別の次元へと飛ばされてしまいます。

    2人が飛ばされた先はシニスター・ストレンジのいる世界でした。
    ドクター・ストレンジはクリスティーンの助けを得てシニスター・ストレンジを倒し、彼が持っていたダークホールドを手にしますが、ワンダとアメリカのいる次元に戻る方法がありません。
    そこでドクター・ストレンジはワンダとアメリカのいる次元にあるディフェンダー・ストレンジの死体を操って、ワンダを止めようとします。

    ウォンもワンダゴア山でアメリカの能力を奪う儀式を始めたワンダを必死で止めようとしますが、力及ばず。
    しかしディフェンダー・ストレンジの身体を借りたドクター・ストレンジの言葉でアメリカは間一髪で自分の力をコントロールできるようになり、ワンダが望む次元へのポータルを開くことに成功しました。

    ワンダの息子たちは別次元から突然現れたスカーレット・ウィッチにおびえ泣き叫び、その次元に存在する母親=もう一人のワンダを守ろうと必死で抵抗します。
    その様子に、自分が望んだ息子たちは別の次元へ行っても手に入らないことを悟った彼女は涙を流して絶望しますが、別次元のワンダがそれを慰め、子供を諦めたワンダはポータルを閉じます。

    ワンダは自分がしたことの責任を取るためワンダゴア山を破壊し、自身もその下敷きになります。
    アメリカの能力で無事に元の次元へ戻ることができたドクター・ストレンジは、ウォンと共にアメリカをカマ―・タージで修業させることにします。

    これで一件落着かと思いきや、最後にドクター・ストレンジの顔には第三の目が開いていました……。

    注目ポイント&解説

    続いて後半部分の注目ポイントや、他のマーベル作品とのつながり、サプライズ要素についてご紹介します。
    これを読むともう一度映画が見たくなるかも!

    ◆みんなピーター・パーカーのことを忘れてしまった世界

    2022年1月公開の『スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム』では、ドクター・ストレンジが魔術を使ってスパイダーマン=ピーター・パーカーという事実を人々の記憶から消し去りました。
    本作は時系列的にも『スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム』の後に位置しますが、やはりスパイダーマンの正体を忘れる魔法をかけたドクター・ストレンジ自身も、ピーター・パーカーがスパイダーマンだということを忘れてしまったようです。

    本作の中でもドクター・ストレンジが一度だけ「スパイダーマン」という言葉を口にする場面がありますが、その口調にはスパイダーマンに対してなんの思い入れもないことが感じられます。

    ◆ウォンの方が位の高い魔術師だった!?

    本作では、ドクター・ストレンジが“指パッチン”で消えていた間に、ウォンが「至高の魔術師(=ソーサラー・スプリーム)」になっていたことが明かされました!
    ラストシーンでドクター・ストレンジがウォンに向かってお辞儀をしているシーンからもそれがわかります。

    ドクター・ストレンジももちろん実力者ですが、位としてはウォンの方が高いんですね…。
    ちなみに、同時期にソーサラー・スプリームが2人以上存在することはない、と言われています。

    本作では多くの「現実改変」が行われているため、大きなパラドックスが発生してしまった可能性もあります。
    今後この「現実改変」がどのような影響を及ぼすのか、「現実改変」について解決することはできるのでしょうか…。

    ◆アニメ『ホワット・イフ…?』とは別物

    ホワット・イフ…?
    出典:公式サイト
    ホワット・イフ…?

    『ホワット・イフ…?』はディズニープラスで独占配信されたMCUのスピンオフアニメシリーズです。
    MCU映画で起きた出来事が「もしも、こうだったら?」という仮説を基にストーリーが進行します。

    『ホワット・イフ…?』第4話はドクター・ストレンジが主人公の回。
    恋人・クリスティーンを事故死から救うためにタイムストーンを何度も使ってやり直しますが、どうしても彼女の死を回避することができません。

    そこでドクター・ストレンジは禁術を研究し、次第に闇落ちしていきます。
    その途中で闇落ちしたストレンジは別の次元のストレンジと対決し、最終的には闇落ちストレンジが勝利して宇宙の崩壊を招きます。

    『ドクター・ストレンジ2』の予告で「別のアースのストレンジが登場する」展開はこの『ホワット・イフ…?』の設定と近いものがあります。
    別のアースのストレンジの存在について知りたい方は『ホワット・イフ…?』を見ておくといいでしょう。

    ◆ラストシーンのあの人は誰!?

    ポストクレジットシーンに登場した謎の新キャラクター。
    「あれはいったい誰なの!?」と思った方も多いと思います。

    プラチナブロンドに紫のメイクが印象的なあのキャラクターは、今回MCUに初登場した「クレア」。
    映画ではシャーリーズ・セロンが演じています。

    原作コミックにおける設定では、クレアはドルマムゥ(『ドクター・ストレンジ』1作目のラスボス)の姪にあたる人物で、ドクター・ストレンジの弟子となります。
    今後ドクター・ストレンジ登場作品に絡んでくることは間違いなさそうですよ!

    『ドクター・ストレンジ2』登場人物&キャスト

    では、本作に登場するキャラクターと演じる俳優、吹替え声優についてご紹介します。
    他のMCU作品から合流する新キャストにも注目です!

    ◆スティーヴン・ストレンジ(ドクター・ストレンジ)/ベネディクト・カンバーバッチ

    ドクター・ストレンジ
    出典:公式サイト
    ドクター・ストレンジ

    本作の主人公であるドクター・ストレンジは、事故で両手の機能を失った外科医。
    とても優秀な神経外科医で、ユーモアや心遣いを持つ一方、性格はとても高飛車で、自身の利益になる手術以外は断るという傲慢な医者でした。

    しかし、スティーブンは、車の事故で医者にとって必要不可欠な両手を負傷し、手術の技術を失ってしまいます。
    あらゆる方法を試しましたが、彼の手は治りませんでした。

    手の傷と己のプライドを回復するため、スティーブンは魔術の世界へと足を踏み入れます。
    エンシェント・ワンという伝説的な人物から魔術を学び、カマー・タージでの厳しい修行の末に、魔術を習得しました。

    魔術に魅了された彼は、魔的、神秘的、不可知なものの知識を持ち、最も卓越した存在、ソーサラー・スプリーム(至高の魔術師)にまで至ります。
    遂には恩師であるエンシェント・ワンからニューヨークの「サンクタム・サンクトラム」の主にも任命されました。

    魔術師となった今でも、スティーブンは「ドクター」と呼ばれることに強いこだわりを持っています。
    これは医者の頃から変わりません。

    そのため、「ドクター・ストレンジ」と呼ばれているんですよ!

    演じるのはイギリス人俳優のベネディクト・カンバーバッチ。
    2021年公開のNetflixオリジナル映画『パワー・オブ・ザ・ドッグ』でも主演を務め、数々の批評家賞を受賞しています。
    日本語吹替えはこれまでMCU作品ですべてドクター・ストレンジを担当している三上哲さんです。

    ◆ウォン/ベネディクト・ウォン

    ウォン
    出典:公式サイト
    ウォン

    1作目にも登場した、ドクター・ストレンジの相棒ともいえるキャラクター「ウォン」が本作にも登場。
    カーマタージの寺院で魔術を学んだストレンジの兄弟子であり、ストレンジの無謀を諫める役回りでもあります。

    ウォンは2021年公開の『シャンチー』、2022年公開の『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』にも登場。
    さらに今後公開予定のディズニープラス配信のマーベルドラマ『シーハルク』にも登場することがわかっており、ドクター・ストレンジと並んでフェーズ4の作品同士を繋ぐ重要人物です。

    前作に引き続き、イギリス人俳優のベネディクト・ウォンが演じます。
    日本語吹替えは田中美央さんです。

    ◆クリスティーン・パーマー/レイチェル・マクアダムス

    クリスティン・パーマー
    出典:公式サイト
    クリスティン・パーマー

    ドクター・ストレンジの元同僚で、救命救急医のクリスティーン。
    頑固なストレンジのよき理解者である1人ですが、続編にも登場します。

    本作の序盤では、ストレンジの元カノであるクリスティーンの結婚パーティーが開かれます。
    クリスティーンへの未練がありながらも彼女の結婚を祝福している最中、事件が起こります。

    『スポットライト 世紀のスクープ』でアカデミー賞にもノミネートされたレイチェル・マクアダムスが演じます。
    日本語吹替えは前作に引き続き松下奈緒さんです。

    ◆モルド/キウェテル・イジョフォー

    モルド
    出典:公式サイト
    モルド

    モルドもドクター・ストレンジが魔術を学んだ寺院の兄弟子にあたるキャラクターで、1作目に登場しました。
    しかし1作目のエンディングでストレンジに「自然の摂理を捻じ曲げた報いがある」と忠告し、考え方の違いから訣別。
    本作ではストレンジの前に立ちはだかる敵として登場します。

    演じるのは『それでも夜は明ける』で高い評価を受け、『オールド・ガード』続編出演も決定しているキウェテル・イジョフォーです。
    日本語吹替えは前作に引き続き小野大輔さんが担当しています。

    ◆ワンダ・マキシモフ(スカーレット・ウィッチ)/エリザベス・オルセン

    ワンダ・マキシモフ
    出典:公式サイト
    ワンダ・マキシモフ

    アベンジャーズの一人であったワンダ・マキシモフ(スカーレット・ウィッチ)。
    ディズニープラスオリジナルドラマ『ワンダヴィジョン』では、ヴィジョンを失って傷ついた彼女がその後どうやって暮らしていたのかが描かれました。

    テレキネシス(物体移動能力)を操り、一時はサノスを単独で追い詰めたほどの能力の持ち主です。
    しかし『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』では弟ピエトロを、『アベンジャーズ/エンドゲーム』では恋人ヴィジョンを、そしてドラマ『ワンダヴィジョン』では2人の息子を失うというつらい経験に見舞われています。

    もちろんこれまで同様エリザベス・オルセンがワンダを演じます!
    日本語吹替えは『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』からずっとワンダを演じてきた行成とあさんです。

    ◆アメリカ・チャベス/ソーチー・ゴメス

    アメリカ・チャベス
    出典:公式サイト
    アメリカ・チャベス

    アメリカ・チャベスはマーベル・コミックに登場するキャラクターで、『ドクター・ストレンジ2』でMCUデビュー!
    マルチバースを移動できるポータルを開く能力を持っている少女ですが、自分ではコントロールできません。
    その能力のせいで両親を失ってしまい、別の次元ではドクター・ストレンジに弟子入りしていました。

    演じるのはNetflixオリジナルドラマ「ベビー・シッターズ・クラブ」でドーン役を演じ人気を博したソーチー・ゴメス。
    日本語吹替えを担当するのは鬼頭明里さんです。

    『ドクター・ストレンジ2』他作品との関係性は?

    ドクター・ストレンジは単独主役作品が1作しかないにもかかわらず、マーベル関連作品で登場頻度の高いキャラクターです。

    『ドクター・ストレンジ2』の設定や内容を理解するためには、『アベンジャーズ/エンドゲーム』より後に公開されたいくつかの作品について知っておく必要があります。

    ◆ドラマ『ワンダヴィジョン』

    ワンダヴィジョン
    出典:公式サイト
    ワンダヴィジョン

    まず1つ目がディズニープラス独占配信ドラマの『ワンダヴィジョン』です。

    『ワンダヴィジョン』では『エンドゲーム』後のワンダ・マキシモフ(スカーレット・ウィッチ)がどのように暮らしていたかが描かれますが、そのラストが本作のワンダ初登場シーンとダイレクトに繋がります。

    『ドクター・ストレンジ2』に登場するワンダの過去や感情を理解するためには、『ワンダヴィジョン』の予習がマストです。

    ◆映画『スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム』

    2つ目『スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム』は2022年1月7日(金)に日本公開されたスパイダーマン映画続編です。
    このスパイダーマンシリーズはソニー・ピクチャーズ製作のものでディズニー制作ではありませんが、ドクター・ストレンジが登場&物語の重要な役割を担っています。

    『スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム』は、スパイダーマンの正体を人々の記憶から消すためにドクター・ストレンジが次元に干渉した結果、別のマルチバースから悪役を引き寄せてしまうというあらすじです。
    「別のマルチバースの人物と戦うことになる」というのは、『ドクター・ストレンジ2』の設定にも通じています。

    『ドクター・ストレンジ2』の感想まとめ!鑑賞前に確認してほしいポイントも

    ドクター・ストレンジ
    ドクター・ストレンジ

    2022年5月4日(水)、4DX3Dの初回上映を鑑賞してきました♡
    ネタバレを含む感想や考察と、ネタバレなしの鑑賞前に確認してほしいポイントをご紹介します。

    ◆【ネタバレなし】鑑賞前に確認してほしいポイント!

    まず、筆者が鑑賞してみて感じた、『ドクター・ストレンジ2』を鑑賞する前に確認してほしいポイントをご紹介します。

    ①Disney+で配信中のドラマシリーズ『ワンダヴィジョン』は必修!

    現在、Disney+で配信中となっているMCUのドラマシリーズ『ワンダヴィジョン』。
    『ドクター・ストレンジ2』でも、ワンダ(スカーレット・ウィッチ)が登場することから、事前に見ておいて欲しい作品の1つとしてピックアップしていました。

    実際に『ドクター・ストレンジ2』を鑑賞してみて、『ワンダヴィジョン』の情報は絶対に必要になると感じました!
    まだ『ワンダヴィジョン』を見ていない、という方は『ドクター・ストレンジ2』の鑑賞前に見ておくことをオススメします!

    ちなみに、劇場では「ワンダヴィジョン」のパンフレットも発売中となっています◎
    ストーリーを振り返るパートや、キャスト・スタッフのインタビューも掲載されていますので、ぜひ買ってみてくださいね!

    ②Disney+で配信中のアニメシリーズ『ホワット・イフ…?』は必修ではないけれど、見ておくと◎

    『ワンダヴィジョン』と同じく、Disney+で配信中のアニメシリーズ『ホワット・イフ…?』。
    タイトルの通り、アベンジャーズヒーローたちの「もしも」を描く作品です。

    『ワンダヴィジョン』より優先度は低いものの、『ドクター・ストレンジ2』の鑑賞前に見ておくと、より『ドクター・ストレンジ2』を楽しめると思います!

    もし時間に余裕がある方は『ワンダヴィジョン』に続けて『ホワット・イフ…?』も見てみてくださいね。

    ③思っていたよりホラー色が濃い!ホラーとグロが苦手な人は要注意

    『ドクター・ストレンジ2』は当初から「マーベル映画史上初のホラー」という触れ込みがありましたが、監督や脚本家の交代劇もあり、どのようなテイストの映画になるのか、ハッキリとしていませんでした。

    本作で監督を務めるサム・ライミは、『スパイダーマン』シリーズの監督としても有名ですが、実は出世作はホラー映画の名作『死霊のはらわた』シリーズなんです…!

    筆者も「マーベル映画だし、そんなにホラーっぽくはないだろう」と思っていたのですが、思っていた以上にホラーとグロがたくさん!

    筆者はホラーもグロもある程度の耐性はある方ですが、苦手な人が見たら怖いと感じるシーンがあったように思います。

    極端にホラー・グロが苦手な方、暗い場所でホラー映画を見るのが苦手な方は、配信やDVD・Blu-rayの発売を待つのも手だと思います。

    ◆【ネタバレあり】『ドクター・ストレンジ2』の感想と考察

    ここからは、ネタバレを含む情報が満載となります!
    鑑賞前の方はご注意くださいね。

    『ドクター・ストレンジ2』を見てみて、第一に感じたのは「MCUシリーズの可能性」でした。

    マルチバースを使ったストーリー展開に加え、中盤で登場した「イルミナティ」。
    そして、本編ラストシーンでドクター・ストレンジの額に開いた「第三の目」と、ミッドクレジットシーンで登場した、シャーリーズ・セロン演じる「とある女性」…。

    「Doctor Strange will return(ドクター・ストレンジは帰ってくる)」のメッセージの通り、続編への期待が高まる終わり方となっていました♪
    フェーズ4の終わりもまだまだ見えず、これからのMCUシリーズの展開も楽しみですね!

    ここからは、『ドクター・ストレンジ2』で、筆者が気になったシーンをピックアップしてご紹介します。

    ①たくさんの「ドクター・ストレンジ」が登場したけど、やっぱり本質はみんな同じ?

    『ドクター・ストレンジ2』には、複数の「ドクター・ストレンジ」が登場しました!

    最初に登場した、ポニーテール姿でスペイン語が話せるドクター・ストレンジが「ディフェンダー・ストレンジ」、終盤で登場した、闇堕ちしているドクター・ストレンジが「シニスター・ストレンジ」。

    ちなみに、『ホワット・イフ…?』で登場した、邪悪なドクター・ストレンジと、『ドクター・ストレンジ2』で登場するシニスター・ストレンジは、別人なんだそう。
    ドクター・ストレンジを演じるベネディクト・カンバーバッチがインタビューで証言していました。

    このように見た目や歩む道はそれぞれですが、本質はみんな似ていましたね。

    やはり、どのドクター・ストレンジも独りよがりで戦い、仲間と共闘したり情報を共有したり…ということはしていないと感じます。

    私たちのよく知るドクター・ストレンジも、サノスとの戦いでは、アイアンマン(トニー・スターク)を犠牲にして勝つ未来を、誰とも共有せずに戦っていましたし、ディフェンダー・ストレンジも「世界を守るためなら犠牲もやむなし」といった性格でした。

    しかし、本作を通してドクター・ストレンジは少し柔らかくなった印象を受けます。

    本編のラスト付近、全ての戦いが終わってカマー・タージに帰ってきた後、ドクター・ストレンジがウォンに対してお辞儀をするシーンがありました。

    序盤ではウォンに「ソーサラー・スプリームにはお辞儀をするもの」と言われてもお辞儀をしなかったドクター・ストレンジでしたが、今回の戦いでまた一つ、成長したように思います。

    ②まさかのワンダ(スカーレット・ウィッチ)がメインヴィラン!?生死はどうなったの?

    『ワンダヴィジョン』のラストや予告編を見る限り、ワンダ(スカーレット・ウィッチ)は味方についてくれるものだと思っていました。

    ところが、『ドクター・ストレンジ2』のメインヴィランはまさかのワンダ!

    ワンダは、子供の頃に紛争で両親を亡くし、唯一の肉親だった弟・ピエトロも亡くし、大切な存在だったヴィジョンすら自分の手で殺すことになり、そのヴィジョンの犠牲すらも無駄になる…壮絶な人生を歩んだ人だと思います。

    また、「別バースの自分は子供と幸せな家庭を築いているのに、私には子供がいない」というのも、見ていて辛かったです…。

    ラストシーン、ワンダは全マルチバース中の「ダークホールド」を、元となるワンダゴアごと消し去ることで抹消しました。
    ワンダも同時に、瓦礫の下敷きとなってしまって…。

    生死について言及はありませんでしたが、ドクター・ストレンジの反応を見る限り、亡くなったのではないかなと思います。

    ちなみに、Disney+では『アガサ:ハウス・オブ・ハークネス』というドラマシリーズの配信が決定しています。
    『ワンダヴィジョン』のスピンオフ作品のような形で、ワンダの能力を奪い取ろうとしたアガサ・ハークネスを主人公としたドラマとなります!

    『アガサ:ハウス・オブ・ハークネス』でも、ワンダの姿が描かれるのでしょうか?

    ③「イルミナティ」が登場!でも今回限りの可能性も…?

    予告が公開された時点で予想も出ていましたが、『ドクター・ストレンジ2』で「イルミナティ」が登場しました!
    リーダーのプロフェッサーXを演じたのはX-MENシリーズで老齢期のチャールズを演じてきたパトリック・スチュワート!
    これには思わず驚きの声をあげたX-MENファンの方も多かったのではないでしょうか?

    「イルミナティ」とは、マーベルの原作コミックに登場する秘密結社で、各界のリーダーたちが協力し合えば、宇宙からの脅威も防げるのでは?と考えて結成された、まるで首脳会議のようなチームです。
    アベンジャーズとの違いは、やはり政治的な圧力を受けないという点でしょうか。

    原作では、
    ①【アベンジャーズ代表】アイアンマン/トニー・スターク
    ②【アトランティス代表】ネイモア
    ③【ファンタスティック4と科学者の代表】ミスター・ファンタスティック/リード・リチャーズ
    ④【インヒューマンズ代表】ブラックボルト
    ⑤【X-MEN/ミュータント代表】プロフェッサーX/チャールズ・エグゼビア
    ⑥【魔術師代表】ドクター・ストレンジ
    以上の6人がメンバーとなっています。

    『ドクター・ストレンジ2』で登場したイルミナティは、別バース「アース838」のイルミナティのため、メンバー構成が一部変わっていました。

    誰がどの代表なのかは明言されていませんでしたが、アイアンマンとネイモアとドクター・ストレンジの代わりに、モルドとキャプテン・カーター(ペギー・カーター)とキャプテン・マーベル(マリア・ランボー)が加入していましたね!

    アース838のモルドは、アース838のドクター・ストレンジの死後、ソーサラー・スプリームになり「マスター・モルド」と呼ばれる存在になっているようです。
    しかし、作中で全員が倒されてしまったこと、MCUのメインユニバースではないことを考えると、今後登場する可能性は低いのかもしれません…。

    ただ、以前から議論されていたX-MENシリーズのMCU参入について、『ドクター・ストレンジ2』にプロフェッサーXが登場したことで何か動きがあるのかなと、少し期待しています!

    まとめ

    今回は『ドクター・ストレンジ2』の最新情報をまとめてお伝えしました!

    他記事ではMCUシリーズの時系列や、見ておくべき作品なども記載しています。
    特にディズニープラスで配信中の『ワンダヴィジョン』は『ドクター・ストレンジ2』に繋がっている作品です。

    ぜひ『ドクター・ストレンジ2』を見る前に、今までのストーリーを振り返ってみてくださいね♪

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