【閲覧注意】本当は怖いディズニー映画の原作まとめ!グリム童話は残酷なものが多い?!
ディズニー映画といえば、シンデレラや白雪姫など、ハッピーエンドで終わるものが多いですよね。夢や魔法に満ちたディズニーアニメ作品ですが、その原作には子どもには到底聞かせられない残酷なものや性的なものも混じっています。今回は、ディズニー映画のもととなっている原作についてまとめました!
こんにちは、グリム童話を原文で読めるようになりたい、わさおです!
今回は、ディズニー映画の原作についてご紹介します。
ディズニーのアニメーション映画といえば、メルヘンでファンタジーなものを思い浮かべます。
しかし、実はその元になっているストーリーは驚くほど残酷で怖いんです…。
子供に見せやすいディズニー作品になる前の、恐ろしい原作についてみていきましょう。
・本当はグロテスクな「白雪姫」
・本当は血生臭い「シンデレラ」
・本当はおぞましい「眠れる森の美女」
・本当はハッピーじゃない「人魚姫」
・不純な愛だった「ラプンツェル」
ディズニー映画における「メルヘン」とは?
ディズニー映画というと「メルヘン」という言葉を思い浮かべる方もいるのではないでしょうか?
そもそもメルヘンとは、ドイツ語のMärchen(メルヒェン)から派生した言葉です。
ヨーロッパ各地で発生した、空想上の物語のことを指します。
メルヘンの特徴は、
・人語を解する動物が登場する点
・妖精や魔法使い、巨人など、人間以外の種族が存在する点
などがあります。
そのルーツは、民話や口承文学およびそれらを基にした創作童話にあります。
これらをまとめて人々に書物として伝えたのが、先のグリム兄弟(ドイツ)やシャルル・ペロー(フランス)などの編集著者たちです。
彼らはヨーロッパ各地に残る口承文学を文字に起こし、一般の人々に広めていきました。
その過程で、子どもに聞かせにくい個所を削除したり、曖昧にしたりという手も加えられました。
その最終形態がディズニー映画であり、子供にも安心して見せられる内容になっているんですね♪
ここからは、お子様には見せられない、大人向けの原作の世界を紹介していきます。
本当はグロテスクな「白雪姫」
継母に命を狙われながらも森で七人の小人と出会い、毒りんごがきっかけで王子と結ばれた白雪姫。
映画『白雪姫』は、グリム童話を原作にしたディズニー初の長編アニメーション作品です。
その原作は、よりグロテスクな内容です。
まず、白雪姫の母は継母ではなく実の母という説があります。
娘の美しさに嫉妬した母親が、狩人に白雪姫を殺すように命じ、肝臓を取ってくるように言いました。
母親は狩人が差し出した肝臓を塩茹でにして食べ、白雪姫の美しさを得ようとしたのです。
しかし、狩人が持ち帰ったのは豚の内臓だったため、魔女は次の作戦に…。
森の中で小人と暮らす白雪姫に、魔女はなんと三度も自ら手を下しにきます。
①しめひもで首を絞められ窒息死
→帰宅した小人が縄を切ったため生還
②毒のくしを頭に刺され毒殺
→帰宅した小人がくしを取ったため生還
③毒りんごを食べさせられ毒殺
→棺桶につまずいた拍子に吐き出し生還
結局、白雪姫を殺せなかった母親は、白雪姫とプリンスの結婚式で公開処刑されています。
その処刑方法は「焼けた靴を履かせて死ぬまで躍らせる」というもの。
忘れられない結婚式になりそうですね…。
【白雪姫の原作】ディズニー映画との違いは?本当は怖い白雪姫の原作まとめ!内容とストーリーを完全ガイド!
本当は血生臭い「シンデレラ」
ガラスの靴とかぼちゃの馬車といえば「シンデレラ」♪
信じれば夢は必ず叶うという、希望を与えるディズニーの名作です。
ディズニー作品では、シャルル・ペローの「シンデレラ」を原作にしています。
継母や義姉たちに虐げられていたシンデレラが、王子に見初められプリンセスとなる姿が描かれていますよね。
しかし、原作の「シンデレラ」は血の気が多いようです。
灰かぶりと呼ばれいじめられていたシンデレラは、鳥たちに協力を得て舞踏会に行きます。
王子様との舞踏会でダンスを楽しんだ後、シンデレラは会場に靴を残してきます。
シンデレラを探すため、靴を持った家来たちがやってきました。
継母は、王子様と結婚できれば歩かずに済むからと、義姉たちのかかとや指をそぎ落としています。
なんとか靴を履いたものの、血まみれの足がバレて2人とも家に帰らされてしまいます。
シンデレラは無事に見つけられ、王子様と結婚することに!
ラストシーンでは、シンデレラの結婚式に参加した義姉たちの目玉があの鳥たちにくり抜かれてしまいます。
履いていた靴が血に染まり、目玉が飛び出る結婚式…恐ろしいですね。
【グロ注意】シンデレラの原作が怖い!ディズニー映画との違いは?足を切り落とし、目をえぐり取る?!
本当はおぞましい「眠れる森の美女」
悪い魔女の呪いにより眠ったオーロラ姫を助けるため、身を呈して戦うプリンス。
まさにメルヘンの王道である『眠れる森の美女』は、シャルル・ペローを原作にアニメ化したものです。
その原作は、ハッピーエンドの後が恐ろしいもの。
幸せに暮らしましたとさ…のあとの後日談が描かれているんです。
なんと、フィリップ王子の母親である王妃が食人主義。
オーロラ姫の子供(つまり王妃の孫)を食べようとするのです!
それに気づいた王子は赤ん坊を守りますが、実の息子に裏切られた王妃はショックで自殺。
ホラー映画の題材にもなる食人(カニバリズム)や自殺というショッキングな内容が詰まっているのです
ディズニー映画『眠れる森の美女』のあらすじをネタバレ&感想付き解説!登場人物&ストーリー!原作は怖い?
本当はハッピーじゃない「人魚姫」
陸の世界に憧れて王子と結ばれることになる「リトル・マーメイド」。
原作はデンマークの童話作家、詩人、ハンス・クリスチャン・アンデルセンの「人魚姫」です。
ハッピーエンドで締めくくられたディズニー作品とは異なり、原作では悲恋が描かれています。
人魚姫は魔女との契約で、「王子に愛される」か「王子を殺さなければ」泡になって消えてしまうと約束します。
彼女は、愛する男を殺すことも、共に生きることもできず、そのまま泡となって消えてしまうのです。
ディズニーのハッピーエンドを知っているだけに、原作を読むと悲しい気持ちになってしまいますね…。
不純な愛だった「ラプンツェル」
誘拐されたラプンツェルを盗賊のユージーンが助け出す物語『塔の上のラプンツェル』。
ラプンツェルは無事に家族のもとへ帰り、ユージーンは心を入れ替え恋に落ちます。
しかし、原作ラプンツェルには、子供には語れない性的な描写も含まれているんです。
ある日、塔の上で妖精に育てられているラプンツェルのもとに、王子が密会にきて夜をともにします。
ラプンツェルが妖精に「ねえ、名付け親のおばさん、わたしのお洋服きつくなっちゃって…」と発言したことで密会&妊娠が発覚。
怒った妖精は、ラプンツェルの髪を切って塔から追い出します。
ラプンツェルは1人で双子を生んで、ひっそり育てることになりました。
そんなこととは知らず、王子はいつものように塔を訪れ、髪をつたって塔を登ります。
しかし、そこにはラプンツェルはおらず、絶望した王子は塔から身を投げ、そのひょうしに両目がポロッと落ちてしまいます。
失明した王子は長いこと彷徨(さまよ)うはめになりましたが、ある日ラプンツェルの歌声を聞いて彼女と再会。
王子に抱き着いたラプンツェルの涙が王子の目にかかった瞬間、彼は視力を取り戻します。
結果的にはハッピーエンドなのかもしれませんが、波瀾万丈な人生を送っていますね。
【過激】ラプンツェル原作のあらすじをディズニー映画と比較!グリム童話との違いは?
まとめ
いかがでしたか?
日本の昔話もそうですが、童話というのは、原文は恐ろしい要素が隠れているものです。
ディズニー作品の原作となったものもまた、意外なストーリーが隠れています。
ディズニーとの違いを見ていくのもおもしろそうですね。
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