【タワー・オブ・テラー】どんな仕組み?春キャンシーズンは怖さレベルアップ!
ディズニーシーの最恐アトラクション「タワーオブテラー」。ディズニーリゾートでトップクラスの怖さを体験できるタワー・オブ・テラーの仕組みやバックグラウンドストーリーをご紹介します。さらに、例年1〜3月にかけて行われている「春のキャンパスデーパスポート(春キャン)」シーズンでは、いつもより恐怖を味わえる「LEVEL13 “シャドウ・オブ・シリキ”」が実施されます。その詳細についてもご紹介!
こんにちは!ディズニー大好きみーこです。
ディズニーシーに行けば、高くそびえ立つ不気味な建物を誰もが一度は見上げたことがあると思います。
それこそディズニーシーで最恐絶叫アトラクションと言われる「タワー・オブ・テラー」。
ディズニーリゾートには様々な絶叫アトラクションがありますが、タワー・オブ・テラーはその中でも最もストーリー性があり、身の毛もよだつ恐怖体験ができると恐れられているアトラクションでもあるのです。
一度乗ったことがある方は、あのアトラクションの不思議な仕組みが気になったことはありませんか?
今回は、そんなタワー・オブ・テラーの驚きの仕組みや、細かなバッググラウンドストーリー、期間限定で登場する「LEVEL13 “シャドウ・オブ・シリキ”」の怖さレベルをご紹介します!
・タワー・オブ・テラーの場所
・タワー・オブ・テラーのストーリー
・シリキウトゥンドゥの8つの掟
・タワー・オブ・テラーの仕組み
・シリキ・ウトゥンドゥが消えるタワー・オブ・テラーの仕組み
・コースによるタワー・オブ・テラーの怖さの違い
・一番怖いタワー・オブ・テラーがある
・一番怖いタワー・オブ・テラーの座席
タワー・オブ・テラーとはどんなアトラクション?
タワー・オブ・テラーの舞台は、過去に謎に包まれた悲劇の事故を起こしたホテルハイタワー。
ゲストは見学ツアーの参加者という設定で、ホテルの最上階に行くためのエレベーターに乗ると、再び呪いの偶像シリキウドゥンドゥが現れ恐怖体験をすることに。
エレベーターが急上昇、急降下するフリーフォール系のアトラクションなので、ディズニーリゾートでも珍しいタイプの絶叫系アトラクションです。
タワー・オブ・テラーの高さは59メートルありますが、実際に落下が開始する地点は約38メートルの高さ。
落下の瞬間に窓の外の様子が見えるので、強い浮遊感が味わえるのも特徴です。
おそらくディズニーリゾートで最もスリルが高い最恐アトラクションではないでしょうか。
タワー・オブ・テラーの場所
タワー・オブ・テラーは、ディズニーシーのアメリカンウォーターフロントにあります。
ディズニーシーの玄関口から正面に広がるハーバーを左に曲がり、右手にリドアイルなどが広がる坂道をまっすぐ登って行きましょう。
しばらくすると、大きな白い建物“マクダックス・デパートメントストア”が出てくるので、正面に大きな船“SSコロンビア号”が見える右側の道をまっすぐ進みます。
すると正面に茶色い塔タワー・オブ・テラーが出てくるのですぐに分かると思います!
タワー・オブ・テラーのストーリー
まずは、タワー・オブ・テラーの背景となるストーリー設定からお伝えしましょう。
骨董品収集が趣味の大富豪ハリソン・ハイタワー3世。
1899年にムトゥンドゥ族から“シリキウトゥンドゥ”と呼ばれる偶像を譲り受けます。
実は、この偶像は呪われていたのです。
ニューヨークに帰ったハリソン・ハイタワー3世は、シリキウトゥンドゥのお披露目パーティを開きます。
呪いの偶像と聞いたハリソン・ハイタワー3世は呪いなんてばかばかしいと嘲笑っていたのです。
そして、人形を14階にある自室に飾るためシリキウトゥンドゥと一緒にエレベーターに乗り込みます。
その時、シリキウトゥンドゥにタバコを押しつけたのでした。
すると、0時ちょうどに緑色の光がエレベーターを包み込み、ハリソン・ハイタワー3世の悲鳴と共にエレベーターは1階まで急落してしまいます。
その後エレベーターの中からハリソン・ハイタワー3世は消えていなくなり、シリキウトゥンドゥの帽子だけが残されていたのです。
その事故をきっかけにホテルは閉鎖。
しかし、数年が経ちニューヨーク市保存協会主催の見学ツアーとして再び門が開けられたのです。
私たちゲストは、タワー・オブ・テラー(恐怖のホテル)の見学ツアーの参観者としてホテルで様々な恐怖を味わうのです・・・。
・【タワー・オブ・テラー】恐怖のストーリーを解説!シリキ・ウトゥンドゥとは?
シリキウトゥンドゥの8つの掟
悲劇にもこの世から姿を消してしまったハイタワー3世ですが、なぜシリキウトゥンドゥの怒りを買ってしまったのでしょうか?
呪われた偶像シリキウトゥンドゥにはいくつかの掟があることをご存知ですか?
ハイタワー3世はシリキウトゥンドゥの呪いを馬鹿にして嘲笑ったり、自室に飾ろうとしたり、タバコを押しつけるなど数々の掟を破っていましたね。
その掟を破ったことでハイタワー3世に悲劇が訪れたのでしょう。
あなたもタワー・オブ・テラーに行った際はシリキウトゥンドゥを決して馬鹿にしたり茶化すような行為は禁物ですよ…!
タワー・オブ・テラーの仕組み
エレベーターが急上昇、急降下することで、強い浮遊感を味わえるタワー・オブ・テラーは、一体どのような仕組みになっているのでしょうか?
仕組み①:恐怖のエレベーター実は6つある
タワー・オブ・テラーで稼働しているエレベーターは3つという認識の方が多いと思います。
「これだけ人気のアトラクションで稼働しているエレベーターはたったの3つだなんて、回転率が悪いんじゃないの?!」と思われそうですが、実はある仕組みがあったのです。
タワー・オブ・テラーには3つのエレベーターシャフト(昇降を行う縦穴)があるのですが、ひとつのシャフトに対して、エレベーターのカゴに似たライドが2台も装備されているんです。
一見、エレベーターは3台しか稼働していないように見えますが、実は6台も動いていたんですね!
それぞれ乗り場が違うため、落下の距離に多少のズレはありますが、すべてのエレベーターは同じ動きとなっています。
仕組み②:混雑回避のため?ツアーはA・B・Cの3種類コースがある
怪しいQライン(待ち行列)を抜けていくと、書斎の部屋を抜けて次にゲストは1階と2階に振り分けられていきます。
さらに、ここからAツアー・Bツアー・Cツアーの3つのコースに分かれます。
なぜこんな面倒なことをしているのかと言うと、実は2階のライドが動いているときは1階では乗降が行われ、1階のライドが動いている時2階では乗降が行われるからです。
こうすることで、回転率が良くなり上手い具合に混雑を回避することができているんですね。
ちなみに、どのコースでも怖さに違いはないそうですが微妙に動きが変わります。
シリキ・ウトゥンドゥが消えるタワー・オブ・テラーの仕組み
タワー・オブ・テラーに一度乗でもったことがある方は、ハイタワー3世の記者会見の録音を聞く時に驚きの体験をしたことかと思います。
それは呪いの偶像シリキ・ウトゥンドゥが高笑いをした直後あっという間に消える瞬間です。
目の前にあったシリキウトゥンドゥが突然消えてしまうなんて、まるで神隠しにあったような驚きですよね!
これはどのような仕組みになっているかというと、
・何も表情がデザインされていない人形
・ホログラフィ技術の採用
・視覚音響マジック
この3つの技術を使って再現しています。
まず、「ホログラフィ技術ってなに?」と思う方が大半だと思いますが、立体的な映像を撮影したり写す技術のこと。
何もデザインされていない人形の顔に、このホログラフィ技術を採用することでシリキウトゥンドゥが笑わせたり、怒らせたりする表情を映し出しているのです!
つまり、人形の表面にCGを映し出すということですね。
この技術はディズニーランドの「ホーンテッド・マンション」のマダム・レオタにも同じ技法が使われていますよ☆
そして、シリキ・ウトゥンドゥが突然消える仕組みについてですが、これは単純に人形が落下しただけ。
暗い空間で雷などの強いフラッシュに加え、部屋が急に明るくなることで人間は遠近感を失くすため人の目の錯覚を利用したトリックなのです!
もし、「このトリックを見てみたい!」という方は、サングラスをかけて見てみるとわかりやすいかもしれませんよ。
コースによるタワー・オブ・テラーの怖さの違い
タワー・オブ・テラーには3つのコースA・B・Cがありますが、それぞれ違いがあるのか気になるところ。
キャストさんに尋ねてみると「どのコースにもほとんど違いはありません」とのことでした。
しかし、SNSなどの情報を見てみると、「上昇や落下のタイミングが違う」などと言った気になる意見もありました。
タワー・オブ・テラーは、エレベーターに乗って体験するアトラクションなので、落下回数は同じものの、もしかすると乗り場や階層、コースによって設定が少し変わるため、微妙な変化があるのかもしれませんね。
ただ、基本的にA・B・Cどのコースでもほとんど怖さに差はないそうです。
一番怖いタワー・オブ・テラーがある
タワー・オブ・テラーは、全てコンピューターによって操作されているので、基本的にすべてのゲストが平等に楽しめるように怖さレベルは統一されています。
しかし、学生さんが割引対象となる「春のキャンパスデーパスポート(春キャン)」が開催される1月~3月は、期間限定で「タワーオブテラー:Level 13 “シャドウ・オブ・シリキ”」という特別プログラムが実施されます。
通常のタワー・オブ・テラーと何が違うかというと、通常はタワー・オブ・テラーの落下回数は3回ですが、この特別プログラムの期間中は、落下回数がなんと7回に増えるのです!
さらに、エレベーターもいつもより激しく上下に動くことから、“最恐レベルの怖さ”と言われているんですね。
この期間中は上昇や落下のタイミングも通常とは全く違うので、「まさかこのタイミングで上がるの!?ここで落ちるの?!」などプチパニックを起こすゲストも多いのだとか。
その他にも、様々な演出にも変化があるんですよ。
例えば、ライドが上昇したり落下している時の細かな演出も変化し、宇宙空間から呪いの偶像シリキ・ウドゥンドゥが襲ってきたりします。
そして、ゲストが乗っているエレベーターのケーブルを切断するシリキ・ウドゥンドゥも登場するなど、恐怖要素がさらに加わりボリューミーな内容になっているのです。
2012年から始まった「タワー・オブ・テラー:Level 13 “シャドウ・オブ・シリキ”」。
2021年はコロナの影響で開催しませんでしたが、今後の復活に期待しましょう!
なお、春キャンのシーズンは、タワー・オブ・テラーが一番混雑する時期でもあります。
特に3月は朝イチで並ぶかスタンバイパスを取得して、効率的に楽しみましょう!
一番怖いタワー・オブ・テラーの座席
タワー・オブ・テラーのエレベーターの座席は、全部で3列あります。
1列目、2列目、3列目がありますが、実は1列目が一番怖いと言われているんです!
もちろん、人それぞれ体感は異なりますが、やはり外の景色が一番見えやすい位置ということもあり、1列目が怖さを引き立たせる席なのだそうです。
ただし、3列目はやや高くなっているので、他の席よりも落ちる高さが少しだけ高くなると感じる人もいるそうです。
少しでも恐怖を和らげたい方は2列目の席を、よりスリルを味わいたい方は1列目、3列目の席がおすすめです!
しかし、残念ながら席は選べないので“運”次第ということになりますが・・・。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ディズニーシーの最恐絶叫アトラクション“タワー・オブ・テラー”の仕組みと怖さレベルをご紹介しました。
「あまりの怖さにもう二度と乗りたくない・・・!でもクセになる!!」という意見が多いタワー・オブ・テラー。
高所恐怖症の方や浮遊感が苦手な方はかなりキツいと思いますので、自分の勇気と体調に相談して楽しんでみてくださいね!
キャステルの記事に テーマパークの最新情報をお届けします |