【映画】『イースターラビットのキャンディ工場』を解説!イルミネーション制作アニメ作品!あらすじネタバレも
2011年公開の映画『イースターラビットのキャンディ工場』をご紹介します。『怪盗グルー』シリーズや『SING/シング』シリーズを世に送り出したイルミネーション制作のアニメ映画ですが、意外と日本では知名度がない本作。ネタバレありのあらすじやキャラクター、キャスト&吹替声優をまとめました。
こんにちは!
映画が好きなないんです。
今回は映画『イースターラビットのキャンディ工場』をご紹介します!
日本ではそれほど知名度がない作品ですが、あのイルミネーション・スタジオが制作したアニメ映画で、声優陣も豪華なんですよ。
それでは早速ネタバレありのあらすじや登場人物、キャスト情報を見ていきましょう。
映画『イースターラビットのキャンディ工場』とは
『イースターラビットのキャンディ工場』は2011年にアメリカ/日本で公開された3D実写/コンピュータアニメーション・ファンタジー・コメディ映画です。
原題は『Hop』。
2011年3月27日にユニバーサル・スタジオ・ハリウッドでプレミア上映されてから、2011年4月1日にユニバーサル・ピクチャーズによって全米公開されました。
本作の特徴は、実写と3DCGが融合した作品であること。
キャラクターたちが現実に存在するような作風が、視聴者の心をグッと掴みました。
『SING/シング』やミニオンで有名な『怪盗グルー』シリーズなどを手掛けているイルミネーションが制作しているだけあって、コミカルに動くキャラクターがとてもかわいらしいです☆
◆興行収入は?
『イースターラビットのキャンディ工場』のアメリカでの興行収入は1億8395万ドル。
日本では2.7億円を記録しました。
『SING/シング』の日本での興行収入が51.1億円であることを考えると、日本での成績もあまりふるわかなかったことがわかります。
また、現在イルミネーションが制作した映画の中では興行収入が最も低い作品となっていますが、イルミネーションが制作した映画はどれも人気なので仕方がないことでもあります。
『イースターラビットのキャンディ工場』:あらすじ
それでは『イースターラビットのキャンディ工場』のあらすじをご紹介します。
後半にはネタバレも含みますのでご注意くださいね!
◆イースター用のお菓子工場から物語は始まる
ウサギのイービーは、南米チリのイースター島にある「キャンディ工場」の跡継ぎ息子。
このキャンディ工場で作られたお菓子は世界中の子どもたちに届けられ、多くの人々に幸せを運びます。
イービーは父親から、自分もいずれイースターラビットとなり、3000年以上続くこの工場を継ぐのだと聞かされます。
一方、カリフォルニア州ヴァンナイズで少年のフレッドは窓の外にヒヨコたちによって空を飛んでいる乗り物を発見します。
さらに観察を続けるとその乗り物にはウサギが乗っていて、庭に卵を置いている不思議な様子を目の当たりにします。
近付いてみるとそこにはウサギの姿はなく、お菓子のバスケットとウサギの包み紙に巻かれているチョコレートが残されていました。
◆イービーとフレッドの出会い
それから20年後、フレッドは仕事をクビになりなかなか再就職できずにいました。
両親からは高望みせずにどこでもいいから就職するように言われていて、容赦ない両親からの言葉にフレッドは傷心してしまいます。
家を出ることを決めたフレッドに、妹のサムは両親に内緒で仕事先を紹介します。
仕事先の上司から休暇の間家の管理を頼まれていたサムは、その家の鍵をフレッドに渡します。
フレッドは2週間後のイースターまでに仕事と住む家を見つけることを約束しました。
一方、家業を継ぐ日が近くなっていたイービーは、父親にイースターラビットの任命式に出席するために準備をするよう言われます。
しかし彼にはバンドのドラマーとして世界中を駆け回りたいという夢がありました。
息子が伝統ある工場を受け継ぐのは当たり前と思っている父親は、イービーの夢を理解しようとしません。
そんな父親に腹を立てたイービーはハリウッドへ家出を決行しますが、街をさまよっているうちにフレッドの車にはねられてしまいます。
フレッドはウサギのイービーが人間の言葉を話すことに驚きましたが、彼に同情して家に泊めてあげることにしました。
◆カルロスのクーデター
イービーが家出をしたことで、ヒヨコのカルロスは自分が代わりにイースターラビットに就任しようと企みます。
イービーの父はそれに気付かず息子を探すために「ピンク・ベレー」という特殊部隊に捜索を指示します。
フレッドはイービーを一晩ガレージに泊めてあげることにしましたが、イービーは立ち入り禁止にした家の中に上がり込み好き放題。
この一件がもとで一度は家を追い出されるイービーですが、自分が実はイースターラビットだと打ち明けると、フレッドは子供の時のことを思い出して2人は和解します。
フレッドはその後イービーを車に残して仕事の面接に向かいますが、イービーはピンク・ベレーに追いかけられていることに気が付きます。
フレッドに助けを求めるイービーでしたが、フレッドは面接の厄介事をなくすためにイービーをゴミ箱に隠します。
◆フレッドが見つけた新しい夢とは?
イービーはゴミ箱から抜け出すと、盲目の演奏団に紛れ込みます。
ちょうどドラマーの席が空いていたのでイービーは勝手に演奏を始め、その腕前を認められることに。
イービーはフレッドの目の前から消えることを約束に、エンタメ界のゴッドファーザーがいるオーディション会場に連れて行ってもらうことになりました。
イービーはフレッドに別れを告げようとしますが、そこにピンク・ベレーがやってきたため、2人は再び逃げる羽目に。
家に逃げ帰ってからは、イービーは自分の境遇についてフレッドに打ち明けます。
それを聞いたフレッドは、自分も子供の頃に見たあのイースターラビットの仕事に就きたいと考えるようになります。
一度は人間のイースターラビットなんてあり得ないと拒絶するイービーですが、フレッドの諦めない熱意が伝わり、イービーはフレッドの夢を応援するようになります。
【ネタバレ】フレッドとイービー、それぞれの夢は叶うのか?
イービーがフレッドの家にいるという情報をつかんだピンク・ベレーは、フレッドの自宅まで侵入してきますが、イービーは自分が死んだと思い込ませるために偽物の死体を用意します。
ピンク・ベレーはフレッドがイービーを殺したと勘違いして、フレッドを捕まえてイースターに連れ去ってしまいました。
そしてさらにイースターラビットの座を狙っていたカルロスがクーデターを起こして大パニックが起きてしまいます。
フレッドが連れ去られたことに気が付いたイービーは後を追ってフレッドを助け出します。
そこでイービーは父と仲直りして、ドラマーとイースターラビットを両立させるということを約束します。
家業を継ぐ代わりに、フレッドとイービーは「共同ラビット」として2人でイースターラビットを担当することになりました。
フレッドは両親にイースターラビットの仕事をすることになったといいますが、あまりに突拍子もないことで両親は信じてくれませんでした。
しかし、空飛ぶ乗り物を見て、フレッドの言葉が本当だということに気が付きます。
『イースターラビットのキャンディ工場』:登場キャラクター/声優
それでは『イースターラビットのキャンディ工場』の登場キャラクターをご紹介しましょう。
オリジナル版と日本語吹替え版、それぞれの声優にも注目です。
①フレッド・オヘア(ジェームズ・マースデン/千葉雄大)
フレッドは自分がやりたいことを見つけられずに葛藤している青年です。
小さい頃、イースターの朝にイースターラビットがお菓子を配っている瞬間を目撃して、イースターラビットに憧れを抱いています。
②イービー(ラッセル・ブランド/山寺宏一)
イースターラビットの家系に生まれたことで、将来はイースターラビットになるように教育されてきたキャンディ国の王子です。
小さい頃からボンゴを叩いてきたことで、ドラマーになることを夢見るようになりました。
③カルロス( ハンク・アザリア/大塚芳忠)
カルロスはヒヨコたちを統べるボスです。
キャンディ工場では現場監督として活躍していますが、イースターラビットの座はヒヨコが一番相応しいと考えていてクーデターを企てます。
④ピンク・ベレー(ジャネット・ヒーリー/指原莉乃)
ピンク・ベレーはキャンディ工場を守っている特殊部隊です。
ピンク色のベレー帽を被った三人組のウサギの女の子達です。
メンバーそれぞれに特徴があり、リーダーのフラッフィは追跡装置を扱うのが上手なベテランのハンターです!
パッチは武器の専門家で、吹き矢がお気に入りの武器です☆
ビットはやる気は十分ですが少しドジなところがあり、仲間の足を引っ張ることもしばしばあります。
⑤デビッド・ハッセルホフ(デビッド・ハッセルホフ/ささきいさお)
ハッセルホフはエンタメ界のゴッドファーザーと呼ばれています。
イービーの才能を見出しますが、フレッドのことを気にかけているイービーを快く送り出します。
⑥サム・オヘア(ケイリー・クオコ/坂本真綾)
サムはフレッドの妹です。
兄思いの妹で、フレッドが立派な社会人になれるように手を貸してくれます。
両親と喧嘩したフレッドに対して、両親に内緒で仕事を紹介してあげたりしました。
『イースターラビットのキャンディ工場』:トリビア
『イースターラビットのキャンディー工場』は実写の人間世界と並行してウサギたちの小さな世界が描かれている不思議な作品です。
そのため、実写とアニメーションが合わさっているからこそ飛び出してきたトリビアや、賑やかで思わず足を運びたくなるようなキャンディー工場の秘密などを大紹介していきます♪
◆キャンディー工場
『イースターラビットのキャンディ工場』に登場するキャンディ工場は、初めの脚本では詳しく書かれていない不思議な存在でした。
共同脚本を務めたシンコ・ポールとケン・ダウリオの説明では「夢のような工場」と抽象的に書いてあるだけでしたが、同じく共同脚本を務めたブライアン・リンチによって「子どもが行きたくなるような工場」を目指すことになりました。
初めは曖昧な存在でしたが、明るくカラフルなお菓子をたくさん散りばめて書くことで、ワクワして夢みたいな工場へと変貌していったのです!
ウサギのための工場でありながらも、ベルトコンベアがあったりとこだわりが見られます。
◆実写とアニメーション
『イースターラビットのキャンディー工場』は実写とアニメーションが合わさっている作品なので、撮影の時にはイービーの代役が必要となりました。
代役はアニメーション・スーパーバイザーのクリス・A・ベイリーが担当しましたが、リハーサルではイービーと同じ身長の動物のぬいぐるみが連れ回されていました!
俳優や監督と一緒にリハーサル現場に入って、ステージングやリズムの調整をしている姿はとても微笑ましかったそうです☆
ベイリーとぬいぐるみには「ぬいぐるみパス」というあだ名が付けられていて、アングルを決めたりする時の目線を定める基準となっていました。
『イースターラビットのキャンディ工場』:視聴できるサービス
『イースターラビットのキャンディ工場』は現在3種類の動画配信サービスで配信されています。
配信しているサイトはあまり多くはありませんが、dTVなどの大手サブスクサービスを提供している場所でも視聴することができます。
自分が加入しているサービスがあればぜひ視聴してみてください☆
まとめ
今回は映画『イースターラビットのキャンディ工場』について紹介しました。
『イースターラビットのキャンディー工場』はイルミネーションが制作した映画で、かわいいキャラクターがコミカルに動く姿がたまりません!
気になった方はぜひ見てみてください。
キャステルの記事に テーマパークの最新情報をお届けします |