【解説】ハリーポッターは杖を3本持っていた？ニワトコの杖の持ち主はここで移り変わった！

みなさん、こんにちは。
映画鑑賞が趣味のしーちゃんです♪

魔法界を舞台にした映画『ハリーポッター』シリーズ。
物語終盤の、ヴォルデモートとハリーの戦いはドキドキハラハラしましたよね！

戦いの勝敗を分けたのは、死の秘宝・ニワトコの杖でした。

今回は、映画シリーズ全8作品でハリーポッターが所有した3本の杖を解説。

「杖の所有権とは？」
「いつハリーはニワトコの杖の所有権を得た？」

など、クライマックスで重要となるエピソードをわかりやすく解説します。

これを知れば、もっとハリーポッターの物語が楽しくなるはずですよ♪

ハリーポッターの杖：【1本目】オリバンダーの店で購入

ハリー・ポッターの杖

シリーズ1作目『ハリーポッターと賢者の石』の名シーン。

ホグワーツ特急に乗り、主人公・ハリーポッターは初めて魔法界へとやってきました。
当初のハリーはまだあどけない幼い少年で、とってもかわいかったですよね！♡

何も知らないハリーを、ホグワーツ魔法学校の教授・ハグリットが案内します。

ホグズミート村にある「オリバンダーの店」へ連れてこられたハリーは、そこで1本目となる魔法の杖を手に入れました。

店主であり、最も優れた杖職人ともいわれるオリバンダーは「杖が魔法使い（所有者）を選ぶ」といいます。
すると杖がパッと光り、ハリーを所有者に選びます。

◆ヴォルデモートと兄弟杖

ハリーの記念すべき1本目となった魔法の杖は、本体をヒイラギ・芯を不死鳥の尾羽からなっていました。
この不死鳥の尾羽は、ダンブルドア校長のペット・フォークスのもの。

そして不思議にも、闇の帝王である天敵・ヴォルデモートの杖も、同じフォークスの尾羽でできたものだったのです。
ハリーとヴォルデモートの杖は、同じ芯材からなる兄弟杖だったんですね。

◆ヒイラギの木が意味するもの

ヒイラギの木は魔除けになると考えられており、所有者を守るとされています。
過酷な運命にあるハリーを、パートナーとして杖が守ってくれていたのかもしれませんね！

ハリーポッターの杖：【2本目】ドラコ・マルフォイの杖の所有権を得る

ドラゴ・マルフォイの杖

ハリーの1本目の杖は、シリーズ7作目『ハリーポッターと死の秘宝PART1』で折れてしまいます。

その後、ヴォルデモート率いる死喰い人（デスイーター）の一員となったマルフォイの杖が、ハリーの2本目の杖になります。

これがクライマックスへの重要なキーポイントだったんですが、一度観ただけではちょっとわかりにくいんですよ。

さっそく、詳しく解説します◎

◆ナギニとの戦いで折れた1本目の杖

出典：公式サイト

キムスヒョン/マレディクタス

ヴォルデモートが完成させた不死の術を解くには、魂を7つに分けて隠された"分霊箱"を全て破壊する必要がありました。

分霊箱を壊すため故郷ゴドリックの谷へ向かったハリーは、ヴォルデモートが従える蛇のナギニに襲われてしまいました。
ふいにナギニ（マレディクタス）に襲われたため、命拾いはしたものの1本目の杖が折れてしまいます。

そこで急きょ、ハリーはロンが人攫いから奪った杖を使うことに。
しかし、その杖の所有権は奪った本人・ロンにあったため、ハリーはうまく扱うことができないようでした。

◆マルフォイの杖が2本目に

出典：公式サイト

ドラコ・マルフォイ

その後、死喰い人によりマルフォイ邸へ牢獄されてしまったハリー・ハーマイオニー・ロンの3人。
脱出するためにレストレンジ、ドラコ・マルフォイらと戦い、2人の杖を奪って逃げることに成功します。

マルフォイの杖は、奪ったハリーに対して忠誠心を抱いたため、所有権がハリーに移りました。

ハリーポッターの杖：＜解説＞魔法の杖には「所有権」がある

出典：公式サイト

魔法の杖には「所有権」がある

先ほどから度々出てくる「所有権」というワード。

そしてハリーポッターのクライマックス、ヴォルデモートとの最終対決を理解するのにとても重要なワードです。

先ほど、「杖が魔法使い（所有者）を選ぶ」と解説しましたよ。

魔法使いはどんな杖でも"持つ"ことはできますが、使いこなすとなると話は別。
杖自身が忠誠を誓う所有者として認めていないと、魔力を発揮しきることができません。

これが"所有権"なんです！

杖の所有権は、元の所有者に打ち勝ったり、杖自身に認めてもらった時にはじめて獲得できます。
ただ手にするだけでは真の所有者にはなれないのです。

◆武装解除の呪文「エクスペリアームス」

杖の所有権を移すには、武装解除の呪文も使えます。

武装解除の呪文「エクスペリアームス（武器よ去れ）」は、相手の武器を取り上げることができるもの。
魔法使いにとっての最大の武器といえば、魔法の杖ですよね。

そこで武装解除の呪文により杖を奪い、所有権を得るというパターンも登場してきます。

ハリーポッターの杖：【3本目】ニワトコの杖の所有権を得る

アルバス・ダンブルドアの杖

2本目にマルフォイの杖の所有権を得たハリー。

この時、知らず知らずのうちに死の秘宝のひとつ、最強と言われるニワトコの杖の所有権もハリーにうつっていました。

「いつニワトコの杖の所有権がうつったの？」「どうやって？」と思いますよね！
シリーズ6作目『ハリーポッターと謎のプリンス』にまさかの伏線があったんです。

◆ダンブルドアの杖⇒マルフォイに所有権

出典：公式サイト

ダンブルドア

死喰い人となったドラコ・マルフォイは、ヴォルデモートにアルバス・ダンブルドアの殺害を命じられます。
マルフォイは恐怖心を抱えながらも、ダンブルドアに武装解除の呪文「エクスペリアームス（武器よ去れ）」を発しました。

これにより、ダンブルドアの杖の所有権がマルフォイに移ります。
これこそがニワトコの杖だったんですね！

マルフォイはニワトコの杖を手にすることはありませんでしたが、所有権は人知れずマルフォイに移っていたんです。

そしてダンブルドアは、武器（ニワトコの杖）を手放した状態で、セブルス・スネイプによって殺害されます。

◆マルフォイの杖（＋ニワトコの杖）⇒ハリーに所有権

出典：公式サイト

ヴォルデモート

先ほど解説したハリーの2本目の杖は、マルフォイから所有権が移動したものでした。

これがシリーズ7作目『死の秘宝PART1』での出来事ということは、マルフォイが所有していたのは「①元々のマルフォイの杖」「②ニワトコの杖」の2本だったことがわかります。

元々のマルフォイの杖がハリーに忠誠を誓ったことで、ニワトコの杖も同時にハリーに所有権が移ったということでしょう。

ニワトコの杖をダンブルドアから奪い、"手にしていた"のはヴォルデモートでしたが、彼に所有権がなかったため力を発揮できませんでした。

そしてヴォルデモートvsハリーの最終決戦の地で、ニワトコの杖は真の所有者＝ハリーの手に戻り、勝敗を分ける結果になったのです。

ハリーポッターの杖：USJで買えるハリーポッターの杖は？

USJの「オリバンダーの店」は杖の看板が目印

ハリーポッターの杖は、物語全てを通して考えると、全部で3本あったことがわかりましたね！

ハリーポッターエリア（ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター）があるUSJでは、映画『ハリーポッター』シリーズに登場する魔法の杖を実際に買うことができます◎

ハリーの記念すべき1本目の杖を買ったお店「オリバンダーの店」が、ハリーポッターエリアにおいて杖の専門店になっているんですよ！

◆USJで買えるハリーポッターの杖

USJで"ハリーポッターの杖"とされているのは、ヒイラギ、不死鳥の尾羽でつくられたという1本目の杖のレプリカです。

ハリーポッターの2本目の杖として紹介したドラコ・マルフォイの杖は、元の所有者である"ドラコマルフォイの杖"として販売されています。

ニワトコの杖も同様に、"アルバス・ダンブルドアの杖"となっていますよ♪

ハリーの大ファンという人は、この3本をハリーの所有した杖としてコレクションしてもいいかもしれませんね！

まとめ

ハリーポッターホグワーツ城

いかがでしたか？
映画『ハリーポッター』シリーズにおいて、主人公・ハリーが所有した3本の魔法の杖を解説しました。

魔法の杖は、ただのアイテムではなく、1本ずつ個性と性質をもったもの。
より杖に合った所有者を、杖自身が選んでいるんですね。

杖の所有権や、杖の種類は、ハリーポッターの物語を深く理解する重要な存在です。

ハリーポッター以外にも、ハーマイオニーやロン、各キャラクターが持っていた魔法の杖について知ると、さらに物語を楽しめますよ♪

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