『ミニオン』を生んだ人気映画会社「イルミネーション」を解説！低予算で大ヒットを生む秘訣とは？

こんにちは！
映画好きのないんです。

今回は大人気キャラクター「ミニオン」の生みの親であるアニメーション映画制作会社「イルミネーション」について紹介していきます♪

会社設立の経緯やおすすめ映画などについても詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

映画制作会社「イルミネーション」とは

出典：公式サイト

映画会社「イルミネーション」の制作スタジオ

「イルミネーション」は、2007年に映画プロデューサーのクリス・メレダンドリ氏が設立したアメリカ合衆国にあるアニメーション映画制作会社です。

設立された当時は「イルミネーション・エンターテインメント」という名前でしたが、後の買収などもあって現在の「イルミネーション」という名前となっています。

イルミネーションはキャッチーで可愛いビジュアルのキャラクターを作るのがとても上手な製作会社で、『怪盗グルーの月泥棒』や『SING』といった有名な代表作品を数多く残しています！

映画制作会社「イルミネーション」：創設者はクリス・メレダンドリ氏

ミニオンの生みの親：クリス・メレダンドリ氏とは？

イルミネーションの創設者である映画プロデューサーのクリス・メレダンドリ氏は、2007年初頭まで「20世紀アニメーション」と「ブルースカイ・スタジオ」の社長でした。

「20世紀アニメーション」は、ウォルト・ディズニー・スタジオのアニメーション製作部門！
その20世紀アニメーションの傘下になっているのが、CGアニメーション製作会社「ブルースカイ・スタジオ」です。

クリス・メレダンドリ氏は1998年に、20世紀アニメーションと一緒に当時発足したばかりだったブルースカイ・スタジオを買収して、プロデューサーとしてのキャリアを積みました。
スタジオにいた頃は『アイス・エイジ』や『ロボッツ』などの人気作品の監督や製作総指揮を歴任しています♪

クリス・メレダンドリ氏は、他にも『どんぐりとスクラット』や『熱血どんぐりハンター！』といったアニメーション作品を手掛け、両作品ともにアカデミー短編アニメ賞にノミネートされました。
まさに、名実ともに超一流の人物なんですよ☆

映画製作会社「イルミネーション」：会社設立の経緯

SING/シング

既に20世紀アニメーションとブルースカイ・スタジオで大きな成功を収めていたクリス・メレダンドリ氏。
そんな彼がなぜ第一線から退き、新しい会社「イルミネーション」を作ったのでしょうか？

会社設立の大きなきっかけとなったのは、クリス・メレダンドリ氏が映画製作に対して抱えていた"ある問題意識"でした！

それは、映画制作にかかる膨大なコスト！
ハリウッド界のアニメーションは時代を追うごとに進化し、数々の制作技術や最新の手法を取り入れてきました。

その裏で膨らみ続ける制作費、そしてそれを当たり前とするハリウッド業界に一石を投じる形で、クリス・メンダンドリ氏は「イルミネーション・エンターテインメント」を設立したのです。

クリス・メレダンドリ氏は、「厳格なコスト管理とヒットアニメは互いに排他的なものではない」と考えており、できるだけ低い予算で素晴らしい映画を作ることをモットーとしています！

現代では、アニメーション映画の製作費は1億ドルを超えることが常識…。
そんな中で、イルミネーションが世に出したのが、わずか6,900万ドルという驚きの低予算で制作された『怪盗グルーの月泥棒』でした。

この映画の大ヒットを皮切りに、「イルミネーション」の名は世界中で有名になっていきます♪

ちなみに、『怪盗グルー』シリーズが大ヒットした理由のひとつとしてしばしば名前が挙がるのが、ハリウッドの大手制作会社「ユニバーサル・ピクチャーズ」！
「イルミネーション」の親会社である、ハリウッド業界の大手映画製作・配給会社です。

映画製作会社「イルミネーション」：ユニバーサル・ピクチャーズの子会社

ハリウッド映画製作・配給会社「ユニバーサル・ピクチャーズ」

イルミネーションは2010年にNBCユニバーサルに買収され、現在にいたります。

NBCユニバーサルは、映画やTV、配信サービスなど数多くの事業と子会社を持つ、大型の複合企業！
その中の映画部門事業を担う「ユニバーサル・ピクチャーズ」が、イルミネーションの親会社となり、イルミネーションは安定した映画製作の基盤を獲得しました◎

また、イルミネーションは映像の特殊効果を得意とするVFXの会社「マック・ガフ（現在の社名は「イルミネーション・マック・ガフ」）」を子会社として取り込みました。
このような経緯の中で、『怪盗グルーの月泥棒』が大成功を収め、世間にイルミネーションの名がとどろくことになったのです☆

・ユニバーサルピクチャーズってどんな会社？ユニバとの関係・代表映画・キャラクターを解説！

映画製作会社「イルミネーション」：製作した長編映画一覧

SING ON TOURの看板

イルミネーションは2007年に設立されてから、数々の映画を製作してきました。
そんなイルミネーションの映画作品を一覧にして紹介していきます☆

・【全12作品】イルミネーションの長編アニメ映画まとめ！ミニオンやペット、グリンチも！

映画製作会社「イルミネーション」：おすすめの映画3選

イルミネーション作品を語る上で、「絶対に外せない3つの作品」をご紹介します。
もし観たことがない作品がある方は、ぜひチェックしてみてくださいね！

①『怪盗グルーの月泥棒』（2010年）

怪盗グルーと三姉妹のポスター

まず絶対に見てほしいのが、「イルミネーション」を有名にしたメモリアルな第1作目『怪盗グルーの月泥棒』です。

今となっては大人気キャラクターとなっている「ミニオン」が登場する作品ですよ♪

愉快で個性的なキャラクターが繰り広げる心温まるストーリーは、世界中で反響を呼びました。

▼『怪盗グルーの月泥棒』や『ミニオンズ』シリーズのあらすじはこちら
・ミニオン映画・全6作品のあらすじ＆みどころまとめ！時系列順＆公開順を解説！最新作も！

②『ペット』（2016年）

映画『ペット』

『ペット』は人間界で暮らす動物たちが主役の映画です。
可愛らしい動物たちが一生懸命頑張っている様子がとても可愛く、動物好きの人たちをメロメロにしてくれます♪

また、イルミネーションが得意とする3Dコンピューターアニメーションと動物の相性が非常に良くて、動物の良さをより一層引き立てている作品となっていますよ！

▼『ペット』のあらすじはこちら
・映画『ペット』のあらすじ・見どころ！隠れキャラなど、知って楽しいトリビアも♪

▼『ペット2』のあらすじはこちら
・映画『ペット2』のあらすじ&キャラクターまとめ！もっと映画が楽しめる見どころも♪

③『SING／シング』（2016年）

SING／シング

ストーリーの良さはもちろんですが、中でも特に音楽に力を入れているのが『SING/シング』！
1作目が大ヒットしたことで、続編となる『SING/シング: ネクストステージ』も公開された人気タイトルです。

『SING／シング』シリーズの魅力といえば、吹き替え声優に有名アーティストをキャスティングし、ポピュラーな現代の楽曲が挿入歌に用いられるという、まさにコンサートのような唯一無二の作品スタイルでしょう。

イルミネーションが作る映画はどれも面白いですが、筆者としては『SING/シング』のシリーズは絶対に映画館で見て欲しいイチオシの作品です！

最高の音楽を最高の音響で聴けば作品の良さが何倍にも跳ね上がること間違いなしですよ♪

▼『SING／シング』のあらすじはこちら
・映画『SING/シング』のあらすじ&キャラクターまとめ！豪華な声優や音楽も紹介♪

▼『SING／シング2』のあらすじはこちら
・映画『SING/シング2』キャラクター＆あらすじネタバレ解説！豪華アーティストが贈るショームービー！

映画製作会社「イルミネーション」：任天堂「マリオ」とコラボ予定

マリオとルイージ

数々の人気作品を公開してきたイルミネーションですが、実は任天堂とのコラボレーション作品を出すことが決定しています！

2020年1月31日(金)に行われた任天堂の決算会見の時に、クリス・メレダンドリ氏とマリオの生みの親である宮本茂氏がマリオ映画を共同制作するという発表をしました♪

ゼロからオリジナルで映画を作るということで、今までにないマリオの世界を見ることができる可能性が非常に高いです。

どのような映画になるのか今から待ち遠しいですね☆

映画の公開は予定通り順調に進めば2023年4月7日(金)に公開予定となっています。

▼イルミネーションが制作する『スーパー・マリオ』のあらすじはこちら
・【2023年公開】『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』アニメ映画最新情報！イルミネーションと任天堂がタッグ！声優キャストは？

まとめ

今回は映画製作会社「イルミネーション」について紹介しました。
イルミネーションは、膨大な予算が必要となる映画製作会社の中で、できるだけ低予算で映画を作るということに力を入れている映画製作会社です。

低予算でありながらも、どの作品も素晴らしいので、ぜひ見る映画に迷ったらイルミネーション作品を選んでみてください☆

▼『ミニオン』映画シリーズのあらすじはこちら
・ミニオン映画・全6作品のあらすじ＆みどころまとめ！時系列順＆公開順を解説！最新作も！