【ズートピア】あらすじ&ネタバレ考察まとめ!キャラクターや見どころ、ディズニー出会える場所も!
ディズニー映画『ズートピア』のあらすじとキャラクターを紹介!ディズニーアニメーション第55番目の作品として2016年に公開された映画『ズートピア』のあらすじや登場人物、見どころをネタバレありで解説します。肉食動物と草食動物が共に暮らす大都会「ズートピア」を舞台に、夢を信じるウサギのジュディと夢を忘れたキツネのニックが織りなすストーリー。パークで会えるニック&ジュディの情報もチェック!
こんにちは!
ズートピアに行ってみたい名古屋在住ディズニーだいすき♡花森です。
2016年に公開され、大人も楽しめる深みのあるストーリーで話題となった映画「ズートピア」。
動物たちが私たちと同じように歩き、話して生活をするファンタジーの世界を舞台にしています。
世界的に話題となったディズニー映画「ズートピア」についてご紹介していきます♪
・映画『ズートピア』:登場人物
- ◆ジュディ・ホップス
- ◆ニック・ワイルド
- ◆ボゴ署長
- ◆ライオンハート
- ◆ベルウェザー
・映画『ズートピア』:あらすじ
・映画『ズートピア』:考察
- 何にでもなれるズートピアと自由の国アメリカ
- 「夜の遠吠え」はドラッグのメタファー
- 字が読めないことへの差別と偏見
- ジュディも偏見を持っていた
・映画『ズートピア』:見どころ
- ①個性豊かなキャラクターたち
- ②名作ディズニー映画の要素が満載!
・映画『ズートピア』:ディズニーランドでニックとジュディに会える!
映画『ズートピア』とは
映画「ズートピア」は、ディズニーアニメーションの第55作目となるフルCGアニメーション映画です。
2016年3月4日に世界各地で公開スタート。
日本では、2016年4月23日より字幕・吹き替え版で公開されました。
公開3週目にして同時期に公開していた「名探偵コナン 純黒の悪夢」を抜いて興行ランキング1位を取り、それ以降も映画館への動員数が増え続けるなど、前例のない「じわじわヒット」作品となりました。
物語の中心となるのは、夢を信じる新米ウサギ警察官ジュディ・ホップスと、夢を忘れたキツネ詐欺師ニック・ワイルドの2人。
最初はキツネにだまされたウサギとして敵対し合っていた2人でしたが、ひょんなことからある事件の捜査にかかわるようになり、事件を解決する中で二人は変わっていきます。
作品の中では人種差別や薬物乱用などといった現実社会の社会問題も描かれています。
子供から大人まで幅広い年齢が楽しめる内容で、2017年にはアニー賞や第89回アカデミー賞の長編アニメーション部門に輝くなど、高い評価を得ている作品です。
映画『ズートピア』:登場人物
まず、「ズートピア」に登場する主要なキャラクターをご紹介していきますね♪
ズートピアは、何と言ってもキャラクターが濃いです!
たくさんの数のキャラクターがでてくるうえ、一人一人の性格や立ち位置がしっかりしていてとても見応えがあります。
◆ジュディ・ホップス
ウサギの女性で、ズートピア初のウサギの新米警察官。
幼い頃からズートピアで警察官として働くことを夢見ており、小さなことからいじめっ子のギデオン・グレイにも立ち向かう勇敢さを見せる。
バニーバロウという町からズートピアへ上京した。
◆ニック・ワイルド
キツネの男性。
フィニックという男性と手を組み、15ドルの巨大アイスを溶かして2ドルの小さなアイスとして転売することを仕事とする詐欺師。
ジュディに脱税を指摘され、事件の捜査に協力するようになる。
情報通でズートピアのあらゆることを知っている。
◆ボゴ署長
アフリカスイギュウの男性。
ズートピア警察の署長で、常に威圧的な態度。
最初はジュディをぞんざいに扱い、駐車違反の取締ばかりをやらせた。
ニックと初めて顔を合わせたときは、キツネに対する偏見を持っていたが、事件が解決された後は態度を改める。
◆ライオンハート
ズートピア市長は「レオドア・ライオンハート」という名前で、ライオンのキャラクター。
ライオンハート市長は、ズートピアが「楽園」として維持することをもっとも考えています。
また、「誰でも何にでもなれる」というスローガンを作りました。
このスローガンは、ジュディの警察官になるという夢を後押ししました。
その結果、ジュディは警察官としてズートピアに配属されることとなったのです。
◆ベルウェザー
ズートピアの副市長を務めるヒツジの「ベルウェザー」。
ベルウェザー副市長は、ライオンハート市長のアシスタントや秘書の役割も果たし、酷使されています。
同じ草食動物であるジュディを「小さな動物の誇り」と気づかい、親切にしてくれます。
優しさあふれるベルウェザー副市長かと思えば、心のなかはどうも違う?
物語のキーとなるキャラクターです!
その他、知るともっと映画が楽しくなるキャラクターはこちらの記事で紹介しています!
・【ズートピア】登場キャラクターまとめ!名前、職業、特長、モデルの動物と関係性も
映画『ズートピア』:あらすじ
それでは『ズートピア』のあらすじをご紹介します。
後半のあらすじはネタバレを含みますので、映画をまだ見ていない方はご注意くださいね!
優秀な成績をおさめ、夢を叶えて警察官になったウサギのジュディ。
正義感に燃える新米警官として警察署に派遣されますが、交通違反の取り締まり係に配属されてしまいます。
ちょうどその時、物語の舞台である街「ズートピア」では肉食動物の誘拐事件が起きていました。
もっと警官らしい仕事がしたいと焦っていたジュディはある日、行方不明の夫を探しにきたカワウソの依頼を勝手に引き受けてしまいます。
それを知った警察署長はジュディに、「48時間以内に誘拐事件の被害者を見つけないとクビ」と宣告しました。
事件の手がかりを知るのは、詐欺師のキツネ=ニック。
ジュディは脱税をしているニックの弱みを握って協力を取りつけ、二人は行方不明者の捜索を始めます。
しかし誘拐事件の裏には、二人が予想もしない企みが隠されていたのでした……。
※【注意】ここからネタバレあり!
ニックとジュディは、ニックが持っていた手がかりを頼りに行方不明のカワウソの足取りを追います。
その間に、「夜の遠吠え」という言葉を聞いて動物が凶暴化してしまう事件に巻き込まれながらも、なんとか誘拐された動物たちが閉じ込められている場所へたどり着きます。
ところがそこにいた動物たちはみんな、言葉を失って凶暴化し、野生の姿に戻ってしまっていました。
しかもそこには、ズートピア市長のライオンハートの姿も。
施設を出たニックとジュディの連絡により、市長は逮捕され事件は解決したかに見えました。
事件を解決したことで時の人となったジュディ。
しかし記者会見で「凶暴化するのは肉食獣だけ」と発言してしまったことにより、市民の不安を煽っただけでなくニックとも仲違いをしてしまいます。
これによって警官としての自信を失ったジュディは、故郷に帰ってしまいました。
しかし、故郷で再会した元いじめっ子の幼なじみと話しているうちに、「夜の遠吠え」という花が動物の凶暴化を引き起こすことを知ります。
動物が凶暴化した理由に気付き、大急ぎでズートピアに戻ったジュディは、ニックに謝罪。
二人は和解し、再び事件の解決に乗り出しました。
そして二人は「夜の遠吠え」から作った肉食獣を凶暴化させる薬と、それを撃ち込む銃の存在を知ります。
証拠としてその二つを手に入れた二人は警察に急ぎますが、そこに立ちはだかったのは、逮捕されたライオンハートの後任として市長になったメイウェザー。
メイウェザーはこの薬で体格の大きい肉食獣を悪者にし、排除することでズートピアを草食獣や小型動物だけの街にしようとしていたのです。
メイウェザーは薬をニックに撃ち込もうとしますが、すでに薬はニックの機転で無害なブルーベリーに差し替えられていました。
メイウェザーの企みは全てジュディが録音しており、企みは暴かれメイウェザーは逮捕。
ズートピアにはいろいろな動物が共生する平和が戻りました。
事件後、ニックは詐欺師から警官に転職。
ニックとジュディは良き相棒となって、ズートピアを守っています。
映画『ズートピア』:考察
ズートピアが大ヒットした理由は、「大人にウケたから」とも言われています。
動物たちのかわいい子供向け映画ではなく、様々な社会問題を投影した作品なのです。
ここからは、ズートピアから読み取れる現代の社会問題についての考察をお届けします。
何にでもなれるズートピアと自由の国アメリカ
ジュディが「何にでもなれる」夢の文化都市だと思っていたズートピアは、実際に暮らしてみると、差別や偏見が存在する場所でした。
これはアメリカ社会の縮図でもあると言えるでしょう。
アメリカの都市は、かつて数多くの人種や文化が共存し混じり合う「人種のるつぼ」と称されることが多いですが、実際にはそれぞれの人種やコミュニティに分かれており、差別的思想などがまだまだ根強く残っています。
そして実際何にでもなれるはずのズートピアで夢を諦めてしまったニックは、アメリカン・ドリームが破れてしまった人々を表しているのかもしれません。
「夜の遠吠え」はドラッグのメタファー
事件のキーアイテムとなる植物「夜の遠吠え」は間違いなく、ドラッグ問題のメタファーとして描かれています。
善良で心穏やかだった市民たちが突如として狂暴化する描写は大人から見てもかなりリアルです。
日本でも度々問題になる薬物乱用ですが、
正直「ディズニー映画でここまで描くのか!」と驚いた人も多いかもしれませんね。
字が読めないことへの差別と偏見
詐欺師のニックがゾウのアイスクリーム屋を訪れたとき、偏見を持った店主は「字が読めないんなら教えてやる、ちゃんと書いてある"サービスをお断りする場合がございます"って」と追い返そうとします。
これは、識字率が低い地域への偏見となっています。
ジュディも偏見を持っていた
警察官を志し、正義感のある主人公ジュディですが、実は彼女も自分が気づかない偏見を持っていたのです。
それは物語の随所に現れています。
Mr.ビッグを探していたとき、ジュディはシロクマを彼だと思い込みましたが、実際は名前とは裏腹の小さなネズミがMr.ビッグでした。
名前からのインスピレーションで、相手は体が大きいものだと思い込んで決めつけたのです。
また、会見で肉食動物にしか症状ないと言ってしまったことや、仲間のはずのニックに対して催涙スプレーをかけようとしてしまったことにも、彼女の心の奥に眠る偏見が現れています。
映画『ズートピア』:見どころ
「ズートピア」はこんなところに注目してほしい!という見どころについてご紹介します。
観るのが二度目、三度目でも必ず新しい発見があるはずです♪
①個性豊かなキャラクターたち
さきほどもお伝えしましたが、ズートピアの見所は何と言ってもキャラクターたちの存在の濃さにあります。
主人公のジュディとニックだけでなく、二人を取り巻くキャラクターたちの個性が強いんです。
その一人一人がしっかりとした特徴があるうえ、そのキャラクターの動物である特性を捉えています。
主人公たちで言うと、ジュディはウサギ。
ウサギは小さくてかわいい。
ニックはキツネ、キツネはずるい。
そんな「周りから見たその動物の特性」を映画の中でうまく取り入れ、それをどう生かしてあるかが見所ではないでしょうか?
②名作ディズニー映画の要素が満載!
ズートピアの劇中には、私たちにとって馴染みのあるディズニーの名作の要素が満載なんです。
例えば、ジュディとニックが聞き込み捜査をしているシーン。
映画の海賊版DVDを売っている商人がいるのですが、その売っているものがディズニー映画をモチーフとした作品ばかりなんです。
「アナと雪の女王」だったり、「塔の上のラプンツェル」がズートピア内で取り扱われていますよ!
そのほかにも、遊びココロ満載のシーンがたっぷり!
隠れミッキーがいたり、あの人のセリフがあの映画の有名な言葉だったり。
そんなことを注目しながら見るズートピア、とってもおもしろいですよ♪
このように遊び心満載のため、ズートピアは一度だけじゃなく、何度も繰り返して見ていただきたい作品です。
「普段ディズニー映画見ないよ!」という方も、ズートピアはとてもおもしろいと評判。
人種差別や薬物乱用といった、「闇」の部分も暗くならず問題提示をしているのがディズニーの良いところだなあと思います。
子供は純粋に楽しめて、大人は楽しみながらも考えさせられる。
これこそがディズニーの姿、エンターテインメントの真髄と言えますね。
映画『ズートピア』:ディズニーランドでニックとジュディに会える!
東京ディズニーランドではグリーティングでニックとジュディに会うことができます!
ズートピアが大好きな人は、ぜひ二人に会いに行ってくださいね。
なお、ニックとジュディはそれぞれ交互にグリーティングに登場します。
二人一緒ではないのでご注意くださいね。
▼ニックとジュディのグリーティングについてはこちらで詳しく!
・【最新】ジュディ&ニックグリーティングがディズニーランドでスタート!ズートピアのキャラクターに会える!
まとめ
映画「ズートピア」のあらすじ、キャラクター、見どころをご紹介しました。
ズートピアは大人から子どもまで間違いなく楽しめる、ディズニー作品の中でも傑作と言われる映画です。
プリンセスがでてこないのにもかかわらずのこの人気、興行収入は目を見張るものがありますね。
それほどまで、人々のココロも鷲掴みにした映画です。
またズートピアの声優さんも豪華で話題になりました♪
上戸彩さんや、お笑いコンビ「サバンナ」の高橋茂雄さん、E-Girlsのアミちゃんといった豪華キャストが目白押しです!
一度見たら病みつきになってしまうズートピア。
まだ見てない人ももう見た人も何度もズートピアワールドに夢中になってしまうこと間違いなし!
あなたのディズニーライフに素敵なハピネスが訪れますように。
キャステルの記事に テーマパークの最新情報をお届けします |