【ジブリ】『ゲド戦記』のヒロイン・テルーを解説!なぜ竜になった?正体は?声優、名言、原作との相違点など!

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    2006年公開の宮崎吾朗監督による長編アニメーション映画『ゲド戦記』を観て、ミステリアスなヒロイン・テルーに興味を持った人が多いのではないでしょうか。映画本編を観ただけでは、100%理解できないテルーのキャラクターについて、この記事では、年齢、性格、生い立ちなどの簡単なキャラクター概要から声優、テルーの歌、名言、トリビアと一緒に、テルーの正体、竜になった理由などを考察していきます。

    【ジブリ】『ゲド戦記』のヒロイン・テルーを解説!なぜ竜になった?正体は?声優、名言、原作との相違点など!
    引用元:公式サイト

    こんにちは、Reneです。

    世界の均衡が崩れつつある混沌とした世界で生きる青年が、心を病み、国王である父を刺殺してしまったことから旅に出るSFアドベンチャー映画『ゲド戦記』。

    アーシュラ・K・ル=グウィンの原作小説『ゲド戦記』を宮崎駿監督の息子、宮崎吾朗監督がアニメーション化しました。

    心を病み広い世界へと放浪に出る主人公と出会い、人生の転機となる役割を果たす『ゲド戦記』のヒロイン、テルー。

    顔に火傷の跡があったり、感情を読み取りづらい気難しい性格をしていたり、最後には人間の姿から竜の姿へと変身していたり、テルーについて理解しきれなかった人も多いのではないでしょうか。

    『ゲド戦記』のテルーに焦点を当てて、キャラクターを深く理解し、『ゲド戦記』を深く読み解いていきます。

    『ゲド戦記』のあらすじ

    『ゲド戦記』のあらすじ
    出典:公式サイト
    『ゲド戦記』のあらすじ

    西海域の果てで暮らす竜が突如、人間たちの世界へ出没し、それと同時に、人間たちの住む世界は、飢饉、流行病、干ばつなど様々な厄災に悩まされるようになります。

    魔法使いのハイタカは、元凶を解明するための旅に出ていると、心を病んだ青年・アレンと遭遇。

    アレンは、均衡の崩れた世界で精神を病み、国王である父を刺殺してしまい、父の魔法の剣を持って荒野を放浪していたところ、ゲドと出会ったのでした。

    ハイタカは、アレンと共に世界を渡り歩くのですが、その先々では、人身売買や麻薬などが横行する変わり果てた世界を目の当たりにすることに。

    そこの旅先で、アレンは、人身売買されそうになっている少女テルーを救い出しますが、正気を失ったアレンをテルーは拒絶します。

    それから、旅を進める中で、世界で誰よりも”死ぬこと”を恐るクモと呼ばれる男が、人間の世界に降りかかる数々の厄災と関係性があることを突き止め...。

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    『ゲド戦記』のテルー:プロフィール

    テルーのプロフィール
    出典:公式サイト
    テルーのプロフィール

    『ゲド戦記』のヒロイン・テルーについて詳しくプロフィールを見ていきましょう。

    ◆テルーの役どころ

    幼少期に親から家庭内暴力を受けている中で、顔の左半分に大きな火傷を負ってしまいます。

    ハイタカの旧友であるテナーに助けられて、血縁関係はないものの一緒に生活をするように。

    ある日、街中で人身売買をしている人狩りに捕まってしまい、そこに居合わせたアレンに助けられます。

    しかし、生きることに絶望している様子のアレンを見て、「命を大切にしないやつは嫌いだ」と言い放ち、拒絶。

    それから、ハイタカとアレンは、テルーとテナーの住む家を訪れたことによって、共に過ごす時間が増えていきます。

    一緒に過ごす時間が長くなるにつれて、テルーとアレンは、互いを理解し合い、距離を縮めていき、やがてアレンは「生きるとは」について理解していくように。

    つまり、『ゲド戦記』本編においてテルーは、アレンの運命を大きく変える存在となるのです。

    ◆テルーの性格

    テルーは、幼少期から様々な苦労を重ねていることもあり、精神年齢の高い大人びた性格をしています。

    一方で、危機から助けてもらったにも関わらずアレンを拒絶したり、年相応の頑固さも持ち合わせています。

    ただ、アレンを拒絶したのには理由があり、命を大切にしない人には、強い嫌悪感を抱いているので、正義感が強い一面も性格の一部でしょう。

    普通の人が経験しないようなことを乗り越えてきたからこそ、人の痛みに寄り添う繊細さと、ひとりでも息抜けるほどのブレない精神力を持っているキャラクターです。

    『ゲド戦記』のテルー:声優

    『ゲド戦記』のヒロイン・テルーの声優を担当したのは、手嶌葵。

    2005年に韓国で開催されていたイベントに出演した際に、ヤマハの関係者から鈴木敏夫プロデューサーに手嶌葵の曲が渡ります。

    そのCDを聴いた宮崎吾朗監督は、手嶌葵の歌声に惚れ込み、当時無名だったにも関わらず、挿入歌『テルーの唄』の歌手として抜擢し、さらにヒロイン役の声優にも推薦します。

    岡田准一や菅原文太などの大物俳優たちと共に、メインキャストとして作品に携わることになった手嶌葵さんは、当時19歳の若さで数奇な運命に屈することなく生きる健気な少女を演じ切りました。

    宮崎吾朗監督は、手嶌葵のキャスティングに対して「こんなに素晴らしい歌声に出会えたことは奇跡としか言いようがない。素朴で心の底に優しく触れる歌声。テルーに手嶌葵さんの声が吹き込まれた時、思わず震えた。本作の女神です。」と大絶賛しています。

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    『ゲド戦記』のテルー:名言&名セリフ

    『ゲド戦記』本編で登場するテルーの印象的な名言&名セリフを見ていきましょう。

    どの言葉も深く重みがあります。

    『ゲド戦記』は、スタジオジブリ映画の中でも特に暗い作品として知られていますが、どんな世の中であっても、“生きること”に背を向けてはいけないという力強いメッセージがダイレクトに伝わってきます。

    『ゲド戦記』のテルー:正体と竜になった理由

    ルーの正体と竜になった理由
    出典:公式サイト
    ルーの正体と竜になった理由

    テルーが、本編の終盤で竜の姿になっていて驚いた人も多いのではないでしょうか。
    テルーの正体、竜になった理由について見ていきましょう。

    『ゲド戦記』のキャッチコピーで「かつて人と竜はひとつだった」と綴られていたり、本編で「太古、竜と人間はひとつだった」というナレーションがあったりします。

    また、本編では、「人間は物を欲して大地と海を選び、竜は自由を欲して風と火を選んだ」とも言及されています。

    つまり、遠い昔、テルーの先祖は、竜の姿で暮らしていた一族だったものの、人間の姿に変身して生きることを決めたということです。

    生物が長く生き延びるためには、“変異”が欠かせません。

    気候変動なのか、食糧不足なのか、争いから逃れるためなのか、理由は明言されていませんが、何かしらの理由で、テルーの先祖は、“生きるため”に竜から人間の姿に変わったということです。

    テルーが竜になったのは死にかけたことで竜の血が騒いだから
    『ゲド戦記』の本編終盤、クモによって首を絞められもがき苦しむテルーが描かれます。

    アレンが助けに向かうものの、時すでに遅し、「死んだ死んだ、かわいそう」とクモが吐き捨て、テルーは亡き人に。

    と思いきや、次の瞬間、竜の姿へと変えたテルーが登場し、夜が明けそうになっていることに気付いて先を急ごうとするクモに「待ちなさい、影は闇に帰れ」と言い放ち、炎で焼き殺します。

    「死んだはずのテルーが生き返ったこと」そして「人間の姿から竜の姿へと変身していたこと」い驚きが隠せませんが、なぜテルーは竜の姿となって蘇ることができたのでしょうか。

    これには、テルーの先祖と繋がりがあると推測できます。

    元々、竜の一族の末裔であってテルーは、自身が竜の血を引いていることを知らなかったようですが、クモによって死にかけた時、“生き延びる”ために今まで静かだった竜の血が目を覚ましたということ。

    ちなみに、原作小説でテルーが竜の姿に変身するのは、窮地に追いやられたハイタカとテナーを救出しようとした場面でした。

    つまり、人間の力ではどうしようもない状況になった時、テルーの身体に流れる竜の血によって覚醒したということになります。

    『ゲド戦記』のテルー:原作と映画の相違点

    アーシュラ・K・ル=グウィンによる原作小説と宮崎吾朗による長編アニメーション映画では、いくつかテルーの描写に違いがありました。

    まず、年齢についてですが、映画版ではアレンとさほど変わらない少女として描かれていますが、原作小説では、6、7歳の少女として登場します。

    一方、原作小説で登場するアレンは成人している青年ですので、アレンとテルーには年齢差があったのです。

    それを宮崎吾朗監督は、テルーの年齢を上げて、アレンの年齢を下げて、同年代の少年少女として描きました。

    明確な理由は、分かっていないのですが、アレンが「生きる」ことにもがき葛藤する中で、様々な苦労を重ねた同年代の子を登場させることで2人の絆が強く描けること、そしてスタジオジブリ映画の主人公の多くがティーンエイジャーであること。

    以上の2点が原作小説から脚色した理由なのではないかと推測できます。

    また、原作小説のテルーは、虐待によって火傷だけでなく喉も潰されてしまっています。

    映画版では、テルーが歌う場面が印象的ですが、原作小説通りに描いた場合、手嶌葵の歌声も聞くことができなかったことになります。

    【ジブリ映画】『ゲド戦記』の原作を紹介!小説版のあらすじや映画との相違点は?

    まとめ

    『ゲド戦記』のヒロイン・テルーについてご紹介しました。

    『ゲド戦記』の主人公・アレンを導く重要な役割を果たすテルーは、本編を観ただけでは理解できないとの声が多く上がっていました。しかし、細かな設定などを知ることで、『ゲド戦記』の作品自体の理解が深まることが分かりました。

    テルーに注目して再度『ゲド戦記』を鑑賞してみると、新たな発見があり、面白いかもしれませんね。

    【ジブリ】『ゲド戦記』のヒロイン・テルーを解説!なぜ竜になった?正体は?声優、名言、原作との相違点など!

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