【ジブリ映画】『コクリコ坂から』声優まとめ!『ゲド戦記』や『千と千尋』にも登場したあの人が出演!
宮崎吾朗監督による長編アニメーション映画『コクリコ坂から』の声優陣をまとめました!スタジオジブリといえば、プロの声優を使わず、俳優や製作陣の知人を起用するなど、キャラクターの声にもこだわりを持って製作をしていると有名ですよね。しかし「ジブリのキャラは棒読み」なんていう感想も少なくありません。『コクリコ坂から』の評判はどうだったのでしょうか。この記事では、声優陣について、あらすじと一緒にご紹介します!
こんにちは、Reneです。
今回は2011年公開の映画『コクリコ坂から』の声優をご紹介します。
2021年には新作長編アニメーション映画『アーヤと魔女』の公開を控える、宮崎駿氏の息子・宮崎吾朗監督が手掛けた『コクリコ坂から』。
港町・横浜を舞台にしたヒューマン・ドラマの声優には、他のジブリ作品にも登場した人気俳優が多数参加しています。
声優とキャラクター紹介に加えて、あらすじについてもまとめましたので、ぜひチェックしてみてくだいさい!
- ◆ジブリの声優キャスティング
・『コクリコ坂から』の声優
- ◆松崎海(声優:長澤まさみ)
- ◆風間俊:(声優:岡田准一)
- ◆水沼史郎(声優:風間俊介)
- ◆松崎花(声優:竹下景子)
- ◆広小路幸子(声優:柊瑠美)
- ◆その他のキャラクター声優とゲスト出演者たち
『コクリコ坂から』の声優:あらすじ
舞台は1963年の横浜。
海が見える丘に、下宿屋・コクリコ荘がありました。
そこで暮らす16歳の少女・海は、毎朝欠かさずに「安全な航行を祈る」という意味のこもった信号機を海を渡る船に見えるように掲げます。
一方、毎朝タグボートで登校していた17歳の青年・俊は、海の掲げる信号機をいつも見ながら海を渡っていました。
翌年にオリンピックを控える当時の日本は、古いものを取り壊し、新しいものを取り入れることこそが素晴らしい考えであると信じて疑いませんでした。
そんな変化の激しい時代に、横浜にある高校では、古びているが長い歴史の詰まった文化部部室、通称カルチュラタンの取り壊しをめぐって対立していました。
そんな対立の中、海と俊は出会います。
カルチュラタンの存続をかけた運動の行末、そして次第に惹かれあっていく海と俊に立ちはだかる衝撃の事実とは……?
▼あらすじについて結末まで知りたい方はこちら!
・【ジブリ映画】『コクリコ坂から』のあらすじをネタバレ込みで紹介!作品の背景にある時代性とは?
◆ジブリの声優キャスティング
初期のジブリ作品では、多くの声優が起用されていましたが、1992年公開の「紅の豚」から徐々に声優の起用がなくなり、代わりに俳優や女優といった演技派の起用が一般的になります。
宮崎駿氏は「声優の演技は不自然だから」という発言し物議を醸しましたが、ジブリのキャスティングに”声の存在感”はあまり重視されていないようです。
それ以上に大切なのが”演技力”と”雰囲気”です。
登場するキャラクターと素顔が似ている人物を選んでいるようですね。
『コクリコ坂から』の声優
それでは長編アニメーション『コクリコ坂から』でメインキャラクターを務めた声優についてご紹介をします。
ジブリアニメ初出演の人から常連まで、たくさんのキャストが集結しています。
◆松崎海(声優:長澤まさみ)
物語の主人公・海を演じたのは、国民的俳優の長澤まさみさん(1987年6月3日生まれ)。
2000年に映画デビューを果たし、現役で活動しています。
本作が声優デビュー作となった長澤さんですが、自身は子どもの頃からジブリが好きだったそう。
夢のようだと張り切って収録に挑んだ結果、宮崎吾朗監督から「海ちゃんはそんなんじゃない」と頭を抱えられてしまったんだとか。
「普通に話すと暗くて無愛想なんです」と話す長澤さんに、”普段の口調”を求める宮崎吾朗監督。
結果、普段の口調の方が宮崎吾朗監督は好感触だったようです。
プロデューサーの鈴木敏夫氏も、「まさみちゃんの声は可愛いから、始めはミスキャストだと思った」と吐露。
製作陣の不安が募る中、無愛想な口調で挑んだ演技は、芯の強い女性像を彷彿させるヒロインを誕生させることとなりました。
◆風間俊:(声優:岡田准一)
海の一学年上の先輩で、学校新聞「週刊カルチュラタン」の編集長を務める俊。
演じたのは俳優/タレントの岡田准一さんです(1980年11月18日生まれ)。
岡田准一さんといえば、宮崎吾朗氏が初めて長編アニメーション監督を務めた作品『ゲド戦記』で主人公・アレン役を演じました。
つまり2作連続で宮崎吾朗監督作品のメインキャラクターに抜擢されています。
岡田さんはキャスティングについて「吾郎監督が2作目にかける覚悟を知っていたので、(俊役が)自分でいいのか悩んだりもした」と打ち明けています。
しかし収録では監督から的確な指示をもらいながら、行くところまで一緒に行こうと、共に前作を超える作品作りに挑んだそうです。
◆水沼史郎(声優:風間俊介)
水沼史郎は俊や海が通う高校の生徒会長で、俊の親友。
そしてカルチェラタン存続運動の中心的な人物です。
演じたのはドラマや映画、バラエティなどで幅広く活躍されている俳優の風間俊介さん(1983年6月17日生まれ)。
声優としての仕事は、『遊戯王』の武藤遊戯役が有名です。
キャステル読者的には、ディズニーにとっても詳しいタレントさんとしてもおなじみかもしれません。
◆松崎花(声優:竹下景子)
海たちの祖母であり、アメリカの大学で助教授をする女性・松崎花。
演じたのは『北の国から』『わろてんか』『犬笛』などの名作で知られる俳優・竹下景子さんです(1953年9月15日生まれ)。
竹下景子さんはジブリ作品の声優常連。
本作以外にも『借りぐらしのアリエッティ』で貞子役、『風立ちぬ』で二郎の母親役を務めています。
◆広小路幸子(声優:柊瑠美)
コクリコ壮で暮らす美大生・広小路幸子を演じたのは、女優・声優の柊瑠美さん(1987年8月1日生まれ)。
自分の部屋にこもって絵描きに専念していたり、ひょこっと現れて食いしん坊な一面を見せたり、本作の中でも一際ユニークなキャラクターです。
他のジブリ作品では、『千と千尋の神隠し』で主人公・千尋役を演じています。
また『崖の上のポニョ』で大洪水の翌朝、ポニョと宗介が遭遇する赤ん坊を連れた婦人役も演じました。
◆その他のキャラクター声優とゲスト出演者たち
上で紹介した以外にも、『コクリコ坂から』には多くの国民的俳優が声優として参加しています。
海の母、松崎良子の声を担当している風吹ジュンさんは『ゲド戦記』のテナー役も担当。
海や俊の父親の旧友・小野寺善雄を演じた内藤剛志さんは『千と千尋の神隠し』で千尋の父親役、『ゲド戦記』でもチョイ役で登場していますよ。
そして特にキャラクター名はついていませんが、声優がこの人と知るとちょっと注目したくなるチョイ役出演者をご紹介します。
あなたはあの声があの人だと、気付いていましたか?
桝太一さん
毎年人気男性アナウンサーランキングで上位に食い込む日本テレビアナウンサーの桝太一さん。
学校の討論会で力強い演説をする生徒役として登場しています。
伊藤綾子さん
元フリーアナウンサーで、嵐の二宮和也さんと結婚したことで話題となった伊藤綾子さん。
徳丸理事長の秘書役として登場しています。
藤巻直哉さん
『崖の上のポニョ』で主題歌を大橋のぞみさんと一緒に歌った音楽ユニット・藤岡藤巻のひとりで、映画プロデューサーとしても活躍する藤巻直哉さん。
徳丸ビルの受付係として登場します。
まとめ
宮崎吾朗監督による長編アニメーション「コクリコ坂から」の声優を紹介しました。
声優のキャスティング過程を見るだけでもスタジオジブリの作品作りのこだわり深さに圧巻です。
ぜひ、キャラクターたちの声にも注目して鑑賞してみてくださいね。
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