【ジブリ映画】『ゲド戦記』の声優一覧!主人公は岡田准一さん、宮崎吾朗監督の作品常連も多数登場!
ジブリ映画『ゲド戦記』の声優を一覧で紹介!宮崎駿氏の長男・宮崎吾朗監督による初の長編アニメーション映画『ゲド戦記』の声優陣をまとめました!スタジオジブリ作品では、プロの声優を使わずに、素人や役者を起用するなどキャラクターの声のこだわりは独特だったりします。この記事で、声優陣について、あらすじと一緒にご紹介しているので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
こんにちは、Reneです。
今回はスタジオジブリのアニメーション監督・宮崎吾朗氏による映画『ゲド戦記』(2006年)の声優をまとめました。
『ゲド戦記』は2021年4月劇場公開予定の『アーヤと魔女』を手掛けた宮崎吾朗氏の監督デビュー作です。
声優とキャラクター紹介に加えて、あらすじや歌についてもまとめましたので、ぜひチェックしてみてくだいさい!
・ジブリ映画『ゲド戦記』:キャラクター/声優一覧
- ◆アレン(声優:岡田准一)
- ◆ハイタカ(声優:菅原文太)
- ◆テルー(声優:手嶌葵)
- ◆テナー(声優:風吹ジュン)
- ◆クモ(声優:田中裕子)
・ジブリ映画『ゲド戦記』:『ゲド戦記』の歌
- 挿入歌「テルーの唄」
- サウンドトラック
ジブリ映画『ゲド戦記』:あらすじ
声優を紹介する前に、まずは物語のあらすじを振り返っておきましょう。
原因不明で突然死する家畜に赤子、疫病、干ばつ……といくつもの厄災が重なり混沌とした世界。
エンラッド王国の王様は、国民の不安を払拭しようと誰よりも前向きに明るい未来を信じて原因究明に精を出していました。
頼もしい父親を持つエンラッドの王子・アレンは、将来自分が国王になることに漠然とした不安を抱き、おかしくなった世界で次第に精神を病んでいきます。
そんなある日、正気を失ったアレンは父親を刺殺してしまい、父の持つ魔法の剣を持ってエンラッド王国を飛び出し荒地へ逃げ去ります。
行くあてもなく歩いているとき獣達に囲まれ死を覚悟したアレンでしたが、魔法を使える男・ハイタカによって命拾いをすることに。
ハイタカは、魔法使いがいる世界”アースシー”で、竜が人を襲ったり魔力が極端に弱ったり異変が起きている元凶を突き止めるための旅をしていたのでした。
アレンは、ハイタカと共に近くの街”ホート・タウン”へ行きますが、そこで見た光景は、人身売買に麻薬の密売、粗悪品の流通など均衡の崩れによって生じる混乱でした。
ホート・タウンを散策するアレンは、そこで顔に火傷を負った少女テルーが人狩りに襲われている現場に遭遇し、思わず助けに飛び込みます。
しかし助けたテルーには、幼少期に両親に捨てられた過去があり……。
ジブリ映画『ゲド戦記』:キャラクター/声優一覧
メインキャラクターとその声優について、一覧でご紹介します。
他のジブリ作品に出演している人も多くいますよ!
◆アレン(声優:岡田准一)
物語の主人公を演じたのは、ジャニーズグループ「V6」の一員として知られる岡田准一さん(1980年11月18日生まれ)。
V6の最年少メンバーで、アイドルや俳優、タレントとしてマルチに活躍し、NHK大河ドラマなどにも出演しています。
本作は岡田さんにとってアニメ声優デビュー作。
宮崎吾朗監督は、「岡田准一のように少年らしいが同時に落ち着いている声は、どこかナーバスさも併せ持っていると思う。少年アレンに一層のリアリティーを与えてくれるはずだ」とキャスティングの理由を明かしています。
混沌の時代を生きる少年、国王になる宿命を背負った少年、父親を殺してしまい孤独に耐える少年、守りたい者のために立ち向かう少年と難しい役どころを見事に演じ切りました。
その後、宮崎吾朗の『コクリコ坂から』(2011年)ではヒロインが恋する青年・俊の声を担当しています。
◆ハイタカ(声優:菅原文太)
孤独の旅をするアレンを助け、旅を共にする大賢人ハイタカ。
ハイタカを演じたのは、俳優の菅原文太さん(1933年8月16日生まれ)。
本作に出演後、惜しくも2014年11月28日に81歳で他界されました。
宮崎吾朗監督がアフレコで菅原文太さんに求めたのは、「”らしくない声”。いかにもヒーロ然、賢人然といった声ではなく、旅を通じて積み、大地を自分の足で踏み締めて歩いているような存在感のある声」でした。
ハイタカの威厳がありながらも垣間見える優しさはしっかりと伝わってきます。
菅原文太さんは過去に、宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』で釜爺の声を担当しています。
◆テルー(声優:手嶌葵)
顔に火傷跡と辛い過去を持つヒロイン・テルーを演じたのは、歌手の手嶌葵さん(1987年6月21日生まれ)。
『ゲド戦記』では、声優の他に主題歌・挿入歌も提供しています。
劇中では広い大地でテルーが歌を歌うシーンが長回しされており、手嶌葵の力強くも透き通る歌声は、本作の最大の見どころの一つと言えます。
その後、宮崎吾朗監督の『コクリコ坂から』でも主題歌・挿入歌を担当。
声優としてもヒロインの友人・悠子の声を担当しました。
◆テナー(声優:風吹ジュン)
ハイタカの旧友でテルーの育て親である優しく芯の強い女性・テナー。
演じたのは女優の風吹ジュンさん(1952年5月12日生まれ)です。
風吹ジュンさんは根っからのジブリファンを公言しており、ジブリプロデューサー鈴木敏夫氏のポッドキャストに登場するなど、製作陣と幅広い交流を持っています。
宮崎吾朗監督の『コクリコ坂から』では主人公・海の母、松崎良子の声を担当しています。
◆クモ(声優:田中裕子)
アレンとハイタカの前に立ちはだかる敵、魔法使いのクモを演じたのは女優の田中裕子さんです。
田中裕子さんは過去には『もののけ姫』でヒロイン・サンと対立するエボシ御前を演じています。
『ゲド戦記』のクモ同様に、ヴィラン側のキャラクターとしてジブリ作品に度々登場しています
クモの役作りについて、田中裕子さんはいったんやってみて監督からの指示を仰ごうと考えていたようです。
しかし宮崎吾朗監督は「半分生きているのか、半分死んでいるのか。元気溌剌という感じではないから、口をモゴモゴさせる感じでいい」と、初回のアフレコで田中裕子さんの演技に大満足だったそうです。
ジブリ映画『ゲド戦記』:『ゲド戦記』の歌
『ゲド戦記』は音楽も印象的です。
サントラと挿入歌についてご紹介します。
挿入歌「テルーの唄」
ヒロイン・テルーが大地で広大な草原を眺めながら切なげに歌う「テルーの唄」が挿入歌として使われています。
一羽で空を飛び回る鷹について描写した歌詞は、両親に捨てられてしまったテルーの孤独と寂しさと重なっているように読み解くことができます。
歌っているのはテルーの声優を担当した手嶌葵さんです。
作詞・作曲:谷山浩子
歌:手嶌葵
サウンドトラック
本編で流れるサウンドトラックを手掛けたのは、作曲家・編曲家の寺島民哉さん。
全部で21曲収録されています。
まとめ
宮崎駿による長編アニメーション「ゲド戦記」の声優についてご紹介しました。
作り手側を知ることで一層、作品の深みは増しますよね。
次回『ゲド戦記』を鑑賞する際は、ぜひ声優さんや挿入歌などにも注目して見てください。
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