【ジブリ映画】『千と千尋の神隠し』声優を一覧で紹介!朝ドラ女優に神木隆之介、ちょい役には大泉洋が登場
宮崎駿監督による長編アニメーション映画『千と千尋の神隠し』の声優陣をまとめました!スタジオジブリ作品では、プロの声優を使わずに、素人や役者を起用するなどキャラクターの声のこだわりは独特だったりします。『千と千尋の神隠し』では、朝ドラ女優から大人気子役など豪華キャストが出演しているのをご存知でしょうか?この記事で、ぜひ同作の声優陣について「そうだったんだ!」という新発見をお楽しみください。
こんにちは、Reneです。
今回は、映画『千と千尋の神隠し』の声優をまとめました。
アカデミー賞アニメーション部門を受賞したり、国内興行収入が300億越えと驚異の人気の高さを誇る『千と千尋の神隠し』。
ジブリ映画におなじみの俳優だけでなく、意外なキャスティングや豪華な脇役でも話題になりました。
声優とキャラクター紹介に加えて、あらすじや歌についてもまとめましたので、ぜひチェックしてみてくだいさい!
・『千と千尋の神隠し』:キャラクターと声優
- 荻野千尋(声優:柊瑠美)
- ハク(声優:入野自由)
- 湯婆婆/銭婆(声優:夏木マリ)
- 坊(声優:神木隆之介)
- その他のキャラクター声優
・『千と千尋の神隠し』の歌
- 主題歌「いつも何度でも」
- サウンドトラック
『千と千尋の神隠し』あらすじ
まずは作品のあらすじと作品データをご紹介します。
主人公は10歳の小学生・千尋。
引越しが決まり、クラスのお別れ会を終えた千尋は、新しい家に向かう車の後方座席でもらった花束を抱えながら憂鬱な気持ちでいました。
その途中、道に迷いトンネルを見つけた両親は車から降り、トンネルの先に興味を示します。
不吉な予感がする千尋でしたが、渋々両親についてトンネルを通り抜けることに。
誰もいない街にたどり着き、美味しそうな匂いに釣られて勝手に店の食べ物に手を出す両親。
嫌気がさした千尋がひとりで街を散策していると、ひとりの少年と出会います。
少年は千尋にトンネルに戻るよう声をかけますが、辺りは暗くなり、無人に見えた街の様子が一変。
屋台にいたはずの両親は豚に変わっており、街は水で覆われ、来た道を戻れなくなってしまいます。
千尋は、両親を人間に戻し元の世界に戻るため、ハクの助けのもと、湯婆婆が営む湯屋で働くことを決心しますが……。
『千と千尋の神隠し』:キャラクターと声優
次にメインキャラクターについて、声優を務めた人物と一緒にご紹介します。
他のジブリ作品に出演経験がある人も多いですよ。
荻野千尋(声優:柊瑠美)
物語のヒロインを演じたのは、女優の柊瑠美さん(1987年8月1日生まれ)。
1999年にNHKの朝ドラ「すずらん」でヒロインの少女時代を演じて女優デビューを果たし、現役で活動をしています。
柊さんが千尋役を演じたのは当時13歳。
千尋の年齢設定は10歳だったため、年相応のキャスティングだといえます。
本編では、両親に振り回されながらも神々の集う湯屋で周りに溶け込もうと健気に働く少女を演じています。
柊さんはその後、他のスタジオジブリ作品にも出演。
『崖の上のポニョ』(2008年)では宗介とポニョが遭遇する赤ちゃんを抱えた婦人役、『コクリコ坂から』(2011年)ではメガネがトレードマークの広小路幸子役を演じています。
ハク(声優:入野自由)
湯婆婆の手下で、千尋と出会う少年=ハク。
演じたのは、1988年2月19日生まれの声優・入野自由(みゆ)さんです。
1994年に子役としてデビューし、現役で活動をしています。
ハク役にはオーディションで選ばれ、当時13歳で演じています。
千尋を演じた柊さんと同い年ということになりますが、ハクのキャラクターは人生を達観したような、少年離れした性格。
千尋より大人びた印象を抱きやすいので、当時13歳の少年が演じていたとは驚く方も多いのではないでしょうか。
スタジオジブリはプロの声優を起用しない方針でキャスティングをしています。
ハクを演じてから声優としての活動の幅を広げている入野さんは、その後のジブリ作品には登場していません。
しかし、『キングダムハーツ』シリーズのソラ役など、声優として大活躍されています。
湯婆婆/銭婆(声優:夏木マリ)
湯屋を営む湯婆婆と双子の銭婆を演じたのは、女優・歌手として活動している夏木マリさん。
1952年5月2日生まれで、1971年に歌手としてデビューし、現役で活動しています。
制作にあたって宮崎監督から「悪役だと思ってやらないで。湯屋を立て直す1人の働く女性としてやってください」と言われたエピソードを、鈴木敏夫とジブリ展のイベントで明かしています。
物語の序盤では、千尋に恐怖心を植え付けるような高圧的な口調を見せるものの、千尋の働きぶりを認めたり、湯屋の一大事には率先して従業員をまとめる頼り甲斐のある女性を演じています。
坊(声優:神木隆之介)
湯婆婆の子供・坊を演じたのは、1993年5月19日生まれの俳優・神木隆之介さん。
1999年に子役としてデビューを果たし、現役で活動をしています。
本作は神木さんの声優デビュー作。
千尋役をお母さんに演じてもらい、自分の声を録音したものを送ってオーディションで坊役を勝ち取ります。
千尋を脅したり、大泣きしたり、生き物に変えられて「チュウ」としか話せなくなったりと、可愛いくもどこか狂気じみたキャラクターを演じ切った神木さん。
収録当時は当時8歳でしたが、声優としての高いポテンシャルを感じられます。
その後も『ハウルの動く城』のマルクル役、『借りぐらしのアリエッティ』の翔役でジブリ作品に度々登場しています。
ジブリ映画では役を作りすぎないことが大切だと学んだそうで、坊役では「声を低くとか、高くとか思わず地声でやるのがジブリならではなのかなと思う」と話しています。
その他のキャラクター声優
映画を盛り上げるその他のキャラクターの声優を画像左から順に紹介します。
リン(声優:玉井夕海)
青蛙(声優:我修院達也)
釜爺(声優:菅原文太)
番台カエル(声優:大泉洋)
湯屋で働くことになった千尋に意地悪な番台カエルを演じる大泉洋は、「ハウルの動く城」でソフィーをナンパする兵士で登場したりと、ジブリのちょい役キャラとして度々登場しています。
また、青蛙を演じた我修院達也は、『ハウルの動く城』のカルシファーを演じました。
主人公・千尋の両親の声優を紹介します。
荻野悠子(声優:沢口靖子、画像左)
荻野明夫(声優:内藤剛志、画像右)
千尋の両親を演じたのはいずれも国民的俳優の沢口靖子さんと内藤剛志さん。
出演シーンは決して多くありませんが、実力派の大物俳優をしっかりとキャスティングしています。
『千と千尋の神隠し』の歌
最後に、『千と千尋の神隠し』の中で印象に残る「歌」についてご紹介します。
上の予告編では主題歌「いつも何度でも」を聴くことができますので、どんな歌だっけ?と思った方は動画もチェックしてみてくださいね。
主題歌「いつも何度でも」
作詞:覚和歌子
作曲・歌:木村弓
主題歌「いつも何度でも」を担当したのは木村弓さん。
木村さんは『もののけ姫』に感銘を受け、手紙と一緒に自分の曲を送ったことをきっかけに宮崎駿との交流が始まります。
宮崎駿は、制作中であった「煙突描きのリン」のあらすじを木村弓に送り、そのあらすじから着想したものが「いつも何度でも」でした。
しかし、「煙突描きのリン」の制作は打ち切りに。
木村さんの音楽も一度は世に出ることがなくなりましたが、その後の『千と千尋の神隠し』の制作中に、トンネルの先で千尋が消えかけるシーンと歌詞にある”ゼロになる体”という部分が一致することから、「いつも何度でも」を主題歌にすることが決まりました。
また、すでに完成していた「いつも何度でも」のメロディーと歌詞が本編の制作に、潜在的に影響を受けていたのかもしれないと宮崎駿は振り返っています。
サウンドトラック
本編で流れるサウンドトラックを手掛けたのは、ジブリファンにはおなじみ、過去の宮崎駿作品全てに携わる音楽家・久石譲氏です。
映画の中では、全部で20曲が流れています。
中でも、「あの夏へ」が印象的で記憶に残っている人が多いのではないでしょうか。
まとめ
宮崎駿による長編アニメーション「千と千尋の神隠し」の、声優紹介をあらすじ、歌と共にご紹介しました!
作り手側を知ることで一層、作品の深みは増しますよね。
ぜひ、声優さんや挿入歌などにも注目して見てください。
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