【ジブリ】映画『魔女の宅急便』に登場する”黒猫・ジジ”を徹底解説!声優は誰?話せなくなった理由は?
1989年公開のスタジオジブリ映画『魔女の宅急便』は、角田栄子の同名児童書『魔女の宅急便』を原作にアニメーション化されました。主人公の魔女の女の子・キキの相方として登場する黒猫・ジジ。ジジはキキと同じ13歳らしいのですが、猫年齢で言うと何歳になるでしょうか?また、声優などのキャラクター基本情報。ジジが人間の言葉を話さなくなった理由や最後のセリフ、その後についての考察。ジジのぬいぐるみを購入する方法についてご紹介していきます。
こんにちは、Reneです。
1989年公開の宮崎駿が監督を務めたジブリ映画『魔女の宅急便』は、13歳になったキキが親元を離れて魔女の修行に出る成長物語。
この記事では、本編で登場するキキの相棒・黒猫の”ジジ”に焦点を当てて解説していきます。
1人で修行に出る心寂しい気持ちや新たな街に降り立って人々から歓迎されず不安なキキに寄り添う相棒として存在感を発揮していたジジ。
しかし、そんなジジも途中でキキと会話ができなくなったり、白い雌猫と恋愛をしてキキとの交流が減っていく描写もあり、モヤッとするポイントがいくつか残っています。
そんなジジについての基本的な情報を始め、謎や考察についてまとめました。
それでは早速みていきましょう!
- 魔女の相棒は黒猫と決まっている
・魔女の宅急便のジジ:声優を担当したのは佐久間レイ
・魔女の宅急便のジジ:なぜジジはしゃべらなくなるの?
- ジジがしゃべらなくなった理由の説①キキの魔力が弱まったから
- ジジがしゃべらなくなった理由の説②キキが魔法使いとして自立したから
- ジジがしゃべらなくなった理由の説③キキが恋を知ったから
- ジジがしゃべらなくなった理由の説④ジジも恋をしたから
- ジジがしゃべらなくなった理由の説⑤キキが人間として成長したから
- ジジの最初のセリフと最後のセリフは?
・魔女の宅急便のジジ:ジジがしゃべれなくなった真実は!?
・魔女の宅急便のジジ:ジジのその後は?
・魔女の宅急便のジジ:ジジのぬいぐるみはどこで買える?
魔女の宅急便のジジ:黒猫・ジジの基本情報
映画『魔女の宅急便』に登場するジジ。
性別はオスで、年齢は13歳です。
映画の中ではキキに上から目線で何かを言ったりしている描写が目立ちましたが、キキとジジが同い年であると気づいた方は少ないのではないでしょうか。
加えて、猫の13歳は、人間で言うところの68歳に相当するとされているため、なかなかのお爺ちゃん猫です。
それでも好奇心旺盛で破天荒なキキの相棒として頑張っているジジが人間に換算すると68歳くらいのお爺ちゃんだと知ると、時折見せる気怠そうな表情や新しいことへの無関心さなどは納得がいきます。
魔女の相棒は黒猫と決まっている
ジジがキキの相棒となった理由は、魔女の掟の一つと関係しています。
魔女の世界では、女の子が生まれると同じ年に生まれた黒猫を一緒に育てる文化があるのです。
キキが旅の途中で出会う先輩魔女も、黒猫を連れていましたね。
なお、原作の児童書では、キキの母親に「メメ」と言う名前のついた黒猫が相棒として寄り添っていたことも言及されています。
映画本編では登場していない黒猫ですが、興味のある方はぜひ原作でチェックしてみてください。
魔女の宅急便のジジ:声優を担当したのは佐久間レイ
黒猫・ジジの声優を務めたのは、声優・女優・歌手として活躍している佐久間レイさん(1965年1月5日生まれ)。
『それいけ!アンパンマン』のバタコさん役、『楽しいムーミン一家』のミイ役、『お願いマイメロディ』のマイメロディ役、『アリス探偵局』のアリス役、『らんま1/2』のシャンプー役などが代表作となっています。
有名アニメのメインキャラクターを多く担ってきた実力派声優です。
魔力でジジの言葉が分かるキキは、いつもジジの小言を聞かされています。
生意気だけど頼れる存在として、キキに寄り添う黒猫を見事に演じているので声優にも注目です。
▼魔女の宅急便の声優情報はこちら
・【声優】魔女の宅急便の声優まとめ!キキやジジ、トンボの声を担当しているのはあの人?!
魔女の宅急便のジジ:なぜジジはしゃべらなくなるの?
『魔女の宅急便』を見ていて、中盤からジジが「にゃー」としか発さなくなり、寂しい気持ちになった人は少なくないかと思います。
本編では、その原因について言及されていないため、いくつかの考えられる説についてまとめていきます。
ジジがしゃべらなくなった理由の説①キキの魔力が弱まったから
そもそも、ジジの言葉をキキが理解できるのは、魔法のおかげです。
キキと同じ年に生まれた黒猫を相棒として育てたために2人の間で確立された絆と魔法が相まってコミュニケーションが取れるようになっていたという設定があります。
そのため、宅急便の仕事で訪れた家の犬が何を話しているのかキキが聞き取ることはできませんでした。
それに沿って考えてみると、キキがホウキで空を飛べなくなってしまう描写があり、確実に何かしらの理由によって魔力が弱まっていました。
魔力が弱まってしまったがために、ジジの言葉が理解できなくなったのではないかという説です。
ジジがしゃべらなくなった理由の説②キキが魔法使いとして自立したから
今までキキとジジはかけがえのないパートナーシップを結んでいました。
どんな時でも頼れるのはお互いだけだったはずが、コリコ街でキキは様々な人たちと出会いをします。
キキは、グーチョキパン店のおソノさん、絵描きの少女・ウルスラ、空を飛ぶことを夢見る少年・トンボとキキを気にかけてくれる人が出会い、自分の悩みや嬉しいことを彼らに共有するように。
このことから今まではジジと話すしかなかったキキが自分のコミュニティをどんどん広げて行ったことがわかります。
そして、次第に2人は言葉でのコミュニケーションがなくなったのではないかと言われています。
ジジがしゃべらなくなった理由の説③キキが恋を知ったから
キキが人間の男の子に恋をしたことでジジの言葉が分からなくなったという説です。
キキはトンボと出会うことで初恋に落ちます。
それはもう魔女ではなく普通の年頃の女の子そのものです。
そして、キキが魔力を復活させるきっかけになったのも恋の力でした。
そんなキキを見て、ジジは今までの関係性から一歩引いたことにより、今までできていた意思疎通ができなくなったのかもしれません。
また原作では魔女は恋をしたら黒猫と別れなければいけないという風習もあります。
もしかしたらそうした「別れ」を喋れなくなることで表現した可能性もあります。
ジジがしゃべらなくなった理由の説④ジジも恋をしたから
キキがトンボと恋をしたように真っ白の雌猫・リリーと出会い、今さえあれば一緒に時間を過ごすようになるのです。
このことから、それぞれが人間の世界と猫の世界で新たなパートナーを見つけたことで、次第に2人は言葉でのコミュニケーションがなくなったのではないかと言われています。
ちなみにジジは、映画のラストでリリーに似た真っ白な毛並みの子を3匹、ジジに似た黒い毛並みの子を1匹授かり、お父さんになっていますが、
なんと原作では18匹もの子供がいるそうですよ!
ギネスの記録に1回の出産で19匹の子を産んだ猫が登録されていますが、世界記録に迫る勢いですね(笑)
ジジがしゃべらなくなった理由の説⑤キキが人間として成長したから
13歳の魔女修行を通して、キキは様々な困難を自分の力で乗り越えていく力を身につけ成長していきます。
小さい頃、ごっこ遊びをしたり、想像上のキャラクターと会話したり、空想の世界を描いていた人がいると思います。
それと同じように、キキにとってジジは自己投影のような存在で、「魔力によってジジの言葉がわかる」のではなく、「自分自身と会話」していただけと考えられます。
つまり、自分が寂しい時に気持ちを奮い立たせてくれるたり、楽しい時に一緒にワクワクしてくれたりと自分の欲しい言葉をジジが話していると想像していたということ。
昔は、空想の世界で遊んでいた子どもたちも、徐々に空想の世界で遊ぶ時間が少なくなり、現実での興味関心に惹かれるのが成長過程の一つとして挙げられます。
13歳は特に好奇心、羞恥心、自立心などの芽生える時期でもあるので、そういったキキの成長と変化がジジの言葉が聞こえなくなる理由となったかもしれません。
ちなみに、ジジの言葉が理解できなくなった直後、キキは困惑してしまいますが、トンボを救出した際のインタビューでは、「にゃー」と鳴くジジを微笑ましく見守り、言葉がわからない状況を受け入れている様子です。
この一幕からも、キキの成長が見えますね。
ジジの最初のセリフと最後のセリフは?
ここで「しゃべる猫」としてのジジのセリフを振り返ってみましょう。
ジジの最初のセリフ
「旅立ちは慎重に行うべきだよ。」
野原でラジオを聴きながら、天気が良いことを知ったキキは衝動的に修行に出る決意を固めます。
それを聞いた両親は、一抹の不安を見せながらも見送る事にしますが、ジジだけは反対するのです。
キキと同じ年に生まれ、共に成長してきたからこそ、気兼ねなく思ったことを言い合える仲のようです。
そんなジジの反対の言葉を聞き入れることなく、さっさと準備を進めるキキ。
2人の関係性が瞬時に伝わるワンシーンでした。
ジジの最後のセリフ
「リリーっていうの。今行く。」
キキがトンボへの宅配に出かける直前のやり取りです。
ジジは、グーチョキパン店の近くで暮らす真っ白の雌猫・リリーと親しくなります。
キキがコリコ街で新たな人と出会い、仕事を通して様々な経験をして成長していく中で、ジジもまた、新たな出会いをしていたのです。
今まで一緒に過ごして来た2人が、それぞれの道を歩み始めている象徴的なセリフがジジの最後の言葉となっています。
今ご紹介したセリフは、あくまでジジが発する人間の言葉。
本当の最後のセリフは、キキが飛行船から落ちそうになっているトンボを救出した際に、インタビューされている時、キキの肩から「にゃー」と鳴くジジが登場します。
そのため、本当の最後のセリフは、この時の「にゃー」です。
魔女の宅急便のジジ:ジジがしゃべれなくなった真実は!?
先ほど、ジジが話さなくなった理由についていくつかの説をご紹介したのですが、監督を務めた宮崎駿氏は、「ジジは元から話すことのできない普通の猫である。キキが自分の話し相手としてジジと会話をしていた」としています。
加えて、スタジオジブリの鈴木敏夫氏からもTwitterで以下のような見解が公表されました。
つまり、「成長したから」という説が濃厚になってくるのですが、キキ次第でジジの言葉が理解できるのであれば、最後のトンボ救出時のインタビューでジジが発した「にゃー」。
こちらは、もしかするとキキにだけは泣き声でない何かが聞こえていたのかもしれませんね。
「スランプをよく乗り越えたね」「頑張ったね」などの言葉をジジは投げかけていたと考えると素敵です。
あえて具体的なセリフを使わずに猫の言葉で視聴者に届け、最後の「にゃー」にどのような意味が込められていたのかを考えてみるとワクワクします。
魔女の宅急便のジジ:ジジのその後は?
ジジのその後については本編のエンドロールから読み取れるますよ☆
エンドロールでジジとリリーの子どもに見える子猫たちが映っているのに気づきましたか?
つまり、仲良さげなジジとリリーはめでたく結ばれたということですね。
ちなみに原作児童書でジジは、18匹の子猫のパパになっています。
魔女の相棒をしながら、たくさんの子どものお世話に慌ただしい日々がやってくる予感がします。
魔女の宅急便のジジ:ジジのぬいぐるみはどこで買える?
いつでもどこでも一緒のキキとジジを見て、ジジみたいな相方がいて欲しい!と思った方も少なくないのではないでしょうか。
だからと言って、黒猫を家族に迎え入れるのも簡単ではありません。
スタジオジブリ公式のオンラインショップ「どんぐり共和国」では、ジジのぬいぐるみを購入することができますよ。
特におすすめの6つをご紹介します。
値段・サイズともにたくさんのジジが販売されていますよ。
詳しくは、どんぐり共和国の公式サイトをチェックしてみてくださいね。
まとめ
この記事では、『魔女の宅急便』に登場するジジについてまとめました。
本編では語られない部分を考察していく事によってより作品に深みが増しますね。
ぜひ、次回『魔女の宅急便』をみるときはジジに注目してみてください。
▼魔女の宅急便のあらすじはこちら
・【魔女宅】魔女の宅急便のあらすじ&ネタバレまとめ!キキとトンボにまつわるトリビアも!
▼魔女の宅急便の声優情報はこちら
・【声優】魔女の宅急便の声優まとめ!キキやジジ、トンボの声を担当しているのはあの人?!
▼ジブリのキャラクター
・【一覧】ジブリのキャラクター総まとめ!ヒロイン、カップル、悪役など、 主要キャラをおさらい!
キャステルの記事に テーマパークの最新情報をお届けします |