借りぐらしのアリエッティのキャラクター”翔”を解説!翔の病気は治った?モデルは誰?
2010年公開の『借りぐらしのアリエッティ』は、宮崎駿が企画・脚本に携わり、当時新人監督であった米林宏昌が監督を務めたジブリ映画です。本作のキャラクターとして印象的なのが小人の少女・アリエッティと出会う人間の少年「翔」。今回は、翔のキャラクター、声優、モデル、翔の病気は治ったのかなどについて詳しく解説していきます。
こんにちは、Reneです。
米林宏昌監督による長編アニメーション映画『借りぐらしのアリエッティ』。
『借りぐらしのアリエッティ』は、「人間に見られてはいけない」というキャッチフレーズの下、小人たちの暮らしを通して必要以上な物に囲まれて暮らす現代の人間の暮らしについて触れています。
今回は、そんな『借りぐらしのアリエッティ』に登場するキャラクー「翔」を解説します。
キャラクター、声優、モデルとなった人物の情報など盛り沢山の内容となっています。
そして、気になるポイントである、「映画の後、翔の病気は治ったのか?」についても考察しますよ。
それでは、早速見ていきましょう。
・借りぐらしのアリエッティの「翔」:どんなキャラクター?
・借りぐらしのアリエッティの「翔」:声優は誰?
・借りぐらしのアリエッティの「翔」:モデルとなった人物は?
・借りぐらしのアリエッティの「翔」:心臓病の手術は成功した?病気は治る?
・借りぐらしのアリエッティの「翔」:アリエッティと再会できる?
借りぐらしのアリエッティ:翔視点から見たあらすじ
12歳の翔は、まだ年少にもかかわらず、両親の離婚や心臓病という数多くの災難に見舞われてきました。
そのためか、生きることにあまり前向きではなく、心臓病の手術までの期間を母親が育った日本の田舎町にある古く大きな屋敷で過ごすことになります。
その屋敷には、翔のおばあちゃんの妹・貞子と長年お手伝いさんとして仕えるハルが住んでいました。
閑静な屋敷で静かな日々を過ごしていたある日、翔の前に人間の指先ほどの背丈しかない小人の少女・アリエッティと出会います。
翔に姿を見られたアリエッティは、驚いた様子で、手に持っていた角砂糖を落として床下へと消えていきます。
それを見た翔は、アリエッティに強く関心を抱き、「わすれもの」と書いた紙と一緒に角砂糖を床下のすぐそばに置いてやります。
小人には、「人間に見られてはいけない」という掟があり、翔とアリエッティが仲良くすることは、アリエッティの家族を危険に晒すことになるとは知りません。
翔は初めて見た小人に悪意を抱くことはなく、むしろ、昔におじいちゃんが話していた小人のことを思い出します。
翔とアリエッティは次第に仲良くなり、翔はアリエッティたちのためにおじいちゃんが持っていたドールハウスを使ってあるサプライズを計画します。
そんな翔のことを静かに見守る黒い影が迫り...。
▼この続き(ネタバレあり)のあらすじはこちら
・『借りぐらしのアリエッティ』の全てが分かる!ネタバレあらすじ、トリビア、主要キャラまとめ!
借りぐらしのアリエッティの「翔」:どんなキャラクター?
翔は、12歳の人間の少年です。
心臓病を患っていたり、両親の離婚を経験したり、悲しい経験を多くしているからか、12歳とは思えない落ち着きを持っています。
何事にも希望を抱くことなく、悲観的に生きていますが、アリエッティと出会うことで、彼女の明るさに感化されていきます。
そして、小人たちの暮らしを通して、翔の心境に変化が芽生えていく過程を見ることができます。
借りぐらしのアリエッティの「翔」:声優は誰?
翔の声優は、俳優の神木隆之介(1993年5月19日生まれ)が務めています。
神木隆之介は、『借りぐらしのアリエッティ』以外にも、『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』『キクリと魔女』『星をかった日』などの数多くのジブリ作品に携わっています。
幼少期から声優としての神木隆之介姿を見守り続けていた鈴木敏夫プロデューサーは、神木隆之介を大絶賛。
「とにかく芝居が上手い。上手い子役は大人になると難しいというように、突き抜ける人ってなかなかいのに、彼は違う。千と千尋の神隠しから始まり、再キャスティングするたびに、芝居力が衰えてないかと心配になるが、いつも素晴らしい。今回も見事にやってくれた。この先はどうなるんだろう」とコメントしています。
鈴木敏夫との関係性を聞かれた時、「親戚のおじさんのような」と答えると、「おじさんというよりも、おじいちゃんでしょ」と笑顔で訂正される仲睦まじい様子がインタビューから明かされていますよ♪
借りぐらしのアリエッティの「翔」:モデルとなった人物は?
翔のモデルは、翔の声優を勤めた神木隆之介です。
アフレコスタジオジブリの広報部長・西岡純ー氏が、「キャラクターデザインの段階から、神木くんにやってもらいたいと考えており、神木くんをモデルにしてデザインされた」と語っています。
・翔のモデルについて語る西岡純一氏
キャラクターのデザインの際には、作業室に神木隆之介のポスターや神木隆之介が出演していたドラマのワンシーンをプリントアウトした写真を用意し、神木隆之介の細かい仕草を研究して、翔のキャラクターデザインを完成させたそうです。
神木龍之介は、母親から翔のモデルが自分であることを聞かされ驚いたそうですよ。
自身も生まれてすぐに大きな病気を乗り越えている過去を持っていることから、翔に共感できる部分もあったに違いありません。
借りぐらしのアリエッティの「翔」:心臓病の手術は成功した?病気は治る?
映画本編では、翔の手術結果については触れられていません。
でも、アリエッティ家族が屋敷から引っ越した後の展開はとても気になりますよね。
原作小説である『床下の小人たち』を見てみると、そもそも翔という少年は出てきていません。
少年が1人出てくるのですが、翔と正反対の好奇心旺盛な性格です。
また、アリエッティと直接的な交流することもなく、最終的に戦死してしまう展開となっています。
そのため、原作小説に登場する少年と翔に繋がりはないと考えて良さそうです。
しかし、翔の手術は成功して今も生きていると考えられる有力な説があります!
冒頭のナレーションの言葉に注目してみましょう。
「僕はあの年の夏、母の育った古い屋敷で1週間だけ過ごした...。」
このナレーションを聞くと、翔が病気療養のため屋敷を訪れ、アリエッティと出会った夢のようだけど本当にあった思い出を回想していると考えられます。
もし、これが過去の話をしているのであれば、翔の手術は成功し、今も生きているということになります。
借りぐらしのアリエッティの「翔」:アリエッティと再会できる?
屋敷から離れてしまったアリエッティと手術を終えて今までの生活に戻った翔は、その後、再会できたのでしょうか。
床下の暮らしが人間にバレてしまったことで、アリエッティの父親・ポッドは、自分たちの新たな住処を求めて外を歩きます。
その際に、同種と出会い、同種たちと外で暮らすことを選んでいるので、しばらくはどこかの家に住み着くことはなく、自然の中で暮らすことになりそうです。
一方、翔は屋敷から離れた母親の元に戻ることになっています。
そのため、2人が再会できた可能性は非常に低いです。
ただし、2人が一夏の間、特別な繋がりを感じていたことはいつまでも心の中の思い出として残り続けることは間違いありません。
まとめ
この記事では、『借りぐらしのアリエッティ』に登場する翔について解説しました。
翔視点のあらすじ、キャラクターの立ち位置、声優、本編のその後について考えてみることで、2回目以降の見え方が大きく変わってきませんか。
ぜひ、『借りぐらしのアリエッティ』を再度鑑賞してみてください!
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