【デッドプール】マーベルの異色の存在!MCUとのつながりも解説!
大人気シリーズ『X-MEN』に登場する傭兵の1人である『デッドプール』。敵なのか?味方なのか?その謎に包まれたキャラクターを徹底解説していきます!映画『デッドプール』のあらすじやMCUとのつながりについてもご紹介します♡
みなさんこんにちは!ディズニーが大好きな映画オタクのきーももです♡
今回ご紹介するのはマーベルヒーローの中でも異色の存在である『デッドプール』です。
マーベルコミックから誕生したキャラクターではありますが、自分のことを「俺ちゃん」と言ったり「正義の味方じゃねーし!」なんて発言したりと『スパイダーマン』や『アイアンマン』などの正義のヒーローとは少し違った様子。
そんな『デッドプール』の世界を、彼を知らない人のためにも、彼の魅力や隠された秘密、トリビアなど詳しくご紹介していきます♡
・映画『デッドプール』のあらすじ
・映画『デッドプール』に登場するキャラクターたち
・MCU・アベンジャーズとの関係は!?
・意外と知られていない『デッドプール』のトリビア
『デッドプール』って何者!?
そもそもデッドプールというキャラクターは『X-MEN』シリーズに登場する傭兵の1人でした。
その正体はウェイド・ウィルソンという男。
末期ガンに侵された彼は(怪しい組織で)治療をするために、体内に「ヒーリング・ファクター」と呼ばれる物質を埋め込みます。
それにより末期ガンを回復させる治癒能力と「不死」の力を手に入れたのです。
映画シリーズでは『デットプール』『デットプール2』が公開されていますが、彼が最初に登場したのは『X-MEN』のスピンオフ作品『ウルヴァリン X-MEN ZERO』です。
この作品のヴィランとして登場し、ウェイドがデッドプールになる過程が描かれています。
さらに、ウルヴァリンであるローガンとその兄のビクターとも対決をしました。
映画『デッドプール』のあらすじ
破天荒で自分勝手なわがままヒーローのデッドプールですが、映画『デッドプール』はかなり過激。
R指定ものの派手なジョークやバイオレンスな描写も含まれています。
中国では予告編でさえも公開中止になったのだとか。
そんな少々荒っぽいデッドプールの世界を少し覗いて見ましょう♡
◆天国と地獄を味わった男 ウェイド・ウィルソン
特殊部隊を除隊したウェイド・ウィルソンは「正義の味方」と称して街のチンピラを懲らしめたり、傭兵たちの溜まり場となっているバーで戦って勝つか死ぬかの賭け「デッドプール(死の賭け)」をして自由に暮らしていました。
そんな彼が運命的な出会いを果たすのがコールガールのヴァネッサです。
意気投合しすぐに一緒に暮らし始めた2人は情熱的な愛を育み、すぐに結婚。
お揃いの赤いセーターを着て幸せの絶頂だと思われた矢先、ウェイドを病魔が襲います。
末期ガンを宣告されたウェイドはヴァネッサから離れようとしますが、彼女は絶対に見捨てないと言い張ります。
突然のガン宣告に絶望するウェイドの前に現れたのはある組織のリクルーターを名乗る怪しい人間。
その組織の力を使えば、ガンが治るだけでなく特殊な能力まで手に入れられると言うのです。
簡単には信じられない話に戸惑うウェイドでしたが、悩んだ末に彼はヴァネッサに黙って姿を消し、組織へと向かいました。
◆人体実験が行われる謎の施設
ウェイドが向かった先にあったのは、ただの研究機関ではなく残酷な人体実験を行う非合法組織の施設でした。
半ば強引に拘束され、謎の薬を投与されるウェイド。
その薬には体内のミュータント遺伝子を活性化させる効果があり、それによってガンが治り、特殊な能力を手に入れられるという事でした。
しかし、組織の実際の目的は彼のガンを治すことではなく、ミュータントとしての特殊な能力を持った「スーパースレイブ(超人奴隷)」を生み出すことでした。
ウェイドは拷問を加えられ、心身ともに痛めつけられながらも自分と同じように捕らわれた被験者と冗談を交わすなど余裕を見せていました。
ところが、ある日これまで以上に過酷な拷問を受けたウェイドはついにミュータントとしての力を目覚めさせてしまいます。
これによってガンは消えましたが、副作用として顔全体が焼けただれてしまいました。
◆破天荒ヒーロー・デッドプールの誕生
顔のやけどを治せると組織のリーダーであるエイジャックスに諭されるウェイド。
しかし、超人的な力を手に入れたのと同時に、驚異的な回復力まで身につけた彼はピンチに見舞われながらも施設からの脱出を成功させました。
すぐにヴァネッサのもとへ向かおうとするウェイドでしたが、その焼けただれた顔を見る人々の視線に耐えられず、ヴァネッサのすぐ近くへ行きながらも声をかけることが出来ませんでした。
友人・ヴィーゼルの提案でウェイドは死んだものとして、新しく「デッドプール」と名乗ることを決めたウェイドは顔を隠すためのマスクを被りました。
そして、自らをこんな酷い目にあわせた組織への復讐、焼けただれた顔を治すことが出来るというエイジャックスを探しながら街のならず者たちを、次から次へと血祭りにあげていくのです。
超人的な力を手に入れたデッドプール、そして彼の力を知る謎の組織の人間、愛するヴァネッサとの関係はどうなって行くのでしょうか…。
映画『デッドプール』に登場するキャラクターたち
悪なのかヒーローなのか分からないデッドプールですが、彼以外のキャラクターもかなり個性豊かなんです。
◆ウェイド・ウィルソン/デッドプール
俳優 ライアン・レイノルズ
X-MENで傭兵として活躍していた時には口さえなければ最高の傭兵と言われていたほどおしゃべりな彼。
ヴァネッサと一緒に暮らしていた時にも子供の頃の不幸話をジョーク混じりに話したり、デッドプールになってから一緒に住むようになった盲目の老女・アルとも悪態をつきながらいつもおしゃべりをしています。
映画の中では第4の壁(映画の中の世界と実際の世界の壁)を破り、観客である私たちに話しかけてくるシーンもあるんです。
デッドプールとなり不死身の肉体と、超人的な回復力を手に入れてからは手錠で囚われた際に自分の腕を切り落として逃げると言うなかなかバイオレンスなシーンもあります。
しかし、切り落とされた手首からは新しい手が生えてくるなど人間離れした姿を見せてれました。
◆ヴァネッサ
俳優 モリーナ・ヴァッカリン
ウェイドの恋人であるヴァネッサは、何から何まで彼との相性が抜群。
ウェイドのことを心から愛していて、彼が末期ガンだとわかった時には特製の健康ドリンクを作ったり世界中の病院のパンフレットを集めるなどウェイドを助けようと一生懸命に行動していました。
ヴァネッサの使っているお財布は「がま口」これが物語の重要な鍵となる…かもしれません。
◆フランシス・フリーマン/エイジャックス
俳優 エド・スクライン
闇の組織のリーダーであるエイジャックス。
本名はフランシスですが、その名前で呼ばれることをとても嫌がっています。
ウェイドは彼をおちょくって何度もフランシスと呼んでいました。
末期ガンの人間を集め、ミュータントに変化させ「スーパースレイブ」として裏社会の組織に売っています。
自分自身もミュータントで超人的な反射神経と、痛みを感じない身体を持つと同時に全ての感情を失っているようです。
◆ヴィーゼル
俳優 T・J・ミラー
傭兵たちの溜まり場となっているバー「シスターマーガレットのバー」の店主でウェイドの友人。
ミュータントとなり顔が焼けただれたウェイドを見た時には包み隠さずありのままの感想を言うなど、ウェイドとはかなり仲が良いようです。
ウェイドのために銃を用意したりサポート役をしてくれますが、戦いの場所には一緒に行きたくないと素直な性格で、ウェイドもそれを理解しているようです。
MCU・アベンジャーズとの関係は!?
続いて、MCU・アベンジャーズとの関係をご紹介します。
◆正式にディズニー作品となった『デッドプール』
『デッドプール』『デッドプール2』はマーベル・コミック作品を配給している20世紀フォックスの作品でした。
当時はX-MENシリーズのスピンオフ作品として公開されたので、作中にX-MENに登場するキャラクターのカメオ出演もあります。
しかし、2019年にディズニーが20世紀フォックスを完全に買収したことにより『デッドプール』シリーズの配給権はディズニーのものとなり、正式にディズニー作品となりました。
『デッドプール3』の製作については様々な噂が流れていますが、マーベル・スタジオの社長であるケヴィン・ファイギは「デッドプール3はディズニーのMCU作品として製作する」と明かしています。
撮影時期は2022年以降とされていますが、もし製作されることになればディズニー作品としては初の「R指定」が付くキャラクターとなります。
◆MCUとの合流は?
先程お話したように、マーベル・スタジオの社長自らが『デッドプール3』を「ディズニーのMCU作品として製作する」と明かしているので合流の可能性はかなり高いと思われます。
社長はライアン・レイノルズ演じるデッドプールを「MCUで全く違うタイプのキャラクター」と話していて続編についても「彼がキャラクターをどう生き返らせるか見られるのは素晴らしいこと」と期待を寄せているようです。
◆アベンジャーズとの関係は?
2021年5月の時点でデッドプールのアベンジャーズ入りは発表されていません。
しかし、『デッドプール』シリーズの配給権がディズニーになったことや、マーベル・スタジオの社長自らが『デッドプール3』をMCU作品にすると発表していることなどから、アベンジャーズ入りの可能性はあると思います。
MCUと同じようにマーベル・コミックを原作とした『X-MEN』シリーズも、原作では何度もアベンジャーズと手を組んでいます。
『X-MEN』シリーズと『デッドプール』が世界観を共有していることを踏まえると、デッドプールのアベンジャーズ入りに期待が膨らみます。
意外と知られていない『デッドプール』のトリビア
最後にデッドプールのトリビアをご紹介していきます。
◆デッドプールは「キティちゃん」が大好き♡
世界中で愛されているキャラクター「ハローキティ」。
実はデッドプールもキティちゃんが大好きなんです。
作中で彼が敵の所へ乗り込む際に背負っているリュックはまさかの「キティちゃん」デザイン。
破天荒なヒーローがキティちゃん好きなんで意外すぎますが、デッドプールの公式SNSでもフォローしているのはキティちゃんのみという徹底ぶりです。
◆子供や動物にとっても優しいデッドプール
街のならず者をぶちのめしたり、過激な方法で敵を倒したりとかなりバイオレンスなデッドプールですが、動物や子供に対してはものすごく優しい心を持っています。
恋愛感情を抱く相手の性別やジェンダーにこだわりの無い「パンセクシャル」ともされていて、実はとっても愛情深いキャラクターなのが分かります。
◆「俺ちゃん」が聞けるのは日本語吹き替え版だけ!?
デッドプールが自分を指すときに使う「俺ちゃん」ですが、実は日本特有の言い回しなんです。
コミック版や字幕版では「俺」と言う口調が使われています。
「俺ちゃん」という言い方がデッドプールの破天荒で型破りな感じをイメージさせるので、日本でしか使われていないのは意外ですよね。
◆デッドプールが尊敬するのはキャプテン・アメリカ!?
実はキャプテン・アメリカはウェイドの子供の頃のヒーローでした。
MCUの中でも唯一好きで尊敬しているキャラクターだとか。
しかも、キャプテン・アメリカもデッドプールに対して良いイメージを持っているみたいなんです。
キャプテンもデッドプールも人体実験によって生まれてしまった超人。お互いに痛みや苦しみが分かるのかも知れませんね。
◆デッドプールのアクションのお手本は「モハメド・アリ」
デッドプールの戦闘アクションは伝説のボクサー「モハメド・アリ」を参考にしているのだとか。
ライアン・レイノルズはトレーニングにアリの動きを取り入れていたそう。
アリは打ち合いの最中、常に喋り続けていたという逸話の持ち主で、そんなところがデッドプールとの共通点なのかも知れません。
◆好きな食べ物は「チミチャンガ」?
「チミチャンガ」はお肉や野菜、ライスにチーズなどをトルティーヤで巻いて油で揚げたメキシコ料理です。
サルサソースやワカモレソースをかけて食べると絶品なんだとか。
デッドプールはコミック版で大のメキシコ料理好きとして描かれていて、この「チミチャンガ」と言う言葉が何度も出てきます。
そのため、好きな食べ物はチミチャンガと思われがちですが、実はデッドプールは1度もそんなことは言っていないんです。
むしろ「そんなに好きじゃないんだよね」なんて話しています。
「チミチャンガ」はそんなに好きじゃなくても、技の名前にしてしまうくらい「チミチャンガ」と言うセリフが大好きなようです。
ちなみに嫌いな食べ物は「ピクルス」だとか。
まとめ
みなさんいかがでしたか?
『デッドプール』の世界、かなり奥が深くてクセになりそうですよね。
ヒーローらしくない破天荒なキャラクターですが、明るくて楽しくて自由な彼の姿を見ていると自然と元気が出てきます。
他のマーベル作品に比べると過激なシーンが多いですが、たまにはハードなわがままヒーローの世界を冒険してみるのもいいかもしれません♡
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