ディズニー名曲「ホールニューワールド」徹底解説!タイトルの意味や歌手も紹介
数あるディズニーの名曲のなかから、今回はディズニー映画『アラジン』の挿入歌「ホール・ニュー・ワールド」をピックアップして徹底解説します。タイトルの意味や歌詞の内容など、より楽曲の世界観を深めることができる内容となっていますよ♪また、意外と知らないトリビアなどの情報も満載!
こんにちは!
アンダー・ザ・シーに住むのが夢、るんにゃんです。
今回は、ディズニー映画『アラジン』の挿入歌「ホール・ニュー・ワールド」を徹底解説!
知らない人はいないと言っても過言ではないくらい、ディズニーミュージックのなかでも屈指の名曲を紹介します。
・ホールニューワールド:どの作品に登場する楽曲?歌っているのは誰?
・ホールニューワールド:作曲したのは誰?
・ホールニューワールド:歌っている歌手は誰?
- ◆(原語版担当)ブラッド・ケイン、リア・サロンガはどんな人?
- ◆(シングル版担当)ピーボ・ブライソン、レジーナ・ベルはどんな人?
- ◆(日本語吹き替え版担当)石井一孝、麻生かほ里はどんな人?
・ホールニューワールド:トリビア
- ◆「グラミー賞」受賞
- ◆違う歌詞になるかもしれなかった!?
ホールニューワールド:タイトルはどういう意味なの?
「A Whole New World」の「Whole(ホール)」って、あまり聞き馴染みのない単語ですよね。
「Whole」とは、「全て」「全体」「壊れていない」といった、複数の意味を持つ単語です。
“完全なもの”を指す単語と言っても良いでしょう。
「Whole new」という使い方をすると、「まったく新しい」「新品の」という意味になります。
楽曲のタイトルは「A Whole New World」なので、直訳すると「全く新しい世界」となります!
ずっと王宮で暮らしていたジャスミンは、アラジンと共に過ごすことで、初めての経験や気持ち、そして景色を知ることになります。
ジャスミンにとっての「新しい世界」を意識して、「A Whole New World」のタイトルができたのかもしれませんね。
ホールニューワールド:どの作品に登場する楽曲?歌っているのは誰?
「ホール・ニュー・ワールド」はディズニー映画『アラジン』の挿入歌です。
王子に扮するアラジンが、ジャスミンを魔法の絨毯での旅に誘い王宮の外へ連れ出すシーンで使用されていて、2人が一緒に歌うデュエット曲となっていますよ!
ホールニューワールド:作曲したのは誰?
「ホール・ニュー・ワールド」を作曲したのは、数々のディズニーミュージックを手掛けてきた、アラン・メンケンです。
アラン・メンケンは、1989年公開のディズニー映画『リトル・マーメイド』で本格的にディズニー作品に参加するようになり、続けて『美女と野獣』『アラジン』『ポカホンタス』と、ディズニー・ルネサンス期に大きく貢献しました。
2001年に、ディズニー社に大きな功績を残した人物へ贈られる「ディズニー・レジェンド」を受賞しています。
『アラジン』では、作詞家のティム・ライスとタッグを組みました。
ティム・ライスは数々のミュージカルを手掛けていて、ミュージカル版『美女と野獣』では、亡くなったハワード・アッシュマンから引き継ぎ、作詞を担当していますよ。
「ホール・ニュー・ワールド」は、第65回アカデミー賞歌曲賞、ゴールデングローブ賞主題歌賞を受賞し、映画音楽部門の賞を2つ受賞しています。
また、グラミー賞最優秀楽曲賞も受賞していることから、音楽としての評価も高かったことがわかります。
・【アラン・メンケン】ディズニーの名曲を生み出した天才作曲家!おすすめのディズニーソングまとめ!
ホールニューワールド:歌っている歌手は誰?
「ホール・ニュー・ワールド」は、アラジンとジャスミンがデュエットで歌っています。
原語版では、アラジンをブラッド・ケイン、ジャスミンをリア・サロンガが務めました。
セリフと歌唱でキャストが分かれているため、2人は歌唱のみを務めていますよ!
また、映画公開後に発売されたシングルでは、また歌唱キャストが変更となっています。
シングルでは、アラジンをピーボ・ブライソン、ジャスミンをレジーナ・ベルが務めています。
日本語吹き替えは、アラジンのみ、セリフと歌唱でキャストがわかれています。
アラジンの歌唱キャストは石井一孝さん、ジャスミンはセリフも歌唱も麻生かほ里さんが務めています。
◆(原語版担当)ブラッド・ケイン、リア・サロンガはどんな人?
アラジンの歌唱キャストを務めたブラッド・ケインは、俳優や歌手として活動しています。
『アラジン』は以降も続編が複数製作されていますが、アラジンの歌唱は全てブラッド・ケインが担当しているんですよ!
ジャスミンの歌唱キャストを務めたリア・サロンガは、女優や歌手として活動しており、特にミュージカルへの出演がとても多い方です!
1998年公開のディズニー映画『ムーラン』でも、ムーランの歌唱キャストを務めていますよ。
◆(シングル版担当)ピーボ・ブライソン、レジーナ・ベルはどんな人?
ピーボ・ブライソンはソウル/R&B歌手として活動していて、女性歌手とのデュエット曲も数多く手掛けています。
ディズニー映画『美女と野獣』の主題歌「ビューティー・アンド・ザ・ビースト」では、セリーヌ・ディオンとデュエットしていますよ!
レジーナ・ベルもソウル/R&B歌手として活動しています。
別の楽曲でもピーボ・ブライソンとデュエット経験があるんだとか!
◆(日本語吹き替え版担当)石井一孝、麻生かほ里はどんな人?
アラジンの歌唱を担当する石井一孝さんは、数々の舞台やミュージカルに出演されている俳優です。
『ミス・サイゴン』や『レ・ミゼラブル』など、数々の名作に出演されていますよ!
ジャスミン役の麻生かほ里さんは、舞台・ミュージカルを中心に活動している女優で、実は『アラジン』が声優としてのデビュー作!
以降はテレビアニメやゲーム、吹き替えなどの声のお仕事でも活躍されています。
ホールニューワールド:トリビア
最後に「ホール・ニュー・ワールド」にまつわるトリビアを紹介します!
◆「グラミー賞」受賞
名曲ぞろいのディズニーミュージックですが、実は「グラミー賞」を受賞したのは「ホール・ニュー・ワールド」だけです。
アカデミー賞は、映画に関する賞で名高いですが、グラミー賞は音楽に関する賞です。
「ホール・ニュー・ワールド」が受賞したのは、グラミー賞の最優秀楽曲賞。
最も優れた楽曲に贈られる賞で、作詞者や作曲者に贈られる賞なんですよ。
◆違う歌詞になるかもしれなかった!?
作曲する際、韻を踏む場所や、トーンを分かりやすくするために、仮の歌詞を入れていたアラン・メンケン。
作詞を担当したティム・ライスに曲を持って行った時点で、彼が仮でつけていた歌詞は、「A Whole New World」ではなく「The World at My Feet(足元に広がる世界)」だったのだとか!
すると、ティム・ライスから「ラブソングに”足”はふさわしくない」という意見から「A Whole New World」の歌詞とタイトルが付けられたそうです。
確かに、空を飛んでいるシーンの歌なので「足元に広がる」という表現は間違っていませんが、ロマンチックには欠けるのかもしれません。
まとめ
今回は、ディズニーの名曲「ホール・ニュー・ワールド」を徹底解説しました!
数々のアーティストがカバーし、長年愛され続けている「ホール・ニュー・ワールド」。
歌詞の意味や製作の裏話を聞くと、より楽曲の世界観を楽しめると思いますので、本記事を読んだ後にぜひ「ホール・ニュー・ワールド」を聞いてみてくださいね♪
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