【となりのトトロ】登場キャラクター総まとめ!メイやサツキからネコバスまで一挙紹介!
1988年に公開された長編アニメーション映画『となりのトトロ』は、宮崎駿監督が原作・脚本・監督を務め、往年の名作として語り継がれています。独創的な世界観と奇想天外なキャラクターが多数登場するのが特徴的な作品。この記事では、『となりのトトロ』に登場するキャラクターをメインキャラからサブキャラまで一挙ご紹介します。
こんにちは、Reneです。
『となりのトトロ』は、都会から田舎へ父親と引っ越したサツキとメイが、子どもの頃にしかできない不思議な体験をする一夏を描いたヒューマンドラマ映画。
そんな『となりのトトロ』の独創的で魅力あふれるキャラクターたちを見ていきましょう。
主要キャラクターからマイナーキャラクターまで細かくご紹介していきますよ◎
- 草壁サツキ
- 草壁メイ
- 草壁タツオ(お父さん)
- 草壁靖子(お母さん)
・となりのトトロのキャラクター:サツキとメイが遭遇する不思議な生き物たち
- トトロ
- 猫バス
- まっくろくろすけ(煤わたり)
- 中トトロ
- 小トトロ
・となりのトトロのキャラクター:近所の人たち
- おばあちゃん
- 大垣勘太(カンタ)
- ミチ子(みっちゃん)
- 森山玲子先生
・トリビア:となりのトトロのキャラクターは世界的映画監督をも唸らせた!
となりのトトロのキャラクター:草壁家の人々
まずは、『となりのトトロ』のメインキャラクターである草壁家の人々を見ていきましょう。
草壁家は、お母さんが療養のために田舎の病院に入院したことをきっかけに、都会から田舎へと引っ越しててきました。
新しく住むことになった家はオンボロでお化けが出そうな雰囲気ですが、ポジティブなお父さんは、「ワクワクする」と言って子どもたちを励まします。
仲睦まじく深い絆で結ばれている関係性が微笑ましい一家です。
草壁サツキ
サツキは、小学6年生の天真爛漫で家族思いな女の子で、草壁家の長女です。
お父さんの代わりに家族全員分のお弁当を作るなど、しっかりした性格です。
一方で、毛量が多く少し癖のある髪の毛をお母さんにとかしてもらうことが好きという甘えん坊の一面も♪
メイからトトロの話を聞いて、いつか会いたいと思い続けていたところ、雨の日にお父さんを迎えに行ったバス停でトトロ、猫バスと出会います。
草壁メイ
メイは、サツキの妹で、4歳の好奇心旺盛な女の子。
幼さゆえに何事にも物怖じしないので、引っ越した直後に見つけたまっくろくろすけを捕まえようとしたり、おたまじゃくしのいる小池に手を突っ込んだり…!
そして、自分の体の何倍も大きいトトロと初めて会話をするのもメイです。
初対面時にメイがトトロに名前を尋ねたところ、トトロが「ドゥオ ドゥオ ドゥオオオオオオ」と発したのですが、その発音が「トトロ」に聞こえたことから、トトロと命名します。
自由奔放な性格のメイは、おばあちゃんの家で留守番ができずにサツキの学校へ行ったり、お母さんの入院期間が延長された時にわがままを言ったりして、たびたびサツキを困らせてしまうキャラクターです。
草壁タツオ(お父さん)
サツキとメイのお父さん。
本名は草壁タツオといいます。
普段から穏やかで、サツキとメイの成長を静かに見守るキャラクター。
引越し初日、まっくろくろすけを見て「お化けがいる」と話すサツキとメイに向かって「お化け屋敷に住むのが夢だった」という言葉をかけるほど、前向きな性格をしています。
また、強風で家がガタつく夜に心配そうな表情でお風呂に浸かるサツキとメイに対して、「ワッハッハッハッハアア」と突然大きな声を出して不安を吹き飛ばしてあげるシーンも。
メイがトトロに出会ったという信じがたい話も否定することなく、メイの話に耳を傾けてあげる一面を持ち、子どもと同じ視点で話ができる優しいお父さんです。
草壁靖子(お母さん)
サツキとメイの母親。
本名は、草壁靖子といいます。
病気を患い入院していますが、娘思いの優しい性格で、サツキとメイがお見舞いに来た時は、2人のことをそれぞれ褒めてあげます。
普通の家庭では、「お姉ちゃんだから」と言ってついつい妹を優先してしまうことも多いですが、草壁靖子は、メイより先にサツキの髪の毛をとかしてあげて、メイがわがままを言っても、サツキとの時間を欠かさずにとります。
サツキも年上だからという理由で我慢しなくてはいけないシチュエーションが少ないからこそ、家族想いに育ったのかもしれません。
子どもたちを平等に見ることができる優しく芯の強いお母さんです。
となりのトトロのキャラクター:サツキとメイが遭遇する不思議な生き物たち
続いて、『となりのトトロ』最大の魅力とも言えるサツキとメイが出会う不思議な生き物たちを見ていきましょう。
トトロ
トトロは、数千年前からいると言われる体長2m超えの森の主。
子どもしか見ることができない生き物であり、木の実を一晩で大木に成長させたり、空を飛んだりと、不思議な力を持っています。
雨の日にサツキとメイから傘を貸してもらった際には、傘に滴る雨の音が楽しかったのか大興奮して、傘を貸してくれたお礼にどんぐりをプレゼントしてあげます。
あまり表情が豊かではないのですが、サツキが悲しんでいる時に静かに寄り添ってあげたり、メイが楽しんでいるときに一緒にニッコリしたり、たまに見せる感情的な部分が愛くるしいです。
猫バス
トトロと同じく子どもにしか見えない生き物で、猫とバスが合体したような巨大な生き物。
短い足が12本ついた見た目をしていて、体の中はバスの車内のようになっています。
ふかふかとした座り心地に、「座ってみたい!」と思った方も多いのではないでしょうか♡
目から光を出すことができるので、夜でも暗闇を照らして猛スピードで森を駆け抜け、風のように空を飛び回ることも可能です。
初めは誰もが驚き身を縮めてしまうほどの迫力のあるキャラクター。
しかし、実は優しい性格で、迷子になったメイを探して欲しいと泣きつくサツキを、メイのところへ連れて行ってあげます。
まっくろくろすけ(煤わたり)
まっくろくろすけは、長い間空き家となっていたサツキとメイたちが引っ越してくる家に住みついていたススのお化けです。
まるで黒い栗のような見た目をしていますが、メイが触るとただのススに戻ってしまったので、触ると形をなくす生き物のようです。
「まっくろくろすけ、出ておいで!出ないと目玉をほじくるぞー!」と、サツキとメイが楽しげに歌うシーンが記憶に残っている人も多いのではないでしょうか。
引っ越してすぐに大掃除をしたためか、まっくろくろすけたちは、新たな住みどころを探すために家を出ていきます。
ちなみに、『千と千尋の神隠し』に、まっくろくろすけによく似た生き物が登場していますが、手足がついているかどうかという違いがあるんですよ♪
中トトロ
中トトロは、青い毛が特徴で、いつも木の実が入った袋をサンタクロースのように持っています。
お腹の模様やまんまるなところはトトロそっくりで、メイに追いかけられていることに気づいて一生懸命逃げていく様子がかわいらしいです。
小トトロ
小トトロはまだ生まれたばかりのようで毛の色はついていません。
体を半透明にしたり透明に消したりする能力を持っているので、メイから追いかけられている時は姿を消して逃走します。
成長に伴って毛に色がつき、トトロや中トトロのように模様も出てくるのでしょうが、今はまだ白いウサギのような見た目をしていて、かわいらしいです。
となりのトトロのキャラクター:近所の人たち
草壁家たちを暖かく迎え入れ、まるで家族同然のように交流をする近所の人たちを見ていきましょう。
おばあちゃん
勘太(カンタ)の母方の祖母で、サツキたちの引っ越してきた家の管理人。
お母さんの病気やお父さんの仕事の事情を知っているので、まるで本当の孫かのように4歳のメイの子守りをしたり、野菜収穫に連れ出したりしてあげます。
サツキとメイには優しいですが、勘太にはやや厳しいところがあります。
大垣勘太(カンタ)
サツキたちの家の隣に住む小学6年生の男の子。
普段から家の手伝いをよくしていますが、思春期なこともあり、サツキたちの家を「お前ん家、お化け屋敷!」とからかって、サツキを怒らせます。
一方で、雨の中、傘を忘れて帰れずにいるサツキとメイに傘を貸してあげたり、メイが迷子になった時にサツキと一緒に夜遅くまで探してあげたりと、かっこいい一面も持っています。
ミチ子(みっちゃん)
サツキが転校初日に友達になった女の子。
次の日の朝には、「さーつきちゃーん」と外から大きな声でサツキを呼び、一緒に通学するほどの仲になっていて、あまりに早く友達になったことにお父さんが驚いているシーンが印象的です。
おばあちゃんと一緒にお留守番ができなかったメイがサツキのクラスに来たときは、照れるサツキとは対照的にメイに優しく声をかけてあげます。
サツキがメイと一緒に早く帰れるように掃除当番を代わってあげるなど友達想いな女の子です。
森山玲子先生
サツキの担任の先生。
大学を卒業したばかりの新米教師ですが、クラスの生徒たちが一生懸命勉強に取り組めるように精を出します。
勘太がサツキを見てぼーっとしているところを見つけると、ぽんっと頭を叩き、集中するよう忠告をして、クラスから静かな笑いが生まれたシーンが印象的です。
生徒たちの事情を把握していて、メイが留守番していられなかった時は、サツキとミチ子の間にメイを座らせ、一緒に授業を受けさせてあげました。
サツキの家庭の事情にも理解と配慮をしてくれる優しい先生です。
トリビア:となりのトトロのキャラクターは世界的映画監督をも唸らせた!
スタジオジブリは、今までに数多くの奇想天外なキャラクターを生み出し、独創的な世界観を生み出してきました。
ある時、ピクサー創業者であり『トイ・ストーリー』『カーズ』などの代表作を持つジョン・ラセター監督は、スタジオジブリが『となりのトトロ』を制作している最中に、宮崎駿監督の元を訪れました。
ジョン・ラセター監督は後に、初めて「猫バス」のビジュアルや設定を見た時、大きな衝撃を受けたと話しています。
ディズニーやピクサーが映画を作る際は、複数の人で構成された組織で話し合いを進めてキャラクターやストーリーを作るのが一般的なのですが、『となりのトトロ』の構想・キャラクターイメージ・ストーリーは、全て宮崎駿監督ひとりの想像力が生み出されていることにも驚いたそうです。
▼トイストーリーシリーズとジブリの意外な関係
・【ジブリ】映画『トイストーリー3』にトトロが出演してるってホント?なぜ出演?登場シーンはどこ?
まとめ
この記事では、『となりのトトロ』に登場するキャラクターをまとめました。
メインキャラクターからサブキャラクターまでそれぞれ「やさしさ」が溢れていることがわかりました。
『となりのトトロ』は、老若男女の心を鷲掴みにする理由にキャラクターたちの魅力も大きく関係していること間違いなしです。
『となりのトトロ』を見るときは、各キャラクターたちに注目してみてください。
キャステルの記事に テーマパークの最新情報をお届けします |