【ジブリ映画】となりのトトロのネタバレありのあらすじ&見どころを紹介!
スタジオジブリの長編アニメーション映画『となりのトトロ』のあらすじをネタバレ込みで解説!父親の運転する軽トラの荷台に乗ったさつきとめいが引越し先としてやってきたのは、田舎町のオンボロ屋敷。そこで出会ったのは、トトロと名乗る大きななお化け?願いを叶えてくれる神様?子どもにしか見えない不思議な生き物との真夏の大冒険が始まります!
こんにちは。Reneです。
今回はスタジオジブリにとって2作目となる長編アニメ映画「となりのトトロ」のあらすじをご紹介します。
1988年に公開され、30年近くたった今でも不思議な懐かしさと温かい平穏を感じさせてくれる長編アニメーション映画「となりのトトロ」。
地上波放送が定期的にされていたり、劇場で限定公開するなど、誰もが一度は見たことがある不朽の名作と言えますよね。
この記事では、子どもから大人までが楽しめる映画「となりのトトロ」のあらすじ、声優、見どころをご紹介します!
- 草壁めい(声優:坂本千夏)
- 草壁さつき(声優:日髙のり子)
- トトロ(声優:高木均)
- ネコバス(声優:龍田直樹)
- お父さん(声優:糸井重里)
- お母さん(声優:島本須美)
- おばあちゃん(声優:北林谷栄)
- 大垣勘太(声優:雨笠利幸)
・となりのトトロのあらすじ
- 引越し先はお化け屋敷
- 入院中のお母さんの帰りを待っている草壁家
- めいとトトロの出会い
- 雨の日のバス停
- トトロからの贈り物
- 迷子になるめい
- 「めい」行きのネコバス
- 無事にトウモロコシを届け、家に帰る
・となりのトトロあらすじ:音楽にも注目
・となりのトトロの見どころ:まっくろくろすけ
・となりのトトロの見どころ:トトロの由来とめいの言い間違え
となりのトトロ:主な登場人物
まずは主な登場人物を紹介します。
トトロはジブリ作品の中でも比較的登場人物が少ないので、小さい子でも見やすい作品ですよ。
草壁めい(声優:坂本千夏)
めいは、草壁家の次女、4歳。
二つ結びで、白い襟付きブラウスにピンクのワンピースを着ています。
わがままなところがあるが、好奇心旺盛で、裏庭で遊んでいる時にトトロと出会います。
草壁さつき(声優:日髙のり子)
さつきは、草壁家の長女、12歳。
ショートカットで黄色の襟付きシャツにオレンジ色のサスペンダー付きスカートを着ています。
母と離れていても妹の世話をしたり、家族のお弁当を作ったりとしっかり者で、雨の日にトトロと出会います。
トトロ(声優:高木均)
トトロは、草壁家が引っ越した家のそばに立つ大きなクスノキに住んでいて、森の主とされています。
子どもにしか見えない存在で、巨大な体で空を自由自在に飛んだり、種を一晩で大きな木に成長させたり、高い能力を持っています。
雨の日に、さつきとめいから傘を借りて傘に当たって弾ける雨音が大好き。
ネコバス(声優:龍田直樹)
ネコバスは、ぎょろっとした目に不気味なほど大きく広がる口をしたトトロの友達。
トトロと同様に子どもにしかその存在は見えず、ネコバスが全速力で駆け抜けると、そこには強風が吹き荒れます。
行き先を指定すると、その場所まで連れて行ってくれるネコバス。
見た目は怖いですが、とても優しい性格をしています。
お父さん(声優:糸井重里)
さつきとめいのお父さん。
妻の病気治療のため、家族みんなで都会から田舎町へ引っ越します。
寝坊癖があったり、料理ができなかったり、頼りない面が見える一方で、子どもたちが話すトトロの存在を否定せずに聞いたり、台風で家が崩壊するんじゃないかと不安がるめいを慰めたりと子ども心が理解できる優しさを持っています。
お母さん(声優:島本須美)
さつきとめいのお母さん。
病気で入院していて、お見舞いにきたさつきとめいの話には、いつも優しく耳を傾けます。
退院する予定が、体調悪化で入院延期が決まり、それがきっかけでめいは迷子になってしまいます。
おばあちゃん(声優:北林谷栄)
おばあちゃんは、草壁家の新しい家の元の家主。
面倒見がよく、さつきとめいにはとびきり優しいが、孫でありさつきと同級生のお調子者の勘太(カンタ)には厳しい一面を持っています。
大垣勘太(声優:雨笠利幸)
勘太は、草壁家の近所に住むさつきのクラスメイト。
おばあちゃんの孫にあたります。
さつきの家をお化け屋敷と呼んだり、度々ちょっかいを出すものの、授業中に斜め前のさつきに見惚れて、先生に注意されたり、さつきのことが気になっている節があります。
普段はふざけていても大事な時に助けの手を差し伸べる一面もあります。
となりのトトロのあらすじ
それでは「となりのトトロ」のあらすじをご紹介していきます。
さつきとめいの不思議な冒険のお話は、いくつになっても胸をわくわくさせてくれます!
引越し先はお化け屋敷
草壁家の父、長女のさつき、次女のめいは、軽トラックに大量の荷物を乗せて都会からのどかな田舎町へと引っ越します。
魚が泳ぐ小川に木のトンネルをくぐった先に見えたのは、そこら中が腐りかけた大きな一軒家でした。
「ボロー!」「お化け屋敷みたい!」と大興奮するふたり。
そして、すぐそばには大きなクスノキがありました。
父に頼まれ、裏の勝手口に開けに行き、重い扉を開けると、外の光が入った瞬間に、大量の黒い何かがザザザーっと音を立てて何処かへ消えて行きました。
本当にお化けがいるのではないかと不安になるふたりですが、その正体は、誰もいない古い家をすすだらけにしてしまうすすわたりであると、草壁家が引っ越した家の元の家主であるおばあちゃんから聞かされ、安堵します。
入院中のお母さんの帰りを待っている草壁家
梅雨を迎えようとしているある晩、強風が草壁家を襲います。
「ボロだから潰れちゃう」と不安がるめいをお父さんとさつきは、大きな声で笑いめいの不安を払拭します。
翌日、自転車に乗った三人は、体が弱く入院しているお母さんの病院へと向かいます。
久しぶりの再会で、さつきは新しい家がお化け屋敷だと話すと、「早く退院して、お化けに会いたいわ」と嬉しそうにします。
帰り道、お母さんの具合がよくなってきたのでそろそろ退院できそうだとお父さんから聞かされるさつきとめい。
お母さんの帰りを楽しみに待ちながら、3人の生活に戻ります。
めいとトトロの出会い
さつきが学校から帰るまで、裏庭でひとり遊びをしていためい。
花を摘んだり、小池のおたまじゃくしと戯れていると、そこには小さくてフワフワした動く何かが。
めいがその生き物を追いかけていくと、そこには大木があります。
大木の近くには不思議な空間が広がり、巨大なフワフワの生き物が眠っていました。
怖がることなく、近寄り話しかけるめいに、巨大な生き物は、「トトロ」と名乗ります。
学校から帰ったさつきは、裏庭の林の中で眠っているめいを起こします。
目覚めためいは、「トトロがいた!」と父とさつきをトトロと会った樹木まで案内しようとします。
しかし何度やっても先ほどトトロに会った空間には辿り着けず、ふたりから笑われてしまいます。
拗ねるめいを、お父さんは「めいを嘘つきだなんて思っていないよ。きっと森の主に会ったんだよ。いつも会えるわけじゃないんだ」と慰めます。
雨の日のバス停
ある日、夕方から降り止まない雨に、父の帰りを心配したさつきは、めいと一緒に傘を持って最寄りのバス停で父の帰りを待つことにします。
いくら待っても父が乗ったバスは来ず、眠くなっためいをさつきはおんぶしながら待つことになります。
すると、ぴちゃ、ぴちゃとどこからか獣のような足音が...。
そして、さつきのすぐ隣で足音が止まり、傘の端から覗くとそこには、葉っぱを頭にのせたトトロがいたのでした。
「トトロ?」と声をかけるさつきにトトロは声を出して反応し、嬉しくなったさつきは、父の傘をトトロに貸し、使い方を教えます。
言われた通りに傘をさすと、傘に降り落ちる雨音が嬉しくなり、トトロは大きく飛び跳ね満面の笑みで叫びます。
すると、どこからともなくネコバスが現れ、トトロは、葉っぱの小包をめいに渡して、父の傘と一緒に猫バスに乗り、どこかへ消えて行きました。
トトロからの贈り物
父の乗ったバスが到着し、家に帰ったふたりは、早速トトロからの小包を開けてみました。
中身はたくさんの木の実でした。
ふたりは庭に埋めますが、いつまで経っても芽が出ません。
ある満月の晩、さつきは外から聞こえる足音で目を覚ますと、木の実を植えた場所でトトロたちが何やら儀式をしていました。
めいを起こして、ふたりはトトロの真似をします。
すると、木の実は芽を出し、幹となり、大きな木へと一晩で成長していきました。
そして、立派な木へ成長させたトトロは、お腹に小さなトトロとさつきとめいをひっつけて空高く舞い、蒸し暑い夏の夜空に心地よい風を吹かせます。
翌朝、目覚めると大木はなくなっていましたが、確かに木の実を埋めた場所からは芽が出ていたのでした。
迷子になるめい
ある日、草壁家にお母さんの入院する病院から電報が届きます。
退院が延期になったことを知らされ、お母さんに会いたいと駄々をこねるめい。
さつきが諫めても幼いめいの気持ちは収まらず、2人はケンカ。
おばあちゃんが作った栄養たっぷりの野菜を食べればお母さんの病気はきっと治ると考えためいは、さつきに黙って畑で取ったとうもろこしを抱え、1人で家を出ていきます。
めいがいないことに気づいたさつきは、近所に住むおばあちゃんやカンタと一緒に当たりを探し回ります。
しかし一向にめいは見つからず、あたりは夕暮れ時に。
カンタと合流したさつきは、近所の池から小さな女の子のサンダルが見つかったことを聞かされます。
池にかけつけ、サンダルをみたさつきは「めいのじゃない」と確認し、村人たちは子供が池に落ちたわけではないと一安心。
しかしめいはまだ見つかりません。
「めい」行きのネコバス
ついに日が暮れて、途方に暮れるさつきはトトロに助けを求めにいきます。
すると、トトロは満面の笑みで雄叫びをし、ネコバスを呼び寄せました。
ネコバスは行き先を「めい」に変更し、さつきを乗せるとめいのもとへと走り始めます。
一方、迷子になっためいは、どこかもわからない地蔵の並ぶ道で座り込んでいました。
すると、どこからか「めーい」とさつきの声が聞こえます。
ふと見上げると、ネコバスに乗ったさつきがやってきます。
無事の再会を喜ぶふたり。
その様子を見守ったネコバスは、次の目的地をお母さんが入院する「七国山病院」へと変更し、めいのトウモロコシを届けるために2人を乗せて再び走り出します。
無事にトウモロコシを届け、家に帰る
病院にたどり着くと、そこには、お母さんとお父さんが楽しそうに喋っている姿が見えます。
結局、風邪をひいてしまって大事をとっての入院延期ということで、体調は徐々に快調に向かっているのでした。
元気なお母さんの姿をふたりは松の木からニコニコしながら眺めます。
そして、お母さんとお父さんがふと窓に目を向けると、「おかあさんへ」と刻まれたとうもろこしが置いてありました。
お母さんはきっと、何か不思議な力がここまで運んできてくれたんだと喜びます。
一方、さつきとめいは、無事に村へ戻り、おばあちゃんとカンタと再会します。
めいの無事に涙ながらに崩れ落ち、安心するおばあちゃん。
4人は並んで仲良く家まで帰っていきました。
となりのトトロあらすじ:音楽にも注目
導入曲「風のとおり道」は、今となってはスタジオジブリ常連音楽プロデューサーである久石譲が担当しています。
独特の懐かしさの匂いを感じさせてくれる作曲、編曲の鬼才っぷりを発揮していますよね。
また、エンディングテーマになっている「となりのトトロ」の作詞は、本作の脚本監督を担った宮崎駿によるものです。
全ての物語が終わってから流れるエンディングの歌は、トトロとさつき、めいの思い出話をしているかのようにも聞こえます。
となりのトトロの見どころ:まっくろくろすけ
さつきとめいが新しい家がお化け屋敷だと錯覚する大元の原因となる「まっくろくろすけ」。ジブリの他作品を鑑賞した方はご存知かもしれませんが、「千と千尋の神隠し」で石炭運びの労働をするよく似た生き物が登場します。
こちらには、手足が生えていますが、同じススワタリとして2作品に登場しています。
となりのトトロで登場するまっくろくろすけは、「ワリャッワリャッ」と不思議な声を出します。
これはアフリカに住む狩猟採集民族ピグミーの声を音楽プロデューサー久石譲がサンプリングし、吹き込んだとのことで細部までのこだわりが垣間見えます。
となりのトトロの見どころ:トトロの由来とめいの言い間違え
トトロという名前の由来は、「所沢にいる隣のおばけ」を省略したものと言われています。
また、宮崎監督の知り合いの小さな女の子が所沢を「ととろざわ」と言い間違えていたことを作品に当てはめたと伝わっています。
作中では、4歳児のめいがおたまじゃくしを「オジャマタクシ」、とうもろこしを「トウモコロシ」と言い間違えている描写があります。
このように、「トトロ」を生み出した女の子がめいのセリフを生み出したとも推測できますね。
まとめ
スタジオジブリの長編アニメーション「となりのトトロ」のネタバレありのあらすじ、見どころについてお届けしました。
時が経つと見る視点が変わり、違った良さを引き出せる名作、ぜひ見どころを踏まえてご視聴ください!
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