【ジブリ】『耳をすませば』天沢聖司のプロフィール、名台詞、ストーカー疑惑と雫とのその後について徹底解説!
1995年公開のスタジオジブリ映画『耳をすませば』に登場する爽やかイケメン天沢聖司!ジブリキャラクターの中でもトップクラスの人気を誇っています。女性たちからの支持の高い聖司ですが、実は、一部からは、「ストーカー」呼ばわりされて、恐れられているのも事実。しかし、バイオリン職人になる夢に向かって奮闘する姿は、キラキラ輝いていますよね。そんな天沢聖司に焦点を当てて『耳をすませば』を紐解いていきます!
こんにちは、Reneです。
1995年公開の長編アニメーション映画『耳をすませば』は、柊あおいの小説を原作に、スタジオジブリがアニメーション化をした作品です。
本が好きな主人公が、バイオリン職人を目指す同級生と出会い、恋をして、将来を模索するストーリーで、ロマンス映画としてもヒューマンドラマ映画としても心温まります。
定期的に地上波でも放送されているのですが、やはりその度に話題になるのが、主人公・雫が恋をする青年「天沢聖司」です。
爽やかな見た目とバイオリン職人という夢に向かって一筋なところで、女性人気を多く獲得している一方で、雫に自分の存在を気づいてもらおうと図書館の本を片っ端に借りまくるびっくりな行動に「ストーカー」「怖い」などの声も上がっています。
そんな底なしの魅力を持った「天沢聖司」について深く見ていきましょう。
・『耳をすませば』天沢聖司:性格
- 周りに流されない性格
- 恋愛には不器用
・『耳をすませば』天沢聖司:声優
・『耳をすませば』天沢聖司:名セリフ
・『耳をすませば』天沢聖司:ストーカー疑惑
- 図書カードでのアプローチ
- 初対面から嫌味を連続
- 密かに雫のことを調査しまくり
- 独占欲を剥き出しにする
・『耳をすませば』天沢聖司:その後について考察
『耳をすませば』天沢聖司:キャラクター概要
天沢聖司は、イケメンなこともあり同級生から人気が高いキャラクター。
しかし、自分に厳しい性格で、中学生にもかかわらず明確な夢を持っている芯の揺るぎなさから、近づきにくいと感じている人も多いようです。
学校以外では、祖父の経営するアンティークショップ「地球屋」の一角でバイオリンを演奏したり、バイオリン教室をしたりしています。
家族から反対の声があがる中でも、バイオリン職人になるため、中学卒業後は進学ではなく修行のためにイタリアへ移住を検討中。
揺るぎない信念とバイオリンへの深い愛情が感じられますよね。
雫のことを前から知っていて気になっていた聖司は、どうにか振り向いてもらおうと、雫が読んでいないであろう本を片っ端から手に取り、貸出カードに名前を記入していきます。
ロマンティックと感じるか、執着心だと感じるかは、人それぞれですが、それでも真っ直ぐに何かを愛することのできる素敵な青年です。
『耳をすませば』天沢聖司:性格
それでは、天沢聖司の性格を詳しく見ていきましょう。
周りに流されない性格
周りの友人たちが当たり前のように高校受験のために勉強に向き合う中、ひとりバイオリンへの情熱を高めていく天沢聖司。
中学生の時に明確な将来の夢を掲げ、さらに家族から反対を受ける中でも卒業後に修行の道を切り開こうとする行動力を持ち合わせている人は、なかなかいませんよね。
いかに聖司が周りに流されることなく、自分が好きなことに貪欲になれるのかが分かります。
恋愛には不器用
雫のことが好きな聖司は、素直に声をかければいいのですが、そんなことはしません。
自分から声をかけることなく、どうやったら雫に自分の存在を気づいてもらえるか考え、聖司が導き出したのが、図書カードに自分の名前を記入することでした。
存在を知ってもらうためだけに、ものすごい労力を使っていますよね。
友達になってから聖司は、「俺、お前より先に、図書カードに名前書くため、随分本を読んだからなあ」と自慢気に話しますが、効率が良いとはいえません。
さらに、やっと存在に気づいてもらえて2回目の会話では、雫が作詞した「コンクリートロード」について、「コンクリートロードはやめた方がいいよ」と典型的な嫌な男の子に成り下がっているのです。
かっこいい反面、恋愛においては、どこかもったいないのも天沢聖司の性格と言えるでしょう。
『耳をすませば』天沢聖司:声優
天沢聖司の声を演じたのは、俳優として大活躍している高橋一生です。
当時、高橋一生は14歳で天沢聖司を演じています。
高橋一生が朝ドラなどの大きな作品に携わり、有名になるまでには、大人になってからのことですので、小役時代にジブリ映画のメインキャラクターを演じたことになります。
ちなみに、『耳をすませば』以外には、役名はついていないものの「おもいでぽろぽろ」でも、キャラクターの声優を努めました。
14歳といえば声変わりの時期でもありますが、高橋一生が天沢聖司を演じたのは、声変わり直前のことだったそうで、アフレコ撮影から1週間後に声変わりしたというミラクルな裏話があるのです。
今でこそ人気俳優の仲間入りとなった高橋一生ですが、当時はあまり知名度がなかったこともあり、再放送などで、度々、ネットを騒がせています。
『耳をすませば』天沢聖司:名セリフ
映画『耳をすませば』で登場する印象的な天沢聖司のセリフを見ていきましょう。
●お前さ、コンクリートロードはやめた方がいいと思うよ
●お前さ、詩の才能あるよ。さっき歌ったのもいいけど、俺、コンクリートロードの方も好きだぜ
●俺、図書カードでずーっと前から雫に気が付いてたんだ。図書館で何度もすれ違ったの知らないだろ。隣の席に座ったこともあるんだぞ
●雫に早く会いたくてさ、何度も心の中で呼んだんだ。雫って。そしたらさ、本当に雫が顔出すんだもん。すごいよ、俺たち
●大丈夫だ、お前を乗せて坂道登るって決めたんだ
●雫、大好きだ
本編の名セリフを並べてみると、いかに聖司が雫のことが好きなのかというのが伝わってきますね。
『耳をすませば』天沢聖司:ストーカー疑惑
「イケメン」「爽やか」と天沢聖司に対する好意的な意見がある一方で、根強く浮上し続けるのが「ストーカー疑惑」です。
なぜ、聖司が「ストーカー男」と言われるようになってしまったのでしょうか。
本編での天沢聖司の言動を振り返りながら解説していきます。
図書カードでのアプローチ
本好きな雫のことを図書館で見かけて一目惚れした聖司は、どうにか自分の存在を気づいてもらおうとするのですが、その時に思いついたのが、「雫が借りそうな本を先に読んで、図書カードに名前を刻むこと」だったのです。
結果として、雫は、自分が読む本の図書カードに「天沢聖司」の名前を見つけて、気になるようになるので、作戦としては成功。
心理学では、雫のように何度も同じものを見ていると自然と好意的な感情が生まれる現象を「ザイオンス効果」と呼んでいて、ビジネス・マーケティングなどで頻繁に使われる手法です。
ただ、雫に自分を知ってもらいたいという理由で、ここまで行動を起こしてしまう聖司には、ドン引きしている視聴者もいるようですね。
初対面から嫌味を連続
雫が「カントリー・ロード」を和訳した紙と借りた本をベンチに忘れたことに気づき、取りに戻ったところで二人は初対面をします。
聖司にとっては、密かに思いを寄せていた雫と話ができる絶好のチャンス。
持ち前の爽やかイケメンの容姿で優しい言葉をかけると思いきや、雫が書いたコンクリートロードの歌詞をバカにする発言をして、雫は最悪の第一印象を抱くことになります。
さらに、互いに顔見知りになってからも学校内では雫に挨拶するそぶりも見せず、まるで知り合いではないかのように振る舞い、雫を困惑させるのです。
好きな相手に取る言動には見えないことから、一部の視聴者には、狂気的に映ったようですね。
密かに雫のことを調査しまくり
雫が聖司の祖父が経営するアンティークショップ「地球屋」に立ち寄った際、父親に届ける予定のお弁当をアンティークショップに忘れてしまうことがあります。
その時、聖司が自転車で雫を追いかけてくれることで、雫は無事に父親にお昼を届けることができるのですが、あまりにもタイミングが良すぎるようにも見えます。
実は、雫が地球屋にきていることに気付いて、祖父との会話も聞いていたのかもしれません。
さらに別日、地球屋で「カントリー・ロード」を雫が歌い、聖司がバイオリンを演奏するほのぼのとした場面が登場します。
ここでも、天沢聖司のストーカー疑惑が浮上しています。
いくらバイオリンが得意でも、即興で「カントリー・ロード」を弾くのは、難易度が高すぎるのです。
つまり、雫が和訳して作った「コンクリート・ロード」の存在を知っていた聖司は、密かに「カントリー・ロード」を練習しておき、ここぞ!というタイミングであたかも即興で弾いているように演奏したのではないかと囁かれています。
どちらのエピソードも深読みしすぎと言われてしまえばそこまでなのですが、図書カードの件がある以上、聖司がバイオリンを事前に練習していても、驚きは少ないですよね。
独占欲を剥き出しにする
バイオリン職人になるためのイタリア修行を検討している聖司は、ついに卒業後の進路が決まり、雫に報告することになります。
地球屋や放課後など二人でいる時に言えばいいものの、聖司は、わざわざ学校の時間に雫のクラスに行き呼び出して、報告するのです。
中学校内で、男女間の呼び出しがあれば周りの視線も多く集まりますよね。
実際、雫に思いを寄せるクラスメイトの杉村も、聖司の行動にはびっくりだったようで、聖司の思惑通りなのか、しっかりと周囲をざわつかせます。
二人が親密であることを周囲にアピールするような行動もストーカー疑惑のひとつとしてあげられそうです。
『耳をすませば』天沢聖司:その後について考察
物語終盤、中学3年生とは思えない会話をしている雫と聖司。
イタリア修行に行くまでに残されたわずかな時間で、聖司は雫を自転車の後ろに乗せて、急な坂道を登っていきます。
苦しそうに漕ぎ続ける聖司を心配して雫が降りようとしても、「お前を乗せて坂道登るって、決めたんだ」と降ろしません。
そして、「今すぐにってわけにはいかないけど、俺と結婚してくれないか」とまさかのプロポーズ。
聖司は、一人前のバイオリン職人になって戻った後に、雫と結婚したいと考えていることを伝えます。
中学3年生という年齢を聞くと、微笑ましいのですが、どこか達観した様子の聖司から出た言葉は、どこか重みがありますよね。
その後の聖司と雫について公式からは、発表されていません。
結婚したのか、別れてしまったのか。
視聴者の数だけさまざまな想像を膨らませることができて面白いのですが、実は、2022年10月14日(金)に10年後を舞台にした実写映画『耳をすませば』が公開されることになりました。
実写映画の10年後については、映画オリジナル脚本とのことで原作やアニメーション映画との関係性はないのですが、どのような関係性になっていくのか気になりますね。
▼2022年10月14日(金)公開の実写映画の最新情報
・『耳をすませば』実写映画が2022年10月14日公開!松坂桃李と清野菜名のダブル主演!キャスト、あらすじなど徹底解説
・【ジブリ】『耳をすませば』その後のストーリーについて考察!原作小説や実写映画で雫と聖司はどうなる?
まとめ
この記事では、ジブリ映画『耳をすませば』で登場する天沢聖司について深掘りして見ました。
イケメンで将来設計をしっかり立てていて、その上、一途に好きな人を想う聖司のキャラクター性の魅力が光ります。
一部では、「ストーカー気質」だという声も上がっていますが、ある意味、恋愛テクニックを上手に駆使しているようにも見えますよね。
ぜひ、『耳をすませば』を鑑賞する際は、天沢聖司の言動に注目して見てくださいね。
▼『耳をすませば』徹底解説!
・【ジブリ】『耳をすませば』徹底解説!あらすじ、主要キャラと声優、トリビア、公開年、興行成績を総まとめ!
▼『耳をすませば』声優
・【ジブリ】『耳をすませば』声優まとめ!当時14歳の高橋一生が聖司役、ほか著名人も多数出演!
キャステルの記事に テーマパークの最新情報をお届けします |