【ジブリ映画】『かぐや姫の物語』を徹底解説!あらすじ、主要キャラと声優、原作との違いまとめ!

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    2003年公開の高畑勲による長編アニメーション映画『かぐや姫の物語』は、8年の制作期間と50億円以上の制作費用を費やして誕生した、かぐや姫に隠された真実の物語を描いたアニメーション。高畑勲の遺作となった作品でもあり、国内外問わず注目を集め、繊細な映像美が高く評価されています。この記事では、『かぐや姫の物語』の作品概要(公開日・興行収入・受賞歴など)・あらすじ・主要キャラクターと声優・原作・原作との違いについてまとめていきます。

    【ジブリ映画】『かぐや姫の物語』を徹底解説!あらすじ、主要キャラと声優、原作との違いまとめ!
    引用元:公式サイト

    こんにちは、Reneです。
    今回は、2013年公開のジブリ映画『かぐや姫の物語』について徹底解説します。

    世界中から高い注目を集めるスタジオジブリを代表するアニメーション監督のひとり・高畑勲の遺作として知られる『かぐや姫の物語』は、世界最古の文学「竹取物語」で登場するかぐや姫に隠された真実の物語を描いています。

    日本画を彷彿させる”筆”を基調に描かれたアニメーションは、淡い色合いや霞んだ筆遣いが繊細かつダイナミックに表現されています。
    他では見られない映像美には、想像を絶する苦労があり、通常のアニメ映画の3倍になる作画が必要だったそうで、総制作作画枚数は、50万枚に上り、8年もの月日を費やしています。

    まさに渾身の一作という表現がぴったりな『かぐや姫の物語』について、作品概要(公開日・興行収入・受賞歴など)・あらすじ・主要キャラクターと声優・原作・原作との相違点を徹底解説していきます。

    ジブリ映画『かぐや姫の物語』:作品概要

    かぐや姫の物語
    出典:公式サイト
    かぐや姫の物語

    ジブリ映画『かぐや姫の物語』は、2013年11月23日に公開されました。
    日本最古の文学物語『竹取物語』を原作に、『火垂るの墓』『平成狸合戦ぽんぽこ』『おもひでぽろぽろ』などを手掛けた高畑勲の原案・監督によってアニメーション化が実現。

    キャッチコピーは、「姫の犯した罪と罰」。
    地球の竹の中から生まれた少女が、なぜ数ある星の中から地球を選び、喜怒哀楽を知った後に、月へ帰ることになってしまったのか、彼女が背負う罪とはなんだったのか。
    かぐや姫に隠された秘密に迫るストーリーを高畑勲が多層的なメッセージを込めて描いています。

    単調で静かなストーリー展開のため、「退屈」「つまらない」「よく分からない」という感想も多い作品ですが、物語に隠された深い部分を理解すると面白さが倍増すること間違いなしの底無しの魅力が詰まった作品だったりするんです。

    ◆受賞歴と海外での評価

    日本国内では、「第37回日本アカデミー賞(2014)」のアニメーション作品賞で優秀アニメーション作品賞、音楽賞で優秀音楽賞を受賞の他複数受賞、海外はアカデミー長編アニメ映画賞にノミネートされました。
    作品に対する評価の参考として、受賞リストはこちらです。

    「日本特有の四季と自然豊かな情景の穏やかさと荒々しさが、心に刺さる」
    「ざっくりとした描線で描かれるキャラクターと水彩で描かれる背景画の融合が美しい」
    「日本の文化や風土について広く再認識させる形となっている」

    などの理由で評価をされています。

    ◆テレビ放送履歴

    劇場上映から、2回のテレビ放送がありました。
    全てが「金曜ロードシネマクラブ」での放送となっています。

    ジブリ映画『かぐや姫の物語』:あらすじ

    かぐや姫のいる竹
    出典:公式サイト
    かぐや姫のいる竹

    続いては、『かぐや姫の物語』のあらすじをまとめています。
    物語の重要な部分に触れているので、未見の方はご注意ください。

    ◆竹から生まれた少女

    むかしむかしある所に、山里にある竹を取って生活する翁と媼がいました。
    翁が竹取りをしていたある日、竹の中からほんの手のひらと変わらない大きさの美しい姫のような少女が出てきます。

    天からの恵みであると考えた翁は、少女を家へ連れて帰り、媼と育てることに。
    すると、不思議なことに手のひらサイズだった少女は、人間の赤子と変わらない大きさにまであっという間に成長。
    それから少女の成長はいちじるしく、半年も経たない間で一人前の子供にまでなってしまいました。

    少女は、近所に住む少年たちから「タケノコ」と呼ばれながら、自然あふれる環境でスクスクと育っていきます。
    少年たちが度々口ずさむ童謡を聞く度、少女は涙を浮かべていましたが、自分でもなぜ涙が流れるのかはわかっていません。
    それどころか、誰に習ったわけでもないのに、少年たちの歌う童謡を少女は知っていたのも不思議です。

    しばらくして、竹の中からいっぱいの金粉を見つけた翁は、少女により良い暮らしを与えようと自然あふれる山奥の暮らしから都の人が賑わう屋敷へと引っ越すことに。

    ◆寂しさを募らせるかぐや姫

    立派な屋敷に引っ越した少女は、大喜び。
    しかし、そんな歓喜も束の間で、あっという間に都の暮らしは窮屈で忙しないことに不満を漏らします。

    新しく始めた稽古事も真剣になることはなく、いつも山奥で一緒に過ごしていた少年たちを恋しく思うばかりの日々を送るように。

    翁は、少女の寂しさや不満に気づくことはなく、便利で豪勢な暮らしが彼女のためだと信じて都の暮らしを続けます。
    一方、媼は、少女の寂しさや不満に気づき、ひっそりと彼女の心に寄り添います。

    それからしばらくして、少女は、”光り輝く”という意味を込めた「かぐや姫」と名前を与えられて、彼女を祝う祭典が催されることに。
    しかし、どうしても山奥の暮らしと少年たちとの日々が忘れられないかぐや姫は、都を飛び出すのですが、山里には、少年たちも生まれ育った家もまるっきりなくなってしまいっていました。
    帰る場所がないことを悟ったかぐや姫は、それ以降、都で静かにひとりの時間を増やしていきます。

    日に日に美しさを増すかぐや姫は、都中で注目の的となり、多くの男性たちがかぐや姫に求婚します。
    しかし、誰のもとにも嫁ぐつもりはないと男性たちのアプローチに目を向けることはありませんでした。

    ◆かぐや姫の告白

    多くの求婚を断り続けるのが困難と判断した翁は、かぐや姫をどうにか説得します。
    やがて、かぐや姫は、翁の気持ちを汲み取り、不可能な条件を男たちに突き付けます。

    この不可能だと思われる条件をクリアした者と結婚すると宣言したかぐや姫に対して、男性たちはどうにか条件をクリアしようとズルをしたり、危険に立ち向かいますが、誰ひとり達成することはありません。
    そんな中、危険を冒して命を落とす者がいたことにかぐや姫は、ショックを受けてしまいます。

    そんな矢先、かぐや姫の存在を鍵つけた御門は、かぐや姫の屋敷を訪れ、宮中に連行しようと強引になります。
    次の瞬間、かぐや姫は魔法のように姿を消し、御門は必ず迎えに来ると言葉を残してその場を去ることに。

    御門の一件後、かぐや姫は夜な夜な月を仰ぎ見る日々を送ります。
    不思議に思った翁と媼が理由を問うと、かぐや姫は自分が月から来た身分であることを明かします。

    そして、御門の強引な行動に対して、とっさに「ここにはいたくない」と月に助けを求めてしまったため、次の15日に月から迎えの一行が来てしまうこと、しかし彼女は月には帰りたくないことを泣きながら訴えます。

    ◆月へと返るかぐや姫

    かぐや姫の気持ちを汲んだ媼は、かつてかぐや姫が心の底から安らぎを感じていた山里へ連れていきます。
    山里に着くと、そこには当時かぐや姫と一緒に遊んでいた少年たちが立派な青年に成長しており、山仕事から戻ってきた所に鉢合わせました。

    再会に感極まる2人は、空を舞うように空中で抱きしめ合いますが、空に月が出てきた途端、2人は引き離されてしまい少年は山里の人間たちのもとに戻されてしまいました。

    そして、ついにやってきた15日の満月の夜。
    かぐや姫の屋敷には、彼女を引き留めようと多くの武士が準備をしていました。

    やがて、天人一行が雲に乗って空からやってきます。
    天人一行は、都でかぐや姫を引き留めようとする者たちを一瞬で眠らせ、気を失ったかぐや姫を雲に招きます。

    全ての記憶が消されるとされる羽衣を着せられそうになった次の瞬間、かぐや姫の耳に懐かしの童謡が届き、我に返ることができました。
    かぐや姫は、天人一行に赦しをもらい、月に戻る前に翁と媼と別れの挨拶する猶予をもらいます。

    涙を流して、2人と別れ、記憶をなくす羽衣を羽織ったかぐや姫。
    雲に乗って月に登っている最中、記憶を失ったはずにも関わらず、かぐや姫の目には涙が浮かんでいるのでした。

    ジブリ映画『かぐや姫の物語』:主要キャラクターと声優

    では、主要なキャラクターと声優を紹介します。
    日本を代表する俳優陣が集った豪華キャストに注目です。

    かぐや姫(声優:朝倉あき)

    かぐや姫
    出典:公式サイト
    かぐや姫

    光を放つ竹から生まれた月出身の少女。
    幼い頃から少年たちと自然豊かな山里で楽しく暮らしますが、都での暮らしが彼女の運命を大きく変える事になります。

    1991年9月23日生まれの女優・朝倉あきさんがかぐや姫を演じました。

    捨丸(声優:高良健吾)

    捨丸
    出典:公式サイト
    捨丸

    かぐや姫の幼なじみで、山里の少年たちを率いるリーダー的存在。
    都に越したかぐや姫と再会した時は、既婚者であるにもかかわらず彼女への想いが再び燃え上がってしまいます。

    1987年11月12日生まれの俳優・高良健吾さんが捨丸を演じました。

    翁(声優:池井武男/三宅祐司)

    翁
    出典:公式サイト

    かぐや姫を発見し、大切に育てる翁。
    山里で暮らすよりも都での暮らしの方がかぐや姫のためになると考えますが、この選択がかぐや姫との別れの引き金を引く事に。

    1942年5月5日生まれの池井武男さんが翁を演じました。
    しかし、アフレコをしている最中に、惜しくも亡くなってしまったため、三宅祐司さんが残りを担当しました。

    媼(声優:宮本信子)

    媼
    出典:公式サイト

    かぐや姫の悲しみや恐れに寄り添う優しい育ての母、媼。
    1945年3月27日生まれの女優・歌手である宮本信子さんが媼を演じました。

    御門(声優:中村七之助)

    御門/かぐや姫の物語
    出典:公式サイト
    御門/かぐや姫の物語

    かぐや姫に求婚する男たちの中でも、一段と強烈なキャラクターである御門(みかど)。
    自信満々の態度やとがったアゴでも話題になりました。

    御門を演じたのは1983年5月18日年生まれの歌舞伎役者・俳優である中村七之助さんです。

    ジブリ映画『かぐや姫の物語』:原作情報&映画版との違い

    かぐや姫がそだった山里
    出典:公式サイト
    かぐや姫がそだった山里

    映画『かぐや姫の物語』は、日本最古の文学物語として知られる『竹取物語』を原作として、高畑勲がアニメーション化に挑んだものとなります。
    原作文学と映画で異なる点について解説します。

    かぐや姫の性格が異なる

    まず、原作で登場するかぐや姫は、静かで優々たる性格として描かれています。
    それに対して映画版で登場するかぐや姫は、天真爛漫で自然の中を少年たちとともに駆け回る少女として描かれているんですよ。

    捨丸は映画のオリジナルキャラ

    また、原作では登場しないのが捨丸です。
    かぐや姫の幼なじみであり、再会した時は、既婚者でありながらも幼少期のかぐや姫との思い出が溢れて駆け落ちしようとして、物語をかき乱しました。

    御門とかぐや姫の関係

    映画では、かぐや姫は御門への思いは一切ないように描かれていますが、原作では3年間も和歌(手紙)のやりとりをしています。
    かぐや姫が月に帰る時は、和歌と不死の薬を御門のために贈っているんですよ。

    結局、御門はかぐや姫のいない世の中で生き続けても意味がないと不死の薬を燃やしてしまうのですが、この一連のやりとりを見ている限り、2人は思い合っている仲であったことが想像つきますね。

    かぐや姫は月に帰らない道もあった?

    そして、かぐや姫の月に帰るタイミングにも違いがあります。
    原作では、「8月15日に月から迎えが来る」とされており、最初から月からの天人一行が来る日が決まっていました。

    しかし、映画版では前もって「8月15日に迎えが来る」とは決まっていませんでした。
    かぐや姫が御門に強引な態度を取られた瞬間、とっさに「地上にいたくない」と助けの念を送ってしまったことが原因です。
    つまり、御門が誠実な求婚をしていればかぐや姫が月に帰る必要もなかったということです。

    別れのシーン

    最後に、ラストシーンについて。
    映画では、翁と媼との別れの挨拶後、月に帰るかぐや姫が涙を浮かべる場面があります。
    映画のクライマックスともいえる場面です。

    しかし原作では月に帰るかぐや姫の心情は詳細に描かれていません。
    映画版の方が、大切に育ててくれた翁と媼と別れがたいかぐや姫の気持ちが感じられますね。

    まとめ

    この記事では、『かぐや姫の物語』について徹底解説していきました。
    作品概要、あらすじ、主なキャラクターと声優、原作の情報の他に、意外な制作秘話についてもまとめているので、次回『かぐや姫の物語』を視聴される際には、ぜひ注目してみてくださいね!

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