【ジブリ】『アーヤと魔女』の原作あらすじをネタバレありでご紹介!作者は『ハウルの動く城』と同じ作家!
2021年8月公開のジブリ映画『アーヤと魔女』の原作を紹介!スタジオジブリ初となる3DCGを駆使して制作された長編アニメーションとして話題の『アーヤと魔女』ですが、原作は児童文学。この記事では、「アーヤと魔女」の原作についてネタバレありでご紹介します。「ゲド戦記」や「コクリコ坂から」を手掛けた宮崎吾朗監督、企画・宮崎駿氏によるジブリの新作をより深く掘り下げていきます!
こんにちは、Reneです。
今回は2021年8月27日(金)公開予定の映画『アーヤと魔女』の原作をご紹介します。
スタジオジブリ初の3DCGアニメ作品としても注目を集める『アーヤと魔女』。
監督を務めるのは宮崎吾朗氏、そして企画にはあの宮崎駿氏も関わっているジブリの新作です。
原作となっているのは、児童文学小説『アーヤと魔女』。
あの『ハウルの動く城』と同じ、ダイアナ・ウィン・ジョーンズの作品で、彼女の最後の作品となります。
この記事では原作「アーヤと魔女」のあらすじをネタバレありでご紹介します。
・アーヤと魔女の原作:あらすじ①アーヤ、魔女に引き取られる
・アーヤと魔女の原作:あらすじ②意地悪なベラと不機嫌なマンドレーク
・アーヤと魔女の原作:あらすじ③黒猫トーマスとアーヤの企み
・アーヤと魔女の原作:あらすじ④アーヤの逆襲
アーヤと魔女の原作:原作は児童文学小説
『アーヤと魔女』の原作は、英国出身の作家=ダイアナ・ウィン・ジョーンズによる同名の児童書です。
2004年に公開されたジブリ映画『ハウルの動く城』と同じ原作者と言えば、その名前を思い出す方もいるかもしれません。
ダイアナ・ウィン・ジョーンズは、2009年に診断された肺癌の闘病生活の末、2011年3月に76歳で惜しくも亡くなっています。
『アーヤと魔女』は彼女にとっての遺作となる作品でもあります。
『ハウルの動く城』が公開された当時、ジョーンズ氏は映画について「とても素晴らしい」「宮崎はわたしが執筆した時と同じ精神で映画を作った」と大絶賛のコメントを残す他、ジブリファンであることを度々口にしていました。
『アーヤと魔女』はジョーンズ氏作品の2回目となる映像化でしたが、原作者が観ることが叶わなかったのは残念ですね。
一方、本作の企画を手掛けた宮崎駿氏は「きっかけはたまたま街の本屋さんで絵本を見つけたこと。ダイアナさんの作品は好きだから、開いてみたらとても面白かった。」と話しています。
宮崎駿氏とダイアナ・ウィン・ジョーンズ氏、17年ぶりの共演となりました。
アーヤと魔女の原作:あらすじ①アーヤ、魔女に引き取られる
それではここから、原作版のあらすじを紹介していきましょう。
映画のネタバレになる可能性がありますので、ご注意くださいね。
アーヤは、赤ん坊の時に「なかアマの12人の魔女に、追われています。逃げ切ったら、この子を返してもらいにきます。何年もかかるかもしれませんけれど。この子の名前は、アヤツルです。」と書かれた紙と一緒に子どもの家の前に置き去りにされていた女の子。
園長先生は、アヤツルという名前をひどくきらい、アーヤ・ツールという名前で出生届を出し、大切にアーヤを育てます。
成長したアーヤは、巧みな言葉術と嫌味のない愛嬌で、園長先生はアーヤにメロメロ。
コックさんはシェパーズパイを作ってくれ、子ども達はアーヤを慕い、なんでも思い通りに暮らしを手に入れ幸せな毎日を過ごしていました。
そんなある日、子どもの家に口紅をべったりと塗り左右で違う色のアイシャドウをした女と怖い顔をした背の高い男がやってきて、アーヤを引き取ることに決めます。
アーヤは「行きたくない」と拒みますが、女が魔女と知り魔法を教えてもらおうと新しい生活にウキウキです。
アーヤと魔女の原作:あらすじ②意地悪なベラと不機嫌なマンドレーク
素敵な新生活を夢見たアーヤでしたが、実際は悪夢の連続でした。
朝起きてから日が暮れるまで、ベラの呪文を完成させるために乳鉢に入った骨を乳棒で粉々になるまで叩き続けたり、庭に生えている草や実を取りに行かされたり、こき使われるばかりでした。
そして、ベラはアーヤに「マンドレークをわずらわせる事は、しちゃいけない」と強く念を押しました。
夕食はマンドレークが用意します。
ベラが夕食にケチをつけた時にマンドレークは目の中の火花をメラメラ燃やして怒ったのをみて、アーヤはマンドレークを怒らせることは絶対にしてはならないのだと、ベラの言いつけを守ろうと決めます。
アーヤと魔女の原作:あらすじ③黒猫トーマスとアーヤの企み
— スタジオジブリ STUDIO GHIBLI (@JP_GHIBLI) February 11, 2021
食事の時間以外は、ベラの手伝いをさせられ嫌気がさす毎日。
アーヤと同じ気持ちなのはベラが飼う黒猫・トーマスも同じでした。
ある晩、アーヤがベッドの中でベラとマンドレークの不満を口に出していると、人間の言葉でトーマスが喋り出します。
驚いたアーヤでしたが、ベラにうんざりしている2人は、一緒に”あらゆる魔法から身を守る方法”という呪文を作ることに決めます。
夜な夜なトーマスと完成させた呪文は軟膏のようなもので体に染み込むようにべったりと塗り込み、眠りにつきました。
アーヤと魔女の原作:あらすじ④アーヤの逆襲
翌日、アーヤはベラが呪文をお客に届けに行くため家を留守にした間に、”誰かにもう一揃い、手がはえるようにする呪文”を作ることに決めました。
いつも手が足りないと騒いでアーヤをこき使うベラにぴったりな呪文です。
アーヤは、ベラに見立てた人形を作りベラの青い髪の毛を2本人形に結びつけました。
呪文を完成させた途端、おでことお尻に手が生やしたベラが悲鳴を上げて部屋をくるくる回っていました。
「手を足してあげたの。足りない足りないって、言ってたから!」とケタケタ笑うアーヤに「がああ!ミミズの罰だ!」と呪文を唱えるベラ。
すると、どこからともなく宙にウジャウジャと青いミミズが湧き出てきました。
しかし、”あらゆる魔法から身を守る方法”を知っているアーヤとトーマスにはミミズの罰は効果がありません。
アーヤは、ミミズたちを外に出してやるため、部屋の壁にあるねじ回しを引き抜き、隙間からミミズを全てバスルームに匿うことにしました。
最後の1匹を通し終えると、突然壁が真っ赤に染まり始めました。
アーヤがバスルームだと思っていた隣の部屋は、マンドレークの部屋だったのです。
マンドレークは、アーヤにミミズをやったのがベラだと知り「わずらわせるな」と怒りベラを困らせました。
マンドレークは、これ以上家の中でわずらわしいことが起きて欲しくないと思い、ベラにアーヤを助手にするよう持ちかけ、アーヤに昼間は学校に通わせることにしました。
アーヤは、魔法使いの弟子になることができ、学校にも行けるようになり、思い通りの生活を取り戻すことができました。
まとめ
この記事では、ダイアナ・ジョン・ウィーンズ作「アーヤと魔女」のネタバレありのあらすじをご紹介しました。
ウィーンズにとっての遺作ということで、アーヤの本当の母親や、孤児院の友達たちとのその後は描かれておらず、謎に包まれたままとなっています。
ジブリが制作した劇場版ではどのように脚色されているのか完成が楽しみですね。
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