【シンデレラ(2015年)】実写版と原作&アニメ版の違いを徹底解説!10個のポイントで比較してみた!
ディズニーが誇る不朽の名作『シンデレラ』。本記事では、1950年に公開されたアニメ版と2015年公開の実写版『シンデレラ』を徹底比較!2作品の作品情報などをおさらいしながら、気になる10個のポイントをひとつひとつ比較していきます。
みなさん、こんにちは!ディズニー映画は欠かさずチェックしているMelodyです!
今回は、ディズニーが誇る不朽の名作『シンデレラ』を大特集!
1950年公開のアニメ版と、65年の時を経て、2015年に公開された実写版『シンデレラ』の
・作品情報
・相違点&変更点(10個のポイントで比較)
などを、ひとつひとつ徹底解説していきます。
『シンデレラ』に関する情報をお探しの方は、必見ですよ♪
・①シンデレラの名前の違い
・②シンデレラの実の母親の違い
・③王子の名前の違い
・④王子と出会うタイミングの違い
・⑤ミュージカルテイストの違い
・⑥フェアリー・ゴッドマザーのキャラクターの違い
・⑦シンデレラに登場する動物たちの違い
・⑧継母の心情の違い
・⑨シンデレラのヴィランの違い
・⑩シンデレラの歌の違い
・ディズニー映画なら「Disney+(ディズニープラス)」
【シンデレラ】アニメ版と実写版の違い:映画情報
アニメ版と実写版を比較していく前に簡単な映画情報をご紹介します。
アニメ版『シンデレラ』(1950)
原題:Cinderella
公開日:1950年2月15日(水)(日本:1952年3月7日(金))
ディズニー不朽の名作として知られるアニメ版『シンデレラ』は、今年2020年で公開から70周年を迎え、再び話題となっている作品です。
原作は、フランス人童話作家シャルル・ペロー作の童話『シンデレラ』。
逆境のヒロインの物語として誕生した本作は、あのウォルト・ディズニーが最も好きだった作品としても知られています。
・【ディズニー映画】シンデレラのあらすじ&原作まとめ!結末やその後についても!
実写版『シンデレラ』(2015)
原題:Cinderella
公開日:2015年3月13日(金)(日本:2015年4月25日(土))
アニメ版の公開から65年もの時を経て、2015年に公開された実写版『シンデレラ』。
イギリス人女優のリリー・ジェームズさんをシンデレラ役に迎え、製作された本作は、アニメ版を原作としているものの、ヒロイン像やストーリーなどに、より現代的なアレンジが加えられています。
『ハリー・ポッター』シリーズや『アリス・イン・ワンダーランド』などへの出演でも有名なヘレナ・ボナム=カーターさんが、フェアリー・ゴッドマザー役を務めたことでも話題となりました。
・【実写版】シンデレラのあらすじ&見どころ!吹き替え版の声優キャスト、ドレス、歌まとめ♪
①シンデレラの名前の違い
実写版では、”エラ”という名前で呼ばれているシンデレラ。
これは、”シンデレラ”という名前は元々、「シンダーエラ(灰かぶりのエラ)」という悪い意味を持つ名前とされているためでしょう。
シャルル・ペローの原作でも、すすにまみれ、顔が黒くなってしまったエラの姿を見て、継母たちが付けたニックネームであったという記載があります。
確かに、”シンデレラ”という名前の意味と、こうした経緯で付けられた名前であることを考慮すると、ヒロインを”シンデレラ”と呼び続けるのは、いかがなものかと思えてきますね。
②シンデレラの実の母親の違い
まず、実写版にはアニメ版には登場することのなかったシンデレラの実の母親が登場します。
シンデレラに「勇気と優しさを忘れないで」という言葉を遺した母親は、美しく聡明で心優しいシンデレラという女性を作った、重要人物として描かれています。
金髪碧眼の見た目や凛とした美しさが漂う母親の姿は、まさにシンデレラそっくりでしたよ!
③王子の名前の違い
実写版では、王子に”キット”という名前が与えられました。
「アニメ版でも”チャーミング王子(Prince Charming)”という名前があるのでは?」と思う方がいらっしゃるかと思います。
しかし、この”Prince Charming”とは名前、実は「白馬の王子様」を表すような言葉であり、実際の名前ではないのです。
ということで、実写版では王子にも”キット”という名前が与えられ、物語により現実味が感じられるようになりました!
④王子と出会うタイミングの違い
アニメ版では、舞踏会で初めてチャーミング王子と出会ったシンデレラ。
お互いに一目惚れであり、王子に至っては、一目でシンデレラとの結婚を決意したことになっていました。
しかし、実写版では屋敷を抜け出したエラと狩りにやってきていたキット王子が、森の中で出会うというシーンが追加されました。
美しく着飾った姿に心惹かれたのではなく、動物にも心優しく、純粋なエラに王子は強い魅力を感じたのだということを、視聴者にアピールしたかったのでしょう!
また、『美女と野獣』の頃から、ディズニーはプリンセスと王子が一目惚れで結ばれるというストーリーを避けてきました。
そのため、リメイク作品となる実写版では『シンデレラ』もその流れに沿った内容の物語に変更したかったのではないかと思われます。
⑤ミュージカルテイストの違い
アニメ版の『シンデレラ』では、音楽が物語の大きな魅力となっていました。
しかし、実写版はミュージカル作品ではなく、あくまで実写映画として製作が進められました。
「♪夢はひそかに」や「♪ビビディ・バビディ・ブー」など、名曲揃いの作品だっただけに、アニメファンの方々にとって、この変更は少々寂しいものだったのではないでしょうか?
しかし、エンディングソングとして、
・A Dream is a Wish Your Heart Makes(夢はひそかに)/ リリー・ジェームズ(エラ役)
・Bibbidi-Bobbidi-Boo(ビビディ・バビディ・ブー)/ ヘレナ・ボナム=カーター(フェアリー・ゴッドマザー役)
の2曲が製作されています。
聴いたことがないという方はぜひ、チェックしてみてくださいね♪
⑥フェアリー・ゴッドマザーのキャラクターの違い
アニメ版と実写版の大きな相違点のひとつが、フェアリー・ゴッドマザーのキャラクター像ではないでしょうか?
アニメ版におけるフェアリー・ゴッドマザーは、優しいお母さんのような印象で、衣装もブルーのフードが付いたマントのようなものでした。
しかし、ヘレナ・ボナム=カーターさんが演じた実写版のフェアリー・ゴッドマザーは、きらびやかな白のドレスを身にまとった金髪の美しい妖精といった雰囲気でしたよね!
アニメ版の製作を手がけたウォルト・ディズニーは、フェアリー・ゴッドマザーを典型的な美しい妖精といったイメージで描こうとはしませんでした。
なぜなら、幼くして両親を亡くしたシンデレラが悲しみを感じた時に慰めてほしいと感じるのは、美しい妖精よりも、彼女を優しく包み込んでくれるようなお母さんに似た存在なのではと考えたからです。
先述した通り、実写版では大御所女優であるヘレナ・ボナム=カーターさんがフェアリー・ゴッドマザーを演じました。
エキセントリックな印象が強いヘレナさんのキャラクターに合わせて、フェアリー・ゴッドマザーのキャラクター像にも、かなり変更が加えられましたよね!
ウォルトのこだわりが実写版に引き継がれなかったのは個人的に悲しく思います。
しかし、スター女優を役に起用したからには、他のキャストと一線を画すためにも、よりきらびやかな衣装を用意しなければならなかったのでしょう。
⑦シンデレラに登場する動物たちの違い
アニメ版において、ネズミをはじめとする動物たちは大きな存在感を放つキャラクターでした。
ジャックやガスなどのネズミたちは言葉を話すこともでき、シンデレラのドレスを作ったりするなど、シンデレラの良き友達として描かれていましたよね♪
また、驚くべきことに、猫のルシファーとネズミたちの追いかけっこのシーンに至っては、映画の約半分もの時間を割いているのです。
その理由は、アニメ版『シンデレラ』の製作がスタートした1940年代に絶大なる人気を誇っていたアニメシリーズ『トムとジェリー』の人気にあやかるためでした。
実際、当時の観客は、このルシファーvs.ネズミたちのシーンを見て、すぐに『トムとジェリー』を連想したそう!
しかし、よりリアリティーを追求した実写版では、ネズミたちも言葉を話すことはなく、登場時間もアニメ版と比べ、少なくなった印象を受けました。
⑧継母の心情の違い
アニメ版では、ヴィランのトレメイン夫人にスポットが当てられることはほぼありませんでした。
そのため、『シンデレラ』と同様に、ディズニープリンセスクラシック作品として知られる『白雪姫』、『眠れる森の美女』に登場するディズニーヴィランズ、イーヴィル・クイーンとマレフィセントに比べると、トレメイン夫人は印象が薄いヴィランと言えます。
しかし、実写版では、ケイト・ブランシェットさん演じるトレメイン夫人の心情にもスポットが当てられ、あのような冷酷な女性になった真の理由が語られています。
簡単にまとめると、トレメイン夫人は結婚した男性を続け様に2人も亡くした不運な女性でした。
エラの父親同様に、ドリゼラとアナスタシアの父親に当たる1人目の夫も、結婚してすぐに亡くなり、女手ひとつで2人の娘たちを育て上げたのです。
そんな苦労も知らず、周囲の人間からは裕福な商人であったエラの父親との結婚を「財産目当ての結婚」と呼ばれたりします。
また、夫が妻の自分よりも前妻によく似たエラをかわいがる様を見ているうちに、美しく純粋で、人々から愛情を一身に浴びるエラに嫉妬の感情を募らせていったのです。
⑨シンデレラのヴィランの違い
実写版『シンデレラ』では、トレメイン夫人に加え、大公という新たなヴィランが誕生しました。
アニメ版では、国王のワガママや型破りな振る舞いに振り回されながらも、忠実に仕える善良な人物として描かれていた大公。
実写版では人の気持ちよりも、常に国にとっての利益を優先する冷酷な策略家として描かれています。
アニメ版で大公は、寝不足になるまで、ガラスの靴の持ち主を探し、国中を駆け回っていました。
しかし、実写版では隣国の王女とキット王子との政略結婚を進めるために、裏で根回しをしたり、トレメイン夫人と取り引きをするなど、その冷酷ぶりはまさにディズニーヴィランといった印象でした。
⑩シンデレラの歌の違い
映画のクライマックスで、トレメイン夫人の手により、シンデレラは自身の部屋に閉じ込められてしまいます。
アニメ版では、ネズミや飼い犬のブルーノに協力を仰ぎ、必死に部屋からの脱出を図るシンデレラの姿が描かれていました。
一方の実写版では、エラはまるで自分の運命を受け入れたかのように、実の母親との思い出の1曲である「♪Lavender's Blue Dilly Dilly」を部屋で1人、口ずさみます。
アニメ版同様、ネズミたちが協力して部屋の窓を開け、その窓からエラの歌声が王子の耳に届き、エラは幸せを手にすることとなるのです。
ネズミたちとルシファーによる最後のバトルが描かれなかったのは残念ですが、母親との思い出の1曲がエラを幸せへと導くというストーリーに、ぐっときた方もたくさんいらっしゃったのではないでしょうか?
まとめ
いかがでしたか?
相違点が気になった方はぜひこの機会に、『シンデレラ』2作品を見返してみてくださいね♪
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