映画『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3』のあらすじ&登場人物!西武劇の時代にタイムスリップ!
ティーブン・スピルバーグが製作総指揮を執り、ロバート・ゼメキスが監督を務めたアメリカのSF映画『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3』を紹介します!公開当時、全米で社会現象を引き起こすほどの大ヒットを記録し、今もなお世代を超えて大勢の人に愛される作品です。あらすじや主要な登場人物、見どころなどをまとめました。バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズの3作目、最後の作品の感動のラストをお楽しみください!
こんにちは!
じめじめと蒸し暑い季節をどう過ごそうかと悩む大学生、葵木です。
今回は、タイムスリップをテーマにした大ヒットSF映画『バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズ』の第3作『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3』をご紹介します!
大人気シリーズ最後の物語は、西部劇の時代(1885年)を舞台にしています。
100年前にタイムスリップしたマーティやドクは、どんな冒険をするのでしょうか?
あらすじや登場人物など、映画をしっかり理解できるポイントをお伝えしていきます!
・バック・トゥ・ザ・フューチャー2:あらすじ
- ◆これまでのあらすじ
- ◆ドクが100年前にタイムスリップ
- ◆マーティの祖先
- ◆ドクの恋路
- ◆現在に戻ったのはマーティだけ
・バック・トゥ・ザ・フューチャー2:登場人物
- マーティ・マクフライ
- ドク(エメット・ブラウン博士)
- ビュフォード・タネン
- クララ・クレイトン
- デロリアン
バック・トゥ・ザ・フューチャーとは
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(Back to the Future)は、シリーズ1作目が1985年にアメリカで公開された、大人気のSF映画です。
略して『BTTF』『BTF』とも呼ばれ、今も大勢のファンに愛されています。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズは全部で3作あります。
・『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985)
・『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』(1989)
・『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』(1990)
今回は、シリーズ最終作品となる『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3』のあらすじと登場人物を紹介します!
舞台は100年前の過去、西部劇の時代です。
様々な時代をタイムトラベルしてきたマーティとドクは、最後に一体どんな結末を迎えるのでしょうか?
バック・トゥ・ザ・フューチャー2:あらすじ
◆これまでのあらすじ
パート1では、タイムマシン「デロリアン」の実験中に命を落とした親友ドクの命を救います。
マーティ・マクフライは過去へタイムトラベルし、その時代のドクと協力して現在へと戻ってきました。
結局ドクは命拾いしましたが、マーティが過去へ介入したことにより、家族は裕福になったという変化がありました。
ところが、今度は未来でトラブルが発生。
パート2では未来からやってきたドクに連れられ、再びタイムトラベルすることに。
今度は自分の未来の息子と家庭を救います。
しかし、マーティやその父ジョージをいじめていたビフ・タネンがこっそりとデロリアンに乗り込み、過去を改変したせいでマーティの元の時代は大混乱!
正しい歴史を取り戻すため、マーティとドクは再び1955年の過去へと旅立ちました。
過去のビフから歴史が改変された原因のスポーツ年鑑を取り返し、無事に元の歴史を取り戻したと思ったら、今度はドクが雷に打たれてデロリアンごと消えてしまいます。
現在に帰る方法を失って途方に暮れるマーティの元に、ドクがマーティ宛てに書いた手紙が届きます。
◆ドクが100年前にタイムスリップ
ドクは落雷の影響で現在から100年前の過去、1885年に飛ばされていました。
マーティは現在に戻るため、1955年のドクに助けを求めます。
100年前の過去から届いた手紙には、ドクを乗せて消えてしまったデロリアンの隠し場所が書かれていました。
1985年に帰るため、マーティとドクは鉱山に封印されたデロリアンを掘り起こします。
しかし、マーティは鉱山付近の墓地で“エメット・ブラウン(ドクの本名)”の名が彫られた墓石を発見。
未来から一緒に来たドクは、手紙を書いた約一週間後の1885年9月7日に、あのビフの祖先であるビュフォード・タネンに銃殺されてしまっていたのです。
ドクを救う為、マーティは1955年のドクの協力の下、修理したデロリアンでドクのまだ生きている1885年9月2日へとタイムトラベルします。
しかし、タイムトラベルした直後、インディアンの大群と騎兵隊に遭遇。
熊にも襲われ、マーティは坂から転げ落ちて気絶してしまいます。
◆マーティの祖先
マーティは自分の祖先にあたるシェイマスとその妻のマギーに助けられ、彼らの協力で無事ヒルバレーにたどり着くことができました。
しかし、不運にもビフをこれから殺すことになるビュフォード・タネンに出くわしてしまいます。
彼に因縁をつけられたマーティは危うく殺されそうになりますが、間一髪のところでドクに助けられ、ようやく再会を果たします。
しかし肝心のデロリアンは自走不能になっており、加速させない限りタイムトラベルをして未来へ帰ることができません。
2人はいろいろな方法を試した末、最終的に蒸気機関車でデロリアンを押して走らせる作戦を考えだします。
◆ドクの恋路
現在へ帰る方法を考えたマーティとドクですが、ドクは峡谷に転落して死ぬはずだった女性クララ・クレイトンを助け、恋に落ちてしまいます。
更に、マーティはドクを狙うビュフォードを止めようとしましたが、結局ビュフォードの挑発に乗ってしまい決闘する羽目になってしまいます。
ドクは悩んだ末、愛するクララと別れることを決心し、クララに「未来に帰る」と告げます。
しかし、クララにはそれを信じてもらえず、ドクは心に深い傷を負います。
マーティはその後、酒屋でウィスキーを飲んで酔いつぶれたドクを起こそうとしている途中、まだ決闘の約束をしている時間の前であるにも関わらずビュフォードに呼び出され、酔いから覚めたドクを人質に取られてしまいます。
マーティはドクを救うためビュフォードと決闘し、見事勝利!
2人はすぐに出発し、計画通り蒸気機関車をハイジャックしてデロリアンに乗り込もうとします。
◆現在に戻ったのはマーティだけ
デロリアンに乗り込むマーティとにドクを、未来の話が真実だったということを知ったクララが追いかけてきます。
ドクはクララも元の時代へ連れて行こうとしますが、クララが機関車からデロリアンに移動する途中でボイラーが爆発し、クララが落ちそうになってしまいます。
ドクはマーティが万一に備えて1955年から持ち込んだ2015年製のホバー・ボードを使ってクララを助けましたが、そのせいでデロリアンに乗り遅れ、過去に取り残されたままになってしまいました。
無事に1985年に戻ることができたマーティでしたが、その直後、デロリアンがディーゼル機関車に轢かれバラバラになってしまいます。
デロリアンがなければもう永久にドクとは会えない……。
マーティが恋人のジェニファーとともにドクとの別れを悲しんでいると、そこに蒸気機関車の形をしたタイムマシンが現れます。
ドクは1885年に取り残された後、蒸気機関車を改造してタイムマシンを新しく作ったのでした。
さらにドクはクララと結婚し、2人の息子をもうけていました。
ドクは「君たちも、いい未来を創りたまえ」といい残し、どこかへ走り去って行ったのでした。
こうして、マーティの時間を巡る冒険は終わり、家族やジェニファーと明るい未来を目指して生きていくのでした。
バック・トゥ・ザ・フューチャー2:登場人物
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3』に登場するキャラクターを紹介します。
作品内で描かれるキャラクターの過去の姿や変えられた未来での姿など、シリーズを通して比べてみると面白いですよ!
マーティ・マクフライ
マーティ・マクフライは、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズの主人公です。
ガールフレンドのジェニファーを愛し、未来では家庭を築きます。
現在はまだ、ロックとペプシコーラとスケボーが大好きで、トヨタ・ハイラックスに憧れている高校生。
兄と姉を持つマクフライ家の次男で、ミュージシャンになることを夢見ています。
パート1で過去へ行った際も、若き日の父と母の仲を取り持つためにステージでギターを演奏するシーンがありました。
タイムマシンを発明した科学者ドクとは、年の離れている親友です。
1作目でマーティは過去へ送られたものの無事に元の時代に戻り、ドクの命を救いました。
パート2では未来から来たドクに連れられて、正しい現在を取り戻すため未来へ、そして再び過去へとタイムトラベルします。
基本的には真面目な常識人で、ドクの変わった行動に振り回されています。
ただし挑発には弱く、短気ですぐにカッとなってしまいます。
パート3ではビフの祖先ビュフォードの挑発に乗せられ決闘することになってしまいますが、見事勝利!
ドクが隠したデロリアンを掘り起こし、西部開拓時代へとタイムトラベルしました。
「クリント・イーストウッド」と名乗り、ドクを助けようと奮闘します。
度胸のある、友達思いの青年です。
ドク(エメット・ブラウン博士)
ドクことエメット・ブラウン博士はちょっと変わった天才科学者で、マーティの親友。
マーティたちの住むヒルバレーでは有名な変人で、ドクに関わる人はマーティとそのガールフレンドのジェニファーくらいです。
とても理屈っぽく、短気なマーティを諭すシーンが多くあります。
ただ目的のためには手段を選ばない性格で、タイムマシンを開発するために30年と全財産を費やしました。
未来でマーティの息子が捕まって家族が崩壊しそうになっているところを助けようとするなど、マーティとの信頼関係がうかがえます。
ドクは西部劇を愛し、西部開拓時代の拳銃をいつも持っています。
パート3でドクはなんと、大好きな西部劇の時代へと飛ばされてしまいます。
すぐにビュフォードに殺されてしまうはずでしたが、ドクの墓を発見してタイムトラベルしてきたマーティによって助けられます。
この時代では鍛冶屋として働いていたドク。
クララという女性と恋に落ち、二度も彼女を助けます。
そのせいでデロリアンに乗り遅れて過去に取り残されてしまいますが、蒸気機関車をタイムマシンに改造し、無事現在でマーティと再開することができました。
ドクはクララと結婚し、2人の息子「ジュール」と「ベルヌ」をもうけます。
ビュフォード・タネン
パート3での重要な悪役ビュフォード・タネンは、ビフの祖先です。
現在の世界でビフは、マーティの父ジョージの意地悪な上司でした。
ビフの家系タネン家とマーティの家系マクフライ家はどの時代においても関係があり、大抵はタネン家がマクフライ家を搾取しています。
この家系は、シリーズを通しての「悪役」一家です。
ビュフォード・タネンはヒルバレーの悪党で早撃ちの名手。
何人も射殺していると自称しており、よだれを垂らす癖があることから“Mad Dog”(マッド・ドッグ、狂犬)とあだ名をつけられています。
本人はこのあだ名を嫌い、そのあだ名で記事を書いた新聞記者を射殺。
ビフの祖先らしく頭が悪いです。
手段を選ばずマーティを痛めつけ殺そうとする、各時代のタネン一族のなかで最も粗暴かつ非道な男。
マーティにパイ皿をぶつけられ1発しか無かった銃弾を外し、マーティを挑発して決闘に持ち込みます。
決闘で戦う気のないマーティを撃ったものの、マーティが服の下に仕込んだ即席防弾チョッキで弾を防がれ銃を蹴落とされます。
直後にマーティに殴りかかるも、防弾チョッキの上から殴ったため拳を痛めてしまいました。
最後はマーティに徹底的に殴り飛ばされ、肥やしを積んだ荷車に倒れ込み、駆けつけた保安官に馬車強盗の容疑で逮捕されます。
クララ・クレイトン
クララ・クレイトンは、パート3でタイムトラベルする1880年代の女性教師。
1885年にヒルバレーへ転任した際、馬車で家へ向かう途中で蛇と遭遇し、驚いた馬が暴走しショナシュ峡谷へ落ちて死亡します。
その峡谷の名が後に「クレイトン峡谷」となるはずでしたが、タイムトラベルの下見に来ていたドクに救出され、恋に落ちます。
なお、マーティが来る前の過去ではヒルバレー駅に着いた際、市長から頼まれ迎えに来たドクと出会っているようです。
1955年のドクの墓石に「永遠の愛と共に クララ」と刻まれていることから、マーティの介入がなくてもドクと恋に落ちていたことが分かります。
ジュール・ベルヌの愛読者であり、同じ趣味を持つドクと恋に落ちるも、未来へ帰らねばならないと言うドクを信じられず激怒します。
ドクに平手打ちをして別れを告げ、泣き崩れます。
しかし、傷心からヒルバレーを離れようと乗り込んだ列車で居合わせたセールスマンから、その後のドクのあまりの落胆ぶりを聞き、列車を緊急停止させて下車。
その後ドクの研究室でタイムマシンの模型を発見し、ドクの言葉が真実であった事に気づきます。
元の歴史では、クララがショナシュ峡谷に落ちて死んだ話は100年後の1985年まで語り継がれており、マーティが通うヒルバレー高校の歴史の授業に登場するほどでした。
マーティは「学校のみんながこの話を知っているのは、峡谷に落ちて欲しい先生が沢山いるから」と語っています。
なお、改変後の1985年ではクララは峡谷に落ちず、死亡していない事になっています。
マーティが1985年に戻った後、過去では「クリント・イーストウッド」(マーティの偽名)が、ショナシュ峡谷で行方不明になり死んだと思われたことから、「イーストウッド峡谷」と改名されています。
ある意味マーティが歴史に名を刻んだことになりますね。
クララは紫色を好み、紫の服をよく着ています。
ラストに登場する蒸気機関車型タイムマシンは紫色をさりげなく取り入れており、可愛らしいクララがデザインに手を入れた形跡も見られます。
ドクとクララの仲睦まじい様子がうかがえますね。
デロリアン
タイムトラベルをするためのタイムマシンは、デロリアンという車を改造したものです。
次元転移装置を作動させ、時速88マイル(約140キロ)に到達するとタイムトラベルをすることができます。
タイムサーキットと呼ばれるデジタル時計のようなものが運転席の横につけられており、移動したい時間を入力してスイッチを押してタイムトラベルすることでその時間に行くことができます。
しかし、とてつもない電力を消費するため、作動させるための電力を手に入れることが難しいです。
ドクは電力のために過激派集団をだまして撃ち殺されたり、過去では落雷エネルギーのために奔走したりと苦労しています。
第1作目ではごちゃごちゃとした計器やホースなど、たくさんの機械が取り付けられ「当時想像された最先端の科学技術の結晶」といった見た目をしていました。
未来のデロリアンは改良され、かなりスマートなデザインになっています。
エネルギーに関しても技術が進化して、ゴミを使って効率よく発電することが可能となっています。
パート3ではタイムトラベルした際にガソリンタンクに穴が開いてしまい、デロリアンは自走することができなくなっていました。
そこでドクとマーティはデロリアンを蒸気機関車で押させて加速する方法を思いつきます。
無事に未来へ帰ることができたマーティですが、デロリアンは大破。
こうして時間旅行の冒険は終わりを告げたのでした。
まとめ
大ヒットSF映画シリーズの第3作目『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3』を紹介しました。
ついに完結したバック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズ。
タイムトラベルの夢が広がる作品、ぜひみなさんも観てみてくださいね♪
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