映画『思い出のマーニー』のあらすじ&ネタバレ考察!マーニーの正体は誰?声優キャストは誰?
ジブリ映画『思い出のマーニー』について、あらすじをネタバレ込みで紹介&不思議な謎を考察していきます。田舎に療養に来た、自分のことが嫌いな少女・杏奈。マーニーという不思議な少女との出会いで、少しずつ自分と向き合っていきます。一方で、現実世界と並行しないマーニーとの時間に謎は深まるばかり。マーニーの正体は一体誰?マーニーとの思い出は杏奈の夢、それとも現実?など、気になる箇所を考察しました。有村架純さんや黒木瞳さんなど、声優を担当した豪華キャストもまとめています。
みなさんこんにちは、てんてんです♪
今回は、ジブリ映画『思い出のマーニー』について、あらすじや考察をお届けします。
自分のことが嫌いな杏奈と、不思議な少女マーニーが紡ぐ、一夏の物語。
マーニーは一体何者なのか、映画に隠された謎も探っていきたいと思います。
・思い出のマーニー:登場人物と声優キャスト
・思い出のマーニー:あらすじ
・思い出のマーニーの謎を考察①なぜ杏奈はマーニーを見たのか?
・思い出のマーニーの謎を考察②杏奈は実際に屋敷に行っていたのか?
・思い出のマーニーの謎を考察③マーニーのセリフ「許して」ってどういうこと?
・思い出のマーニーの謎を考察④マーニーと杏奈の共通点
・思い出のマーニーの謎を考察⑤杏奈の絵の変化
・思い出のマーニーの謎を考察⑥他のジブリ映画とのリンク
思い出のマーニーとは
2014年に公開された『思い出のマーニー』は、スタジオジブリによる映画作品です。
主人公の少女杏奈が、マーニーと不思議な日々過ごすうちに心を開いていく姿が描かれています。
イギリスの作家ジョーン・G・ロビンソンによる児童文学作品(When Marnie Was There)が原作となっています。
米林宏昌(よねばやしひろまさ)監督は、『借りぐらしのアリエッティ(2010)』に続く2作目として『思い出のマーニー(2014)』を制作しました。
キャッチコピーは3つあり、それぞれポスターなどに使用されています。
「この世には目に見えない魔法の輪がある。」
「あなたのことが大すき。」
「あの入江で、わたしはあなたを待っている。永久に――」
思い出のマーニー:登場人物と声優キャスト
映画『思い出のマーニー』の登場人物をまとめました。
声優に有名な俳優陣を起用するなど、キャストにも注目が集まりました。
杏奈(あんな):高月彩良
物語の主人公である12歳の少女。
喘息の療養のため、夏の間だけ田舎の親戚である大岩夫妻の家で過ごす。
声優は初挑戦だった高月彩良(たかつきさら)さんは、最終オーディションの場で監督から「あなたが杏奈です」と言われたそう。
マーニー:有村架純
もう一人の主人公で、屋敷に住む不思議な少女マーニー。
物語が進むにつれ、彼女の身元も明らかになっていきます。
声優を務めたのは人気女優の有村架純(ありむらかすみ)さん。
マーニー役はオファーではなく、オーディションで勝ち取ったそうです。
佐々木頼子(ささきよりこ): 松嶋菜々子
杏奈の養母で、心配性な性格。
杏奈が暗いのは自分のせいだと思い、田舎に杏奈を療養に行かせる。
声優を担当したのは、女優の松嶋菜々子(まつしまななこ)さんです。
愛情深くも不器用な養母を演じています。
大岩清正(おおいわきよまさ):寺島進
大岩夫妻は杏奈を預かることになった親戚の夫婦。
木工職人をしている“おじさん”は、あっけらかんとした性格。
声優を決めるにあたり、俳優の寺島進(てらじますすむ)さんにジブリから初のオファーが届いたそう。
大岩セツ(おおいわせつ):根岸季衣
杏奈を預かることになった田舎の親戚。
ひとり立ちした娘が帰ってきたようだと、杏奈の訪問を嬉しく思っている。
声優には女優の根岸季衣(ねぎしとしえ)さんが抜擢さました。
杏奈の祖母:森山良子
物語の終盤で明らかになる、杏奈の祖母。
杏奈の両親が亡くなってからしばらくの間、幼い杏奈の世話をしていた。
声優には森山良子さんが起用されています。
ばあや:吉行和子
マーニーの家の家政婦で、両親がいない間マーニーの世話をしている。
髪を強くといたり、腕を引っ張るなど、マーニーには強く当たっている。
声優には吉行和子(よしゆきかずこ)さんが起用されています。
久子:黒木瞳
マーニーの屋敷の絵を描いている、中高年の久子。
マーニーの過去を知っている重要人物。
声優には女優の黒木瞳(くろきひとみ)さんが起用されています。
十一(といち)
屋敷への入江でボートを漕ぐ老人。
滅多に口を聞かず、作中では最後の最後に一言だけ、「マーニー、青い窓の向こうに閉じ込められた少女。遠い昔の話しだ」というセリフがある。
彩香(さやか)
東京からマーニーの屋敷に引っ越してきた赤いメガネの少女。
マーニーの日記を見つけ、杏奈とともに謎を解くためマーニーについて調べている。
和彦(かずひこ)
マーニーの幼馴染である少年。
のちにマーニーと結婚することになる。
思い出のマーニー:あらすじ
続いて、思い出のマーニーのあらすじについて紹介します。
ネタバレを含みますので、まだ知りたくない方は注意!
◆杏奈の療養
主人公の杏奈は、小さい頃に両親と祖母を亡くし、養子として佐々木家で暮らしています。
自分のことが嫌いな杏奈は、学校でも浮いた存在で、友達もあまりいません。
病気がちで、たびたび喘息の発作を起こしてしまいます。
医者の勧めで、夏の間は空気のいい田舎で療養することに。
養母の頼子は心配性で、杏奈が笑わなくなったのは自分のせいだと思っています。
また、2人の関係にはどこか壁があり、杏奈は頼子を“おばさん”と呼び心を開いていません。
札幌から親戚である大岩夫妻の家にやってきた杏奈。
家に向かう車で、丘の上に「サイロ」という建物を発見します。
おじさんによるとサイロは家畜の餌を貯蔵するための場所で、いまは使われていないため子供たちの肝試しスポットになっているとのこと。
◆湿っ地屋敷を訪れる
ある日、杏奈は近所に美しい湿地を見つけ、その奥に屋敷があることを知ります。
湿地を歩いて屋敷へ行くと、なんだか見覚えがあるような気がします。
気になった杏奈は中を探検し、しばらくしてからうちに帰ろうと外に出ました。
しかし、潮が満ちてしまい帰りの道がなくなっているのです。
困っていると無口な老人、十一(といち)がボートで現れ、対岸まで杏奈を運んでくれます。
その途中でボートから屋敷を見ると、誰もいないはずの屋敷に明かりが灯っているのが見えました。
家に帰っておじさんとおばさんに屋敷について訪ねると、以前は外国人が別荘として使っていたが、今は誰も住んでいないといいます。
おじさんは「湿っ地屋敷(しめっちやしき)」と呼ばれるあの屋敷には、幽霊が出るから行かないほうがいいと杏奈を脅かしました。
◆夢に現れるマーニー
杏奈は夢の中であの湿地を訪れ、屋敷の中に金髪の少女がいるのを見ます。
しかし、すぐに部屋のベッドで目を覚まします。
翌日、杏奈は湿地を訪れスケッチをしていました。
すると再び入江に足を踏み入れ、あの少女が屋敷の中で髪をとかされているのを再び目にするのです。
しかし今度も、目を覚ますといつの間にか部屋のベッドにいます。
◆七夕祭り
七夕祭りの日、杏奈は近所の女の子たちと浴衣でお祭りに行きます。
短冊に、普通に過ごせますようにと書いた杏奈を、信子(のぶこ)は不思議がります。
瞳の色がブルーがかっていると興味を持たれ、放っておいてほしい杏奈は信子(のぶこ)に「太っちょ豚」と言い放ち喧嘩をしてしまいます。
祭りを抜け出した杏奈は浴衣のままボートに乗り込み、屋敷へと向かいます。
◆マーニーとの出会い
ボートがうまく操縦できず、杏奈はボートごと屋敷に突っ込みそうになります。
そこへあの金髪の少女が現れ、「こっちにロープを投げて!」と言って助けます。
金髪の少女はマーニーと名乗り、杏奈と友達になります。
帰り際にマーニーは「あなたは私の大事な秘密」「私たちのことは秘密だよ、永久に」と、自分のことを誰にも言わないように杏奈に伝えるのでした。
◆マーニーとのピクニック
杏奈が湿地に行くと、マーニーがピクニックに誘います。
入江の奥に行こうというマーニーの提案で、2人はボートに乗り込みます。
マーニーにボートの漕ぎ方を教わりながら、仲を深める2人。
入江に着くと、マーニーは一晩に3つずつ質問をし合おうと言います。
家族のことや田舎に来た理由などを話しますが、「おばさんってだれ?」と質問されると急に言葉に詰まる杏奈。
なぜかおじさんとおばさんのことが思い出せません。
杏奈が記憶を辿って目を覚ますと、入江にひとり取り残されていました。
必死でマーニーを探すと、彼女は遠くからランプを持って駆け寄ってきます。
この時すでに夜になっていて、マーニーは杏奈が急にいなくなったのだといいます。
◆マーニーのパーティー
次の夜、マーニーは杏奈を屋敷のパーティーに招待します。
ばあやに見つかってしまい、もう寝る時間だと叱られますが、マーニーは自分の部屋にばあやを閉じ込めパーティーに参加します。
花売り娘として屋敷に入った杏奈は、なかでたくさんの人が豪華なパーティーをしているのを見ます。
マーニーが少年と楽しそうにダンスをしているのを見て、複雑な心境の杏奈。
あの男の子は誰かと尋ねるとマーニーは、幼馴染の和彦(かずひこ)だと言います。
マーニーは杏奈をダンスに誘い、二人は屋敷の庭で楽しそうに踊るのでした。
その夜、杏奈は道端で倒れているところを発見され、家に運ばれます。
服は汚れ、靴は片方なくしてしまっていました。
その後、杏奈はマーニーを思い出せなくなり、1週間ほど会えない日々が続きました。
◆屋敷の改装工事
杏奈は屋敷に新しい住人が来て、改装工事が始まっていることを知ります。
屋敷に向かうと、東京から越してきた彩香(さやか)が窓から声をかけます。
「あなた、マーニーでしょ?」
彩香は屋敷でマーニーの日記を見つけ、いつも屋敷を見にきている杏奈こそが日記の持ち主だと思い込んでいました。
日記を見ると、パジャマのままボートで入江に行ったことや、パーティーで花売りの少女と踊ったことなど、杏奈も知っているマーニーの姿がありました。
杏奈は彩香に、マーニーは自分の空想だといいます。
彩香は、マーニーはきっといるとまだ信じています。
その後、杏奈がスケッチをしていると、屋敷の絵を描きに来た久子が現れ、杏奈の絵を見てマーニーが自分の知っている女の子に似ていると言います。
◆マーニーとの再会
いつものようにスケッチをしていると、マーニーが現れ「それ、私?」と声をかけます。
久々の再会を喜んだ杏奈は、マーニーに自分の部屋に来るように言いますが、マーニーは屋敷のそばを離れられないと言い、2人はマーニーの好きなところへ行くことに。
杏奈はうまくいっていない養母との関係のことをマーニーに話します。
役所からお金を受け取って自分を育てていることを打ち明けますが、マーニーはそれでもおばさまはあなたを愛しているはずだと言います。
一方、マーニーは両親になかなか会えないことや、ばあやとねえやたちにきつく当たられていることを話します。
また、マーニーは小さい頃、双子のねえやたちに意地悪でサイロに連れて行かれそうになったトラウマを語ります。
◆サイロでの思い出
トラウマを払拭するために、一緒にサイロに行ってみようと提案する杏奈。
サイロに近づくにつれマーニーは、なぜか幼馴染の和彦に話しかけるように杏奈と接します。
そこへ彩香が通りかかり、破られた日記の続きを見つけたと言います。
彩香と話し終わると、マーニーは消えていました。
一人でサイロに向かった杏奈は、気味の悪いサイロの中でマーニーを見つけます。
一人泣いていたマーニーは、杏奈を和彦と思い込んでいます。
気がつくと杏奈は一人きりで、マーニーはその場からいなくなっていました。
日記の続きを読んでサイロについて知った彩香が、夜中にサイロへの道で倒れている杏奈を見つけます。
朦朧とする意識の中で杏奈は、マーニーが自分を置き去りにしたことを責めました。
夢の中で杏奈は屋敷へマーニーに会いに行きます。
マーニーが自分を置き去りにしたことを責めると、マーニーは「仕方なかった、あなたはあの時あそこには居なかった」と意味深なことを言います。
そして、「私はここから居なくならなければ行けない、あなたにサヨナラしなければいけない、だから杏奈私を許すと言って」と言います。
◆久子が語るマーニーの過去
お見舞いに訪れた彩香は、破れた日記が隠されていたという絵を持ってきます。
屋敷が描かれた絵には、「to Marnie from Hisako(マーニーへ、久子より)」と久子のサインが入っていました。
マーニーについて教えてほしいと久子の元を訪ねる杏奈と彩香。
悲しいお話になるけれど、と久子がマーニーについて語り始めます。
久子とマーニーは、かつて幼馴染でした。
久子はマーニーがパーティーのことを楽しそうに話すのを聞きながらも、両親から放って置かれていることやばあやたちにきつく当たられていることを知っていました。
マーニーは和彦と結婚し、札幌に引っ越して娘の絵美里(えみり)を設けます。
しかし、その後すぐに和彦が病気で亡くなり、マーニーもショックから病気がちになりました。
サナトリウム(療養所)に入ることになったマーニーは、仕方なく絵美里を全寮制の小学校に入れます。
13歳になって帰ってきた絵美里は、マーニーに反抗し、家出をして娘をもうけました。
しかし、絵美里とその夫は事故に遭い、残された子供をマーニーが育てることに。
マーニーもその後すぐに亡くなり、身寄りのない子供は養子に出されました。
あなたもマーニーに会ったのね、と久子は嬉しそうに笑いました。
◆札幌に帰る杏奈
夏が終わり、杏奈は札幌に帰ることに。
十一(といち)のボートで杏奈と彩香がマーニーの話をしていると、「マーニー、青い窓の向こうに閉じ込められた少女。遠い昔の話しだ」と十一が言います。
どうやら十一も、昔のマーニーを知っていたようです。
そこへ、頼子がタクシーで入江を通りかかり声をかけます。
杏奈は元気に答え、その様子に頼子も安心しました。
家に着くと頼子は、1枚に写真を杏奈に渡します。
それはあの屋敷の古い写真で、裏には「私の大好きな家 マーニー」と書かれていました。
その写真は幼い杏奈がもらわれてきたときに握りしめていたもので、杏奈の祖母のものだと言います。
マーニーは、杏奈の血の繋がったおばあちゃんだったのです。
頼子は役所からお金をもらっていることを話し、お金があろうとなかろうと、杏奈を大切に想う気持ちには変わりないと言います。
2人はやっと心のつながりを得て親子になったようでした。
おじさんおばさんや信子にあいさつをして、最後に久子のところに立ち寄ります。
杏奈は久子に、「母です」と頼子を紹介します。
また絵を描く約束をして、明るくなった杏奈は札幌へと帰るのでした。
思い出のマーニーの謎を考察①なぜ杏奈はマーニーを見たのか?
マーニーは、杏奈が幼い頃に祖母から聞いた話のイメージであるという説が濃厚です。
久子や十一の話や写真からも、マーニーは杏奈のおばあちゃんであることが明らかになっています。
杏奈と同い年くらいの少女としてのマーニーは、杏奈が幼い頃に持っていた人形のイメージと似ています。
幼い頃持っていた人形と、幼い頃に聞いた祖母の話がリンクして、マーニーが出来上がったのでしょう。
途中で杏奈を和彦と呼ぶシーンも、祖母が和彦との思い出を語ったからそう再生されたのです。
マーニーが屋敷のそばを離れられないことも、行ったことのない場所に思い出話がないことを考えると納得です。
思い出のマーニーの謎を考察②杏奈は実際に屋敷に行っていたのか?
杏奈が屋敷に行くシーンやマーニーと会うシーンでは、いくつか不思議な謎があります。
まず、杏奈が夢を見ているのかもしれないということ。
初めて金髪の少女を見たときや、サイロから戻りマーニーを責めるシーンでは、杏奈は部屋のベッドの中にいます。
一方で、靴をなくして倒れていたり、サイロの近くで彩香に声をかけられたときは、杏奈の身体は明らかにその場所にいます。
マーニーと会う場所は夢の中や入り江など様々ですが、空想(夢)と現実を同時に存在させることはできませんでした。
おじさんおばんさんのことが思い出せなくなったり、マーニーが突然消えたりしてしまうのです。
やはり、現実ではない別の世界に意識がいっていたのではないでしょうか?
思い出のマーニーの謎を考察③マーニーのセリフ「許して」ってどういうこと?
サイロから戻った杏奈がマーニーを責めたとき、マーニーは「仕方なかった、あなたはあの時あそこには居なかった」と意味深で謎めいたことを言いました。
これは、当時マーニーがサイロに行って和彦が迎えにきて帰ったとき、杏奈はその場所にいなかったということを示しています。
また、「私はここから居なくならなければ行けない、あなたにサヨナラしなければいけない、だから杏奈、私を許すと言って」といった時の「許す」にも2つの意味があるとされています。
1つめは、サイロで杏奈を置いていってしまったこと。
そしてもう1つは、幼い杏奈を遺して祖母であるマーニーが死んでしまったことです。
思い出のマーニーの謎を考察④マーニーと杏奈の共通点
物語の伏線として、マーニーと杏奈にはいくつかの共通点がありました。
杏奈の瞳はブルーがかっていましたが、マーニーも、ブロンドの髪に青い瞳を持つ少女です。
また、夫である和彦や娘の絵美里をなくしたマーニーの姿は、両親と祖母がいない孤独な杏奈とつながります。
思い出のマーニーの謎を考察⑤杏奈の絵の変化
心を閉ざした杏奈のスケッチには、色がありませんでした。
頼子からもらった色鉛筆を使おうとはしなかったのです。
しかし、田舎で一夏を過ごし、頼子との関係も良好になったラストでは、マーニーの絵に色がついています。
杏奈の絵からも、彼女の変化がうかがえます。
思い出のマーニーの謎を考察⑥他のジブリ映画とのリンク
『思い出のマーニー』には、他のジブリ映画のワンシーンを思い出させるようなシーンがいくつかあります。
まず、田舎に来た杏奈を乗せ、おじさんとおばさん家に向かう車。
車にはいろんなものがたくさん積まれていて、車の揺れに合わせて跳ねたり崩れたりします。
大ヒット映画『千と千尋の神隠し』で千尋の家族が引越しをする最初のシーンに似ていませんか?
マーニーの家のパーティーで、花をさしだす杏奈の「ん!」というシーンも、カオナシ(千と千尋の神隠し)やカンタ(となりのトトロ)で見たことがあるような態度です。
また、靴を片方なくすというのも、『となりのトトロ』でメイを探しているときに田んぼから片方女の子の靴が出てきたのを思い出させます。
そして、屋敷の絵を描く久子の姿は、『風立ちぬ』の里見菜穂子にも似ているように思います。
『思い出のマーニー』は、ジブリらしさが随所に現れている作品なんですね♪
まとめ
今回は、『思い出のマーニー』のあらすじの紹介と不思議な謎の考察をしました!
不思議な世界を描くジブリのアニメーションの中でも、謎の多い作品です。
みなさんそれぞれの解釈で、もう一度マーニーに会いにいってみてくださいね♪
キャステルの記事に テーマパークの最新情報をお届けします |