【スターウォーズ】ジェダイを徹底解説!掟や階級、ライトセーバーの秘密、日本由来の語源や衣装など
映画「スターウォーズ」シリーズに登場するジェダイを徹底解説!スターウォーズの世界でジェダイとはどんな人たちなのか、その成り立ちやトリビアをご紹介します。厳しい掟と階級制度のあるジェダイですが、映画が進むにつれて徐々に変化も。ジェダイが使う力「フォース」や、武器「ライトセーバー」についてもご紹介しますよ。今まで何となくしか知らなかったジェダイに対する理解がこれで深まります!
こんにちは、生まれ変わったらジェダイになりたいナカジです。
今回は映画「スターウォーズ」シリーズの重要ワード、「ジェダイ」について解説します。
スターウォーズのエピソード1〜9まで、全編を通して重要な意味を持つ「ジェダイ」。
彼らは一体どんな存在なのでしょうか?
その成り立ちから映画製作時の設定、使う力や武器まで、わかりやすく説明します。
人種、種族、性別を問わず、宇宙の自由と正義のために戦う騎士・ジェダイ。
映画を見れば「ジェダイ側が正義っぽい」ということはなんとなくわかりますが、ぜひこの記事でジェダイについてより深く知ってくださいね。
・【スターウォーズ】ジェダイの力の源「フォース」とは
・【スターウォーズ】ジェダイの武器「ライトセーバー」とは
・【スターウォーズ】ジェダイの掟
・【スターウォーズ】ジェダイの階級
・【スターウォーズ】ジェダイの語源とトリビア
【スターウォーズ】ジェダイとは
ジェダイとは、修行によってフォースの扱いを極めた人のことです。
正式には「ジェダイの騎士(ジェダイ・ナイト)」と呼ばれますが、作中でも省略して「ジェダイ」の1ワードで表現されることが多くあります。
ジェダイの基本の精神は、公平・公正であること。
銀河系の自由と正義を守護する者として存在しています。
そのため、フォースの暗黒面の力を使って銀河を恐怖政治で支配しようとするシスと戦っています。
フォースは使い方次第でとても危険な力となるため、それを扱うジェダイには厳格な心構えと厳しい修行が課されます。
ジェダイの掟についてはこの後別の項目で詳しく解説しますね!
【スターウォーズ】ジェダイの力の源「フォース」とは
フォースとは、銀河の万物に宿るとされているエネルギーです。
ジェダイはこのフォースを普通の人よりも強く感じ、操ることができます。
一般的に「超能力」と言われているものに近い力です。
スターウォーズの決まり文句である「フォースと共にあれ」も、元々はジェダイたちが使っていた挨拶なんですよ。
ジェダイはフォースを使って次のようなことができるとされています。
ダース・ベイダーやカイロ・レンが部下に手を触れず締め上げていたのも、フォースのダークサイドを悪用しているから。
詳しくは次の項目で説明します。
フォースの力には二面性がある
フォースの力には二面性があります。
それは「光の性質(ライトサイド)」と「暗黒の性質(ダークサイド)」です。
ジェダイの力の源は、フォースのライトサイドです。
ライトサイドのフォースは穏やかで冷静な心から生まれます。
一方、ダークサイドのフォースは怒りや憎しみといった負の感情から生まれます。
銀河の支配を目論むシスの者たちは、このダークサイド=暗黒面の力を使っています。
ダークサイドの力はとても強力で、強さを追い求める人には魅力的な一面を持っているため、シスはジェダイを誘惑します。
映画の中でも、アナキン・スカイウォーカーやルーク・スカイウォーカーがフォースの暗黒面に誘われるシーンがありましたね。
そのため、ジェダイにはダークサイドの誘惑に屈しない心が求められるのです。
ジェダイでなくてもフォースを使える人がいる
修行したジェダイだけがフォースを使える人というわけではありません。
フォースに対する感応力は生まれつきのものなので、ジェダイでなくともフォースが使える人は存在します。
例えばエピソード7〜9に登場する重要キャラクターのフィン。
彼はジェダイではありませんが、普通の人よりフォースを感じ取る能力が高い人=フォース・センシティブです。
「エピソード7:フォースの覚醒」で初めて宇宙船に乗ったにもかかわらず、銃座から追ってくる飛行船を撃ち落とすことができたのは、フォースによって普通の人よりも優れた五感を持っていたからと考えられます。
また、「エピソード8:最後のジェダイ」のエンディングではただの子供がフォースで物を浮かせているシーンがありました。
このように、ジェダイの訓練を受けていなくてもフォースを扱える人というのは稀にいるようです。
【スターウォーズ】ジェダイの武器「ライトセーバー」とは
ジェダイが使う武器がライトセーバーです。
起動するとレーザーのような光が出るアレです!
このライトセーバーは、持っているジェダイによって光の色やグリップの形が違います。
なぜなら、自分のライトセーバーを完成させることがジェダイの大事な修行の一つだからです。
修行中のジェダイ(イニシエイト)たちは自分でグリップを作り、ライトセーバーのパワーの源である「カイバークリスタル」を探してライトセーバーを完成させます。
このカイバークリスタルというのはとても希少な鉱物の結晶で、フォースと共振するという性質を持っています。
クリスタル自体は無色で、持ち主のフォースによって色が変わると言われていますよ。
なぜシスのライトセーバーは赤なのか
ジェダイが持つライトセーバーは緑(ヨーダ)、青(ルーク)など様々な色があります。
それに対してシスの持つライトセーバー(ダース・モール、ドゥークー伯爵、ダース・ベイダー、カイロ・レン)はどれも赤です。
なぜシスのライトセーバーは全て赤なのかというと、カイバークリスタルはフォースのライトサイド(ジェダイが使う力)と強く共鳴する力だからです。
逆にシスが使うフォースのダークサイドの力とは相性が悪く、ライトセーバーは持ち主の資質にかかわらず全て赤になると言われています。
トリビア:メイス・ウィンドゥのライトセーバーが紫な理由
これまで登場したジェダイのライトセーバーの色は緑、青、白、稀に黄色がありますが、1人だけ紫のライトセーバーを持っていたジェダイがいます。
エピソード1〜3に登場したジェダイ、メイス・ウィンドゥです。
メイスのライトセーバーだけが紫の理由、それは通常とは違うクリスタルをセットしているためとされています。
しかし、実は演じた俳優のサミュエル・L・ジャクソンの希望だったから!
彼はメイス役のオファーを受ける条件として「自分だけ紫のライトセーバーにしてほしい」と、ジョージ・ルーカス監督に直々にリクエストしたんだそうですよ(笑)
【スターウォーズ】ジェダイの掟
フォースを使い銀河の平和と正義を守るジェダイには、いくつもの掟が存在します。
ここでは映画の中にも登場するジェダイの掟を紹介しましょう。
同時に2人以上の弟子を持ってはならない
ジェダイは一人前と認められると、弟子を持つことが認められます。
ただし、師匠が一度に育てられる弟子は1人までと決められています。
師匠が一度にたくさんの弟子を持ってしまうと目が行き届かず、ダークサイドに堕ちる弟子を見過ごしてしまうためです。
この掟は「エピソード1:ファントム・メナス」に登場します。
少年アナキン・スカイウォーカーと出会い、並外れたフォースを感じたクワイガン・ジンはアナキンを弟子にしたいとジェダイ評議会に申し出ます。
しかし、この時、クワイガン・ジンは弟子のオビワン・ケノービを育成中。
「2人以上の弟子は持てない」という評議会の言葉に、「オビワンはもう一人前です」と、彼を卒業させて新しい弟子を取ろうとしました。
恋愛・結婚は禁止
特定のものへの執着はフォースのダークサイドへと繋がるため、ジェダイは恋愛や結婚を禁止されています。
「エピソード2:クローンの攻撃」で、修行中のアナキンとパドメの恋が「禁断」とされているのはそのためです。
しかしアナキンは掟を破り、パドメと極秘に結婚。
その後、パドメの死を恐れるあまりダークサイドに堕ちていく様子は「エピソード3:シスの復讐」で描かれています。
ところで、恋愛や結婚は禁止されているジェダイですが、友愛や博愛といった広く平等な愛についてはむしろ推奨されています。
オビワンとパドメが長年のよき友人なのも、友愛の精神からなんですね。
また、フォースの強さは遺伝することがわかっています。
ジェダイが結婚し生まれた子供がまた強いフォースを持っていた場合、ジェダイに世襲制が導入されてしまう恐れがあります。
世襲制になってしまうと公平さがなくなってしまうので、それを避けるためにもジェダイの結婚は禁止されているのです。
丸腰の相手を殺してはならない
ジェダイの精神は、日本の武士道の精神を元にしていると言われています。
時には敵と戦い命を奪うこともあるジェダイですが、丸腰(武器を持たない)相手を殺すことは禁じられています。
あくまで武器を持つもの同士、正々堂々と戦うべきとされているのです。
「エピソード2:クローンの攻撃」で、母シミ・スカイウォーカーを殺されたアナキンは、この掟を破ります。
シミを誘拐したタスケン・レイダーと、そのキャンプにいた女子供まで全て皆殺しにしました。
これもアナキンがダークサイドへと接近していく象徴的な出来事の一つですね。
復讐は禁止
怒りや憎しみはフォースのダークサイドへ通じることから、ジェダイにおいて復讐行為は禁じられています。
しかし、上でも書いた通り、アナキンは母親を誘拐・殺害された怒りと恨みでタスケン・レイダーに対する復讐を果たしてしまいました。
こうして見ると、アナキンはジェダイの掟をことごとく破ってダークサイドに堕ちたことがわかりますね……。
【スターウォーズ】ジェダイの階級
ジェダイには候補生からグランドマスターまで、様々な階級があります。
ここでは主要な登場人物がどの階級に属するかも含めて解説していきますね。
イニシエイト(訓練生)
時系列では最初にあたる新三部作(エピソード1〜3)では、ジェダイの最下級はイニシエイト(訓練生)です。
「ヤングリング」という言葉で表現されることもあります。
3歳までにジェダイの素質=フォース・センシティブがあると認められた子は、親元を離れ惑星コルサントにあるジェダイ聖堂に連れて行かれます。
このジェダイ聖堂行きは、本人や家族の意思を無視した誘拐であるケースも多かったようです。
イニシエイトはジェダイ聖堂で共同生活をしながら、座学での教育や、ジェダイに必要な身体的トレーニングを受けます。
イニシエイトの段階でジェダイの適正がないと判断されたり、または本人が辞退を希望した場合は普通の生活に戻ることができます。
ライトセーバーの技能やジェダイの掟、瞑想によるフォースの安定といった試験をパスすると次の段階の「パダワン」に昇格する資格を得ます。
「エピソード3:シスの復讐」でアナキンが手をかけたジェダイ聖堂の子供たちは、皆このイニシエイトでした。
また、「エピソード1〜3」ではジェダイは幼児期から専門教育を受けなければならないとされていました。
10歳で修行を始めたアナキンは、当時は特例中の特例だったんですね。
その後、「エピソード5:帝国の逆襲」では、青年のルーク・スカイウォーカーがヨーダからジェダイになるトレーニングを受けます。
また、「エピソード8:最後のジェダイ」でもレイがルークからジェダイのトレーニングを受けます。
後年になると、ジェダイになるための年齢制限は緩和されていくことがわかります。
パダワン(見習い)
パダワンは一人前のジェダイになる前の、見習いの段階です。
この段階になると、自分でライトセーバーを作るという重要な課題が与えられます。
通常、子供たちはイニシエイトの試験をパスした後、師匠となるジェダイに選ばれなくてはいけません。
大会で自己アピールをし、自分を育てたいと思ってくれる師匠と巡り会い、弟子と認められて初めてパダワンと名乗ることができます。
13歳までに師匠を得られなかったパダワン候補は、ジェダイ聖堂を運営する下級の役職に回されたそうです。
例外としてクワイガンがアナキンを直接パダワンに指名したケースもあります。
また、「エピソード4:新たなる希望」以降はジェダイの伝統はほぼ失われているため、ジェダイの生き残りが素質のある者に直接教えるという形になっています。
パダワンの見た目の特徴としては、耳の後ろの毛を三つ編みにしていることが挙げられます。
「エピソード1:ファントム・メナス」のオビワンや、「エピソード2:クローンの攻撃」のアナキンはパダワンなので三つ編みをしています。
頭髪のない種族(アニメ「クローン・ウォーズ」のパダワン、アソーカなど)は、似たような飾りをつけていますよ。
ジェダイ・ナイト
パダワンとして師匠と任務・行動を共にし、一人前として認められると正式なジェダイ・ナイトとして認められます。
本来ならば5つの最終試験を経て認定されるようですが、実際には師匠と評議会が認めれば卒業できたようです。
一人前のジェダイになると、単独での任務や弟子を取ることが認められます。
ジェダイ・ナイトの任務には、主に3つのタイプがあります。
①コンスラー
コンスラーの任務は、調停人・立会人です。
惑星間・政府間などで紛争が起きた際に、公正な立場から調停・和解を促します。
「エピソード1:ファントム・メナス」の冒頭でクワイガンとオビワンがナブーに派遣されていたのも、貿易の関税をめぐる問題の調停のためでした。
②ガーディアン
ガーディアンの任務は、平和のための要人の身辺警護や治安維持活動です。
オビワンやアナキンが「エピソード2:クローンの攻撃」でナブーの女王パドメ・アミダラを守っていたのがこの任務です。
③センティネル
センティネルの任務は諜報活動、つまりスパイです。
「エピソード3:シスの復讐」でアナキンが評議会からパルパティーンの動向を探るように命じられていたのがこのセンティネルの任務です。
ジェダイ・マスター
一人前のジェダイになった後、最低1人のパダワンを育て上げジェダイに昇格させることができると、ジェダイ・マスターとして認定されます。
多くのジェダイはこのジェダイ・マスターの位を持っており、ヨーダやメイス、クワイガンなどが認定されています。
評議会メンバー
ジェダイ・マスターの中からさらに選ばれた12人で構成されるのがジェダイ評議会です。
ジェダイの行動指針を会議の上で決定したり、パダワンがジェダイ・ナイトとして認定される儀式に立ち会ったりします。
グランドマスター
グランドマスターはジェダイ評議会のリーダーで、全ジェダイの代表と言える存在です。
エピソード1〜3でグランドマスターの座にいたのは、ヨーダです。
小さく高齢のヨーダですが、その戦闘能力と思慮深さはジェダイの中でもNo.1。
年齢900歳で経験豊富なヨーダを超えるジェダイは、そう簡単に現れなさそうですね。
・【スターウォーズ解説】「ヨーダ」を徹底分析!プロフィール、設定、登場作品、演じた人、名言まとめ
・ヨーダの名言11選!スターウォーズ史上最強のジェダイが伝える教訓と人生のヒントを読む
【スターウォーズ】ジェダイの語源とトリビア
「ジェダイ」はスターウォーズの中で使われる造語ですが、この語源は日本の「時代劇」の「時代」から取られています。
当時、日本の時代劇、特に黒澤明監督作品に深い感銘を受けたジョージ・ルーカス監督が付けたものです。
ジェダイの衣装も和服風の前合わせですし、武器がライトセーバー一本なのも日本の侍風ですよね!
さらに日本の時代劇に影響を受けているトリビアを二つご紹介します。
ダース・ベイダーのマスクは日本の鎧兜がモデル
世紀の悪役、ダース・ベイダーがつけている黒いマスクは、日本の鎧兜をモデルにしています。
モデルとなったのは戦国武将・伊達政宗の鎧兜「黒漆五枚胴具足 伊達政宗所用」。
黒の漆塗りで、頭部を頂点に三角形となるシルエットは伊達政宗の兜ととてもよく似ています。
あの三船敏郎が出演オファーを断っていた
日本映画界の巨匠、黒澤明監督の作品に欠かせない俳優といえば故・三船敏郎氏です。
「七人の侍」や「羅生門」といった名作での演技は、日本だけでなく海外にも熱狂的なファンを生み出しました。
ジョージ・ルーカス監督はスターウォーズの第1作「エピソード4:新たなる希望」を製作する際、大ファンである三船敏郎氏にオビワン・ケノービ役をオファーします。
ところが当時まだあまり監督として有名でなかったルーカス監督からの新作SF映画への誘いということもあって、すでに時代劇俳優としてのキャリアを築いていた三船氏はこのオファーを断ってしまいました。
諦めきれないルーカス監督は、ならば顔の出ないダース・ベイダー役はどうかと再度打診しますが、これも実現せず。
しかし後年、スターウォーズが世界的な大ヒット作品となり、三船氏はこの時オファーを受けなかったことを後悔したと言われています。
まとめ
スターウォーズの重要ワード、「ジェダイ」について解説しました!
映画に織り込まれている基礎知識だけでなく、ちょっとしたトリビアまで知っているとより深く作品が楽しめますよね。
かつては「3歳までに素質がないとなれない」と思われていたジェダイも、今では「何歳だろうと素質があればなれる」に変わってきました。
ジェダイに憧れた全ての人に、ジェダイになる道は開かれたと言ってもいいかもしれません。
これからスターウォーズを観ようと思っている人も、すでに全作品を観た人も、フォースと共にあれ!
キャステルの記事に テーマパークの最新情報をお届けします |