【ディズニー】S.E.A.とは?「探検家と冒険家の学会」まとめ!ソアリンやタワー・オブ・テラーとの関係性
世界各地のディズニーパークにおいて、探検家及び冒険家のキャラクターたちが属する架空の団体として知られている「S.E.A.(Society of Explorers and Adventurers)」。本記事では、そんな「S.E.A.」の気になる概要や歴史、メンバー、関連アトラクションなどを、たっぷりご紹介していきます。
みなさん、こんにちは! S.E.A.のメンバーになることを夢見るMelodyです!
いきなりですが、みなさんは東京ディズニーリゾートを含む世界各地のディズニーパークで、その活動が確認されている「S.E.A.」という架空の団体があることをご存知ですか?
S.E.A.とは、「Society of Explorers and Adventurers」のそれぞれの頭文字を合わせたもので、「探検家と冒険家の学会」を意味します。
本記事では、「ソアリン:ファンタスティック・フライト」や「タワー・オブ・テラー」などの人気アトラクションとも関わりが深いS.E.A.の
・概要
・メンバー&歴史
・関連アトラクション&施設
などを、たっぷりご紹介していきます。
S.E.A.について知ることで、あの人気アトラクションがより深く楽しめるようになること、間違いなしです!
・S.E.A.メンバー&歴史
- 創設期
- 再興期
・S.E.A.関連アトラクション&施設
- 【東京ディズニーシー】フォートレス・エクスプロレーション
- 【東京ディズニーシー】タワー・オブ・テラー
- 【東京ディズニーシー】ソアリン:ファンタスティック・フライト
- 【ディズニーランド(アナハイム)】ベンガル・バーベキュー
- 【ディズニーランド(アナハイム)】トロピカル・ハイダウェイ
- 【ディズニーランド(アナハイム)】ディスカバリーベイ
- 【ディズニーランド(アナハイム)/ ウォルト・ディズニー・ワールド(フロリダ)】ジャングルクルーズ
- 【ウォルト・ディズニー・ワールド(フロリダ)】ビッグサンダー・マウンテン
- 【ウォルト・ディズニー・ワールド(フロリダ)】スキッパー・キャンティーン
- 【香港ディズニーランド】ミスティック・マナー
S.E.A.概要
S.E.A.とは、世界各国の探検家、冒険家、科学者、技術者、芸術家などによって設立された学会であり、彼らが各々の旅路での新たな発見、知識、芸術を世界中へ広めるために活動をしています。
S.E.A.の紋章には、S.E.A.が重きを置く4つの事柄が描かれています。
・ガリオン船:冒険(右上)
・アーミラリー天球:ロマンス(左上)
・羅針盤:発見(右下)
・鉛筆や彫刻道具:発明(左下)
なお、この紋章はS.E.A.の関連アトラクション及びその他施設などで、頻繁に見ることができるので、ぜひチェックしてみてくださいね♪
・【ディズニープラス】S.E.A.をテーマにしたドラマシリーズが製作予定か?
S.E.A.メンバー&歴史
S.E.A.のメンバーは主に、1538年に元祖S.E.A.が創設された当時のメンバーと、1890年代以降の再興期メンバーに分けられます。
なお、ディズニーパーク内に写真や名前が登場するメンバーはすべて、再興期のメンバーとなっています。
創設期
1538年8月12日(日):フォートレス・エクスプロレーションにて、元祖S.E.A.が設立されました。
元祖S.E.A.のメンバーは主に、探検家、冒険家、科学者といった顔ぶれであり、文字通り、歴史に名を遺した偉人ばかりです。
日本人の私たちにも馴染みの深い
・レオナルド・ダ・ヴィンチ
・クリストファー・コロンブス
・フェルディナンド・マゼラン
・マルコ・ポーロ
・ヴァスコ・ダ・ガマ
などが、名を連ねています。
フォートレス・エクスプロレーションのエクスプローラーズ・ホールでは、名誉会員となった彼らの肖像画を見ることができます。
再興期
1899年:ミスティック・マナーにて、再興期メンバーによる会合が行われる=新S.E.A.設立となりました。
元祖S.E.A.が創設されてから、1800年代後半頃までは目立った活動が行われていなかったS.E.A.。
しかし、1899年に、香港ディズニーランドのアトラクション「ミスティック・マナー」に登場するヘンリー・ミスティック卿の邸宅、ミスティック・マナーにおいて、再興期メンバーによる会合が行われました。
その会合によって、新S.E.A.が設立され、今現在もその活動は続けられています。
再興期メンバーの中には、東京ディズニーシー内に位置する人気アトラクションのバックグラウンドストーリーに登場するキャラクターたちの名前も!
以下が、現時点で発表されている再興期メンバーの一覧です。
S.E.A.関連アトラクション&施設
東京ディズニーシーをはじめ、世界各国のディズニーパークには、S.E.A.に関連するアトラクション及びレストランなどの施設が数多く存在します。
こちらでは、それらの関連施設の一部を関わりの深いS.E.A.メンバーと共に、ご紹介していきます。
【東京ディズニーシー】フォートレス・エクスプロレーション
メディテレーニアンハーバーに位置する「フォートレス・エクスプロレーション」は、言わずとも知れたS.E.A.の活動本拠地です。
「フォートレス」とは「要塞」を意味する言葉で、元祖S.E.A.のメンバーたちが活躍した大航海時代が舞台となっています。
「フォートレス・エクスプロレーション」では、「ザ・レオナルドチャレンジ」と呼ばれる謎解きプログラムも実施されているので、S.E.A.への加入を目指して、みなさんもチャレンジしてみてくださいね!
関わりの深いS.E.A.メンバー
・S.E.A.メンバー
【東京ディズニーシー】タワー・オブ・テラー
東京ディズニーシーの数あるアトラクションの中でも、特に高い人気を誇るアトラクションと言えば、こちらの「タワー・オブ・テラー」。
そのバックグラウンドストーリーの主人公が、アトラクションの舞台となるホテルハイタワーのオーナー、ハリソン・ハイタワー三世です。
呪いの偶像による呪いにかかり、1899年大晦日に行方不明となってしまいましたが、同年にミスティック・マナーで行われたS.E.A.の会合に姿を見せていたことから、再興期メンバーの1人であったことが確認されています。
関わりの深いS.E.A.メンバー
【東京ディズニーシー】ソアリン:ファンタスティック・フライト
ディズニーシーのアトラクション「ソアリン:ファンタスティック・フライト」も、実はS.E.A.に深い関わりのあるアトラクションの1つです。
まず、本アトラクションの舞台となるファンタスティック・フライト・ミュージアムは現在、S.E.A.によって運営されているという設定となっています。
また、本アトラクションのバックグラウンドストーリーの主人公であり、このミュージアムの二代目館長でもあったカメリア・ファルコは、S.E.A.初の女性会員としても知られる女性です。
飛行の研究に情熱を注いだ女性として描かれるカメリア・ファルコは、有能な研究者としてS.E.A.の活動にも多大な貢献を果たしたに違いありません。
関わりの深いS.E.A.メンバー
【ディズニーランド(アナハイム)】ベンガル・バーベキュー
「ベンガル・バーベキュー」は、アメリカカリフォルニア州アナハイムに位置するディズニーランドで営業するレストランです。
このレストランの中心となっているのが、その昔、雷に打たれたことで、それ以後、木の窪みから炎が燃え続けている不思議な樹木です。
その炎を利用して、ゲストにおいしいバーベキューを提供しています。
1990年のオープンから現地ゲストたちに親しまれてきたレストランでしたが、2017年に新しくダイニングエリアが併設され、そこには1899年に行われた会合の様子を収めた写真が飾られるようになりました。
さらには、店内にある棚に、S.E.A.メンバーの1人であるR・ブラウアーヒンメル教授の写真入りポストカードなども確認できるようです。
永遠に燃え続ける木の謎を解き明かすべく、S.E.A.のメンバーが過去に、研究に訪れていたのかもしれませんね!
関わりの深いS.E.A.メンバー
・S.E.A.メンバー/ R・ブラウアーヒンメル
【ディズニーランド(アナハイム)】トロピカル・ハイダウェイ
「トロピカル・ハイダウェイ」は、アドベンチャーランドに2018年にオープンした新レストラン。
ジャングルクルーズやチキルームに面したレストランということで、お腹を空かせた探検家たちが集まる隠れ家的レストランという設定のようです。
そんな店内には、S.E.A.の紋章とメンバーの名前が刻印された12本のオールが展示されています。
その中には、日本でも馴染みの深いハイタワー三世やカメリカ・ファルコの名前も!
「トロピカル・ハイダウェイでも過去に、S.E.A.の会合が行われていたのかも...」と、想像が膨らみますね♪
関わりの深いS.E.A.メンバー
・S.E.A.メンバー
【ディズニーランド(アナハイム)】ディスカバリーベイ
「ディスカバリーベイ」は、1970年代にディズニーランドにて新エリアとしてオープンが計画されていた幻のエリアです。
バックグラウンドストーリーの主人公は、ジェイソン・チャンドラーというアメリカ人科学者及び発明家でした。
19世紀後半、ゴールドラッシュの時代に、ビッグサンダー・マウンテンでは、金の採掘作業中の度重なる事故によって、多くの命が失われてしまいました。
元々、削岩機の発明家であったチャンドラーは、そのことにひどく心を痛め、金を人類のために利用できないかと考えます。
そして、サンフランシスコに科学研究のための秘密基地を作り、その基地を「ディスカバリーベイ」と名付けました。
ビッグサンダー・マウンテンがそびえ立つフロンティアランド(日本で言うところのウェスタンランド)と密接に関わるバックグラウンドストーリーが用意されていたこともあり、「実際にこのエリアがオープンしていたとしたら...」と考えると、つい色々な想像が膨らんでしまいます♪
関わりの深いS.E.A.メンバー
・ジェイソン・チャンドラー
【ディズニーランド(アナハイム)/ ウォルト・ディズニー・ワールド(フロリダ)】ジャングルクルーズ
東京ディズニーランドでも大人気のアトラクション「ジャングルクルーズ」。
2021年の初め、アナハイムディズニーランド版と、フロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールド(WDW)版のリニューアルが決定したとの発表がありました。
・【米ディズニー】「ジャングル・クルーズ」リニューアル情報!人種差別的表現ゼロへ!
長年、ディズニーファンから愛されてきた「ジャングルクルーズ」も、今回のリニューアルによって、S.E.A.にまつわるバックグラウンドストーリーが追加されることとなったのです!
その物語の主人公は、アルバータ・フォールズという女性。
ジャングルクルーズの運営会社「ジャングルナビゲーションカンパニー」の現オーナーとされるアルバータ・フォールズは、イギリス人の父とインド人の母との間に誕生した国際色溢れる女性だそう!
2015年にWDWのマジックキングダム内にオープンしたレストラン「スキッパー・キャンティーン」のバックグラウンドストーリーで、この「ジャングルナビゲーションカンパニー」の設立者として登場したアルバート・フォールズ博士の孫娘としても知られています。
このアルバータ・フォールズは祖父のアルバート博士とは異なり、S.E.A.のメンバーではなかったようです。
しかし、クルーズツアーのお客としてアルバータの船に乗船したある人物が、新たなS.E.A.メンバーであると判明!
その人物こそ、昆虫学者のコン・チュウノスケ博士。
名前からもわかるように、この人物は日本人の昆虫学者とされています。
アルバータが企画した河下りのプライベートツアーに参加したようですが、今年初めに公開されたコンセプトアートを見る限りでは、ツアーは計画通りには進まなかったようですね(笑)
しかし、ついに日本人のS.E.A.メンバーが確認されたとあって、同じ日本人として嬉しい限りです♪
【ウォルト・ディズニー・ワールド(フロリダ)】ビッグサンダー・マウンテン
「ビッグサンダー・マウンテン」は、日本でも大人気のアトラクションの1つですが、フロリダ版には、S.E.A.に関連するバックグラウンドストーリーが追加されています。
物語の主人公は、バーナバス・T・ブリオンという金採掘会社の社長。
採掘作業中に奇妙な現象や謎の事故が多発したことで、人が寄り付かなくなっていたビッグサンダー・マウンテンという鉱山で、金の採掘作業を再開させた人物です。
「Bullion(ブリオン)」という苗字が英語で「金塊」を意味することもあり、ブリオンは金採掘を自身に託された使命のように感じていました。
そのため、奇妙な現象や事故がいくら相次いでも、金採掘をやめることはありませんでした。
しかし、そんなブリオンにある人物が「金採掘を今すぐやめるように」という手紙を送っていることがわかっています。
その人物こそ、幻のエリア「ディスカバリーベイ」の主人公、ジェイソン・チャンドラーなのです!
手紙によると、ブリオンの会社が所有する削岩機はチャンドラーから購入したもののようで、チャンドラーは削岩機を譲る際にも、ブリオンに「金の採掘には十分注意するように」と警告をしていたようなのです。
「ゴールドラッシュのときのように、これ以上、災難が起こらないように、今すぐに金採掘の作業は中止して、休暇を取るべきだ」との旨が手紙には記されています。
この手紙はフロリダ版ビッグサンダー・マウンテンのQラインに飾られているので、近々、旅行のご予定がある方はぜひ現地でチェックしてみてくださいね!
関わりの深いS.E.A.メンバー
・バーナバス・T・ブリオン/ジェイソン・チャンドラー
【ウォルト・ディズニー・ワールド(フロリダ)】スキッパー・キャンティーン
「スキッパー・キャンティーン」は2015年にオープンしたレストランで、ジャングルクルーズの運営会社本部をレストランとして開放しているという設定となっています。
ジャングルクルーズに関わるS.E.A.メンバーと言えば、「ジャングルクルーズ」の項目でちらっとその名前が登場したアルバート・フォールズ博士。
先述の通り、その運営会社「ジャングルナビゲーションカンパニー」の設立者として知られています。
「ジャングルナビゲーションカンパニー」は元々、ジャングル内の河を利用して、探検家・冒険家の荷物運送を助ける目的で、1911年に設立されました。
フォールズ博士の亡き後は、孫娘のアルバータが衰退の一途を辿っていた会社を、ジャングルのガイドツアー会社として復活させ、今に至ります。
肝心のレストラン内には、「S.E.A.ルーム」と呼ばれる特別な部屋があるのだとか!
その部屋はその昔、S.E.A.の秘密の集会場として使用されていた部屋で、その証拠として部屋の入口に見られる棚には、S.E.A.メンバーの証であるトルコ帽が計14個飾られています。
集会場に入場する際に、このトルコ帽を被るのが習わしだったようですね!
関わりの深いS.E.A.メンバー
・S.E.A.メンバー/アルバート・フォールズ
【香港ディズニーランド】ミスティック・マナー
最後にご紹介するのが、香港ディズニーランドに位置するアトラクション「ミスティック・マナー」です。
こちらは、冒険家及び骨とう品収集家として知られるS.E.A.メンバー、ヘンリー・ミスティック卿の邸宅となっています。
先述した通り、新S.E.A.の設立が宣言された1899年の会合は、このミスティック・マナーにて行われました。
このミスティック・マナーは、1896年に博物館としてオープンし、ミスティック卿の集めた骨とう品の数々が一般公開されるようになりました。
ミスティック・マナーは、パプアニューギニアの熱帯雨林奥地に建てられたという設定のため、その外観もどこかエキゾチックなデザインとなっています。
関わりの深いS.E.A.メンバー
・ヘンリー・ミスティック卿/アルバート
まとめ
いかがでしたか?
大人気の「ソアリン:ファンタスティック・フライト」をはじめ、世界各地のディズニーパーク施設を繋ぐS.E.A.。
今後も、S.E.A.の関連施設が続々とオープンすることが予想されているので、ぜひみなさんも今後のS.E.A.の活動に注目してみてくださいね!
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