【米ディズニー】「ジャングル・クルーズ」リニューアル情報!人種差別的表現ゼロへ!
アナハイムディズニーランドとフロリダWDWの「ジャングル・クルーズ」がリニューアルされることに!先日発表されたばかりのリニューアル内容やリニューアルオープン時期、はたまた東京ディズニーランドの「ジャングル・クルーズ」もリニューアルされるかなどの情報をたっぷりご紹介していきます。
みなさん、こんにちは!アナハイムディズニーを愛してやまないMelodyです!
東京ディズニーランドでも大人気のアトラクション「ジャングル・クルーズ」。
つい先日、アメリカカリフォルニア州アナハイムに位置するディズニーランドと、フロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールド(WDW)の「ジャングル・クルーズ」がリニューアルされることになったとの発表がありました!
本記事では、気になる
・リニューアル内容
・リニューアルオープン時期
・東京ディズニーランド版のリニューアルの有無
などの情報をたっぷりご紹介していきます。
・「ジャングル・クルーズ」のリニューアル内容
- ◆新たなキャラクターが誕生!
- ◆人種差別的表現を0に!
- ◆登場人物に詳しいキャラクター設定が追加!
- ◆昔使われていたボートのその後がわかる!
- ◆サムがついに土産物店を開店?
- ◆映画版『ジャングル・クルーズ』のキャラクターやストーリーの反映はなし
・リニューアルオープン時期
・東京ディズニーランドのジャングル・クルーズは?
ジャングル・クルーズとは?
「ジャングル・クルーズ」は、キャストが演じるユーモアたっぷりな「スキッパー(船長)」と共に、ボートでスリル溢れるジャングルを巡るアトラクションです。
1941年にウォルト・ディズニーが南米コロンビアの川を巡る旅に出た体験を元に構想されました。
1955年に世界初のディズニーパークとしてカリフォルニア州アナハイムに誕生したディズニーランドと共にオープンしました。
元々、ウォルト自身は本物の動物をコース内に配置したかったのだとか!
しかし、夜行性の動物は昼間に思うように動いてくれないなどといった問題から、すべてのゲストに同じ体験をしてもらえるようにと、オーディオアニマトロニクスの動物を使用したアトラクションとなりました。
現在は、以下の4つのディズニーパークで「ジャングル・クルーズ」を楽しむことができます。
・ディズニーランド(カリフォルニア州アナハイム)
・マジックキングダム(フロリダ州オーランド)
・東京ディズニーランド
・香港ディズニーランド
「ジャングル・クルーズ」のリニューアル内容
ここからは早速、気になるリニューアル内容をご紹介していきます!
◆新たなキャラクターが誕生!
まず、リニューアル版「ジャングルクルーズ」には、新たなバックグラウンドストーリーが追加されるそう。
その主人公として、アルバータ・フォールズという全く新しい女性キャラクターが誕生します。
この“フォールズ”という名字を聞いて、ピンときたあなたは、かなりのディズニー通!
そう、彼女はあのS.E.A.(Society of Explorers and Adventurers)のあるメンバーと密接に関わる人物なのです。
S.E.A.とは、東京ディズニーリゾートを含む世界各地のディズニーパークで、その活動が確認されている架空の秘密結社のことを指します。
・【ディズニー】S.E.A.とは?「探検家と冒険家の学会」まとめ!ソアリンやタワー・オブ・テラーとの関係性
「探検家と冒険家の学会」を意味するS.E.A.は、世界各国の探検家、冒険家、科学者、技術者、芸術家などによって設立された学会であり、彼らが各々の旅路での新たな発見、知識、芸術を世界中へ広めるために活動をしています。
そのメンバーの中には、
・ハリソン・ハイタワー三世(タワー・オブ・テラー)
・カメリア・ファルコ(ソアリン:ファンタスティック・フライト)
など、東京ディズニーリゾートで人気のアトラクションにまつわるキャラクターたちも含まれています。
話をアルバータ・フォールズに戻しましょう。
この女性、実は「ジャングルクルーズ」を運営する「ジャングルナビゲーションカンパニー」の設立者、そしてS.E.A.の一メンバーとしても知られるアルバート・フォールズ博士の孫娘なのです!
この会社は元々、ジャングル内の河を利用して、探検家・冒険家の荷物運送を助ける目的で、1911年に設立されました。
フォールズ博士の失踪後は、孫娘のアルバータが衰退の一途を辿っていた会社を、ジャングルのガイドツアー会社として復活させたんだそう!
ということで、このアルバータ・フォールズという女性は、「ジャングルナビゲーションカンパニー」の現オーナーとして知られる人物なのです。
アルバータがアトラクション内に登場することになるかどうかは、現時点では不明ですが、ぜひ彼女のプロフィールも併せてチェックしてみてくださいね♪
アルバータ・フォールズのプロフィール
アルバータ・フォールズは、祖父のアルバート・フォールズ博士が「ジャングルナビゲーションカンパニー」を設立した年と同じ1911年に誕生しました。
アルバート・フォールズ博士の息子であるイギリス人美術史家のアルバート・フォールズJr.と、世界的に有名なインド人芸術家スネーの元に誕生したアルバータは、芸術に精通する両親の影響もあり、幼い頃から世界各国の美術館を巡り、育ちました。
ある夏、両親に連れられ、父方の祖父母が暮らすアドベンチャーランドへとやってきたアルバータ。
自然をこよなく愛し、自由な精神の持ち主であったアルバータは、すぐにアドベンチャーランドでの生活が気に入り、そのまま祖父母と共に、アドベンチャーランドで暮らしていくことを決意したのです。
祖父のアルバート博士は、S.E.A.のメンバーということもあり、家を空けることが多かったようですが、祖母のヴィクトリア・マリー・フォールズをはじめ、たくさんのスキッパーたちが彼女にジャングルで生きていく術を教えてくれました。
彼らから、ボートの運転方法や動物の見つけ方、滝の下り方などを教わったアルバータは、後に祖父の遠征にも同行するようになっていきました。
1930年、祖父のアルバート博士が不可解な失踪を遂げた後、愛する祖父の遺した「ジャングルナビゲーションカンパニー」を相続したアルバータは、衰退の一途を辿る会社をもう一度復活させる方法を模索し始めます。
そんな中、スキッパーの1人から運送業だけでなく、観光業にも挑戦してみては?との提案を受けます。
そうして、アドベンチャーランドを訪れる観光客向けのクルーズ運航「ジャングルクルーズ」が誕生したのです!
◆人種差別的表現を0に!
「ジャングル・クルーズ」は長年、他文化の描写における人種差別的表現が問題視されてきました。
そのため、今回のリニューアルではそういった人種差別的表現を取り除き、より現代社会の風潮に沿った内容に生まれ変わります!
まずは、今回の発表で公開されたコンセプトアートのひとつを見てみましょう。
東京ディズニーランド版でもお馴染みのサイのシーンですが、木によじ登っている人々に注目!
これまでは、白人の探検家と原住民たちで、すべて男性でした。
サイにお尻を突かれてしまっているのが有色の原住民で、白人の探検家は最も安全な木の先にいる
ということで、人種差別ではないのかと問題視されていたシーンのひとつです。
それが、今回のリニューアルにより、女性が2人加わり、人種もアジア人や黒人など、多種多様になりました。
また、彼らの持ち物を見てみると、昆虫収集家学者、画家、写真家など、彼らの職業なども見てわかるようになっています!
「ジャングル・クルーズ」には、原住民を恐ろしい”首狩り族”として描いたシーンも存在します。
首狩りとは人間を殺し、首級をあげることを中心とした古い宗教的な慣行のひとつで、その昔、実際にインドネシア、オセアニア、インド、アフリカ、南アメリカなどで広く見られた慣習とされています。
ですが、現在ではほぼ消滅した部族とされており、「ジャングル・クルーズ」において今も、アフリカ系の人種に当たる人々をそういった残虐的な人種として描いている点が、長年、問題視されてきました。
今回のリニューアルは、現代社会の風潮にそぐわない人種差別的表現を取り除くことが目的とされています。
そのため、原住民に遭遇するこちらのシーンもおそらくカットされるのではないかと思われます。
◆登場人物に詳しいキャラクター設定が追加!
新たなバックグラウンドストーリーの主人公、アルバータ・フォールズと同様に、先ほどご紹介したサイのシーンの登場人物たちにも、詳しいキャラクター設定が追加されるそう。
それでは1人ずつ、彼らのプロフィールを確認していきましょう!
●シヴォン・マーフィー
木の1番先頭にいる赤毛の女性の名は、シヴォン・マーフィー。
シヴォンはアイルランド出身で、アルバータの従姉妹に当たります。
“パフィン”(Puffin=ツノメドリ)というニックネームの通り、バードウォッチングが趣味のシヴォンは、大好きな南国の鳥たちを観察するため、ジャングルクルーズのツアーに参加することとなりました。
●コン・チュウノスケ博士
コン・チュウノスケ博士は、日本人の昆虫学者。
アルバータの祖父であるアルバート博士同様、S.E.A.のメンバーとしても知られる人物です。
伝説上の昆虫生物”ミルメコレオ”(顔はライオン、首から下がアリの姿をした生物)の発見を目指し、同じくS.E.A.のメンバーであったアルバート博士の孫娘が運営するジャングルクルーズに参加しました。
●ローザ・ソト・ドミンゲス
ローザ・ソト・ドミンゲスは、メキシコ出身の有名な画家。
パリで自身の画廊をオープンさせ、メキシコに帰国しようとしていた最中、親しい友人であるアルバータからジャングルクルーズVIPツアーの招待状を受け取り、アドベンチャーランドを訪れました。
ツアーを通して、アルバータと久しぶりの再会を果たし、エキゾチックなジャングルの世界を絵に残せたらと考えています。
●レナード・モス博士
レナード・モス博士は、カナダノバスコシア州出身の植物学者。
極寒の地として知られるノバスコシア州に生息する植物をすべて写真に記録することに成功し、今度はより暖かい地域の植物を研究するため、このジャングルクルーズに参加しました。
●フィリックス・ペックマンXIII
フィリックス・ペックマンXIIIは、つい最近、フロリダ州シルバースプリングスからアドベンチャーランドへやってきた新米スキッパー。
ひょんなことから、アルバータの親しい友人や世界的に有名な学者たちを乗せたVIPツアーが、彼の最初のツアーとなってしまいました。
いつも運が悪い彼のことだから、このVIPツアーも計画通りには進まないかも?
◆昔使われていたボートのその後がわかる!
それでは、もうひとつ公開されたコンセプトアートの方も一緒に見ていきましょう!
沈みかけたボートの上には、ボートに積んであった荷物で思い思いに遊んでいるチンパンジーの姿が♪
スキッパーの帽子を被り、ボートを操縦するような仕草を取っていたり、メガネをかけて、熱心に地図を読んでいるようなチンパンジーがいたりと、まるで人間のような姿に思わずクスッと笑ってしまいそうですよね!
ここで注目してほしいのが、このボートにつけられた名前です。
「ジャングル・クルーズ」で使用されているボートにはそれぞれ、異なる名前がつけられており、そのボートの持ち主の職業などがわかるプロップ(小道具)を確認できることも!
ボートの名前はすべて、実在する川と女性の名前が組み合わされたもので、それぞれのボートの屋根に取り付けられたプレートで確認することができます。
コンセプトアートに描かれているボート名のプレートは、途中で割れてしまっていますね。
しかし、コアな「ジャングル・クルーズ」ファンならすぐに、この壊れたプレートからこのボートが何を意味しているのかがわかるのです!
実はこのボート、「Kwango Kate(クワンゴ・ケイト)」という名前で、2000年までマジックキングダムの「ジャングル・クルーズ」で実際に使用されていたボートなんです!
老朽化により、引退されたと思われていたクワンゴ・ケイト号ですが、この度公開されたコンセプトアートによって、実際にはジャングルで大変なことに巻き込まれてしまっていたということが判明しました!
沈みかけているボートに、人間の船員たちの姿はどこにもありませんでしたが、その船員たちこそ、最初にご紹介したコンセプトアートに描かれていたサイにお尻を突かれている探検隊だったのです!
1枚目のコンセプトアートをよく見てみると、木の一番下にしがみついている男性が身に付けている浮き輪には、しっかり「Kwango Kate」と書かれているんですよ!
ボートをチンパンジーたちに乗っ取られた船員たちは、その後、サイやハイエナたちに襲われ、木の上にまで追い詰められてしまったというわけなんですね(笑)
アナハイムディズニーランドでも、1997年から姿を見なくなってしまっていた「Mekong Maiden(メコン・メイデン)」というボートがあるそうで、アナハイムディズニー版の「ジャングル・クルーズ」では、そのボートの行方がついに、明らかになるのかも?
◆サムがついに土産物店を開店?
ジャングルクルーズから誕生したお馴染みのキャラクターと言えば、原住民の商人・サム。
アナハイムディズニー版とフロリダ版では、その見た目は大きく異なりますが、どちらもラストシーンにてこのサムという商人が登場していました。
東京ディズニーランドのジャングルクルーズでも、スキッパーにお守りを売った商人として登場していますよね!
アメリカでは特に愛されてきたキャラクターでしたが、今回のリニューアルに伴い、サムの登場シーンはカットされるようです。
ですが、やり手の商人らしく、サムは元々自分が商売をしていた場所に、ちゃっかり土産物店をオープンさせちゃうようですよ!
元々、この小屋はジャングルクルーズに参加した人々が船の中に忘れていった落とし物などを保管しておく遺失物取扱所だったそう。
アルバータにその運営を委託されたサムは、そこを勝手に土産物店に変えてしまったんだとか!
かつてのお客が忘れていったものを、新たなお客に売りさばくとは、ジャングル一の商人と言われるだけのことはあるのかも(笑)
サムは常に新しい“商品”を探し歩いているようで、彼が不在の間は、猿などの動物たちが店番をしています。
また、コンセプトアートをよく見てみると、忘れ物のカメラを使って、猿が私たちゲストの写真を撮ってくれようとしていますね!
「スプラッシュ・マウンテン」や「タワー・オブ・テラー」のように、「ジャングルクルーズ」もアトラクションフォト対応のアトラクションとなるのかもしれませんよ♪
◆映画版『ジャングル・クルーズ』のキャラクターやストーリーの反映はなし
ディズニー映画『モアナと伝説の海』で半神半人のマウイ役を演じたドウェイン・ジョンソンさんと、『メリー・ポピンズ リターンズ』のエミリー・ブラントさんがW主演を務める映画版『ジャングル・クルーズ』。
コロナの影響により、映画の公開時期は大幅に遅れてしまっていますが、今年2021年に公開予定とされています。
同時期に映画の原作となったアトラクションのリニューアルが行われるということで、「カリブの海賊」のように映画のキャラクターやストーリーがリニューアル内容に反映されるのでは?という予想も立っていたようですが、映画の内容がアトラクションに組み込まれることはないそうです。
・【2021年公開】『ジャングル・クルーズ』が実写映画化!あらすじ&公開日は?豪華キャストが集結!
リニューアルオープン時期
リニューアルオープン時期は、未定となっています。
2021年内に着工予定ということのみ、決定しているようです。
コロナも収束し、また自由に海外ディズニーへ旅行できるようになった時に、リニューアルした「ジャングル・クルーズ」を楽しみたいものですね♪
東京ディズニーランドのジャングル・クルーズは?
ズバリ、東京ディズニーランド版も同様にリニューアルがなされるのかについて、現時点で正式な発表はありません。
しかし、黒人に対する人種差別に抗議するムーブメント「Black Lives Matter(ブラック・ライヴズ・マター)」の後押しによって、同様にアトラクション内容のリニューアルが決定した「スプラッシュ・マウンテン」に関しては、オリエンタルランドもリニューアルを検討するという回答を出しています。
「ジャングル・クルーズ」も人種差別問題に対応する形でリニューアルが決定したということなので、今後、東京ディズニーランド版も同様のリニューアルが行われるかもしれませんね!
・【海外】スプラッシュ・マウンテンが『プリンセスと魔法のキス』テーマに!アトラクション内容は?
まとめ
いかがでしたか?
キャステルでもアトラクションに関する最新情報をいち早くお届けしていくので、乞うご期待!
キャステルの記事に テーマパークの最新情報をお届けします |