【ディズニーシー】人災が要因のバックグラウンドストーリー5選!人気アトラクションのハプニングは防げた事故かも!?
SNSでも話題になった「東京ディズニーシーの人気アトラクションのバックグラウンドストーリーは人災が要因になっている」という話を皆さんはご存じですか?人気アトラクションのバックグラウンドストーリーは「ゲストが何かを体験中にハプニングに巻き込まれて…」というものが多いですよね。そのハプニング、実は防げた事故だったかもしれません!今回は「人災」が要因となってしまったバックグラウンドストーリーを5つ厳選してご紹介します。
こんにちは!
アンダー・ザ・シーに住むのが夢、るんにゃんです。
東京ディズニーシーの人気アトラクションのバックグラウンドストーリーから、人災が要因となったものを5つピックアップしてご紹介!
ディズニーの人気アトラクションのバックグラウンドストーリーは「ゲストが何かを体験中にハプニングに巻き込まれて…」というものが多いですよね。
ディズニーシーのアトラクションに限っては、そのハプニングは人災のことが多く、実は防げた事故だったかもしれないんですよ!
- ◆【人災ポイント】ハイタワー三世がシリキ・ウトゥンドゥの取り扱いを誤った!
- ◆【人災ポイント】いわくつきのホテルなのに一般人が参加するツアーを開催してしまった
・人災が要因のBGS②:インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮
- ◆【人災ポイント】インディ・ジョーンズ博士に内緒でツアーを企画したパコ
・人災が要因のBGS③:レイジングスピリッツ
- ◆【人災ポイント】完全に復元されていない遺跡を一般公開!?
・人災が要因のBGS④:センター・オブ・ジ・アース
- ◆【人災ポイント】ベース・ステーションにクルーがいない!?
・人災が要因のBGS⑤:海底2万マイル
- ◆【人災ポイント】一般人に近い志願クルーが海底世界の探索任務に参加!?
人災が要因のBGS①:タワー・オブ・テラー
東京ディズニーシーの人気アトラクション「タワー・オブ・テラー」。
原型は海外パークにあった同名のアトラクションですが、東京ディズニーシーではバックグラウンドストーリーが大きく変更されていますよ。
「タワー・オブ・テラー」の舞台は1912年のニューヨーク。
ゲストは、ニューヨーク市保存協会による「タワー・オブ・テラー」の見学ツアーに参加します。
そもそも「タワー・オブ・テラー」は、元々「ホテルハイタワー」という豪華なホテル。
しかし、1899年、ホテルのオーナーであったハリソン・ハイタワー三世の謎の失踪事件が起き、以来”恐怖のホテル”と呼ばれるようになってしまいました…。
ハイタワー三世は、アフリカの秘境で手に入れた「シリキ・ウトゥンドゥ」という奇妙な偶像を記者会見で公開し、そしてその夜、彼は失踪してしまったのです!
ハイタワー三世は、最上階にある自室にシリキ・ウトゥンドゥを飾ろうとエレベーターに乗り込みますが、エレベーターは突如制御不能に陥り、1階まで落下。
すぐさま落下したエレベーターを調べますが、そこにハイタワー三世の姿はなく、彼の帽子とシリキ・ウトゥンドゥだけが残されていたのです…。
ゲストはホテルに関する説明を受けながら、歴史的価値が高いと言われるその中を見学。
そして最後に、業務用エレベーターに乗り込み、最上階にあるハイタワー三世の部屋へと向かい、あの恐怖体験をすることに…。
◆【人災ポイント】ハイタワー三世がシリキ・ウトゥンドゥの取り扱いを誤った!
ハイタワー三世が手に入れた「シリキ・ウトゥンドゥ」という奇妙な偶像。
シリキ・ウトゥンドゥは、アフリカのコンゴ川流域に住んでいるムトゥンドゥ族が祀っていた偶像で、スワヒリ語で「災いを信じよ」という意味がありますよ。
ハイタワー三世の書斎で開かれた記者会見の内容を思い返してみましょう。
記者の「それは呪いの偶像だと言われていますよね?」という質問に対し、ハイタワー三世は「呪いの偶像だと?馬鹿馬鹿しい!」と答えました。
(書斎はその後暗転し、ハイタワー三世が弱弱しい声で「シリキ・ウトゥンドゥの呪いは本物だ」とゲストへ忠告します。)
シリキ・ウトゥンドゥには、取り扱いの掟と呼ばれる8つの約束事があります。
この掟を破ると、おそろしい呪いがかけられると言われています。
ハイタワー三世は、記者会見でシリキ・ウトゥンドゥを馬鹿にした後、実はエレベーター内でタバコの火も押し付けているんです!
秘密の倉庫の様子も踏まえると、おそらくその後もシリキ・ウトゥンドゥのことを放置したり、おろそかにしたことでしょう。
ハイタワー三世が失踪してしまったのは、彼自身がシリキ・ウトゥンドゥの取り扱いを誤ったせいだと考えられますね。
・不運のハイタワー三世はどんな人物?タワー・オブ・テラーのキャラクター!香港との繋がりや実在モデルも解説
◆【人災ポイント】いわくつきのホテルなのに一般人が参加するツアーを開催してしまった
シリキ・ウトゥンドゥの呪いで人が1人失踪しているホテルを保存し、一般人が参加できるツアーを開催したニューヨーク市保存協会、そしてそのツアーに参加してしまったゲスト。
BGSで多くは語られていませんが、お化け屋敷や肝試しくらいの気持ちだったのかもしれません。
ニューヨーク市保存協会も参加ゲストも、ハイタワー三世の時と同じく、シリキ・ウトゥンドゥへに"不敬"を働いたと言って良いでしょう。
ニューヨーク市保存協会がそもそもツアーを開催していなければ、そして、ゲストも軽い気持ちで参加していなければ、恐怖体験に巻き込まれることはなかったかもしれません。
人災が要因のBGS②:インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮
「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮」は、映画『インディ・ジョーンズ』シリーズをモチーフにしたアトラクション。
東京ディズニーシーのインディ・ジョーンズ・アドベンチャーは、インディ・ジョーンズ博士の助手・パコが金儲けのために無断で企画した「若さの泉を探す遺跡の観光ツアー」にゲストが参加するというストーリー。
魔宮の守護神であるクリスタルスカルは、招かれざる客の侵入に大激怒し、様々な姿に変化しながらゲスト一行に襲い掛かります。
◆【人災ポイント】インディ・ジョーンズ博士に内緒でツアーを企画したパコ
「私はパコです!」というセリフ、インディ・ジョーンズ・アドベンチャーに乗ったことがある人なら、強く印象に残っているのではないでしょうか?
Qライン(待機列)の途中で流れている「安全のための映画」で出てくる彼が、助手のパコです◎
パコはインディ・ジョーンズ博士の助手だそうですが、金儲けのために博士に内緒で勝手に「若さの泉を探すツアー」を企画するなんて本当に助手?と思ってしまいますね…。
企画段階で博士に見つかっていたら、博士はちゃんとツアーを止めてくれたことでしょう。
最終的に若さの泉を見つけることもできず、ただただ危険に遭遇するだけのツアーになってしまいました。
人災が要因のBGS③:レイジングスピリッツ
レイジングスピリッツは、東京ディズニーリゾート内で唯一の360度ループのあるジェットコースターアトラクション。
アトラクション名のスペルは「RAGING SPIRITS」、直訳すると「怒れる神々」となります!
レイジングスピリッツは、元は祭祀場、つまり神様を祀る神聖な場所でした。
その後、遺跡となったこの場所に、考古学者による発掘チームが発掘・復元作業にやって来ます。
祀られていたのは「火の神」と「水の神」。
発掘チームは火の神と水の神の像が”向かい合っていた”という推測を立て、復元作業を続けますが、なんとこれが大間違い!!
本来は向き合わせてはいけなかった像を向かい合わせにしてしまったため、神々は激高。
ホッパーカー(貨車)のレールも大きく捻じ曲げられてしまいました…。(レールが360度ループになっているのはこのためです。)
神々の怒りに怯えた考古学者たちは撤退を余儀なくされます。
それから時が流れ、再び遺跡を復旧させるために、今度こそ正しい向きで復元するために、チームが到着しました。
しかし、そんな最中に遺跡が一般公開されることに!
遺跡を訪れたゲストは、ホッパーカーに乗って遺跡を見学し、超常現象を目の当たりにすることになるのでした…。
◆【人災ポイント】完全に復元されていない遺跡を一般公開!?
おそらく、撤退した発掘チームは、神々の像を誤った向きに置いたまま放置したのでしょう。
だからこそ、正しく復元するために改めてチームは再び遺跡へと向かったのですが、まさかの完全に復元しきっていない遺跡を一般公開することに!
火の神と水の神の像の向きを誤った上、一般人向けの見学ツアーを開催するなんて不敬にも程があるような…。
これでは余計に神々の怒りを買ってしまいそうですよね。
人災が要因のBGS④:センター・オブ・ジ・アース
世界で東京ディズニーシーしかないアトラクション「センター・オブ・ジ・アース」。
フランスの小説家、ジュール・ベルヌの『地底旅行』という小説をモチーフにしていますよ!
謎の天才科学者・ネモ船長が発見した「地底世界」を、地底走行車に乗って探検するツアーに参加することになったゲスト。
水晶の洞窟、巨大なキノコの森などなど、神秘的な世界を見学することができます。
しかし、ツアーの途中で火山活動が発生!
地底走行車は予定していたコースを大きく外れ、ネモ船長すら到達していない、未知の地底世界へと迷い込んでしまいます…。
その先には、巨大な怪物「ラーヴァモンスター」に遭遇し、襲われそうになった直後、なんと大噴火が発生!
地底走行車は火道(=マグマの通り道のようなもの)を急上昇し、噴火口から放り出されて何とか生還するというストーリーです。
このストーリーだけ読むと、たまたま遭遇してしまったハプニングのようにも思えますが、実はQラインにヒントが隠されているんですよ!
◆【人災ポイント】ベース・ステーションにクルーがいない!?
テラヴェーターで地下800mまで降りると、地底走行車の乗り場となっている「ベース・ステーション」に到着します。
このフロアのQラインはスロープ状になっていて、途中でぐるっと折り返すポイントがありますよね。
その折り返し地点に、とある装置が置かれています。
これは通信装置で、地底世界の各地にいるクルーからの報告を受ける「ベース・ステーション」と呼ばれる場所なのですが、席にクルーの姿は見えません…。
続いて、聞こえてくるクルーからの通信を聞いてみましょう。
「ベース・ステーション?ベース・ステーション?応答願います」
「ベース・ステーションですか?こちら”風のトンネル”。こちらの観測所では非常に活発な火山活動を感じています」
「活動が収まるまで出発は中止した方がよいと思われます」
なんと、火山活動の報告が!
しかしベース・ステーションにクルーがいないため、せっかく報告が入っても、乗り場のクルーまで情報が伝わっていないようです。
そんな間にも、地底走行車は次々と出発していってしまっています…。
カップやメモが置かれているところを見ると、クルーが少し席を外している間に火山活動の報告が入ったという感じのようですね。
火山活動の報告を誰かが受け取っていれば、おそらく地底走行車の出発は見合わせとなり、ゲストは火山活動に巻き込まれることはなかったでしょう。
人災が要因のBGS⑤:海底2万マイル
センター・オブ・ジ・アースと同じく、「海底2万マイル」も世界でもディズニーシーしかないアトラクションです。
ジュール・ベルヌの『海底二万里』と1954年に制作された映画『海底二万哩』がモチーフとなっています。
海底2万マイルでは、ゲストは勇敢な志願クルーとしてネモ船長が開発した小型潜水艇ネプチューン号に乗り込み、海底世界の探索任務に参加することになります!
小型潜水艇はネモ船長がいるコントロールベースから遠隔操作され、アクアフォンという通信装置も搭載されていて、安全はしっかり確保されていたはずなのですが…なんとクラーケンに襲われてしまいます。
クラーケンを撃退するために電圧を上げるものの、コントロールを失って未知の世界へ迷い込んでしまいます…。
そこは海底人が暮らす世界。
おそらく海底に沈んだとされるアトランティス大陸の住人であろう、知的生命体の姿も!
海底人の神秘的な力によって、小型潜水艇は無事に基地に戻ることができたのでした。
◆【人災ポイント】一般人に近い志願クルーが海底世界の探索任務に参加!?
紹介してきた4つのアトラクションと比べると、海底2万マイルは不慮の事故という面が強いですよね。
しかし、センター・オブ・ジ・アースもそうですが、未知の世界に一般人が入って良いものなのか…という疑問は残ります。
海底2万マイルでは、我々ゲストは志願クルーとして小型潜水艇に乗り込みますが、おそらく一般人に近い立場にあると思われます。
ちなみに、潜水艇の中にあるメーターは、深度と酸素残量を示しており、下船時には酸素残量がギリギリになっているんですよ!
未知の世界の探索には、何事も危険がつきもの、ということなんでしょうか。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、東京ディズニーシーにあるアトラクションの、人災が要因のバックグラウンドストーリーを5選ご紹介しました。
人為的ミスや、神々への不敬など、実は防げたのでは?というトラブルばかり!
Qライン上などで確認できるものも多いので、ぜひご自身の目でも確かめてみてくださいね。
キャステルの記事に テーマパークの最新情報をお届けします |