実写版『リトル・マーメイド』のあらすじをネタバレありで徹底解説♡アニメ版との違いや登場人物も
2023年6月9日に公開された実写版『リトル・マーメイド』。ハリー・ベイリー演じるアリエルは予想を遥かに超えていました! 話題のディズニー実写映画『リトル・マーメイド』のあらすじをネタバレ解説しちゃいます♡アニメ版との違いや登場人物、キャストもご紹介しますよ。
皆さん、こんにちは!
ディズニー大好き、映画オタクのきーももです♡
今回ご紹介するのは、年間300本以上の映画を鑑賞している筆者が今年1番楽しみにしていた映画、実写版『リトル・マーメイド』です。
多様性やインクルーシブを尊重する昨今のディズニー映画。
本作『リトル・マーメイド』では、アリエル役に黒人のハリー・ベイリーが抜擢されたことが、特に注目されていました。
今回は、実写版『リトル・マーメイド』の
・ストーリーのネタバレ解説
・登場人物とキャスト
・ハリー・ベイリー演じるアリエルの歌声
・アニメ版でおなじみのキャラクターたちはどのように描かれているのか
・実写版とのアニメ版との違い
など、皆さんの気になる情報をまとめてご紹介します♡
・実写版『リトル・マーメイド』:キャラクター&キャスト
- ◆アリエル
- ◆エリック王子
- ◆アースラ
- ◆トリトン王
- ◆セバスチャン
- ◆スカットル
- ◆フランダー
・実写版『リトル・マーメイド』は、なぜ注目されている?
- 注目ポイント①アリエルを演じるハリー・ベイリー
- 注目ポイント②実写化不可能と思われていた海の中の世界
- 注目ポイント③ディズニー映画音楽の巨匠が贈る名曲
- 注目ポイント④アニメ版との違いは?
・実写版『リトル・マーメイド』のあらすじ(ネタバレなし)
・実写版『リトル・マーメイド』のあらすじ(ネタバレあり)
- ①物語の始まり 陸の世界から海の世界へ
- ②アリエルとその姉たち
- ③調理されそうになるセバスチャン
- ④陸の世界で声が出せないアリエル
- ⑤エリックとアリエルの夢とラストシーン
・ディズニー実写映画『リトル・マーメイド』:監督、音楽担当者
実写版『リトル・マーメイド』:作品情報
- タイトル:『リトル・マーメイド』
- 原題 :『The Little Mermaid』
- 監督 :ロブ・マーシャル
- 製作 :ロブ・マーシャル/ジョン・デルーカ/マーク・E・プラット/リン=マニュエル・ミランダ
- 音楽 :アラン・メンケン/リン=マニュエル・ミランダ
- 公開日 :2023年6月9日(金)
- 上映時間:135分
実写版『リトル・マーメイド』:キャラクター&キャスト
まずは、実写版『リトル・マーメイド』の登場キャラクターとキャストをご紹介します。
アリエルやエリック王子はもちろん、フランダーやセバスチャンなどの海のキャラクターが、実写でどのように描かれているのかに注目です!
◆アリエル
- 演 :ハリー・ベイリー
- 吹替:豊原江理佳
アリエルは、海の王トリトンの1番下の娘で、海底の王宮に暮らす人魚姫です。
明るく活発で、好奇心旺盛。
世界の誰よりも美しい歌声と、夢を追い求める強い意志の持ち主でもあります。
◆エリック王子
- 演 :ジョナ・ハウアー=キング
- 吹替:海宝直人
エリック王子は、アリエルが思いを寄せる人間の王子です。
勇敢で優しく、家臣からも慕われています。
嵐で難破した船から放り出され、溺れかけたところをアリエルに助けられました。
▼アニメ版のエリック王子はこんな人!
・ディズニープリンス「エリック王子」徹底解説!プロフィール・アリエルとの関係・会える場所!
◆アースラ
- 演 :メリッサ・マッカーシー
- 吹替:浦嶋りんこ
アースラは、ずる賢くて執念深い海の魔女。
かつては王宮で暮らしていましたが、トリトン王に追放されたことを恨み、復讐の機会と王座を狙っています。
▼アニメ版のアースラはこんな人!
・【ディズニーヴィランズ】アースラを大解剖!アリエルとの関係は?正体や生い立ちの秘密
◆トリトン王
- 演 :ハビエル・バルデム
- 吹替:大塚明夫
トリトン王は、アリエルの父親で海の王です。
強大なパワーを持つ矛を携え、海底王国を統治しています。
陸に住む人間を敵対視していて、王国の民が海から出ることを禁止しました。
▼アニメ版のトリトン王はこんな人!
・【リトルマーメイド】トリトン王はアースラと姉弟!?妻や娘は誰?トリトン王のプロフィールまとめ
◆セバスチャン
- 演 :ダヴィード・ディグス
- 吹替:木村昴
セバスチャンは、カリブ海からやって来たカニで、海の王トリトンに仕える執事長。
真面目で責任感が強く、トリトン王からアリエルのお目付け役を任されています。
▼アニメ版のセバスチャンはこんなキャラクター!
・【セバスチャン】アリエルのお世話係は音楽家のカニ!映画『リトル・マーメイド』のキャラクター雑学!
◆スカットル
- 演 :オークワフィナ
- 吹替:高乃麗
スカットルは、陽気で騒がしい目立ちたがり屋のカツオドリです。
海と陸を行き来できることから情報通を気取っていて、アリエルに人間の世界のことを教えてくれますが、その知識はかなり怪しいものです。
▼アニメ版のスカットルはこんなキャラクター!
・リトルマーメイドの「スカットル」を徹底解説!アリエルの友達でカモメのキャラクター
◆フランダー
- 演 :ジェイコブ・トレンブレイ
- 吹替:野地祐翔
フランダーは、アリエルの幼なじみで親友です。
アリエルが人間界への憧れを話したり、悩みを打ち明けたりできる唯一の相手。
アリエルと強い信頼関係で結ばれています。
▼アニメ版のフランダーはこんなキャラクター!
・リトル・マーメイドのフランダー!魚の種類やアリエルとの関係は?
実写版『リトル・マーメイド』は、なぜ注目されている?
公開前から注目され、SNS上でも話題を集めてきた実写版『リトル・マーメイド』。
実写版『リトル・マーメイド』がなぜここまで注目されているのでしょうか?
その理由を4つご紹介します。
注目ポイント①アリエルを演じるハリー・ベイリー
実写版『リトル・マーメイド』が注目されている1番の理由は、アフリカ系アメリカ人の歌手であるハリー・ベイリーがアリエル役に抜擢されたことでしょう。
アリエル役にハリー・ベイリーを抜擢したのは、監督であるロブ・マーシャル。
ハリー・ベイリーはアリエルを演じるために必要な要素を全て持っていることや、彼女の歌声・若さ・無邪気さなど素質に惚れ込んだと言われています。
SNS上では、アリエルが白人でないことに対して、肯定派・否定派どちらの意見も見られます。
しかし、ハリー・ベイリーがアリエル役に合っているかどうかは、実際に鑑賞しないことには分かりませんよね♪
個人的には、ハリー演じるアリエルはものすごく魅力的で愛嬌のあるキャラクターだと感じました。
そして、歌声の美しさは文句なしです!
ぜひ皆さんも、その目で確かめみてくださいね。
注目ポイント②実写化不可能と思われていた海の中の世界
『リトル・マーメイド』の舞台と言えば、美しい海の世界。
これまでにも多くのディズニー映画が実写映画化されてきましたが、’’海の中’’や’’海の生物’’、’’人魚’’を描いた実写作品はほとんどありません。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』も海を舞台にした作品ですが、実写版『リトル・マーメイド』ほど’’海の中’’を描いた作品は他にないでしょう。
そのため、実写版『リトル・マーメイド』で、海の中や海の生物がどのように描かれるのかが、公開前から注目されてきました。
筆者も鑑賞前には、「海の中はどんな風に描かれるんだろう…?」という心配な気持ちがありました。
しかし、実際に見てみるとスクリーンいっぱいに広がる美しい海の世界に、ただただ圧倒されました!
まるで自分も海の生物になったと錯覚してしまうような没入体験は、映画館で見るからこそです!
ぜひ映画館で実写版『リトル・マーメイド』を鑑賞することをおすすめします◎
注目ポイント③ディズニー映画音楽の巨匠が贈る名曲
音楽や歌声が物語の重要な鍵となる『リトル・マーメイド』。
実写版『リトル・マーメイド』では、ディズニー音楽の巨匠アラン・メンケンと『モアナと伝説の海』のリン=マニュエル・ミランダが音楽を担当すると発表されていたことから、音楽にも注目が集まっていました。
アニメ版『リトル・マーメイド』でおなじみの曲「パート・オブ・ユア・ワールド」や「アンダー・ザ・シー」などの名曲に加え、アラン・メンケンとリン=マニュエル・ミランダがコラボレーションした新曲にも期待が高まりますよね。
実写版だからこその、リアルで臨場感のある歌声・音楽はぜひ劇場で楽しんでほしいです!
アリエルはもちろん、アースラ、そしてエリック王子の歌声にも注目ですよ!
注目ポイント④アニメ版との違いは?
映画公開前のインタビューで、アリエルを演じるハリー・ベイリーは「私のバージョンのこの作品が楽しみで仕方ない。男の子のために海を離れることを決断したというオリジナルのストーリーの視点を、ガラッと変えたんだもの」と語っていました。
そのため、アニメ版とは異なるストーリーになるのか注目している方も多いと思います。
実写版『リトル・マーメイド』のストーリーは、ネタバレ解説の項目でご紹介しているので、アニメ版との違いがあるのか、チェックしてみてくださいね!
実写版『リトル・マーメイド』のあらすじ(ネタバレなし)
美しい歌声を持ち、人間の世界に憧れている人魚のアリエル。
父であり、海の王でもあるトリトンによって人間の世界に近づくことを禁じられていました。
しかし、ある日、アリエルは憧れの人間の世界に足を踏み入れ、嵐に巻き込まれた人間の男性エリックを救います。
この運命の出会いによって、人間の世界に行きたいというアリエルの思いは、抑えることができないくらい大きいものに。
そんなアリエルに海の魔女アースラが近づき、恐ろしい取引を申し出ます。
それは、3日間だけ人間の姿になれる代わりに、世界で最も美しい声をアースラに差し出すことでした…。
実写版『リトル・マーメイド』のあらすじ(ネタバレあり)
※ここから先は物語の《ネタバレ》が含まれます。まだ見ていない方は注意してくださいね!
実写版の『リトル・マーメイド』、基本的なストーリーはアニメ版と同じです。
ここでは「アニメ版と実写版の違い」に注目して、ネタバレ解説をしていきます!
①物語の始まり 陸の世界から海の世界へ
アニメ版:船で漁をするエリックたち。逃げ出した魚が海に飛び込み、海の世界へ
実写版:エリックが船から望遠鏡を海に落としてしまい、沈んでいくと共に海の世界へ
アニメ版『リトル・マーメイド』の冒頭では、海の生き物が戯れるすぐ近くをエリックの船が通ったり、魚を食べるために漁をする様子がしっかりと描かれていました。
これは、海の生き物にとって「人間=危険」と印象づけるような描写ですよね。
これによって、トリトン王が人間や陸の世界を嫌っている理由も分かりやすかったように思えます。
一方、実写版『リトル・マーメイド』では、海の世界にとって人間が危険だとはっきり伝えるような描写はありません。
海に落ちた望遠鏡の先に素晴らしい世界があったと感じさせるようなファンタジックな映画の始まりでした。
②アリエルとその姉たち
アニメ版:お転婆な末っ子アリエルを見守る個性豊かな姉たち
実写版:7つの海を守る役割を持った美しい姉たち
アニメ版『リトル・マーメイド』でのアリエルの姉たちの名前は、
・アティーナ(Attina)
・アラーナ(Alana)
・アデーラ(Adella)
・アクアータ(Aquata)
・アリスタ(Arista)
・アンドリーナ(Andrina)
です。
姉たちの名前は全てAで始まりAで終わる名前である一方、アリエル(Ariel)だけがAで終わらない名前で、’’他とは違う’’という印象を名前からも感じさせていました。
また、姉たちもアリエルと同じように歌声が魅力的で、姉妹揃っての歌唱シーンがとっても可愛らしかったですよね。
一方、実写版『リトル・マーメイド』の姉たちは、アニメ版とは名前が違います。
さらに、それぞれが7つの海を守っているという設定が付け加えられています。
・タミカ(Tamika):フラカス海
・マラ(Mala):シェーヌ海
・カスピア(Caspia):アプニーク海
・インディラ(Indila):ブリンダイヴ海
・カリーナ(Karina):サイス海
・ペルラ(Pelrla):ピトン海
・アリエル(Ariel):カリーニー海
名前の法則もアニメ版と異なり、Aで始まる名前ではありません。
しかし、アリエル以外の姉たちの前が全てAで終わる点は、アニメ版と同じです。
アリエルだけがAではじまる名前として、姉たちとの違いが印象付けられているようですよ。
個人的には、アリエルと姉たちの共演シーンがもう少し見られると良かったなと感じました。
③調理されそうになるセバスチャン
アニメ版:調理用のカニと間違えられて、コックに追いかけられるセバスチャン
実写版:コックとセバスチャンの攻防シーンはなし
船の中での食事の席で、調理用のカニが逃げ出したと勘違いされたセバスチャンがコックに追いかけ回されるシーンは、アニメ版『リトル・マーメイド』のハラハラドキドキの見どころの1つでした。
大きな包丁や燃え上がる炎で魚を調理するようなシーンもありましたよね。
一方、実写版『リトル・マーメイド』では、セバスチャンとコックの攻防戦や、大きな包丁で魚を捌くような描写はありませんでした。
前述した冒頭のシーンの変更と同じように、人間が魚(海の生き物)を食べると言うシーンは描かない配慮がされたのかもしれませんね。
④陸の世界で声が出せないアリエル
アニメ版:愛嬌たっぷりの表情やしぐさで、身体いっぱいに気持ちを表現
実写版:表情や仕草での表現+心の声で歌声を披露
陸に上がったアリエルは声を出すことができません。
そんな中でも持ち前の愛らしさやキュートな表情、細かい仕草で自分の気持ちを一生懸命伝えようとしている姿は、アニメ版と実写版で共通しています。
それに加え、実写版『リトル・マーメイド』では、声を出せないアリエルの「心の声」として歌声が披露されています。
声が出せないながらもエリックと距離を縮めていくアリエルですが、実写版では2人がお互いに惹かれあっていく様子がアニメ版よりも詳しく描かれていたように感じました。
実写版では、アニメ版では伝えきれなかった感情の変化を、しっかり楽しめる展開になっています。
⑤エリックとアリエルの夢とラストシーン
アニメ版:アリエルの夢は人間の世界/エリック王子は美しい歌声の妻を探す(あまり詳しい描写はなし)
実写版:アリエルの夢は人間の世界や自由/エリック王子はルールに縛られず広い海に出たい
アニメ版と実写版で共通しているアリエルの夢は、「人間の世界」や「自由な生き方」だったように感じます。
アニメ版ではエリック王子の憧れや夢はあまり詳しく描かれていませんでしたが、実写版『リトル・マーメイド』では「ルールに縛られず、大海原に飛び出したい」というエリック王子の希望が強く描かれていました。
アリエルとエリック王子が、お互いが自分の望むものを手に入れるために行動を起こすという展開は、実写版ならではだったように思います。
そして、アニメ版と実写版とでは、特にラストシーンが異なります。
アニメ版『リトル・マーメイド』のラストシーンは、エリック王子と結ばれたアリエルが人間の姿で家族に祝福されるハッピーエンドでした。
一方、実写版では、アリエルはエリック王子と一緒に大海原へ漕ぎ出します。
また、アニメ版では描かれることのなかったエリックの歌声も実写版では聴くことができます。
アラン・メンケンとリン=マニュエル・ミランダがコラボした曲『Wild Uncharted Waters』にも注目してみてください!
ディズニー実写映画『リトル・マーメイド』:監督、音楽担当者
実写版『リトル・マーメイド』で監督を務めたのは、ロブ・マーシャル監督です。
ロブ・マーシャル監督は、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』や『メリー・ポピンズ リターンズ』を手掛けた人物。
映画監督として数々のヒット作を世に生み出しているロブ・マーシャル監督ですが、実は過去にブロードウェイで舞台振付師をしていた経験を生かして、自身がメガホンをとる作品で振り付けを担当しているんですよ。
そんなロブ・マーシャル監督がハリー・ベイリーの素質を見出したと考えると、とても説得力があるなと感じます♡
そして、実写版『リトル・マーメイド』で監音楽を担当したのは、ディズニー映画音楽の巨匠アラン・メンケンとリン=マニュエル・ミランダです。
実は、実写版『リトル・マーメイド』の音楽は、アニメ版でおなじみの楽曲でも、少し歌詞が変更されている所があります。
映像だけでなく、音楽に注目して見るのもおすすめです!
まとめ
実写版『リトル・マーメイド』のネタバレ解説はいかがでしたか?
実写版『リトル・マーメイド』には賛否様々な意見があるかと思いますが、筆者は劇場で見て良かったなと思える大満足の作品でした。
大まかなストーリーはアニメ版と同じでしたが、実写版だからこそ描けたアリエルやエリックの表情・しぐさにキュンとしてしまった方も多いはず。
目線やしぐさで想いを伝えようとするハリー演じるアリエルは本当に魅力的でした。
ストーリーだけでなく音楽や映像など楽しめる要素が盛りだくさんなので、気になった方はぜひ劇場でチェックしてみてくださいね!
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