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映画『ロラックスおじさんの秘密の種』まとめ!あらすじ・登場人物・キャストをネタバレありで解説
2012年公開のイルミネーション制作映画『ロラックスおじさんの秘密の種』をご紹介します。ネタバレありのあらすじ、登場人物とキャストについてまとめました。『怪盗グルー』シリーズや『SING/シング』を世に送り出したイルミネーション・スタジオによる2012年の映画ですが、この映画のことは知らなかったという方もいるのでは?イルミネーション映画が好きな方はぜひチェックしてください。
こんにちは! 映画が好きなないんです。
今回は2012年公開の映画『ロラックスおじさんの秘密の種』について紹介していきます!
本作はあの『怪盗グルー』シリーズをはじめ、『SING/シング』など数々の人気映画を制作しているイルミネーション・スタジオが制作した映画です。
日本ではあまり知名度がない作品ではありますが、豪華キャストや制作陣が参加しているんですよ。
ネタバレありのあらすじや登場人物、キャスト情報などをまとめましたのでぜひチェックしてみてください。
- 興行成績は?
・『ロラックスおじさんの秘密の種』あらすじ
- ◆荒廃した世界で、本物の木を求める旅が始まる
- ◆森を守るロラックスと、ワンスラーのあやまち
- ◆【ネタバレ】大富豪オヘアの本当の目的とは?
・『ロラックスおじさんの秘密の種』登場キャラクターと声優
- ①ロラックスおじさん(ダニー・デヴィート/志村けん)
- ②ワンスラー(エド・ヘルムズ/トータス松本)
- ③オードリー(テイラー・スウィフト/能年玲奈)
- ④テッド・ウィギンス(ザック・エフロン/宮野真守)
- ⑤アロイシウス・オヘア(ロブ・リグル/山寺宏一)
・『ロラックスおじさんの秘密の種』原作
- ◆『The Lorax』で伝えたいメッセージ
・『ロラックスおじさんの秘密の種』評価
- ◆子供向けだけど大人が見ても楽しめる
- ◆大人が見た時の感じ方が全然違う
・『ロラックスおじさんの秘密の種』:視聴できるサービス
『ロラックスおじさんの秘密の種』とは
『ロラックスおじさんの秘密の種』は2012年3月にアメリカで公開された3Dアニメーション映画です。
原作は児童文学作家ドクター・スースによる1971年発表の『The Lorax』。
ドクター・スースの作品と言えば、『グリンチ』なども有名ですね!
制作は『SING/シング』や『怪盗グルー』シリーズなどを手掛けているイルミネーション・エンターテインメントが担当していて、3Dキャラクターがコミカルに動き回ります!
プロデューサーには『怪盗グルーの月泥棒3D』を担当した、クリス・メレダンドリが抜擢されています。
この『ロラックスおじさんの秘密の種』の前にイルミネーションが制作したのが『イースターラビットのキャンディ工場』(2011年)、次に制作したのが『怪盗グルーのミニオン危機一発』(2013年)なんですよ。
興行成績は?
『ロラックスおじさんの秘密の種』は本国アメリカでは公開から2日間で動員数19万5644人を記録していて、興収は2億5,792万3,000円という快挙を達成しています!
興行通信社の調べによると、公開初週の映画観客動員ランキングは初登場第6位を記録とのことなので、まずまずの成績です。
最終的な興行収入は全世界で約3億4884万ドルですので、ヒット作品と言えるでしょう!
ここ日本でも2012年10月に劇場公開され、6億9000万円の興行収入を記録。
ぴあ映画生活調べによると、ぴあ初日満足度ランキングでも第1位を取っている人気作です☆
『ロラックスおじさんの秘密の種』あらすじ
それではここから、『ロラックスおじさんの秘密の種』のあらすじをご紹介していきます。
ネタバレを含みますので、最後まで知りたくない方は後半のあらすじはスキップしてくださいね!
◆荒廃した世界で、本物の木を求める旅が始まる
物語の舞台は本物の木が一本も生えないほど、環境が破壊され尽くした世界です。
環境破壊の影響で、人類はすべてのものが人工物で作られている街の中でしか暮らすことができません。
人々は大富豪のオヘアから清浄な空気を買うことで何とか生活しています。
長い年月の間自然から離れていた人々は、いつしか本物の自然を知らない世代まで時が進んでいきます。
オヘアによるプロパガンダの影響で、今まで自然が大切だと思っていた知識がどんどん失われていき、いつしか植物を汚物として扱い、忌み嫌う人達で人類は溢れかえります。
ある日「人工物ではなく本物の木を見てみたい」と夢見る女子校生オードリーの願いを叶えるために、少年テッドはかつて自然が存在した時代に生きていた謎の老人ワンスラーのもとへ訪れます。
ワンスラーはテッドに対して友好的で、若い頃に自分が犯した罪やこの土地に木が一本も生えなくなった理由を話してくれます。
青年時代のワンスラーはミュージシャン志望で、ステージ衣装を自分で作りたいと考えていました。
そこで思いついたのが、あらゆる部位に使うことができ、吸水性にも優れて掃除道具にもすることができる万能アイテムの「スニード」です。
ワンスラーは周囲からの嘲笑を受けながらも自分の夢を叶えるために材料を探す旅に出ます。
そしてやっとの思いでスニードの材料となる葉を持つ木「トラッフラ」の森を見つけました。
早速材料を集めるために木を切り倒しますが、 その切り株から森の番人ロラックスが現れます。
◆森を守るロラックスと、ワンスラーのあやまち
ロラックスは木を切り倒したワンスラーに説教をしますが、若いワンスラーは聞く耳を持ちません。
そこでロラックスは、ワンスラーが寝ている間にワンスラーをベッドと一緒に滝に突き落とそうとします。
計画を実行したロラックスですが、ワンスラーと一緒に子熊が寝ていることに気づきます。
小熊がいることに焦ったロラックスは、一緒にワンスラーまでも救ってしまいました。
しかしワンスラーはこの出来事でのラックスを命の恩人だと勘違いして、木を切り倒してしまったことを謝罪し「もう二度と木は切らない」とロラックスに約束します。
そしてロラックスもワンスラーを許し、ふたりは一緒に生活していくことになります。
手に入れた材料でスニードを完成させたワンスラーは、この商品を売り出そうと街に出ます。
初めは笑いものにされてしまってなかなか売れませんでしたが、偶然一人の女性の帽子にできたことでこの商品は大ヒット。
立ち木から葉を採取することでスニードを作っていましたが、売れ行きが良くなるにつれて材料の供給が追いつかなくなってきます。
ロラックスと木を切らない約束をしたワンスラーでしたが、自分のビジネスを優先して約束を破って木を切り倒してしまいました。
材料が多くなったことでワンスラーのビジネスは右肩上がりになりますが、それと比例して森の木はどんどん伐採されていきます。
ロラックスの忠告も虚しく、ビジネスは加速して工場がどんどん増設されていきます。
その結果光化学スモッグや工業排水で、環境が破壊されていきます。
そして最後の一本となった木も切り倒してしまい、スニードは二度と作れなくなってしまいます。
スニードが作れなくなってしまったワンスラーは貧困生活に逆戻りしてロラックスは天へと消えていきます。
◆【ネタバレ】大富豪オヘアの本当の目的とは?
一緒に森で生活していた動物達やスニードを求めていた人たちも去ってしまい、ワンスラーはひとりぼっちになってしまいました。
環境が破壊されたことで、きれいな空気を売って儲けようと考えて大成功したのが、冒頭に出てきた大富豪のオヘアだったのです。
ワンスラーの過去の話を聞いたテッドは、初めはオードリーの気を引きたい一心でしたが、木の大切さを理解して考えるようになります。
ワンスラーは唯一残されていたトラッフラの種をテッドに託して、町で一番目立つ場所に植えてほしいと頼みます。
テッドはワンスラーの意思を継ぐことを決意して種を持ち帰ります。
しかしテッドの行動をすべて監視していたオヘアは、自分のビジネスを邪魔されないために種を奪おうと追っ手を放ちます。
再び植物が世界に登場すると、 光合成によって自分が売っている綺麗な空気を無料で作られてしまうので、オヘアは血眼でテッドの種を奪おうとしているのです。
なんとか追ってから逃げ切ったテッドは種を植えようとしますが、オヘアのプロパガンダを信じる街の人々はテッドを妨害します。
再び逃げるテッドでしたが、追跡されている途中に町の壁が崩壊します。
壁の向こうにはワンスラーが滅ぼしてしまったトラッフラの森の跡地があり、街の住民はその光景を見ることになります。
オヘアのプロパガンダを信じていた人たちも、真実を知ることで種を植えて自然を復興させようと一致団結します。
そして自然破壊を望んでいたオヘアを追放することに決めました。
世界に徐々に自然が戻ってくると、ロラックスも天から戻ってきてくれました。
こうして人類は再び自然と共存することができるようになり、物語は幕を閉じます。
『ロラックスおじさんの秘密の種』登場キャラクターと声優
続いて主要な登場キャラクターと声優をご紹介しましょう。
オリジナル版と日本語吹替え版、どちらも豪華なキャスティングです!
①ロラックスおじさん(ダニー・デヴィート/志村けん)
ロラックスおじさんは自然を守っている森の番人です。
自然を想う故に口煩い性格をしていますが、それだけ自然への愛情があります☆
木を切り倒してたいワンスラーを止めていました。
②ワンスラー(エド・ヘルムズ/トータス松本)
ワンスラーは過去に自分で発明した「スニード」を完成させるために森の木を伐採してしまいます。
そこからビジネスが成長するにつれて森を破壊してしまいました。
森林を破壊してしまったことに大きな後悔を抱いています。
③オードリー(テイラー・スウィフト/能年玲奈)
オードリーはごく普通の女子高生です。
本物の木を見たことがない世代に生きていて、いつか本物の木を見ることを夢見ています。
④テッド・ウィギンス(ザック・エフロン/宮野真守)
テッドはオードリーのことが好きな少年です。
オードリーが本物の木を見たいと話したことから、自分が本物の木を見せようと奮闘します。
謎の老人ワンスラーに出会って過去に自然があった時代の話を聞いてから、木の種を蒔くという使命を託されます。
⑤アロイシウス・オヘア(ロブ・リグル/山寺宏一)
オヘアは新鮮な空気を販売して巨万の富を稼いだ人物です。
億万長者になっても自分の地位と富を強固なものにするために、自然を破壊したままにしようとしていました。
自分の立場を守るために街に監視カメラを置いて住民たちの動きを見張っています。
『ロラックスおじさんの秘密の種』原作
『ロラックスおじさんの秘密の種』は、1971年に出版された児童書『The Lorax』が原作となっています。
原作では人間が起こす自然破壊とそれに対しての危険性に対して、強いメッセージを持った寓話として多くの人に愛されています。
「産業=ワンスラー」「環境=ロラックスおじさん」と言ったように、登場人物を擬人化としている部分が多くあり、この作品を見た人が自然について考えられるような仕組みが施されています。
◆『The Lorax』で伝えたいメッセージ
『The Lorax』の作中には有名なメッセージが登場します。
それは「あなたのような誰かがひどく気にかけない限り、何も良くなることはありません。」という文章です。
自然に対する問題を解決するのは1人では絶対に無理なことなので、自分が気にかけても仕方がないと思いがちですが、まずは自分が気にかけることが自然環境を良くするための第一歩だと気付かせてくれます☆
原作だけではなく映画の『ロラックスおじさんの秘密の種』でも、このメッセージを強く感じることができると思います。
『ロラックスおじさんの秘密の種』評価
『ロラックスおじさんの秘密の種』は子どもから大人まで幅広い世代に親しまれている映画です。
ここではどのような評価が寄せられているのか少しだけ紹介していくので、映画を見るかどうか決める参考にしてみてください♪
◆子供向けだけど大人が見ても楽しめる
子供にもわかりやすい内容で、教育として学べるものが多くある映画です。
しかし大人にとっては退屈な物語というわけではありません。
物語はシンプルなので子供でもわかりやすいですが、環境破壊や生産量といったテーマは、大人も考えさせられる奥深さがあります。
だからといって難しいことを考えなくても楽しめるのがこの映画の魅力の一つです。
◆大人が見た時の感じ方が全然違う
テッドとワンスラーは一見善人のように見えますが、自分の目的やビジネスのために行動しているところに気が付くと、物語の解釈が広がってより一層面白く感じます。
ポジティブな内容でありながらも深く読み解いていくとネガティブな要素も含んでいて非常にバランスが良い映画だと思いました。
各キャラクターの背景や、実際の環境問題などについて知れば知るほど物語の深みが増してきて、自分が生きている時代によって感じ方が変わるのが『ロラックスおじさんの秘密の種』のおすすめポイントです☆
映画を見た人のレビューを見てみると、子どもが見てももちろん楽しめますが大人が見ても満足できる内容となっているようですね♪
『ロラックスおじさんの秘密の種』:視聴できるサービス
『ロラックスおじさんの秘密の種』は現在U-NEXTで配信されています。
自分がサブスク契約をしているサイトがある場合はぜひ見てみてください☆
また、サブスクで見ることができる映画は定期的に変わる場合があります。
今回紹介したサービス以外にも今後『ロラックスおじさんの秘密の種』を見られるサービスが登場する可能性があるので、チェックしておきましょう!
まとめ
今回は映画『ロラックスおじさんの秘密の種』について紹介していきました。
『ロラックスおじさんの秘密の種』は環境破壊が進んでいく現代に対する警鐘のような物語となっていて、深く考えさせられる部分が多くあります。
大人から子どもまで幅広く楽しむことができる映画となっているので、気になった方はぜひ映画を見てみてください。
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