映画『シュレック』を徹底解説！第１作目のあらすじや登場人物、トリビアなど

こんにちは！
映画が好きなないんです。

今回は緑色の肌をしたオーガが登場する映画『シュレック』についてまとめて紹介していきます。

シュレックはアメリカで作られたコンピューターアニメーション・ファンタジー・コメディ映画で、テンポの良い会話や誰でも1度は見たことあるような作品を取り入れたパロディが印象的な映画です。

登場人物やあらすじ、制作の裏話やシュレックを視聴することができるストリーミングサービスなどいろいろな情報が満載なのでぜひチェックしてみてください！

映画『シュレック』：概要

シュレック 4Dアドベンチャー

『シュレック』は2001年にアメリカ合衆国で公開されたコンピューターアニメーション・ファンタジー・コメディ映画です。

監督は『ナルニア国物語』などを手掛けてきたアンドリュー・アダムソンと『シャーク・テイル』などを手掛けたヴィッキー・ジェンソンさんが担当しています。

1990年に発表された絵本『みにくいシュレック』を原作として作られています。
ディズニー・アニメーションを中心に色々な童話を元にパロディにして作られた作品です。

製作会社と配給会社はドリームワークスが担当しています。
ドリームワークス創業者はディズニーの制作部門トップであった「ジェフリー・カッツェンバーグ」、『ジョーズ』や『ジュラシック・パーク』を手掛けた映画監督「スティーヴン・スピルバーグ」、レコード会社経営者の「デヴィッド・ゲフィン」の豪華すぎる3人組！

ドリームワークスは『シュレック』以外に、『カンフー・パンダ』や『トランスフォーマー』などの人気映画を制作していることでも有名ですよ。

制作費は約6000万ドルで興行収入は約4億8790万ドル！
制作費を1億ドル未満に抑え、4億ドル超えの興行収入を記録しているので、圧倒的な大成功をおさめたことが分かりますね☆

▼巨匠たちが集ったアニメ制作会社「ドリーム・ワークス」の詳細はこちら！
・『シュレック』を生んだ「ドリームワークス・アニメーション」を解説！創設者やUSJとの関わりも！

映画『シュレック』：登場人物（キャスト）

(C)Universal Studios

シュレック

◆シュレック（マイク・マイヤーズ/浜田雅功）

シュレックは緑色の肌をしているオーガです。

オーガは見た目のせいで忌み嫌われる存在であり、その恐ろしい容姿のせいで自分の内面を一切見てもらえない孤独なシュレック。

劇中でも、「自分は人に会った瞬間に外の世界から判断されてばかりで、1人の方がいい」と嘆いています。

皮肉屋で毒舌だったり人間嫌いで力も強いシュレックですが、できれば誰も傷つけたくないと思っている平和主義者です。

▼シュレックの詳しいプロフィールはこちら！
・【シュレック】緑の優しい怪物を徹底解説！プロフィールや声優、名言も！

◆ドンキー（エディ・マーフィー/山寺宏一）

ドンキーはシュレックの相棒とも言えるロバです。
とても陽気な性格をしていておしゃべりを始めさせたら右に出る者はいません☆

作中では得意のおしゃべりでドラゴンを手懐けていたほどです。

◆フィオナ姫（キャメロン・ディアス/藤原紀香）

フィオナ姫は夜になるとオーガになってしまう呪いをもっているプリンセスです。

王子様がキスをすることでオーガになる呪いを解くことができると言われていますが、シュレックと出会って恋に落ちます。
呪いを解くことよりもシュレックと共に生きることを選び、シュレックと結婚します。

▼フィオナ姫の詳しいプロフィールはこちら！
・【映画】『シュレック』に登場するフィオナ姫とは？プロフィールや声優なども紹介

◆ファークアード卿（ジョン・リスゴー/伊藤雅刀）

ファークアード卿は権力や立場にものを言わせてやりたいことを好き勝手にやっています。
シュレックの住んでいる沼地におとぎ話のキャラクター達を追放したり、フィオナ姫と結婚しようとします。

しかしフィオナ姫がオーガになってしまうことを知ると醜いと罵ったり横暴を繰り広げていました。

映画『シュレック』：あらすじと結末まとめ

シュレックと登場キャラクターの関係

それでは、映画『シュレック』のあらすじをご紹介します。
物語の結末まで、一挙におさらいしていきましょう！

①沼地に住むオーガ（怪物）、「シュレック」

ある沼地の小さな小屋に、人間から忌み嫌われるオーガという種族の怪物が住んでいました。

そのオーガの名前は「シュレック」！
人里から離れ、ロバのドンキーと一緒に平和に暮らしています。

ところがある日、国の領主のファークアード卿が、国中に潜む"おとぎ話のキャラクター"を沼地にまとめて追放するというお触れを出しました。
自分の生活する場所に「七人の小人」や「ピノキオ」、「オオカミ」などのキャラクターがやってきたことで、シュレックは静かな生活を奪われてしまいます。

不満げなシュレックは日常生活を取り戻すため、ファークアード卿の元へ向かうのでした…。

②ファークアード卿のイジワルな要求

シュレックはファークアード卿との面会し、キャラクターたちを沼地から追い出すようお願いします。

しかし、シュレックを醜い生物だとバカにしているファークアード卿は、ある条件をシュレックに突きつけました。
「フィオナ姫をドラゴンの元から助けることができたら、追放したおとぎ話のキャラクター達を沼地から追い出す！」

実はこの条件には裏があります。
ファークアード卿は以前、魔法の鏡に「真の王になるためには3人のうち1人のプリンセスと結婚する必要がある」と告げられていました。

しかし、フィオナ姫の救出に自らの命をかけたくないファークアード卿は、誰かにフィオナ姫を助けさせて結婚しようという陰謀を企て、ちょうど現れたシュレックにフィオナ姫の救出を命じたのでした。

ファークアード卿の私利私欲のために振り回されるシュレック、とてもかわいそうですね…。

③フィオナ姫救出！

無理難題を押し付けられてしまったシュレックですが、親友のドンキーと協力してドラゴンの猛攻をいなし、囚われているフィオナ姫を助け出すことに成功します♪

フィオナ姫はシュレックの姿を見て、最初は白馬の王子様ではなかったと落ち込んでしまします。
しかし、シュレックが自分の容姿のせいで人間に嫌われているという話を聞き、徐々にシュレックへの偏見を改めていくのでした。

④フィオナ姫と結婚！

孤独なシュレックと一緒に過ごすことで、徐々にその優しさに惹かれていったフィオナ姫。
お城に戻ると、とたんに現れたファークアード卿に求婚され、結婚式の強行開催が決定してしまいます。

フィオナ姫は結婚に気が向かず、悩んでいました。

葛藤した感情を抱えたまま、フィオナ姫とファークアード卿との結婚式の日…。
誓いの言葉をかける直前、式場に突然シュレックが乗り込み、フィオナ姫に告白しました！

こうして2度もシュレックに助けられたフィオナ姫は、シュレックと一緒に生きていくことを決め、2人は無事に結ばれたのでした。

映画『シュレック』：2つのトリビア

映画『シュレック』にまつわる2つのトリビアをご紹介します。

トリビア①：フィオナ姫は当初「実写」での起用予定だった！

シュレックとフィオナ姫

映画『シュレック』の制作時、最も苦労したのがフィオナ姫のキャラクターメイキングだったという裏話があります。

というのも、制作初期段階でフィオナ姫は、CGではなく実写で出演させる予定でした。

映画『シュレック』では、風景や登場するキャラクター全てがCGで制作された一方、フィオナ姫だけは「特別でインパクトがあるように」と本物の女優をフィオナ姫役に抜擢していたのです！

これが公表されたときは、思惑通りインパクト抜群で大きな話題を呼びました。

ところが、ここで大きなハプニングが…。
映画の試写会で、始めて映画がお披露目された際、映画をみた子どもたちから、批判的な評価を多く貰ってしまいます。

その理由は、全てがCGで作られている中に、ひときわ目立つ実写のフィオナ姫が大きな違和感を与えてしまったからでした。

そこで、制作陣は子どもたちの批判を真摯に受け止め、フィオナ姫もCG化する方向に舵を切ります。
こうして、フィオナ姫は現在多くの方が知るCGデザインのキャラクターになったんですよ◎

ちなみに、フィオナ姫のモデルとなっているのはディズニー作品に登場するような「おとぎ話のプリンセス」だとされています。
ただし、オークの状態からあえて美しいお姫様に戻らないという展開は、ディズニーのプリンセス作品にはない要素！

2000年代に入ってからマンネリ化していたシンデレラストーリーを覆すポイントにもなっているんですよ！

トリビア②：アニメーション映画業界に大きな影響を与えた！

映画『シュレック』とは

1990年代〜2000年代という時代は、アニメーション映画のモチーフに伝統的なおとぎ話や神話を利用する風潮が、マンネリ化し、民衆に飽きられ始めたという映画産業の歴史があります。

そこで、映画『シュレック』の制作陣は、これまでのアニメーション映画とは異なる、モダンさとユニークさを兼ね備えた作品を目指しました。

ちなみに、制作時に参考にしたのは、当時大いに流行していたコミカルなカートゥーン作品！
プリンセス作品のような荘厳さとミュージカルの世界とは対照的に、シュールなキャラクターやセリフ回しで物語を展開していきました。

その結果、映画『シュレック』は革新的な映画として評価され、大成功をおさめたのです。

その後、『シュレック』を模倣して数々のコンピューターアニメーション映画がパロディなどのユーモアを取り入れましたが、どれもシュレックに及ぶことはありませんでした。

いかにシュレックが精巧に作られていて、多くの人の心を掴んでいたのかがわかりますね！
また、シュレックは2020年に「文化的、歴史的、美学的に重要」と認められ、アメリカ議会図書館のアメリカ国立フィルム登録簿に保存されているんですよ。

映画『シュレック』：視聴できるサービス

シュレックの名言

シュレックは現在8種類の動画配信サービスで配信されています。
もし入会しているサービスがある場合は、ぜひ観てみてください☆

また、初回月無料で体験できるサービスもあるので、まだ試していないという人は要チェックです！

まとめ

今回は映画『シュレック』について紹介しました。
シュレックはどこかで見たことのある要素を取り入れながらも、今までとは一味違ったパロディを取り入れて作られているとても面白い映画です。

また、登場するキャラクターはどれも魅力的で、ストーリーも面白さと切なさが両立していてとても引き込まれます。
2001年に公開された作品ですが、今も色あせない魅力があります。

現在は『シュレック』を観られる動画配信サービスも充実してきたので、気になった方はぜひシュレックを見てみてください。

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