ディズニー映画『ジャングル・ブック』を徹底解説!実写版とアニメ版はラストが異なるって本当!?
1967年公開のアニメ版『ジャングル・ブック』。ウォルト・ディズニーが最後に手がけた名作としても知られています。2016年にジョン・ファヴロー監督の手によって実写化された『ジャングル・ブック』ではアニメ版とは異なるラストが待っていました。あらすじやキャスト、実写版とアニメ版の違いなど詳しくご紹介していきます♡
みなさん、こんにちは!
ディズニー大好きな映画オタクのきーももです♡
年間300本以上の作品を鑑賞している筆者が、みなさんにご紹介するディズニー映画は『ジャングル・ブック』です。
1894年に出版されたイギリスの小説家、ラドヤード・キップリングの『ジャングル・ブック』をもとに制作されたこの作品は、ウォルト・ディズニーが最後に手がけた作品として、多くの人に愛されてきました。
アニメ版が公開されたのは、ウォルトの死後である1967年。
そして、アニメ版の公開から約50年後の2016年。
超実写版『ライオン・キング』を手がけたジョン・ファヴロー監督の手によって、新しい『ジャングル・ブック』の世界が生み出されました。
今回は映画『ジャングル・ブック』のあらすじや、登場人物、実写版とアニメ版の違いなど詳しく解説していきます!
ぜひ、鑑賞する際の参考にしてみてくださいね♡
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・映画『ジャングル・ブック』登場キャラクター・声優
・映画『ジャングル・ブック』実写版とアニメ版の違い
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映画『ジャングル・ブック』あらすじ
まず、映画『ジャングル・ブック』のあらすじをご紹介します。
◆始まりの物語
物語の主人公は少年・モーグリ。
オオカミに育てられた人間の子です。
父親と旅をしていたモーグリは、夜を明かすために立ち寄った洞穴で父親を殺されてしまいます。
ひとりぼっちでジャングルに取り残されたモーグリを救ったのはクロヒョウのバギーラ。
人間の子どもがこの物騒なジャングルでひとりぼっちで生きていくことは不可能だと考えたバギーラは、仲間たちを説得し「群れの子」としてモーグリを迎え入れるのでした。
バギーラはオオカミにモーグリを預け、いつも近くで成長を見守っていました。
オオカミに育てられるモーグリは、ジャングルの生活で様々な力や知恵を身につけていきます。
いつものように兄弟のような存在の子オオカミたちと、ジャングルの中を走り回るモーグリ。
スピードやジャンプ力など、人間とは思えない身体能力を持つモーグリでしたが、生まれた時からジャングルで生きているオオカミの子と比べると大きな差がありました。
その差は成長するに連れて大きくなっていき、モーグリやバギーラもそれに気づいていました。
◆人間を憎むトラ シア・カーン
広いジャングルの中で、オオカミの子として生きるモーグリでしたが、人間の匂いを嗅ぎつけたトラのシア・カーンに命を狙われてしまいます。
それを知ったオオカミたちは、モーグリを「人間の村」へ返すことが動物たちにとっても、モーグリにとっても安全だと考えました。
ジャングルの動物たちと生活をして、すっかり仲良くなっていたモーグリは人間の村へ行くのを嫌がりましたが、みんなの安全を考えバギーラが村まで送っていくことになります。
人間の村へ向かう旅の途中で今まで見た事のない世界や動物に出会うモーグリでしたが、彼の命を狙うシア・カーンもすぐ近くまで迫ってきていました。
村へ連れていこうとするバギーラが嫌になったモーグリは、このまま1人で自分の好きなようにしたいとバギーラと離れてしまうのです。
◆バルーとの出会い
バギーラと離ればなれになり、ひとりぼっちになったモーグリが出会ったのはクマのバルー。
陽気で明るいバルーとすぐに仲良くなったモーグリは、今までとは違う楽しい時間を過ごしていました。
人間らしい罠や知恵を使うことを禁止されていたモーグリでしたが、バルーと一緒にいる時はその知恵が役に立ち、バルーの大好きなハチミツをたくさん採ることができました。
自分の力が役に立つことを嬉しく思い、バルーたちとの生活がますます好きになるモーグリ。
しかし、心の中では「人間の村」に行くというバギーラとの約束も忘れていませんでした。
バギーラと離ればなれになりバルーと生活するモーグリはこの後どうなっていくのでしょう?
モーグリを狙うトラ、シア・カーンの存在も気になりますね。
映画『ジャングル・ブック』登場キャラクター・声優
ジャングルブックに登場するキャラクターを実写版とアニメ版で比較しながら見ていきましょう。
◆モーグリ
モーグリは、インドのジャングルでオオカミに育てられて成長します。
元気いっぱいで明るい性格ですが頑固なところもあり、ずっと近くで見守ってくれていたバギーラから人間の村へ帰るように言われても納得しません。
旅の途中で出会ったクマのバルーと友達になります。
◆バギーラ
バギーラは、ジャングルでひとりぼっちになっていたモーグリを救ったクロヒョウです。
モーグリをオオカミに預け、いつも近くで彼の成長を見守っています。
物事を冷静に判断し、モーグリの幸せを1番に考えている保護者のような存在です。
実写版の声優を務めたベン・キングズレー。
彼は『アイアンマン3』で怪しげな支配者・マンダリンを演じていたことでご存知の方も多いのではないでしょうか。
日本語吹替版では、ミュージカルやドラマなど多方面で活躍する歌舞伎役者の松本幸四郎(現・松本白鸚)が演じました。
◆バルー
バルーは、陽気で明るいクマ。
のんびり気ままに暮らすことをモットーにしています。
モーグリとすごく気が合うので、クマになって一緒にジャングルで暮らそうと誘います。
バギーラからはおっちょこちょいで、ドジだと思われているようです。
実写版の日本語吹替版は『釣りバカ日誌』シリーズのハマちゃんで有名な西田敏行。
渋さの中に温かみのある、包み込むような声が明るくて優しいバルーのキャラクターにぴったりです。
◆シア・カーン
シア・カーンは、冷酷な性格で、ジャングルに住む動物たちから恐れられているトラです。
人間を憎んでいて、モーグリのことを殺そうと命を狙っています。
実写版のシア・カーンは左目に大きなキズがあります。
これはかつて、モーグリの父親を殺した時に火で左目を失明するほどのケガを負わされた痕のようです。
実写版では、これにより人間を深く憎んでいるシア・カーンがモーグリにとても執着している様子が分かりやすく描かれています。
実写版でシア・カーンの声を演じたのはイドリス・エルバ。
『マイティーソー』シリーズの人気キャラクター・ヘイムダルとしても有名ですよね。
日本語吹替版は『るろうに剣心』シリーズで四乃森蒼紫を演じた伊勢谷友介が担当しました。
イドリス・エルバと伊勢谷友介。
どちらも、ちょっぴりダークで影のあるかっこいい雰囲気が、ジャングルで恐れられているシア・カーンのキャラクターとマッチしていました。
◆キング・ルーイ
キング・ルーイは、サルの王様。
ジャングルの王なのに、人間には敵わないことが悩みで、人間になりたいと思っています。
火を手に入れれば人間になれると思い込み、モーグリに火の作り方を教えるように迫りました。
◆カー
カーは、催眠術が得意な大蛇。
モーグリに催眠術をかけて、体をぐるぐる巻きにして飲み込もうとします。
アニメ版ではオスのヘビという設定でしたが、実写版ではメスに性別が変更されました。
実写版でカーを演じたのはスカーレット・ヨハンソン。
『アベンジャーズ』シリーズのブラック・ウィドウでおなじみですが、実写版の監督であるジョン・ファヴローとプライベートでも仲が良く『アイアンマン』『実写版 ライオン・キング』など2人がタッグを組んだ作品がたくさんあります。
実写版の冒頭のナレーションを務めたのもスカーレット・ヨハンソン演じるカーなんですよ♡
◆ラクシャ
アニメ版には登場しない、実写版のキャラクターでモーグリの育ての親であるメスのオオカミです。
4匹のオオカミ兄弟の母でもありますが、モーグリのことも自分の息子のように可愛がり、深い愛情を注いできました。
モーグリの命を狙うシア・カーンにも牙を剥くほど勇敢なオオカミです。
原作と、実写版にしか登場しないキャラクター・ラクシャの声を担当したのは『ブラックパンサー』のナキアでおなじみ、ルピタ・ニョンゴです。
日本語吹替版は、映画やドラマなどで活躍するベテラン女優・宮沢りえが担当しています。
映画『ジャングル・ブック』実写版とアニメ版の違い
1967年に公開されたアニメ版では、当時差別にも取れる表現だと批判が寄せられるシーンもありました。
多様な社会となった今の時代に合うようなキャラクターや、ストーリーが実写版では描かれているようです。
そこで、アニメ版と実写版の比較をしてみました◎
◆キング・ルーイのキャラクター設定
アニメ版では「オランウータン」として描かれていたキング・ルーイですが、インドのジャングルにはオランウータンが生息していないのだとか。
それを受けて、実写版のでは巨大類人猿「ギガントピテクス」の生き残りという設定に変更されました。
また、1967年のアニメ版公開当時、猿たちが人間に憧れているのは肌の色を連想させる差別的な意味が込められているのではないかと、批判の声が上がったと言います。
そういった点でも、実写版では差別など感じさせる時代の流れにそぐわない設定は大きく変更されました。
◆シア・カーンとモーグリの対決
アニメ版でモーグリはシア・カーンのしっぽに火をつけて、森から追い出すことに成功します。
しかし、実写版ではモーグリは「ジャングルは僕の家だ」と力強く宣言し、仲間と力を合わせてシア・カーンとの決戦に挑みました。
勝負の決め手となったのはモーグリの人間らしさです。
バギーラに禁止されていた人間らしい知恵によって、シア・カーンは炎に飲み込まれていきました。
人間の武器である「火」を使い、知性を見せたモーグリはジャングルで生きている間にも「人間」として成長しているのだと感じさせてくれました。
◆実写版とアニメ版で異なるラスト
アニメ版ではジャングルからシア・カーンを追い出したモーグリの前に人間の少女が現れます。
キュートな女の子に一目惚れしたモーグリは、バルーの「戻ってこい」という言葉も全く聞こえていないかのように、少女について行ってしまい人間の村へ消えていきます。
人間の村へ行くことをあんなにも嫌がっていたモーグリが、こんなにもあっさりと人間の村へ戻って行ってしまうのは少し寂しい気もしました。
一方、実写版では力を合わせてシア・カーンからジャングルを守った後、冒頭で描かれたようなオオカミ兄弟と競争するモーグリの姿が。
それを後ろから追いかけてくるのはバルーです。
みんなで木の上に登ると、そこに居たのはバギーラ。
モーグリ・バルー・バギーラの3ショットを映し出し、カメラは空へと向いていきました。
実写版ではモーグリはジャングルに残る選択をしたようです。
実は、アニメ版のラストはモーグリをジャングルの世界から追い出しているようだと言う抗議があったそうなんです。
それを受けて、実写版では異なるラストを描いたのかもしれませんが筆者は明るい未来や希望が想像できるような実写版のラストがすごくお気に入りです。
陽気で心地よい音楽がふんだんに盛り込まれたアニメ版。
時代にあった変化を加えて、新しく生まれ変わった実写版。
それぞれに素敵な魅力がたくさん詰まっています。
アニメ版を手がけたウォルト・ディズニーへのリスペクトが感じられる、ジョン・ファヴロー監督。
実写版ではCGなど最新技術を駆使していますが、至る所でアニメ版への愛情が感じられるでしょう。
まとめ
みなさん、いかがでしたか?
『ジャングル・ブック』の世界を知っていただけたでしょうか?
アニメ版と実写版、それぞれに違った良さがあるので、ぜひ両方見比べてお気に入りを見つけて欲しいなと思います。
ディズニーランドにある「ジャングル・カーニバル」はジャングルブックに登場するキャラクターたちがゲームのモチーフになっているので、行った時には注目してみてくださいね♡
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