伝説のアトラクション「ストームライダー」を解説!エリアの裏設定や跡地まとめ!
かつて東京ディズニーシーにあった人気アトラクション「ストームライダー」をご紹介!ストームライダーは2016年にクローズしたポートディスカバリーの中心的な施設。アトラクション内容やバックグラウンドストーリー、エリアの意外な繋がりなどを振り返りましょう♪
こんにちは!ディズニー大好きみーこです。
今回は、かつて東京ディズニーシーのポートディスカバリーにあったアトラクション「ストームライダー」を特集!
「レトロフューチャー」をテーマとしたポートディスカバリーを象徴とする人気アトラクションだったため、ファンだったという方も多いのではないでしょうか?
ゲストは巨大ストーム(嵐)を消すことができるストームライダーに搭載し、ストームを消滅させる大冒険へと出発します。
今はなきストームライダーのアトラクション内容やバックグランドストーリー、エリアとの深い繋がりなどをまとめてご紹介していきます♪
・ストームライダー:ストーリー
・ストームライダー:ポートディスカバリーとケープコッドの繋がり
・ストームライダー:アクアトピアはストームライダーの開発者による試作品
・ストームライダー:跡地にニモのアトラクションが誕生
・ストームライダー:ポートディスカバリーのエリア設定はどう変わる?
・ストームライダー:ポートディスカバリーに残るストームライダーの面影
・ストームライダー:最終日は閉園時間を延長して営業
ストームライダー:どんなアトラクションだった?
ストームライダーは、2001年から2016年まで東京ディズニーシーのポートディスカバリーにあったフライトシミュレーター型のアトラクションです。
ポートディスカバリーに一際目立つ建物は、気象の観測・研究を行う気象コントロールセンター(The Center of Weather Control:通称CWC)。
ストームライダーとは、ストーム(嵐)の中で爆発させることでストームを消すことができる「ストームディフューザー」を搭載した飛行マシンなのです。
このストームは風速70m、気圧925hPaという設定で、実際に1961年に室戸岬で発生した「第二室戸台風」と同じ規模の大きさだと言われています。
ゲストはストームライダーのパイロットと副官のキャプテン・デイビスが操縦する航空機に乗り込み、ストームを消滅させるミッションを体験できるというもの。
アトラクションはスクリーンの映像に合わせてライドが動く仕組みになっていて、目の前に迫り来る巨大なストームの中を飛行しているようなリアルな体験が楽しめました。
ストームライダーは東京ディズニーシーにしかない貴重なアトラクションということから海外のゲストからも人気を集めていたんですよ。
しかし、ピクサー映画『ファインディング・ニモ』の世界を再現した新アトラクション「ニモ&フレンズ・シーライダー」の導入に伴い、2016年5月16日(月)にクローズ。
現在は「ニモ&フレンズ・シーライダー」にリニューアルされ運営されています。
ストームライダー:ストーリー
気象コントロールセンター(CWC)は、接近中の巨大ストーム(嵐)を消すため、ストームを消滅させることのできる航空機ストームライダー1号機・2号機を使いミッションに挑みます。
ところが落雷を受けてしまった1号機が離脱し、ミッション中止の指令が入ります。
2号機のパイロットであるキャプテン・デイビスは独断でストーム消滅のミッションの続行。
無事ストームを消滅させることができましたが、暴風雨や爆破の影響によりエンジンがかからなくなってしまうトラブルに見舞われてしまいます。
完全にエンジンがかからなくなったストームライダーは海へと落下するも、最後はゲストも乗組員も無事に生還することができます。
ストームライダー:ポートディスカバリーとケープコッドの繋がり
ストームライダーのあったポートディスカバリーは、「時空を超えた未来の港」をテーマにしたエリアでした。
ポートディスカバリーでは、時空を超えて世界中のあらゆる科学者たちが集まり様々な研究を行っていたのです。
まさにポートディスカバリーはストームライダーをメインとしたエリアでした。
ポートディスカバリーというエリアの名称にもバックグラウンドストーリーがあります。
ポートは「人工構造の避難港」、ディスカバリーは「発見」という意味があります。
実はポートディスカバリーのすぐ隣のエリア、アメリカンウォーターフロントにあるダッフィーたちの町ケープコッドは頻繁に嵐が起こる地域でした。
ケープコットの舞台は20世紀初頭。
この時代のケープコッドは嵐による被害が多く、人々は災害のない平和な未来を理想としていました。
人々が夢見る未来がまさにストームライダーが活躍しているポートディスカバリーだったのです。
そしてアメリカンウォーターフロントとポートディスカバリーにはパークの移動に便利なアトラクション「ディズニーシー・エレクトリックレールウェイ」が運行しています。
このエレクトリックレールウェイにもバックグラウンドストーリーがあり、100年の時を超えて2つのエリアを繋ぐ乗り物として走行しているんですよ。
ストームライダー:アクアトピアはストームライダーの開発者による試作品
ポートディスカバリーのバックグラウンドストーリーにはまだまだ続きがあります。
実はポートディスカバリーは、ストームライダーの完成をお祝いするため、エリア全体でフェスティバルを開催しているという設定になっているんですよ。
ストームライダーの開発成功を記念し、世界中から集まった研究者たちが集まってパーティーをしている真っ只中…という隠れストーリーがあります。
そしてもう1つポートディスカバリーを代表する人気アトラクション「アクアトピア」にも裏設定が。
アクアトピアは、ウォーターヴィークルと呼ばれる乗り物に乗って、渦巻きや洞窟などがある2種類の水上コースを進んでいくライド型アトラクションです。
このウォーターヴィークル、普段は水上交通システムの実験中なのですが、フェスティバル中はゲストにも楽しんでもらおうと特別に公開したという設定があります。
アクアトピアは、ストームライダーを開発した科学者たちが試作品として作った乗り物なんですよ。
ここでもまたストームライダーとの繋がりの深さが伺えますよね。
ストームライダー:跡地にニモのアトラクションが誕生
ストームライダーのクローズ後、約1年間の期間を経て新アトラクション「ニモ&フレンズ・シーライダー」が誕生しました。
ニモ&フレンズ・シーライダーは、ピクサー映画『ファインディング・ニモ』と『ファインディング・ドリー』の世界が体験できるアトラクションです。
巨大なスクリーンに映画さながらの映像が映し出され、映像と共にゲストが乗ったライドが動くシミュレーター型のアトラクションとなっており、ストームライダーに通じるものがありますね。
ゲストは、電気を通すと収縮するチヂミニウムという物質で作られた魚型の乗り物「シーライダー」に乗り込み、魚目線で海の世界を冒険していきます。
海の中では、ニモやマーリン、ドリーをはじめ、ウミガメのクラッシュやクラッシュの子のスクワート、エイ先生、ラッコなど映画でおなじみのかわいらしいキャラクターたちに出会うことができます。
映画に登場したシーンや海の世界をリアルに体験できるので、子供にも大人気です♪
・【TDS】ニモ&フレンズ・シーライダー攻略法10選!待ち時間・ファストパス・酔いや怖さ・子供の感想
ストームライダー:ポートディスカバリーのエリア設定はどう変わる?
ストームライダーはポートディスカバリーの中心的なアトラクションだったことから、クローズ後はエリアのバックグラウンドストーリーが大きく変わってしまうのでは?とファンから反対の声や不安の声が上がっていました。
しかし、意外にもバックグラウンドストーリーはそこまで大きな変化はありません。
ストームライダーの跡地に誕生した「ニモ&フレンズ・シーライダー」は、海洋生物研究所ポートディスカバリー支部の施設という設定です。
ここでは、海洋生物研究所の科学者たちが開発したチヂミニウムと呼ばれる物質を利用し、魚サイズに縮む潜水艦「シーライダー」を使った海にまつわる研究が行われています。
一方、ストームライダーは、地球の気象を観測・研究するコントロールセンターという設定。
研究対象は違うものの、彼らの仕事は画期的な科学を使い地球のために研究し続けているということ。
ポートディスカバリーは「時空を超えた未来の港」というエリアなので、ニモ&フレンズ・シーライダーに変わった現在も、彼らはストームライダーで地球のために戦ってくれているかもしれませんね。
ストームライダー:ポートディスカバリーに残るストームライダーの面影
かつてポートディスカバリーにあった大きな建物は、地球の気象や嵐などを研究する「気象コントロールセンター(Center for Weather Control)略称:CWC」という研究所でした。
そのため、ポートディスカバリーの至る場所では「CWC」のマークを見ることができたんですよ。
現在ストームライダーは姿を消してしまいましたが、今でもポートディスカバリーではCWCのマークやストームライダーの誘導灯など、アトラクションにまつわる面影が残されています。
もしかすると彼らはまだポートディスカバリーどこかで気象の研究を続けているかもしれません。
ストームライダー:最終日は閉園時間を延長して営業
ストームライダーの最終日は、これまでにない大混雑が起きました。
元々ストームライダーはファストパス対象のアトラクションですが、最終フライトはファストパスではなく整理券が配布されました。
整理券も午前中の早い段階で終了し、通常スタンバイも長蛇の列に。
最後のゲストまで搭乗してもらうため、なんとパークでは異例となる閉園時間を延長しての営業を行ったそうです。
そして最終フライトの時間は23時半を回っていたため、最後まで残っていたゲストは近くにホテルを取ったりするなど自己責任で帰宅したそうです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、かつて東京ディズニーシーに存在したアトラクション「ストームライダー」をご紹介しました。
今でも復活して欲しいとの声が多い人気アトラクション。
彼らは今でも地球のどこかで活動していることを願い、新アトラクション「ニモ&フレンズ・シーライダー」も楽しんでみてはいかがでしょうか♪
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