一眼レフでディズニーを綺麗に撮ろう!押さえるべきポイント
TwitterやInstagramには鮮やかで綺麗な写真がたくさん。でも一眼レフって難しいんじゃないの?と思う方も多いはず。一眼初心者でも、仕組みがわかれば綺麗な写真が撮れます。マニュアル設定で撮るために押さえておくべきポイント伝授!
こんにちは!ディズニー大好きKoedaです。
私はCanonの一眼レフを使っているのですが、買ったばかりの頃はカメラの仕組みも設定も、全くわからない状態でした。
初心者の頃は、分かりやすい説明が載っているサイトを見たり、友達に教えてもらったり、設定自体を丸投げしてしまったり・・・
色々なことを経験しながらカメラに慣れていきました。
2年ほど今のカメラで写真を撮っていますが、まだまだ“慣れてきた”程度かなと思っています。
ディズニー好きの方の中には、ディズニーの綺麗な景色やキャラクターをきれいに撮影したいと思って、一眼レフを購入する方も多いですよね。
今回は、ディズニー好きの一眼レフ初心者の方向けに、カメラの撮影の仕方で最低限知っておくべきことをご紹介します。
一眼レフとミラーレスの違いは?
最近は様々なメーカーからカメラが発売されています。
その中でも、ミラーレス一眼というコンパクトなカメラが流行しています。
このミラーレスと一眼レフの違いはなんなのか、説明します。
2つのカメラの大きな違いは、大きさと重さだと言って良いでしょう。
ミラーレスは一眼レフの機能を一部省略したものです。
そのため、一眼レフと比較すると軽く、小さなものになります。
どのような機能を省略しているかというと、読んで字の通りミラー(反射鏡)がないのがミラーレスです。
反射鏡とは、レンズと画像センサーの間についている鏡を言います。
ファインダーを覗いてシャッターを切る一眼レフは、この反射鏡があるため被写体をファインダーで見ることができます。
そのため、少々重量が増してしまいます。
しかし、ミラーレスは反射鏡がないため、当然ファインダーがありません。
どのように被写体を見るかというと、デジカメのように液晶画面で確認します。
レンズから入ってきた光を反射せずに、直接画像センサーに当て、データ化することで確認できる仕組みです。
少し難しい仕組みですが、簡単にまとめると、「反射鏡があるかないか」が大きな違いを生むキーポイントになっています。
レンズは何を使ったらいいの?
電気屋さんには様々な種類のレンズが売っていますよね。
「どれを買ったらいいのかわからない!」という方も多いのではないでしょうか。
カメラを買ったばかりの方や、ちょっとした趣味程度でいいや、という方は、一眼レフを買う時にセットになっていることの多い、標準レンズと望遠レンズのみで十分だと思います。
インターネットで「ダブルズームレンズキット」(標準レンズ+望遠レンズ付きのセットのこと)などと検索すると、「望遠レンズは必要なかった!」という意見も多く見られます。
しかし、ディズニーで撮影をするなら、望遠レンズはなくてはならない存在です。
ショーやパレードはキャラクターとの距離が遠いですよね。
そんな時に活躍してくれるのが望遠レンズなのです。
標準レンズはフロート全体を撮影することには向いていますが、遠くにいるキャラクターに焦点を当てた撮影にはあまり向いていません。
逆に、標準レンズはグリーティングや風景撮影で大活躍します。
キャラクターなど被写体との距離が近い場合、風景を広く撮影したい場合は、標準レンズを使用すると良いですよ。
まとめると、
・望遠レンズは対象を大きく写す
・標準レンズは小さく写す
ためのレンズだと思えば間違いないでしょう。
明るく撮るにはどうしたらいい?
一眼レフを使用して、最初に待ち受ける困難は明るさです。
撮影した写真が思っていたよりも明るかったり暗かったり、手ブレしてしまったりなんてことがよくおこります。
この明るさを調節するには、様々な設定が関係します。
明るさを調節する際に使用する最も大事な値は、次の3つです。
それぞれの役割について解説していきますね。
①シャッター速度
②ISO
③F値
①シャッター速度を調整しよう
まずはシャッター速度です。
SS(=Shutter Speed)と表記されることもあります。
シャッター速度は、遅ければ遅いほど明るく写りますが、手ブレや被写体の動きによるブレ(被写体ブレ)が起こりやすくなります。
この写真はシャッター速度を1/15で撮影しました。
1/15秒シャッターを開いていた、という意味です。
一見するとブレが生じていない、明るい写真に見えますが、水に映った光に注目してください。
水面の揺れで、光が線状になっているのがわかりますか?
これが被写体ブレです。
夜間は明るくするためにシャッター速度を落としブレてしまう、ということがよくあるので要注意です。
手ブレは、動かない場所(地面やテーブルなど)の上にカメラを置くことや、三脚を利用することで防ぐことができます。
しかしパーク内では三脚や一脚の使用は禁止されているので、気をつけましょう。
②ISOを調整しよう
次に、ISOです。
ISOは、カメラが光をとらえる感度のことを言います。
ISO感度の数値を上げれば上げるほど明るく写り、下げれば下げるほど暗く写ります。
じゃあISOをあげればシャッター速度を上げられる!と思いがちですが、注意点があります。
それは、ノイズです。
写真を少しズームするとよくわかるのですが、葉のあたりが少しザラザラしている印象を受けます。
この写真はISO 3200で撮影しました。
先ほどのマークトウェイン号はISO 100です。
見比べて見ると、差がわかるのではないでしょうか?
ISO感度を上げることによって生じるこのザラザラ感をノイズと言います。
ノイズはあっても良いと思う人と、ない方が良いと思う人に分かれるので、みなさんのお好みに設定してみてください。
②F値を調整しよう
最後に、F値です。
F値とは、絞りのことを言い、焦点を当てていないところをぼかす値です。
F値を上げれば上げるほど暗く写り、下げれば下げるほど明るく写ります。
また、数値が低いと背景のぼけが大きく、数値が高いと背景がクリアになります。
このF値の下限と上限はレンズによって異なりますが、Canonの標準・望遠レンズの最も低い値は3.5です。
この2枚の写真は、ズームなどができないかわりにF値1.8まで下げることのできる単焦点レンズを使用し、かなり極端に撮影しました。
2枚を比較すると、1枚目の写真は手前の小さな花と、その周辺の茎や葉にも焦点があっているのがわかります。
そして2枚目は、中央の小さな花以外には焦点が合わず、ぼけています。
F値は、1枚目が3.5、2枚目が1.8です。
シャッター速度を変えているので明るさは同じように見えますが、焦点が合う距離が違うことがはっきりわかります。
このように、少しの違いで焦点が合う距離がかわってしまうため、明るく撮るためにF値を下げてしまうことでピントがなかなか合わない、ピンボケしてしまう、ということが起こりやすくなります。
ここまでの数値と効果についてまとめると、こうなります。
まとめ
いかがでしたか?
カメラの設定は覚えるまでとても難しいと感じますが、何度も設定を変えてたくさん撮ることで、初心者さんでも少しずつ上手に撮れるようになります。
根気よく、ディズニーに通って練習してみてくださいね!
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