【プリンス・チャーミング】白馬の王子さま!素敵な王子さま!?実写版映画『プリンス・チャーミング』情報も!
プリンス・チャーミングといえば、シンデレラの王子さま♡誰もが夢見る、結婚したら必ず幸せになって、末長く幸せに暮らしました…めでたしめでたし…の王子さまのはず。そんな、末長く幸せに暮らしたはずのプリンセスの王子さまに、迫ってみようと思います。
こんにちは、3人の子供もディズニー大好きっ子に無事育ち、子育て卒業間近のわんわんです。
我が子もそろそろ結婚を考えるような年齢になると、筆者自身、娘時代とは男の人を見る目が変わってきました。
王子さまを夢見る娘目線ではなく、母親目線でシンデレラの王子さま(プリンス・チャーミング)を見直して見ると…なかなか面白い発見があります。
今回は、そんな親目線で、プリンス・チャーミングについてご紹介したいと思います!
・プリンス・チャーミング:『シンデレラ』
・プリンス・チャーミング:『シンデレラ2』
・プリンス・チャーミング:『シンデレラ3』
・プリンス・チャーミング:他のアニメーションに出てくる王子さまたち
・プリンス・チャーミング:実写版『プリンス・チャーミング』
プリンス・チャーミングとは?
プリンス・チャーミングとは、古くは個人名というよりも「素敵な王子さま」とか、「白馬の王子さま」というような、王子さまの総称だったようなのです。
ディズニー草創期でいえば、『白雪姫』、『シンデレラ』、『眠れる森の美女』に出てきた王子さまたちで、筆者も含め、女の子たちの心をときめかしてくれました。
この中ではっきりと名前がわかるのは、フィリップ王子(『眠れる森の美女』)ぐらいです。
ディズニーの王子さまの名前と言えば、『白雪姫』も『シンデレラ』もあまりピンときませんよね。
また、その後に登場する『リトル・マーメード』の王子さまは、エリック王子だとすぐに名前が浮かびます。
しかし、『美女と野獣』の方は、え〜っと、なんて名前だったっけ?となります。
こんな風に、ディズニーのアニメーションでは、王子さまというのはわかっているんだけど、名前はよくわからないっていう王子さまがいるわけなんですよね。
その王子さまの総称が、昔はプリンス・チャーミングだったらしいのですが、現在はプリンス・チャーミングといえば、シンデレラの王子さまということになってきています。
筆者は、ディズニーツムツムで初めて、シンデレラの王子さまが、プリンス・チャーミングだったと知ったほど、本当に最近になってから王子さまの名前を知りました。
プリンス・チャーミング:『シンデレラ』
最初の『シンデレラ』に登場する王子さま、プリンス・チャーミングのことを、今の言葉でずばりいうと、「草食系男子」という言葉がぴったりだと思います。
女性に興味がなくて、父親の開催する大お見合い婚活パーティも、反抗心もなく、どうでもいいんだけど、親がうるさいから、波風立たせずにとりあえず出ておくか…という感じがします。
そのため、舞踏会では王子登場からそう時間がたたないうちに、もう王子はあくびをし始めます。
この時、目の前には、王子に気に入られたい親と娘がずらりと並び、うやうやしく最敬礼のお辞儀をしているのにも関わらずです。
ドリゼアやアナスタシアの番にいたっては、うんざりだという態度を隠しもしません。
天を仰ぎ、やれやれという態度を表に出しているのです。
こんな態度、今のイギリス王室や、日本の皇室の方々がSNSやテレビで見せたらどんなバッシングが起こるか…きっと大変な騒ぎになってしまいますよね。
しかし、王子さまにも悪気はないのです。
なぜなら自分から望んだ婚活パーティではないのです。
しかも、王ではありませんから、謁見の場には慣れていなかったのでしょう。
実写版の「シンデレラ」では、王子さまは自分のことを、「見習い」とシンデレラに自己紹介していました。
そう、まだまだ若く、王の見習いの王子さま。
筆者の息子たちなら、「つまんない」と言って、その場から逃げ出してしまうかもしれません。
しかし、王子さまは行き届いた教育としつけのおかげで、あくびを抑えながらもその場にふみとどまります。
そんな退屈な時間でもがまんする、父親思いの王子さまですが、シンデレラが入場してくるやいなや、態度が一変してしまいます。
美人には弱いのですね。
美人なだけではない、シンデレラには、その内面をも表に映し出すほどの輝きがあったのでしょう。
だからこそ、あれだけの人数がいならぶ中でも、シンデレラは輝いて見えたのでしょうね。
それとも、フェアリーゴットマザーの魔法で、シンデレラだけが輝いて見えたのでしょうか?
何はともあれ、王子は初恋に素直で、一目散にシンデレラに向かっていき、お城の素敵な場所を案内して周り、手を取り合いダンスをします。
その素直さとひたむきさに、女心をくすぐられてしまいますよね。
ひたすら一途、名前もわからない愛しい人を探すために、家臣を総動員して国中を探す、うぶで純情な王子さま。
それが『シンデレラ』に登場した「プリンス・チャーミング」ではないでしょうか。
実写版では、ガラスの靴とともにシンデレラを探し回る時、密かに家臣に紛れて自分も一緒に探しているという、自ら行動する芯の強さも見せてくれていました。
そこが、さらにキュンキュンきてしまいます!
プリンス・チャーミング:『シンデレラ2』
シンデレラが結婚したその後のストーリーが『シンデレラ2』です。
ここでのプリンス・チャーミングは、正直言って、かっこいいところや胸がキュンキュンときめく場面はほとんどありません。
結婚後、誰しもが感じるであろうパートナーへの姿が重なります。
結婚とは、ゴールではないんだよということを、『シンデレラ2』は教えてくれることでしょう。
そう、夢見ていた結婚式は、女の子にとってあこがれであり、ひとつのゴールでした。
女の子(シンデレラ)はしっかり者だから、結婚後の生活についても、考えてはいたはずなんです。
でも、結婚してみたら、こんなにたくさんの訳のわからない今までやったこともない、でもやらなければいけない仕事の数々があっただなんて。
女の子なら、結婚後に誰もが経験し、思い悩むことが、『シンデレラ2』には込められているように思います。
筆者は、まさか『シンデレラ2』『シンデレラ3』をみて、感動して泣いてしまうとは思ってもいませんでした。
半世紀生きて初めてわかる、ディズニーアニメーションの奥深さに気づき、そのメッセージ性に深く感動し涙がこぼれました。
さて、そんな『シンデレラ2』での王子さまは、筆者の期待を裏切りません。
どこの家庭でも経験する通り、結婚式が無事に終わると、新郎には仕事があり日常生活がやってくるのです。
プリンス・チャーミングも、新婚旅行から帰ってくるとすぐに、父上とともに海外への謁見旅行に旅立ってしまうのです。
シンデレラには優しいが、王や家臣等には何も言えない王子。
やさしいだけ、口だけ、言葉だけで、シンデレラの役にたつようなことは、なにもできない…期待もできない…そんなやさ男の姿がそこに重ねて見えそうです。
プリンス・チャーミングだって、まだまだ新米、見習い同然、ましてや家庭を築き、お城の仕事を回すなんて、今まで考えたことも、やったこともないのでしょう。
シンデレラを心配しながらも、旅立つしかない王子、心はシンデレラにあるし、心配しています。
しかし、なんの具体的なアドバイスもできず、家臣への具体的な指示もできず、軽々と馬車に飛び乗り、自分の仕事へと出かけていく王子。
そう、新婚旅行から戻れば、お城の仕事は、シンデレラがやりくりしていく現実の日々が始まったのです!
シンデレラが孤軍奮闘し、泣きながらなんとかこなした最初の仕事は、家臣は認めてくれませんでしたが、王さまが認めてくれるのです。
王子はシンデレラを労い、慈しみます。
そう、女の子は、こうやって労い認めてくれて、そこに愛があると分かるだけで、また頑張れちゃうんですよね!
結婚後のお城(それぞれの家庭)のやりくりなんて、女の子はみんな初めてで不安でいっぱい!
本当は共に考えて一緒に乗り越えて欲しいのですよ。
しかし、任せるしか無いのなら、せめて感謝の気持ちや労いやと愛情を、言葉と態度で伝える努力が必要ですよね。
そこを忘れずにシンデレラに伝えることができる王子は、やっぱり素敵な王子さまなのかもしれません。
プリンス・チャーミング:『シンデレラ3』
『シンデレラ3』は、魔法の杖を手に入れた継母によって、ガラスの靴を家臣が持ってくる日までタイムスリップするお話です。
もちろん、継母の悪巧みで、ガラスの靴は、継母の娘のアナスタシアの足に合うように魔法をかけられてしまいます。
プリンス・チャーミングにまで魔法をかけ、舞踏会で踊った相手は、シンデレラではなくて、実はアナスタシアだったという記憶に入れ替えさせてしまうんですよね。
しかし、『シンデレラ3』のプリンス・チャーミングは、今までのシンデレラシリーズで最も男らしくかっこいい王子さまでした!
王子さまは、舞踏会でシンデレラと手を繋いだ瞬間に、運命の人だと見極めていたのですよね。
そのため、記憶に魔法をかけられようとも、アナスタシアの見た目をシンデレラそっくりに変えられようとも、自分の直感を素直に信じ、一途にあの時の運命の人を追い求め続けるのです。
今までは、家臣も頼りになり、周りのみなさんにお膳立てされて、王子は命令するだけで意中の人と結婚できました。
しかし、今回は、ぼーっとしていても、シンデレラが自分の手元にやってきた前回とは違うのです。
継母が悪巧みをし、シンデレラの代わりにアナスタシアと王子を結婚させようと、あの手この手で魔法をかけてくるのです。
ぼーっとしていてはいけない、そう王子の本能が教えたのでしょうか?
今回のプリンス・チャーミングは、アクティブで
たとえガラスの靴に足がぴったりと合った女性でも
たとえ、記憶の上では舞踏会で踊った相手でも
本当に自分と合うかどうか、本当に運命の相手かどうかを考えて、自分の直感と心の声に従う事ができる、とても男らしい王子でした!
周囲の期待や今までの自分の言動に流されず、今の自分の心と向き合う芯の強さと勇気を持ち続けていました!
父上からの怒りを買っても、自分の信念を曲げず貫こうと父上を説得する勇気!
船に乗せられ、海外に連れていかれそうになったシンデレラを助けるために、崖から船に飛び移る勇気とたくましさ。
せつなく、甘く、キュンキュンくる『シンデレラⅢ』のプリンス・チャーミングは、今までの『シンデレラ』シリーズで一番男らしくかっこいい王子さまでした!
プリンス・チャーミング:他のアニメーションに出てくる王子さまたち
ディズニー映画では、『シンデレラ』以外にもさまざまな王子さまが登場します。
『白雪姫』の王子さまは、一度の出会いで一目惚れした姫を探して迎えにいき、亡きがらとなってもキスをする誠実な王子さまでした。
『眠れる森の美女』のフィリップ王子もオーロラ姫と初めての出会いで恋に落ちます。
姫までのどんな困難にも立ち向かってゆく一途さと忍耐強さ、さらに最後に現れたマレフィセントドラゴンにも立ち向かい、戦い抜いて勝つ勇気と強さを持ち合わせていました。
『リトルマーメイド』のエリック王子は、明朗快活な海の男!
女の子には優しい勇気あふれる王子でした。
『美女と野獣』の王子さまは、老婆を泊めない冷たさ、怒りっぽく短気、でも命がけで狼を追い返す勇気と強さ、相手の好きなものを共有できる心の広さがありました。
こうしてみて見ると、ディズニーアニメーションの王子さまたちは、決して聖人君子でもなければ、絵に描いたような立派な人格ばかりではないことが分かりますね。
王子さまという肩書きを脱ぎ捨ててしまえば、今でも普通にいる若者と同じで、親に弱かったり、草食系だったり、一目惚れで勢いで結婚したり、わがままだったり、意地悪なところもあったり、とても個性豊かなのだと分かります。
しかし、どの王子さまにも、たったひとつだけ共通していることがあるんです。
それは、愛する人にたいしては、一途だということ。
好きな人に出会うまでは、ちょっとダメ男でも、愛する人と出会ってしまえば、たちまち強さと勇気と優しさを見せてくれるのです。
プリンス・チャーミング:実写版『プリンス・チャーミング』
さて、そんなプリンスたちの魅力を結集?するのか?してくれるのか?ディズニーでは実写版映画、『プリンス・チャーミング』を製作していることがわかっています。
ディズニーの大ヒット実写映画「美女と野獣」で脚本を担当したスティーブン・チョボウスキーが、ディズニープリンスを新たな視点で描く実写映画「Prince Charming(原題)」の監督・脚本に抜擢されたそうです!
今の時点でわかっていることは、実写版映画『プリンス・チャーミング』は、王子の知られざる兄弟の視点で描かれているという事。
一説によると、コメディとのことですが、はたしてどのような実写版映画になるのか、今からとても気になりますね!
公開が待ち遠しいです!
まとめ
いかがでしたか?
今回は、プリンス・チャーミングについて、主に『シンデレラ』シリーズからまとめてみました。
改めて、王子さまだけに焦点を当てて見てみると、白馬の王子さまといえども、普通の若者だったり、新婚の頼りない夫だったり、苦境に立たされたプリンセスのためにはものすごい勇気と力を発揮したり、さまざまな姿をみせてくれました。
人間味あふれるプリンス・チャーミングという王子さま像を、ディズニーアニメーションは昔から見事に描き上げていたのですね!
そんなディズニーが描くプリンス・チャーミングの実写版の映画、今からとても楽しみです!
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