【ジミニー・クリケット】ピノキオに登場するコオロギ!ディズニーで会える場所は?
ディズニー映画『ピノキオ』に登場するコオロギジミニー・クリケットをご紹介!1940年公開のディズニー映画『ピノキオ』で、主人公ピノキオの良心として寄り添うとても賢く小さな愛らしいコオロギのキャラクターです。ピノキオ原作では、なんとピノキオにその命を…そんなピノキオ原作のあらすじや、ディズニーで会える場所もご紹介しています。ピノキオやジミニー・クリケットの背景を知ると、ディズニーランド・ディズニーシーの楽しみ方が変わりますよ。
こんにちは!ディズニー大好きみーこです。
1937年公開『白雪姫』に続き2番目のディズニー長編アニメーション映画として登場した『ピノキオ』。
1940年に公開された『ピノキオ』からなんと77年目が経とうとしています。
映画の中では個性あふれるキャラクターや、美しい妖精ブルー・フェアリーなど登場しますが、やはり一番印象的なキャラクターと言えば、コオロギのジミニー・クリケットではないでしょうか?
操り人形のピノキオが本当の人間になるために“良心”を教えるジミニー・クリケットは、ピノキオにとって親友のようであり親のような存在でもあります。
賢いだけでなく歌も上手なジミニー・クリケットには多くのファンがいるんですよ☆
今回は、ピノキオの相棒であり良き友人のジミニー・クリケットをご紹介します!
・映画『ピノキオ』のストーリー
・初期のジミニー・クリケットの姿がヤバかった?!
・『ピノキオ』原作ではジミニー・クリケットはピノキオに殺される…
・ジミニー・クリケットと主題歌「星に願いを」の関係
・ジミニー・クリケットにディズニーで会える場所
・ジミニー・クリケットが登場するアトラクション「ピノキオの冒険旅行」
・ディズニーキャストのピンにも登場するジミニー・クリケット
ジミニー・クリケットとは
ジミニー・クリケット(Jiminy Cricket)は、ディズニー映画『ピノキオ』に登場するコオロギのーキャラクターです。
ピノキオの原作はカルロ・コッローディの『ピノッキオの冒険』では、固有の名前はないもののコオロギのキャラクターとして登場しています。
ディズニーキャラクターは動物が多い印象ですが、なんとジミニー・クリケットはディズニーキャラクター史上、最もめずらしい昆虫のキャラクターなのです!
昆虫と言っても外見はシルクハットとトレードマークの傘をさす紳士なコオロギ。
放浪の旅をしているジミニー・クリケットは、偶然ゼペットじいさんの家に立ち寄ったことがきかっけで、妖精ブルー・フェアリーからピノキオの良心役を任されました。
それから、ジミニー・クリケットはピノキオの保護者兼指導者として常にピノキオと一緒に行動するようになります。
操り人形であるピノキオは善悪が分からず、悪い誘いにも簡単になびいてしまうのですが、最後までピノキオを見捨てず見守り続けます。
ピノキオの成長を見たブルー・フェアリーは、ピノキオを本当の人間の子供にし、ジミニー・クリケットの功績をたたえ勲章を与えるのでした。
映画『ピノキオ』のストーリー
ジミニー・クリケットが登場するディズニー映画『ピノキオ』のあらすじをご紹介しましょう。
時計職人でありおもちゃ職人でもあるゼペットさんは、わが子の代わりに黒ネコのフィガロと金魚のクレオと暮らしていました。
ある星のきれいな夜のこと、流れ星を見つけたゼペットじいさんは、「ピノキオを本当の人間の子供にしてください」と願います。
すると星の妖精ブルー・フェアリーが現れピノキオに、「勇気をもって正しい行いをする優しい心を持つなら人間にしてあげましょう」と言い命を吹き込んだのです。
旅の途中、偶然入り込んだゼペットじいさんの家にいたジミニー・クリケット。
ブルー・フェアリーは、一部始終を見ていた放浪中のジミニー・クリケットにピノキオに良心を教える役目を与えました。
それからというもの、ジミニー・クリケットはピノキオの保護者権指導役として行動を共にします。
やがて学校に通うことになったピノキオ。
登校初日にずる賢いキツネのJ・ワシントン・ファウルフェローと、子分の猫ギデオンに騙され悪い道に走ってしまいます。
ジミニー・クリケットの助けで何とか救出されたピノキオでしたが、またしても誘惑にあっさり乗ってしまったピノキオ。
何日も帰宅しないピノキオを心配したゼペットじいさんは、ピノキオを探しに行きましたが巨大なクジラに飲まれてしまいました。
ピノキオとジミニー・クリケットは、ゼペットじいさんを救出するため、クジラのお腹の中に潜入しゼペットじいさんと再会します。
しかし、ゼペットじいさんをかばったピノキオは命を落としてしまいました。
悲しみにくれるゼペットじいさんとジミニー・クリケット。
その時再びブルー・フェアリーが現れます。
ピノキオの良心と勇気ある行動を称えブルー・フェアリーはピノキオにもう一度命を宿したのです。
そして、今度は本当の人間の子供として生まれ変わりました。
”良い子であれば本当の人間になれる”という願いが叶った瞬間でした。
ジミニー・クリケットには、ピノキオに良心を教えた証として勲章が与えられました。
初期のジミニー・クリケットの姿がヤバかった?!
ジミニー・クリケットと言えば、シルクハットに紳士的な洋服を着こなし、おしゃれなコオロギのキャラクターとして親しまれていますよね。
見た目も小さくてとてもかわいらしい姿をしています。
しかし、初期のジミニー・クリケットは現在の愛らしい姿とはほど遠かったのです!
ジミニー・クリケットの初期デザインは上記の画像。
一言で言うならば完全なコオロギ!!
一応、洋服のようなものを身に付けていますが、2本の触角を生やし顔や体もただの虫なんですね。
当然、ウォルトはこんな姿のディズニーキャラクターを認めるはずがありません!
ウォルトの指示により改良に改良を重ねた結果、現在のかわいらしいジミニー・クリケットが誕生したのです。
ウォルトの厳しいチェックとこだわりがなかったら、ここまで『ピノキオ』はヒットしなかったかもしれませんね。
『ピノキオ』原作ではジミニー・クリケットはピノキオに殺される…
「ジミニー・クリケットはピノキオに殺される…」何ともショッキングな内容ですが、残念なことに真実なのです。
もともと『ピノキオ』はイタリアの作家カルロ・コロディの原作『ピノッキオの冒険』を基に作られました。
ディズニー映画の中ではピノキオとジミニー・クリケットは、ぶつかりながらも友人であり相棒のような存在ですよね。
しかし、原作の『ピノッキオの冒険』には思いもよらない残酷描写がたくさん描かれているのです。
なんとジミニー・クリケットはピノキオに殺されてしまいます!
原作では、コオロギのジミニー・クリケットがピノキオに「悪い子はロバになるぞ」と忠告するのですが、それをうっとおしく感じたピノキオはジミニーを潰してしまうのです。
死んでしまった後も、ジミニー・クリケットは度々ピノキオに忠告するため幽霊となって登場。
しかし、ジミニー・クリケットの忠告を守らなかったピノキオは悪役のキャットやフォックスに痛い目にあってしまう・・・というお話。
原作でのジミニー・クリケットはちょい役で出演しているんですね。
しかし、子供が見るディズニー映画にふさわしくない内容だったため、ウォルトはピノキオの良心としてジミニー・クリケットを誕生させたのです。
・ディズニー映画ピノキオの原作とは?100年以上前に書かれた「ピノッキオの冒険」
ジミニー・クリケットと主題歌「星に願いを」の関係
映画『ピノキオ』の主題歌「星に願いを」はディズニーソングの中でもとても人気がある名曲。
この曲、実はジミニー・クリケットが歌っています。
美しい歌声で眠りを誘うような「星に願いを」は、実際にジミニー・クリケットを演じたクリフ・エドワーズが歌っているんですよ。
しかも、ディズニーの名曲の中でも高い評価を受けている作品なのです。
ピノキオを良心に導いただけでなく、なんと歌唱力まであるジミニー・クリケット。
この曲でアカデミー賞の歌曲賞を獲得し、アメリカ映画主題歌ベスト100では7位に輝き、ディズニー作品では最高位の賞を取っています。
オルゴールバージョンもあるのでぜひ子守唄としてもおすすめです☆
ジミニー・クリケットにディズニーで会える場所
そんなジミニー・クリケットですが、ディズニーランド・ディズニーシーの両パークで会うことができます♪
ディズニーランドでは、エントランスやファンタジーランドでピノキオたちとフリーグリーティングをしていることが多いですよ。
また、『ピノキオ』の舞台がイタリアのため、イタリアをモチーフにしているディズニーシーの「メディテレーニアンハーバー」でグリーティング中のジミニーにも会えるチャンスです☆
ジミニー・クリケットが登場するアトラクション「ピノキオの冒険旅行」
ジミニー・クリケットが登場するアトラクションは、ディズニーランドにあります。
それは、映画『ピノキオ』の物語をトロッコに乗って体験できるファンタジーランドのアトラクション「ピノキオの冒険旅行」。
ピノキオの冒険旅行では、小さなトロッコに乗ってピノキオの世界を約2分間まわっていきます。
木彫りのピノキオが良心と向き合いながら成長し本物の人間になる過程をリアルに再現しているアトラクションです。
アトラクション内では、ピノキオをはじめ、ジミニー・クリケットや巨大クジラ、美しいブルー・フェアリーも登場しますよ!
ピノキオの良心として良い道へと導くジミニー・クリケットも、アトラクションのあちこちに登場するのでお見逃しなく♪
ディズニーキャストのピンにも登場するジミニー・クリケット
ディズニーランドやディズニーシーでキャストさんの胸元に光るピンバッジを目にしたことはありませんか?
ネームタグのそばにあるピンバッジをよく見てみると、ディズニーキャラクターたちが描かれた“キャストピン”が付いているんですよ。
1つ1つ意味があるキャストピンですが、その中でも“サービス・アワードピン”と呼ばれる一定の勤続年数に応じて授与される特別なピンがあります。
それぞれの勤続年数に応じてピンのデザインも違います。
ジミニー・クリケットのピンはなんと勤続30年のベテランキャストさんの証なんですね!
ちなみに、新人キャストを指導するキャストさんが付ける“トレーナーピン”というものも存在します。
実は、このトレーナーピンのデザインもジミニー・クリケットなのです!
映画の中でピノキオを指導し良い方向に導いていくジミニー・クリケット。
これから新人キャストを立派なキャストとして成長させていく先輩キャストさん。
ディズニーの指導者だけが付けられるトレーナーピンがジミニー・クリケットのデザインとは、なんとも洒落がきいた演出ですよね☆
・ディズニーキャストの胸元に輝くキャストピンとは?ネームタグの秘密
まとめ
いかがだったでしょうか?
映画『ピノキオ』でピノキオに正しい道を教えるコオロギのキャラクター、ジミニー・クリケットをご紹介しました。
小さくとても愛らしい姿のジミニー・クリケットですが、いつもピノキオを心から心配しそばで見守る良き保護者でもあります。
映画の中ではとても小さいジミニー・クリケットですが、ディズニーリゾートではピノキオやゼペットじいさんと変わらない大きさのジミニー・クリケットに会えちゃいますよ!
ぜひディズニーに行った際はジミニー・クリケットを見つけてみてくださいね☆
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