ディズニー映画「ラテン・アメリカの旅」あらすじ解説!ドナルド&グーフィーが登場
ディズニー映画『ラテン・アメリカの旅』は、南米の村の暮らしから生まれた作品。ディズニースタッフが海外へ渡り見たことを実写とアニメで紹介しています。「ディズニースタッフが旅行をするとこうなる」というのを知るのに最高のアニメ。ドナルドやグーフィーが登場します。
こんにちは、アメリカ大陸に行ってみたい、わさおです!
アメリカ大陸に行くなら、あなたは北米ですか?南米ですか?
北米出身のドナルドやグーフィーは南米旅行派だったようです!
ディズニー映画『ラテン・アメリカの旅』では、南アメリカを旅するドナルドやグーフィーの姿を見ることができます。
彼らのおもしろおかしい旅の様子は見ているだけで元気が出てきますよ!
今回は、『ラテン・アメリカの旅』をエピソードごとに詳しく見ていきましょう!
・ラテン・アメリカの旅①:ドナルドのアンデス旅行
・ラテン・アメリカの旅②:小さな郵便飛行機ペドロ
・ラテン・アメリカの旅③:グーフィーのガウチョ
・ラテン・アメリカの旅④:ブラジルの水彩画
・ディズニーキャラクターと南米を一緒に楽しめるアニメ
ラテン・アメリカの旅とは
『ラテン・アメリカの旅(原題:Saludos Amigos)』は、ディズニー製作の映画。
ディズニースタッフが南米に飛び、現地の景色や人々の生活をスケッチする実写パートと、そのスケッチから生まれたアニメパートからなります。
ブラジル、チリ、アルゼンチン、ボリビアとペルーにまたがるチチカカ湖を題材にした4つのお話で構成されます。
ブラジルでの公開は1942年8月、アメリカでの公開は1943年2月。
その2年後に公開したミッキー、ドナルド、グーフィーの『三人の騎士』は本作の続編。
ラテン・アメリカの旅①:ドナルドのアンデス旅行
『ラテン・アメリカの旅』は、ボリビアとペルーにまたがるチチカカ湖に飛んだスタッフのスケッチから生まれたアニメーション。
実写とアニメがバランス良く混雑し、場面が変わると実写が、次いでスタッフのスケッチ、そしておもしろおかしいアニメーションが展開します。
『ラテン・アメリカの旅』のメインストーリーはドナルドダックがチチカカ湖周辺を旅し、葦の船バルサや笛で操るラマといったインカの末裔達の暮らしに触れるアニメ。
神秘的な暮らしぶりをコミカルに描いており、ディズニースタッフの想像力には脱帽です。
特に、ドナルドが葦の船やラマとの触れ合いで起こすトラブルはさすがの一言。
ドナルドのような「探究心旺盛な旅行者」には安全な旅は向かないのかもしれません。
『ラテン・アメリカの旅』は、ドナルドの動きや表情が楽しい作品。
このアニメは、後にドナルドダックの短編映画シリーズのひとつとして再公開されています。
また、現地で見たものをモデルにしたキャラクターたちもディズニーらしくておすすめ。
ディズニーファン、ドナルドファンにぜひ見て欲しいですね!
ラテン・アメリカの旅②:小さな郵便飛行機ペドロ
小さな郵便飛行機ペドロは、アンデスを超えチリへと飛んだスタッフのスケッチから生まれたアニメーション。
この作品はアニメパートがメインになります。
主人公は、なんと郵便物輸送の飛行機。
小さな子飛行機であるペドロは、機体の大きな父と中型の母と暮らしています。
ある日、郵便受け取りに迎えなくなった父母の代わりに、ペドロは初めてアンデスを越えて郵便を運ぼうとします。
しかし、彼の行く手には嵐や魔の山アコンカグアが…。
果たして無事に郵便を受け取り持ち帰ることができるのでしょうか。
ペドロは飛行機ですが、表情豊かでかわいらしく、子犬を思わせます。
無機質な機械をここまで生き生きとしたキャラクターにできるのは、ディズニーならでは。
飛行機の擬人的キャラクターという点で、『プレーンズ』を思わせる作品です。
ラテン・アメリカの旅③:グーフィーのガウチョ
グーフィーのガウチョは、アルゼンチンのブエノスアイレスに飛んだスタッフのスケッチから生まれたアニメーション。
冒頭でアルゼンチンの伝統的な生活を目にした実写が描かれ、その後ほとんどはグーフィーが登場するアニメという構成です。
テキサス州のカウボーイであるグーフィーが南米に飛ばされ、南米版カウボーイ・ガウチョに変身してその暮らしを体験する物語。
おっとりしたグーフィーですが、この作品では非常にアグレッシブ。
馬に乗ってダチョウ追いや、食事で素早いナイフさばき、アルゼンチンの伝統的なダンスを披露しています。
ガウチョの生活をコミカルに魅せたすごい作品。
ガウチョの暮らしのひとつひとつ、どれをとってもグーフィーはコミカルにしてくれます。
全編通してグーフィーと相棒となる馬だけの登場であるため、本作はグーフィーの短編映画シリーズの1つとして単独で扱われることもあります。
ラテン・アメリカの旅④:ブラジルの水彩画
ブラジルの水彩画は、ブラジルに飛んだスタッフのスケッチから生まれたアニメーション。
冒頭のみブラジルのビーチや都市の実写、その後アニメパートでは筆が次々にブラジルの自然や風俗を描き、その中からドナルドが登場。
この作品からオウムをモチーフにしたホセ・キャリオカが誕生しました。
ホセはドナルドをサンバへ誘い、2匹はまた筆に導かれながら夜の街へ。
音楽にあふれた楽しい夜を過ごします。
この作品は音楽が非常に印象的。
タイトルと同じアリー・バロッソの「ブラジルの水彩画」や、ゼキーニャ・ジ・アブレウの「ティコ・ティコ」が物語をさらに愉快で新鮮なものにしています。
ホセはドナルドとの初対面時にポルトガル語でまくし立てたり、辞書で調べようとするドナルドを困らせたり、北米と南米の違いも見られる作品です。
特に、初対面でドナルドが握手を求めるのに対してホセは躊躇いなくハグしている点など、アメリカとブラジルにおける初対面との挨拶の文化の違いが浮き彫りになっています。
ドナルドはもちろん、ホセが好きだという人におすすめの作品。
ラテン仕込みともいえる、2匹の腰使いが非常にマッチしていておもしろいですよ!
ディズニーキャラクターと南米を一緒に楽しめるアニメ
『ラテン・アメリカの旅』の魅力は、ラテン・アメリカの景色や風俗を存分に楽しめること。
実際の景色や人々の暮らしを忠実に表したスケッチはもちろん、コミカルに味付けしたアニメーションが印象的です。
その場所に行ったことがなくても楽しめる、その景色を知っていればなおさら楽しめる、というアニメ。
美しい筆遣いで再現された南アメリカの文化と風景を見れば、自身で旅行したような気分になれること間違いなし。
さらに、そこにお馴染みのドナルドやグーフィーが現れるのですから、おもしろさ倍増!
2匹はそれぞれ異なる地で、新しい出会いとお馴染みのトラブルに見舞われて表情をころころ変えます。
特にドナルドファン、グーフィーファンにはおすすめです。
南アメリカを舞台にドナルドが引き起こすトラブルと新しいディズニーキャラとの出会いや、南米カウボーイとなったグーフィーのおちゃめな面をぜひご堪能ください!
とにかく2匹がかわいいアニメーションですよ!
まとめ
いかがでしたか?
『ラテン・アメリカの旅』はディズニーのスタッフたちが現地を見て、感じたインスピレーションをアニメでコミカルに再現。
ひとつの題材からストーリーや動くキャラクターたちを生み出す想像力のすごさを体感できるアニメーションとなっています。
ドナルドとグーフィーの活躍にも期待できますね。
ディズニー映画作品が好きだという方は、ぜひ一度観てみてください!
自身も南米に行ったつもりになれる上、ディズニーキャラクターたちも堪能できるのでおすすめです!
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