ディズニー映画実写版『ライオン・キング:ムファサ』のあらすじをネタバレ解説!スカーがかわいそう!?ムファサとスカーの対立の原因が明かされる!
2024年12月20日(金)に公開されたディズニー実写映画『ライオン・キング:ムファサ』のあらすじをネタバレありで詳細解説。ムファサとスカーの子ども時代が描かれ、2人が対立するようになった原因が明かに!登場キャラクターについても、相関図付きで紹介します。
こんにちは!まるこさんです。
今回は、2024年12月20日(金)に公開されたディズニー実写映画『ライオン・キング:ムファサ』をネタバレ解説します!
アニメーション映画として誕生した『ライオン・キング』は2019年に実写化され大ヒット。
主人公シンバの父「ムファサ」の幼少期を描いた実写版第2弾が、今回の『ライオン・キング:ムファサ』です。
孤児のムファサが王になるまでの物語が語られ、弟のスカーと対立するようになった原因も明らかになる、愛と切なさに満ちたストーリー。
そんな『ライオン・キング:ムファサ』のあらすじを、ネタバレありでご紹介します。
- ◆ムファサ
- ◆タカ(後のスカー)
- ◆キロス(白いライオン)
- ◆サラビ
- ◆ラフィキ
- ◆ザズー
- ◆キャラクター相関図
・ライオン・キング:ムファサ:あらすじ(ネタバレあり)
- あらすじ①:ラフィキが語るムファサとスカーの物語
- あらすじ②:楽園ミレーレ
- あらすじ③:ムファサとタカの出会い
- あらすじ④:白いライオンの襲来
- あらすじ⑤:ミレーレへの旅立ち
- あらすじ⑥:再度川に流されるムファサ
- あらすじ⑦:サラビ、ラフィキ、ザズーとの出会い
- あらすじ⑧:キロス襲来、サラビを助けたのは誰?
- あらすじ⑨:ムファサの裏切り
- あらすじ⑩:タカの裏切り
- あらすじ⑪:ミレーレでのキロスとの戦い
- あらすじ⑫:スカー誕生
- あらすじ⑬:エピローグ
・ライオン・キング:ムファサ:【考察&感想】スカーがかわいそう?
ライオン・キング:ムファサ:登場キャラクター
あらすじを読む前に、『ライオン・キング:ムファサ』に登場するキャラクターを見ていきましょう!
各キャラクターの紹介の後に相関図を掲載しているので、キャラクター同士の関係をおさらいしてくださいね。
◆ムファサ
ムファサは、親と生き別れになった孤児のライオン。
タカと共に、動物たちの楽園「ミレーレ」を目指して旅に出ます。
後にシンバの父になります。
◆タカ(後のスカー)
タカは、王の子として生まれたライオン。
孤児のムファサを群れに受け入れる優しい心を持っています。
少し臆病な性格ですが、やんちゃで元気なライオンで、ムファサを兄と慕っています。
そんなタカが、どんな経緯でヴィランになってしまうのかが、本作の見どころとなっています。
◆キロス(白いライオン)
キロスは、はみ出しものの白いライオンたちのリーダーで、唯一のライオンキングになる野望を持ったヴィランです。
息子をムファサに殺されたことをきっかけに、ムファサを憎むようになります。
本作のヴィランとその手下たちは、白い毛に覆われた見た目が特徴です。
◆サラビ
サラビは、ムファサとタカが旅の途中で出会ったメスライオンです。
共に楽園「ミレーレ」を目指して旅をします。
◆ラフィキ
ラフィキは、未来予知や魔法の力を持ったマンドリル。
楽園「ミレーレ」への行き方を知っており、ムファサたちを導く存在です。
◆ザズー
ザズーは、サラビの護衛を務めるサイチョウ。
サラビといっしょにムファサたちの仲間に加わりました。
◆キャラクター相関図
ライオン・キング:ムファサ:あらすじ(ネタバレあり)
それでは、映画『ライオン・キング:ムファサ』のあらすじを解説していきます!
※ネタバレを含みます。ご注意ください。
あらすじ①:ラフィキが語るムファサとスカーの物語
ある日、シンバは、妻ナラの出産の儀式のため、娘のキアラの元を一時的に離れます。
嵐を怖がるキアラにラフィキが語って聞かせるのが、ムファサとスカーの物語です。
ラフィキ「彼らがまだ幼かった頃、ムファサと後にスカーと呼ばれる王子は兄弟になった…」
あらすじ②:楽園ミレーレ
長く雨が降らない荒野で両親と暮らすムファサは、水が豊富で草が生い茂る動物の楽園「ミレーレ」が地平線を超えた場所にあると母のアフィアに教えてもらいます。
ミレーレの夢のような光景を想像し期待を膨らませるムファサに、「私たちはミレーレに向かっているのよ」と告げるアフィア。
この時ムファサに、ミレーレへの憧れが芽生えたのでした。
あらすじ③:ムファサとタカの出会い
久しぶりに雨が降り、干上がった川に流れ出した水とたわむれるムファサ。
しかし、一気に増水した川の流れに飲み込まれてしまいます!
両親は必死にムファサを助けようとしますが叶わず、ムファサは数日もの間、川を漂流することに…。
両親のもとから遠く離れた場所まで流されたムファサを見つけたのが、タカ。
タカは川岸からムファサに声をかけ、ムファサが今まさにワニに狙われていることを教えます。
必死に泳いで逃げるムファサの手をタカがつかみ、岸に引き上げたのでした。
ムファサは、タカの母エシェによって、タカの一族の王オバシ(タカの父)に引き合わせられます。
「タカは未来の王だ、よそ者は受け入れない」と主張するオバシ。
しかし、エシェとタカの説得により、ムファサがタカに競走で勝ったら、ムファサを群れに受け入れると約束します。
速さを競いつつも夢中になって楽く駆けるムファサとタカ。
タカはムファサに「僕、兄弟が欲しかった」と告白し、小川を怖がるムファサをフォローします。
数日にわたる漂流で疲れているムファサは勝負に負けそうになりますが、タカがわざと負ける形で決着。
血の繋がりを超えて、兄弟としての絆が育っていくのでした。
あらすじ④:白いライオンの襲来
青年に成長したムファサとタカ。
相変わらず仲が良いですが、育てられ方に違いがあるようです。
というのも、ムファサは、オバシ一族のメスライオンたちの中で育ち、エシェに狩りの仕方を教わっていますが、タカは、父であり王であるオバシを見て倣うよう、未来の王としての教育を受けていました。
とはいえ、オバシは寝てばかりで王として頼りないように見え、タカもそれを不満に思っている様子。
そしてオバシは、「ムファサはいつかお前を裏切る」とタカに言います。
そんなタカは、ある日、エシェに狩りの方法を教わるムファサの様子を、草むらの陰から見ていました。
すると突然、2匹の白いライオンがムファサとエシェに襲いかかってきました!
恐怖から逃げ出すタカに対し、勇敢に立ち向かったムファサは、1匹(後にキロスの息子と判明)を倒します。
怪我をしたエシェを連れて群れに帰ったムファサに、オバシは感謝し、これまでとは違う一定の敬意を見せます。
さらにムファサは、においで自然を感じ取る優れた能力で、多くの白いライオンたちがまだ近くにいることをオバシに伝えます。
その夜、タカは、母のエシェを見捨てて逃げ出したことをオバシに告げます。
深く後悔し戸惑っている様子のタカに、オバシは無情にも、「それを他の者に知られてはならない」とタカに嘘をつくように教えます。
あらすじ⑤:ミレーレへの旅立ち
キロスをはじめとした白いライオンたちがオバシの群れを襲いに向かっていることが判明します。
オバシは、血統を残すため、タカに王位を譲り、タカとムファサに群れから離れるよう指示。
どこに行けば良いか尋ねるムファサに、エシェは、ミレーレに向かうよう優しく諭します。
そしてエシェは、逃げたことを謝るタカに、「あなたもいつか勇気を出せる」と励ますのでした。
その後、オバシの群れはキロスたちに襲撃され、全滅したようです。
あらすじ⑥:再度川に流されるムファサ
草原をひたすら進み、逃げ続けるムファサとタカでしたが、川岸でキロスたちに追いつかれ、滝の断崖まで追い詰められてしまします。
水にトラウマがあるムファサでしたが、タカは、助かる道だと信じ、ムファサを滝に突き落として一緒に川に流されます。
あらすじ⑦:サラビ、ラフィキ、ザズーとの出会い
キロスたちから逃れて陸を歩いていたムファサとタカは、メスライオンのサラビ、その護衛兼偵察役のザズーと出会います。
そして、群れから追放されてひとりで歩いていたラフィキにも遭遇。
ラフィキは夢の中で何度もミレーレに行ったことがあり、ミレーレで待っている弟がいるということで、いっしょに旅をすることになったのでした。
新たな仲間と共に旅をするうちに、タカはサラビのことが好きになります♡
メスライオンたちと暮らしてきたムファサに恋のアドバイスをもらうタカ。
タカは、ムファサが感じたサラビからする花の匂いを会話の糸口に、積極的にサラビに話しかけるのでした。
あらすじ⑧:キロス襲来、サラビを助けたのは誰?
ムファサたちを諦めず追跡を続けるキロスたち。
谷を渡った直後のムファサたちの姿を谷の手前から見つけ、急いで谷を渡ろうとします。
そんなピンチを打開したのがサラビ!
蜂の巣を地面に落としてちょうど通りがかったゾウたちを暴走させ、キロスたちの行手を阻む作戦です。
その作戦はうまくいったのですが、サラビ自身もゾウたちの暴走に巻き込まれてしまいます。
気を失ってしまい危ないところのサラビを、ムファサが溝に引き込んで助けます。
しかし、目覚めたサラビに、サラビを助けたのはタカだと嘘をつくムファサ。
サラビのことが好きなタカの株を上げようとする優しいムファサの嘘に、タカは感謝するのでした。
現代に時が戻り、「なぜキロスはムファサたちを襲うの?」と尋ねるキアラ。
ラフィキは、周りの者に愛されないことが悲しいあまり、全てを憎んでしまったのだと答えます。
あらすじ⑨:ムファサの裏切り
ミレーレに向かうべく、雪山を進むムファサたち。
ムファサのアイディアで、雪の上に残ってしまう足跡を鳥のザズーが消し、キロスたちの追及を逃れます。
夜になり、サラビが、自分を助けたのはムファサでしょうと、ムファサを問いただします。
そしてサラビは、ムファサの勇敢さや機転のきくところに惹かれているのだと告白します。
ここで、実は、ムファサもサラビに惹かれていたことが明らかに。
タカのサラビへの恋心を知っているムファサは、最初は自分の気持ちにふたをしていたのでした。
しかし、サラビの告白を受けて自分の気持ちを明かし、両思いになりました。
そんなムファサとサラビの様子を隠れて見ていたタカには、ムファサの行動が裏切りだとしか思えません。
自分の恋を邪魔するなんて許せない、ムファサと比べられサラビを奪われて笑い者だと怒りに震えるタカは、「俺に兄弟はもういない、必ず恨みを晴らす」と決意します。
あらすじ⑩:タカの裏切り
怒りと憎しみで心がいっぱいになったタカは、雪山の中で途方に暮れていたキロスを訪れます。
そして、ムファサに対する復讐の手助けをすると持ちかけ、キロスの仲間に加わりました。
何食わぬ顔でムファサたちの元に戻ったタカは、進んだ道沿いの岩に爪痕を残すことで、キロスにムファサの足取りを教えました。
あらすじ⑪:ミレーレでのキロスとの戦い
ついに、ムファサたちがミレーレに辿り着きます!
ミレーレは噂どおり、川が流れ緑があふれる夢のような場所でした。
喜び合うムファサたち。
ミレーレにいると思われたラフィキの弟は実際にはいませんでしたが、「ミレーレで待っている弟とはムファサのことだった」と明かし、ラフィキとムファサは改めて絆を結びます。
しかし、そこにキロスをはじめとする白いライオンの大群が現れます!
タカが裏切ったことが明らかになり、ムファサはキロスと一対一で戦います。
キロスを崖から落として一時的に時間の猶予を得たムファサは、ミレーレで暮らす動物たちに「いっしょに戦おう!」と呼びかけます。
最初は他人事のような態度だった他の動物たちも、ムファサが、「命は繋がっていて皆がサークル・オブ・ライフの一員だ、この戦いはミレーレに住む皆の戦いだ」と説得すると、白いライオンたちに立ち向かっていきます!
洞窟の中でキロスと戦うムファサと、その様子を複雑な面持ちで見つめるタカ。
キロスがムファサを追い詰め、腕を振り上げたその時、タカが両者の間に飛び出し、ムファサを助けます!
このことで、タカは左目に大きな傷を負いました。
その時、大きな地震が起こり、洞窟に岩が落下して地面に大きな穴が開きます。
その穴の下の地下水の中に落ちていくムファサとキロス。
水の中でも戦い続ける両者でしたが、ムファサは上から水の中を落ちてくる岩の存在を察知します。
難を逃れたムファサに対し、キロスは岩に気づかず、岩の下敷きになって地下水の底深くに落ちていくのでした。
あらすじ⑫:スカー誕生
ムファサは、キロスとの戦いが終わり、地下水から這いあがろうとします。
地上の水際に待っていたのはタカ。
タカは手をのばし、ムファサを地上に引き上げます。
そこにサラビが現れ、ムファサとタカは言葉を交わさないまま、タカが洞窟を去りました。
ムファサとサラビが洞窟を出ると、そこに待っていたのはミレーレで暮らす動物たち。
動物たちは勝利を祝福し、口々に「ムファサがミレーレの王だ」と言います。
ムファサは自分は王ではないと否定しますが、ラフィキが「みんなを1つにした存在こそが王だ」と言ったことで、王である自分を受け入れます。
こうして、孤児で王の血筋でも何でもないムファサが、王になったのでした。
そして、ムファサは、生き別れになっていた母アフィアと再開!
父のマセゴはすでに亡くなってしまっていましたが、再開を喜び合いました。
するとそこに、許してくれと頭を下げるタカの姿が。
ムファサは、「僕が王でいる間は兄弟がミレーレにいることを許すが、二度とタカの名前を呼べない」と答えます。
そんなムファサにタカは「スカー(傷)と呼べ」と言います。
スカーは去り、ムファサは王としてプライド・ロックに上がり、大きく吠えるのでした。
あらすじ⑬:エピローグ
偉大な祖父であるムファサと、その弟スカーの物語を聞いたキアラは、空に向かって大きく吠えます。
すると、ムファサの形をした雲からも、吠える声が返ってきます。
その後、シンバとナラが、誕生したばかりの弟と共に帰還。
キアラは、できたばかりの弟に、「お話ししてあげる。偉大な王様の話」と語りかけるのでした。
ライオン・キング:ムファサ:【考察&感想】スカーがかわいそう?
ムファサとスカーとの関係が描かれた『ライオン・キング:ムファサ』。
SNS上では、「スカーがかわいそう」という意見も見受けられます。
確かに、タカがムファサを裏切ってキロスの仲間になったのには、間違った子育てをした父オバシ、自分の手柄を勝手に譲ってタカを甘やかしたムファサにも原因があると思います。
自分のミスを隠すために嘘をつけ、血筋は絶対だと教えられたり、勝手に手柄を譲られたりしたら、うまくいかないことを人のせいにする他力本願な性格になってしまうのも納得ですよね。
だからこそ、恋愛で裏切られたと感じたムファサに正面から挑むわけでもなく、キロスを介して復讐するという発想になったのでしょう。
そう考えると、スカーだけが悪いという『ライオン・キング:ムファサ』の結末は、スカーがかわいそうに思えますね。
結局タカはキロスとの戦いの中で反省してムファサをかばったのですから、ムファサがタカの謝罪を受け入れ、仲直りしてハッピーエンドでも良かったのかもしれません。(この結末だと『ライオン・キング』のストーリーに続いていかないので難しいでしょうが…)
ムファサに許してもらえなかったというスカーの心の傷は何年経っても消えず、『ライオン・キング』でシンバを陥れ、ムファサを助けなかったことに繋がっていくのだと思わされます。
作中でラフィキが、(キロスたちはみ出し者は)周りの者に愛されないことが悲しいあまり、全てを憎んでしまったのだと言っています。
ムファサからの愛を失ってしまったスカーの悲みが憎しみに変わり、その憎しみが世代を超えてシンバにまで及んでしまったと考えると、何とも切ない気持ちになりますね。
まとめ
『ライオン・キング:ムファサ』のあらすじをネタバレありで詳しくご紹介しました。
いかがでしたか?
決してハッピーエンドではないムファサとスカーの物語は、愛について考えさせられるストーリーなのではないでしょうか。
前作『ライオン・キング』と繋がるセリフやシーンもあるので、あわせて鑑賞するとおもしろいですよ!
キャステルの記事を テーマパークの最新情報をお届けします |