【ウィッシュ】悪役マグニフィコを徹底解説!本当は悪くない!?かわいそう?
ディズニー映画『ウィッシュ』に悪役(ヴィラン)として登場するマグニフィコ王について解説します。映画冒頭では、主人公アーシャが暮らすロサス島の善き国王として登場するマグニフィコ。映画を観た人の中には、悪役であるマグニフィコに対して「かわいそう」「彼は悪くない」という意見を持つ人も。善と悪の両面を持つ魅力的なヴィラン・マグニフィコをご紹介します。
こんにちは。ディズニーリゾート大好き3歳と5歳の2児のママTommyです。
今回は、ディズニー100周年記念アニメーション映画『ウィッシュ』に登場する悪役(ヴィラン)の「マグニフィコ」を特集!
マグニフィコは、主人公アーシャたちが暮らすロサス島の国王のキャラクターです。
島の人々から善き国王として尊敬されている裏で、実は人々の「願い」を支配している悪役として描かれています。
しかし、映画を観た人の中には、「マグニフィコは悪くない」「むしろ、かわいそう」という意見を持つ人も…。
善の要素と悪の要素を両方持ち合わせているために、様々な意見が交わされているマグニフィコについて、徹底解説します!
・映画『ウィッシュ』のあらすじ・マグニフィコの登場シーン
- ◆ロサス島の国王マグニフィコ
- ◆マグニフィコの本当の狙いは?
- ◆マグニフィコの脅威はスターとアーシャ
- ◆禁断の魔法に手を染めるマグニフィコ
- ◆「願い」のあるべき姿とマグニフィコの最後
・マグニフィコの声優
・【考察】マグニフィコは悪くない?かわいそう?
- ◆SNSやネット上の意見
- ◆マグニフィコには善の要素が多くある
- ◆マグニフィコに預けた方が「願い」が守られる側面も
- ◆マグニフィコの生い立ちがかわいそう
- ◆問答無用で罰するのはやり過ぎ
ウィッシュの悪役「マグニフィコ」はどんなキャラクター?
マグニフィコは、2023年12月15日に公開された映画『ウィッシュ』の悪役キャラクター(ヴィラン)です。
主人公アーシャたちの暮らすロサス島の国王で、魔法使いでもあります。
マグニフィコは独学で魔法を習得した後、ロサス島の国王となり、魔法の力を使って平和で豊かな国を作り上げました。
魔法が使える稀少な存在である上、容姿端麗。
美しくて賢い王妃とともに国民に寄り添う優しさもあるマグニフィコは、完璧な国王のように見えます。
マグニフィコがまとう白をベースとした衣装はオリエンタルなデザインで、スタイルの良い彼にとてもよく似合っています♪
ディズニーの悪役と言えば、マレフィセントやジャファーのように、黒い暗いカラーの衣装を着ていることが多いですよね。
しかし、マグニフィコの衣装は白のため、パッと見た感じでは悪役には見えず、映画の序盤では「ロサス島の善き王」としてのイメージが保たれています。
映画『ウィッシュ』のあらすじ・マグニフィコの登場シーン
マグニフィコのキャラクターに迫っていくために、まずは映画『ウィッシュ』のあらすじをチェックしていきましょう。
『ウィッシュ』はディズニー100周年を記念して制作された完全オリジナル作品。
原作はなく、キャラクターのモデルになった人物もいません。
◆ロサス島の国王マグニフィコ
映画『ウィッシュ』の舞台は、イベリア半島沖にある架空の島「ロサス島」です。
マグニフィコ王がアマヤ王妃とともに見つけた無人島をロサスと名付け、魔法の力のもと人々の「願い」を預かり、叶えることで平和で豊かな国を築いていました。
ロサス島の人々は、18歳の誕生日を迎えると、自分の「願い」をマグニフィコに預けます。
「願い」を預けた人は、それが叶えられるまで「願い」の内容を忘れてしまい、心にぽっかり穴が空いたような気持ちで過ごすことになります。
だからこそ人々は、いつの日かその「願い」を叶えてもらえることを夢に見て、定期的に行われる「願い」を叶える儀式で自分が指名されるのを待っています。
ロサス島に住む17歳のアーシャの「願い」は、100歳の誕生日を迎えた祖父サバの願いがマグニフィコによって叶えられること。
アーシャは、マグニフィコの弟子になる面接を受け、祖父の願いを叶えてもらえるよう言付けするつもりでいました。
◆マグニフィコの本当の狙いは?
マグニフィコに預けられた島の人々の「願い」は、マグニフィコの魔法により大切に守られ、秘密の部屋に保管されています。
アーシャは特別に秘密の部屋に通されますが、そこでマグニフィコの悪の側面を知ることになります。
マグニフィコは、人々の美しい「願い」のほとんどは国に悪い影響を及ぼすと考えており、マグニフィコの考えに反する「願い」は、永遠に叶えられることがなく、願った本人に返されることもないのでした。
マグニフィコが人々の「願い」を預かるのは、叶えるためではなく、ロサス島の平和と自分の地位を守るためだったのです。
◆マグニフィコの脅威はスターとアーシャ
マグニフィコの真実を知ったアーシャは、人々の「願い」がそれぞれの元へ戻ることを願い歌いました。
その強い「願い」によって、夜空から大きな流れ星が落ちてきます。
その大きな流れ星は、強力な魔法の力を持った「スター」。
強い「願い」を叶える手助けをしてくれる妖精のキャラクターです。
スターは、マグニフィコにとって脅威であり、嫉妬の対象になりました。
そしてマグニフィコは、アーシャとスターという脅威を排除すべく、アーシャを指名手配するのでした。
◆禁断の魔法に手を染めるマグニフィコ
マグニフィコの部屋には、厳重な魔法により封印されている禁断の魔法の書がありました。
スターに魔力で勝つためには手段を選ばないと決めたマグニフィコは、禁断の魔法の書を手にします。
アマヤ王妃は、マグニフィコは禁断の魔法がなくてもすでに立派な魔法使いであり、国民から愛される国王であることを伝えますが、マグニフィコは聞き入れません。
禁断の魔法の書から、人々の「願い」に強大なパワーがあることを知ったマグニフィコ。
叶えられることのない人々の「願い」を、スターとアーシャという脅威を取り除くために使い始めるのでした。
◆「願い」のあるべき姿とマグニフィコの最後
アーシャと彼女の友達たちはスターと力を合わせ、人々の「願い」をそれぞれの元へと返すことに成功します。
自分の「願い」を取り戻した人々は、「願い」とは人に叶えてもらうものではなく、自分の力で叶えていくことが素晴らしいのだということ、たとえ叶わなかったとしても美しいものであるということに気がつくのでした。
ロサスの国民に悪事が晒されてしまったマグニフィコは、鏡に封印され、賢く国民想いの王妃アマヤによって王宮の地下へと閉じ込められました。
マグニフィコの声優
映画の英語版でマグニフィコの声優を務めたのは、アメリカの俳優クリス・パインです。
クリス・パインは、ウォルトディズニー作品ではミュージカル映画『イントゥ・ザ・ウッズ』でシンデレラの王子様役を演じるなど、容姿端麗でマグニフィコにピッタリです。
日本語吹き替え版のマグニフィコの声は、俳優の福山雅治さんが演じています。
福山さんも容姿端麗で、そう言った点ではマグニフィコにピッタリと言えますよね。
また、福山さんは歌手としても実力もあるため、劇中歌はとても聞き応えのあるものとなっていますよ!
【考察】マグニフィコは悪くない?かわいそう?
映画『ウィッシュ』を観た人の中には、
「マグニフィコは悪くない」
「マグニフィコはかわいそう」
という意見を持つ人がいるようです。
そこで、マグニフィコが悪くない・かわいそうと言われる理由について考察し、マグニフィコのキャラクター性に迫っていきたいと思います!
◆SNSやネット上の意見
◆マグニフィコには善の要素が多くある
「マグニフィコは悪くない」「マグニフィコはかわいそう」という意見について、SNSやネットで調査してみると、そういった意見の根拠は、「マグニフィコに善の要素があるから」だということが分かりました。
マグニフィコに悪い一面があるのは認めつつも、「絶対的な悪」とは言い切れないということのようです。
- 国王として平和で豊かな国を築き、維持している
- 国民に愛情があり、努力を続けている
- 叶える願いを選別していたのは、マグニフィコの私利私欲のためではなく、国の治安や豊かさを維持するため
◆マグニフィコに預けた方が「願い」が守られる側面も
とはいえ、「願い」を預けた人が、それが叶えられるまで「願い」の内容を忘れてしまう点は、マグニフィコによる思想の統制で、彼に良い面があるからといって正当化されないという意見も見受けられました。
この意見に対しては、「願い」を自分で持ち続けた結果、自分の力では叶えられないせいで苦しむよりは、マグニフィコに預けておいた方が「願い」が守られ、叶う可能性が少しでも残るという意見もありました。
◆マグニフィコの生い立ちがかわいそう
マグニフィコは幼少期に、自分の家族を盗賊によって失いました。
その悔しさから、血の滲むような努力をして魔法使いになったのです。
マグニフィコは自分の家族を奪った盗賊のように、ロサスの人々が抱く「願い」によってロサス島が危険に侵され、また大切なものを失ってしまうことを恐れて人々の「願い」を預かるようになりました。
マグニフィコの行いは過去のトラウマと、ロサス島の永遠の平和と繁栄を願う気持ちからきたものと解釈することもできるため、マグニフィコが根からの悪人ではないのではないかという考え方ができるのではないでしょうか。
◆問答無用で罰するのはやり過ぎ
マグニフィコが「願い」を叶えるかどうか判断する基準である「国に悪い影響を及ぼすかどうか」は、かなり厳しく運用されています。
例えば、音楽家は革命を促すかもしれないから、音楽家になりたいという願いを叶えないというマグニフィコの考えは、極端すぎると感じる方が多いのではないでしょうか。
とはいえ、ロサス島にとって危険ではないとマグニフィコが判断した人々の「願い」は、月に1度行われる集会で叶えられます。
自分の力だけでは本来叶わないような願いでも叶えてもらえるのですから、マグニフィコに恩のある人も、ロサス島にはたくさんいるわけです。
さらに、前述したように、マグニフィコには善の側面もあります。
そう考えると、問答無用で鏡の中に封印し、王宮の地下へ閉じ込めるというマグニフィコへの仕打ちは、やり過ぎとも言えます。
マグニフィコの良い面を認めつつ、極端すぎるところを改善するよう、アーシャやアマヤ王妃が導いていければベストだったのかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
悪役でありながらも、どこか魅力のあるマグニフィコ。
歌唱シーンも多く、とても見応えがあるのでぜひマグニフィコに注目しながら鑑賞して見てくださいね!
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