【ディズニー】作曲家マイケル・ジアッキーノってどんな人?プロフィールからディズニーとの関係までご紹介!
皆さん、作曲家のマイケル・ジアッキーノをご存知でしょうか。ピクサー作品『レミーのおいしいレストラン』やマーベル作品『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』をはじめ、数々の人気作品の音楽に携わる世界的な作曲家です!ディズニーのアトラクション音楽に携わるなど、実はディズニーと縁の深い人物なんですよ◎今回は、マイケル・ジアッキーノの経歴や代表作品、ディズニーとの関係までご紹介したいと思います!
こんにちは。ディズニーリゾート大好き2歳と4歳の2児のママTommyです。
皆さん、作曲家のマイケル・ジアッキーノという人をご存知でしょうか。
ディズニーととても深い関係のある人物なのですが、初めて名前を聞く方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなマイケル・ジアッキーノのプロフィールや代表作品、ディズニーとの関わりについて徹底解説したいと思います!
- ◆生い立ち
- ◆幼少時代から作曲にいそしむ
・マイケル・ジアッキーノ:代表作品
・マイケル・ジアッキーノ:ディズニーとの関係
- ◆ピクサー映画作品の音楽担当
- ◆マーベル映画作品の音楽担当
- ◆俳優としての活躍も
・マイケル・ジアッキーノ:ディズニーパークでの音楽担当
マイケル・ジアッキーノについて
まずは、マイケル・ジアッキーノの生い立ちと遍歴を追ってみましょう!
◆生い立ち
マイケル・ジアッキーノは、1967年10月10日生まれの、アメリカ合衆国の作曲家です。
ニュージャーシー州のリバーサイド・タウンシップで生まれ、同じニュージャージー州のエッジウォーターパークタウンシップで育ち、1986年にニュージャージー州でランタウンシップのホリークロス高校を卒業しました。
父親の先祖はシチリア島から来たイタリア人、母親の先祖はイタリア中央部のアブルッツォから移住してきている為、ジアッキーノはアメリカとイタリアの二重国籍を持っています。
日本ではイタリア語の発音に近い「ジアッキーノ」と表記されるほか、英語読みの「ジアッチーノ」「ジャッキノ」と表記されることもあるそうです。
しかし、この件に関しては、ジアッキーノ本人がツイッターで「ジアッキーノ」であると明記しています。
ジアッキーノには兄が1人いて、兄のアントニー・ジャッキーノは、ドキュメンタリー映画監督として活躍しているそうです。
◆幼少時代から作曲にいそしむ
マイケル・ジアッキーノは10歳の頃から、映像と音楽を組み合わせるということを始めました。
自宅の地下室で自作のサウンドトラックを使ったストップモーションアニメーションを作り始めたのがきっかけだそうです。
たった10歳で、オリジナルのサウンドトラックを作成し、更に自分自身でストップモーションアニメーションを作り始めてしまうなんて凄すぎますよね!
高校時代、ジアッキーノが慕っていた美術の先生からは、ニューヨークのスクール・オブ・ビジュアル・アーツを勧められ、見学の末入学することとなりました。
スクール・オブ・ビジュアル・アーツでは、映画製作を専攻詩、副専攻では歴史学を選びました。
最終学年時には、「ユニバーサル・ピクチャーズ」でのインターンシップに参加し、1990年にスクール・オブ・ビジュアル・アーツを卒業しました。
「ユニバーサル・ピクチャーズ」でのインターンシップは無給でした。
そのため、ジアッキーノは日中学校に通いながら、家賃を払う為、アメリカ全土で展開されているデパート・名シーズで働きながら夜間にインターンシップに参加していたそう。
その後はジュリアード音楽院、UCLAで音楽の授業を受けて作曲の勉強をしました。
インターンシップ終了後、ユニバーサル・ピクチャーズはそのままジアッキーノを採用し、スクール・オブ・ビジュアルアーツ卒業と同時に就職が決まりました。
やがて、ジアッキーノはユニバーサルからディズニーへと転職し、ディズニーがロサンゼルスに移転すると、ジアッキーノも一緒にロサンゼルスへ移りました。
ジアッキーノは、ロサンゼルスでディズニーの宣伝の仕事をしながら、UCLAで楽器やオーケストレーションの夜間クラスを受講して音楽の知識を身につけていきました。
ディズニーでの宣伝の仕事では、作曲家を雇うプロデューサーなど、映画業界で働く様々な人と交流する機会が多かったようです。
ディズニー・インタラクティブ・スタジオでプロデューサーの求人があった際には、ジアッキーノ自身が製作するゲーム音楽を自分自身でプロデュースすることができると思い、立候補したそう。
マイケル・ジアッキーノ:代表作品
マイケル・ジアッキーノの代表作品をまとめてみました!
ディズニーが配給を手掛ける数多くの作品で音楽を担当していますよ♪
ピクサー作品を中心に、ディズニーアニメ、ルーカスフィルム、マーベルとディズニー傘下の作品に幅広く携わっています。
ピクサー映画『カールじいさんの空飛ぶ家』では、アカデミー作曲賞と、グラミー賞最優秀インストゥルメンタル作曲を受賞しています。
さらに、映画『レミーのおいしいレストラン』では、グラミー賞最右優秀サウンドトラックアルバム作曲を受賞、アカデミー作曲賞にノミネートされていますよ。
世界的に高く評価されている作曲家と言えますね。
マイケル・ジアッキーノ:ディズニーとの関係
◆ピクサー映画作品の音楽担当
マイケル・ジアッキーノは、1995年頃から音楽家として活動を始めました。
当初は、家庭用ゲームやアーケードゲームなどの音楽の作曲を中心に活動していました。
1999年、ジアッキーノは一人称視点のシューティングゲーム『メタル・オブ・オナー』での音楽が高評価を受けました。
その後、徐々に知名度を上げたジアッキーノは、2004年に映画『Mr.インクレディブル』で初めて劇場作品の音楽を担当したことをきっかけに、ピクサー作品の音楽を次々と担当するようになります。
ジアッキーノはユーモアに溢れた性格をしていて、『Mr.インクレディブル』の音楽や雰囲気は、当初『007/ジェームズ・ボンド』シリーズの作曲者ジョン・バリーが参加していたと言うこともありますが、初期の007の雰囲気を彷彿とさせる管楽器を多用したレトロ調で仕上げられています。
また、テーマ曲にワンフレーズだけ映画『バッドマン』のテーマ曲が織り交ぜられており、アメリカンコミックのヒーローを描写するような部分もあります。
ピクサー映画作品の中では、特に『カールじいさんの空飛ぶ家』と『レミーのおいしいレストラン』の音楽が高い評価を受け、アカデミー賞やグラミー賞を受賞したり、ノミネートされたりしています。
そんな功績も認められ、ジアッキーノは現在もショートフィルム『デイ&ナイト』を含め、多数のピクサー映画作品の音楽を担当しているんですよ!
◆マーベル映画作品の音楽担当
ジアッキーノは、マーベル映画作品でも音楽の担当をしています。
2022年に配信された、マーベル新章の幕開けとも言われるDisney +配信作品『ウェアウルフ・バイ・ナイト』では音楽を担当しただけではなく、監督も務めました。
また、2016年にはマーベル・スタジオのファンファーレ、マーベル・スタジオのスペシャル・プレエンテーションのファンファーレを作曲したことでも知られています。
これからまだまだフェーズの続くマーベル映画でも、ジアッキーノの活躍が予想され、マーベルファンは続報が楽しみなところではないでしょうか。
◆俳優としての活躍も
2015年、ジアッキーノが音楽を担当したディズニー実写映画『トゥモローランド』では、イッツ・ア・スモールワールドのオペレーター役を演じていました。
また、ジアッキーノは2001年にJ・J・エイブラムス監督のテレビドラマ『エイリアス』の音楽を担当したのがきっかけで、エイブラムス製作テレビ番組や映画の音楽も担当するようになりました。
その影響から、2015年にはエイブラムス監督の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でファースト・オーダーの「ストームトルーパー FN-3181」を演じました。
また、2019年には同監督の映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』で、シスの部隊としてカメオ出演しました。
『スター・ウォーズ』シリーズを鑑賞する際は、ぜひ、マイケル・ジアッキーノを探してみてくださいね!
マイケル・ジアッキーノ:ディズニーパークでの音楽担当
2005年、ジアッキーノは、ウォルト・ディズニー・イマジニアリング社と共同であるアトラクションの音楽作成に携わります。
そのアトラクションとは、「スペース・マウンテン」!
カリフォルニア州アナハイムのディズニーランドにあるスペース・マウンテンのアップデート版、ディズニーランド・パリと香港ディズニーランドにあるそれぞれのスペース・マウンテンのために、新しいサウンドトラックを作成しました。
また、「スター・ツアーズ・ザ・アドベンチャー・コンティニューズ」では、カリフォルニア州アナハイムのディズニーランド版、ウォルト・ディズニー・ワールド版両方のアトラクションのキューラインで上映される「トラベル・ログ・ビデオ」の音楽を、ジアッキーノが担当しています。
ちなみに、ジアッキーノが音楽を担当した『レミーのおいしいレストラン』をモチーフにしたアトラクション、「ラタトゥイユ:ジ・アドベンチャー」は、ディズニーランド・パリとエプコットのフランス館で体験することができます。
アトラクション内でも、ジアッキーノの音楽を聴くことができるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
マイケル・ジアッキーノは、ピクサー作品を中心に、ディズニーアニメーション映画から、ルーカスフィルム、マーベルまで幅広く作曲を担当したり、監督を務めたりとマルチな才能を発揮する音楽家であることがよく分かりましたよね。
作曲家としてだけでなく、ゆかりのある作品のちょい役で俳優としても活躍しているので、ぜひ作品の中からジアッキーノを探して、楽しんでみてくださいね♪
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