【映画】メリー・ポピンズのあらすじ&ネタバレ!ミュージカル映画の制作秘話や原作まとめ!
1964年に制作されたミュージカル映画『メリー・ポピンズ』のあらすじを紹介します。米アカデミー賞5部門を受賞した本作は、ミュージカル映画の名作として今も人気を誇っています。映画『メリー・ポピンズ』について、原作やウォルトとの制作秘話まで、まるっとご紹介します!
こんにちは!
子ども時代メリー・ポピンズを見て陽気な歌やダンスに幼いながらも感動したみーこです。
今回は、ディズニーの不朽の名作『メリー・ポピンズ』について紹介していきます♪
ユーモアとともに人生の深みを教えてくれる、素敵なミュージカル映画です。
実は、残念なことにメリー・ポピンズはディズニー映画だと認知していない人が多い作品でもあります。
本記事であらすじやウォルトとの関係を知って、まtら映画を見直して見てください♪
メリー・ポピンズ:映画
1964年に製作された、ウォルト・ディズニー・カンパニー製作の「メリー・ポピンズ」。
現在のCG映画に見慣れている方は少し不自然な映像もあるかもしれませんが、公開当時はとても高く評価されていた作品です。
また、劇中の音楽やダンスの評価も高く、アカデミー賞の5部門を受賞するほど歴史に残る名作でもあります。
ディズニーランドでも傘を持った白と赤のドレスが印象的な女性を見かけたことがある方も多いのではないでしょうか?
メリーポピンズは、れっきとしたディズニーキャラクターです。
パレードにも登場するほか、ゲストと触れ合うグリーティングもやっていますよ♪
メリー・ポピンズ:登場人物(キャスト)
ミュージカル映画『メリー・ポピンズ』に登場するキャラクターを紹介します。
これを予習しておけば、映画はバッチリ楽しめます。
◆メリー・ポピンズ(ジュリー・アンドリュース)
物語の主人公メリー・ポピンズは、魔法が使える不思議なナニー(乳母)です。
子供達の面倒を見るためにバンクス家にやってきました。
傘で空を飛んだり、トランクケースからありえないほど大きなものを出します。
◆バート(ディック・ヴァン・ダイク)
メリー・ポピンズの親友。(恋人ではない)
陽気な大道芸人で、煙突掃除などいろんな仕事をして暮らしている。
◆ジョージ・バンクス氏(デヴィッド・トムリンソン)
バンクス家の父親。
厳格な銀行家で、メリー・ポピンズを快く思っていない。
◆ウィニフレッド(グリニス・ジョンズ)
バンクス家の母親で、ジョージの妻。
婦人参政権運動に躍起になっていて子供のことは任せっきりだが、メリー・ポピンズには肯定的。
◆ジェーン・カロライン(カレン・ドートリス)
バンクス家の長女。
楽天的な性格で明るい女の子。
◆マイケル(マシュウ・ガーバー)
バンクス家の長男で、ジェーンの弟。
頑固で気難しい性格。
メリー・ポピンズ:あらすじ
メリー・ポピンズの舞台は、1910年のロンドン。
美しい桜通りには、厳格な銀行家バンクス家の4人が住んでいました。
バンクス家には、なかなかベビーシッターが居つきません。
妻のウィニフレッドは女性参政権運動に忙しく、すべて子供のことはベビーシッターに任せていたのです。
2人の子どもはいたずら好きで、雇ったベビーシッターはすぐにやめてしまう始末。
そんなある日、子どもたちは自分たちの理想である、優しく美しく親切で若いベビーシッターの条件を書いた紙を父親に見せましたが、父はストーブに放りこんでしまいました。
そして、放り込んだその紙が、煙突から空高く飛んでいってしまいます。
その翌朝、なんとパラソルをさした若い女性が空からフワフワ舞い降りてきました。
子どもたちが書いた紙片を持ってやってきたのが、この物語の主人公メリー・ポピンズ(ジュリー・アンドリュース)です。
不思議なベビーシッター、メリー・ポピンズは子ども部屋へ行くと、指を鳴らすだけでなんでも魔法のように散らかったものを片付けられるのです。
また、メリーの不思議なカバンからは次から次へと魔法のように色んなものが出てきます。
そんなメリーをジェーンもマイケルもとても好きになりました。
メリーとの日課である散歩中、大道芸人バート(ディック・V・ダイク)が描く絵の中にもさっと入り込めるメリー。
そんな不思議なメリーがバンクス家にやってきてからは、家中がとても明るくなりました。
子どもたちが陽気に歌まで歌いだすので、バンクス夫妻もびっくりしている様子。
ある日、子どものしつけに厳しいバンクス氏は、子供たちに無理矢理預金をさせようとしました。
思わずジェーンとマイケルは、「お金を返して!」と叫んでしまいます。
それを聞いた預金者たちは、「銀行が危ないのでは?」と勘違いし、あわてて払い戻しのため銀行に殺到し、大混乱となってしまいます。
銀行を大混乱にさせたバンクス氏は責任を取るかたちで、銀行をクビになってしまいます。
そこにメリーが歌っていた「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」を思い出すバンクス氏。
不思議と銀行をクビになったのにもかかわらず、バンクス氏の気分は滅入ることはなく、仕事よりも家族が大事なことに気づきます。
翌朝、陽気になったバンクス氏は家族を連れてタコあげへ出掛けました。
そこで、バンクス氏は同じくタコあげに来ていた老頭取の息子と会います。
バンクス氏は老頭取の息子にあるジョークを教え、老頭取はそのジョークを聞き笑って亡くなりました。
それを知った銀行の重役たちは、再びジョージを呼び戻して重役に迎えました。
そんなバンクス一家の楽しそうな姿を見守りながら、メリー・ポビンズは風に乗ってまたどこかの家に幸せを届けに空へと消えていきました。
メリー・ポピンズ:音楽・ミュージカル曲
メリー・ポピンズの劇中には様々な音楽が登場します。
誰もが印象に残る音楽を担当したのは、ディズニー映画にも深く関わるシャーマン兄弟。
特に有名な3つの楽曲をまとめました。
お砂糖ひとさじで(A Spoonful of Sugar)
メリー・ポピンズがパチンと指を鳴らして部屋を片付けていくときの音楽です。
楽しく片付けが進んでいく様子が軽快で、その撮影の仕掛けにも注目が集まりました。
スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス(Supercalifragilisticexpialidocious)
魔法の呪文スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス。
覚えられるわけがないほど長い呪文ですが、音楽に合わせるとなんだか覚えられちゃいます。
チム・チム・チェリー(Chim Chim Cher-ee)
バートの煙突掃除のシーンで流れる曲です。
チムチムニーという音楽は一度聞くと耳から離れないほど中毒性があります。
メリー・ポピンズ:制作秘話
メリー・ポピンズの原作者は、パメラ・トラバースという女性。
実は、『ウォルト・ディズニーの約束』という映画にメリー・ポピンズの誕生秘話が描かれているのです。
ウォルトは自分の娘が愛読しているメリー・ポピンズを映画化したいと強く熱望します。
そしてそのことを原作者トラバースに打診しますが、トラバースはなかなか承諾しません。
原作者であるトラバースはメリー・ポピンズに相当な思い入れがあったため、なんと20年に渡りウォルトの映画化の希望を拒否し続けていたのです。
結果的に渋々引き受けたトラバースでしたが、映画制作に介入したことで、ことあるごとにケチをつけていきます。
映画『ウォルト・ディズニーの約束』では、そんな映画制作の苦労話や、どのようにウォルトがトラバースを説得してメリー・ポピンズの完成までこぎつけたかの裏話が描かれています。
また、音楽を担当したシャーマン兄弟のドキュメンタリー映画『ディズニー映画の名曲を作った兄弟』の中でも、原作者トラバースのことが少しだけ触れられていますよ。
メリー・ポピンズの原作者とウォルトとの関係を現代の映画で知ることができるので、また違った視点でメリー・ポピンズを楽しんでもらえると思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
メリー・ポピンズは子ども向けのユニークな映画ですが、その中には人生で「何が大切か」という深いメッセージが隠されています。
楽曲も素晴らしい本作をまだ観ていないという方は、この機会にいかがでしょうか♪
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