【徹底解説】美女と野獣のアトラクションの仕組み!カップ型ライドや野獣の変身シーンも
東京ディズニーランドの「美女と野獣“魔法のものがたり”」アトラクションの仕組みを徹底解説!アニメーションをリアルに再現した最新のオーディオアニマトロニクスや、不思議な動きをするカップ型ライド、ラストシーンで野獣が人間の姿に変身するシーンなど、気になるアトラクションの仕組みを紹介します!ホーンテッドマンションなどでも使われているという「ペッパーズゴースト」というトリックについてもわかりやすく解説!
こんにちは! ディズニー大好きアラサー主婦のmonpyです。
今回は、東京ディズニーランドの「美女と野獣“魔法のものがたり”」のアトラクションの仕組みを徹底解説します!
レールなしで自由自在に動くカップ型ライドの仕組みや、野獣の変身シーンの仕組みもご紹介しますよ♪
※以下アトラクションの内容やネタバレも含みますのでご注意ください。
▼美女と野獣”魔法のものがたり”はどんなアトラクション?
・【ディズニーランド】美女と野獣“魔法のものがたり”は有料ファストパスを使ってでも乗るべき?どんなアトラクションなのか徹底レポ!
・美女と野獣アトラクションの仕組み①:リアルに再現されたオーディオアニマトロニクス
- ◆「オーディオアニマトロニクス」とは
- ◆ベルや野獣、アニメキャラクターたちのリアルな再現
- ◆ルミエールとコグスワースの会話シーンの仕組み
・美女と野獣アトラクションの仕組み②:カップ型ライド
・美女と野獣アトラクションの仕組み③:野獣の変身シーン
美女と野獣“魔法のものがたり” とは
「美女と野獣“魔法のものがたり”」は、2020年9月28日に東京ディズニーランドにオープンした、ディズニー映画『美女と野獣』の世界を体験することができるライド型アトラクションです。
映画の中で使われているおなじみの音楽に合わせて、カップ型ライドがリズム良く揺れ、まるで美女と野獣のストーリーに入ったかのような体験ができます♪
美女と野獣アトラクションの仕組み①:リアルに再現されたオーディオアニマトロニクス
それではさっそく、「美女と野獣“魔法のものがたり”」のアトラクションの仕組みについてご紹介していきましょう!
まずご紹介するのは、「オーディオアニマトロニクス」の技術。
「美女と野獣“魔法のものがたり”」のアトラクション内では、最新のオーディオアニマトロニクス技術が使われています。
◆「オーディオアニマトロニクス」とは
「オーディオアニマトロニクス」とは、ディズニーが開発した独自の技術で、オーディオ(音)とアニメーション(動き)とエレクトロニクス(電子制御)を組み合わせた造語。
ディズニーパーク内の多くのアトラクションで使用されており、人や動物をかたどった人形に音と動きを組み合わせ、コンピューター制御することで、まるで本当に生きているかのように動かすことができるんです!
◆ベルや野獣、アニメキャラクターたちのリアルな再現
「美女と野獣“魔法のものがたり”」のアトラクションでは、アニメーションにとても忠実にキャラクターたちのオーディオアニマトロニクスが作られています。
アトラクション内のベルや野獣などのキャラクターたちは、まるでアニメーションから飛び出してきたかのような高い再現度ですよね!
実は、よりリアルにキャラクターを再現するため、アトラクション開発にディズニーアニメーションに長年携わってきたアニメーターたちが参加しているそうなんです。
アニメーターの方たちが、細かい表情や仕草など、キャラクターの造形を修正することで、よりリアルに再現することができたのではないでしょうか。
◆ルミエールとコグスワースの会話シーンの仕組み
アトラクションの乗り場へ向かう途中の廊下で、ルミエールとコグスワースが話しているシーンを間近で見ることができます。
まるで本当に表情が動いてしゃべっているかのようなリアルさに驚いた方も多いのでは?
実は、これもオーディオアニマトロニクスの技術の応用版です。
オーディオアニマトロニクスの人形の顔部分にだけプロジェクターで映像を投影する方法を使用しています。
より滑らかで細かい表情などを再現することができるので、たくさんのセリフをしゃべっているシーンなどに使われることが多いんです!
「バズライトイヤーのアストロブラスター」のアトラクションの入り口にあるバズの人形にも同じ技術が使われていますよ♪
美女と野獣アトラクションの仕組み②:カップ型ライド
つづいてご紹介するのは、「美女と野獣“魔法のものがたり”」のカップ型ライドの仕組みです。
カップ型ライドは、レールのない床を滑るように動き、音楽に合わせてリズムを取るようにゆらゆらと揺れたり、くるくる回ったり、不思議な動きをします。
しかも、不思議なことに、他のライドと絶妙な距離を保ちながら、時にはシンクロしながら動いています!
床にレールがなく、個々のライドが別の動きをすることから、ライド1つ1つがコンピューターによって制御されていることがわかります。
アトラクションの仕組みに関して公式には明かされていませんが、おそらく「“美女と野獣”魔法のものがたり」のライドの仕組みは、「プーさんのハニーハント」で使用されているライドと基本的な仕組みは同じだと考えられます。
「プーさんのハニーハント」のハニーポット型ライドの仕組みについては、様々な予想をされている方がいるようですが、ライド1台1台にコンピューターを搭載し、無線LAN通信をつかってコンピューター制御しているという説が有力なようです。
さらに、床には電磁誘導コイルが埋め込まれていて、ルートのズレをなくすための補助的な役割を担っています。
また、ライド同士がぶつからないように、対物センサーも設置されているのではないかとも予想されています。
「美女と野獣“魔法のものがたり”」のカップ型ライドも、ハニーハントのハニーポット型ライドと同じような仕組みでコンピューター制御されている可能性が高そうですね。
ハニーハントのライドの仕組みに加え、美女と野獣のカップ型ライドは、ライド自身がゆらゆらと揺れたり、回ったりする機能がプラスされているのではないでしょうか。
美女と野獣アトラクションの仕組み③:野獣の変身シーン
最後に、「美女と野獣“魔法のものがたり”」の野獣が人間の姿に戻る変身シーンの仕組みについてご紹介します!
アトラクションの終盤で、映画の中でも感動のシーン、野獣が人間の姿に戻り、魔法がとけるシーンが再現されています。
横たわった野獣の体が光の中で宙に浮かび上がり、一瞬のうちに人間の王子の姿に戻るんです!
「美女と野獣“魔法のものがたり”」の野獣の変身シーンの仕組みについては、公式に説明されてはいませんが、マジックなどでも使われる「ペッパーズゴースト」といった視覚トリックの原理を利用しているのではないかと考えられます。
この仕組みを使った有名なアトラクションは、ホーンテッドマンション。
身体の透けた幽霊たちがダンスフロアで姿を現したり消したりするシーンは、不思議ですよね!
一瞬で野獣の身体が透明になって消え、人間の王子の姿が出現するという「美女と野獣“魔法のものがたり”」のトリックは、ガラスに映る反射による仕組みだと考えられます。
つまり、私たちゲストが見ている野獣の姿は、反射によって映し出されている像。
おそらくゲストの目につかない死角の場所に野獣本体のオーディオアニマトロニクス像があり、照明のスイッチングによって、野獣の姿が見えたり見えなくなったりを切り替えるのではないかと思います。
ちなみに、人間の姿になった王子のオーディオアニマトロニクスは、実物が床下からせり上がって登場しているようです。
同じように一瞬で消えるという演出方法を使ったアトラクションとしては、ホーンテッドマンションの他にも、「タワー・オブ・テラー」のシリキ・ウトゥンドゥのシーンや、「プーさんのハニーハント」でプーさんが眠ってしまうシーンなどがありますよ!
どんな仕組みになっているのか、目を凝らして見てみてください♪
まとめ
以上、「美女と野獣“魔法のものがたり”」のアトラクションの仕組みについて、ご紹介しました!
いろんな最新技術を組み合わせて、魔法のような体験をさせてくれるディズニーのアトラクション。
知れば知るほど、その技術やアイディアに驚かされますね!
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