映画『アメリカン・グラフィティ』まとめ!あらすじや登場人物、トリビアを解説!USJとの関係も!
アメリカの青春時代を感じることができる映画『アメリカン・グラフィティ(1973年)』について紹介します。名匠「ジョージ・ルーカス」監督が若かりし頃に制作した本作は『スター・ウォーズ』誕生やUSJのレストランとも深い関わりがあるんですよ♪本記事では映画『アメリカン・グラフィティ』のあらすじや登場人物に加え、撮影の裏話なども紹介しています。ぜひチェックしてみてください◎
こんにちは!
映画が好きなないんです。
今回はアメリカの青春時代を感じることができるハリウッド映画『アメリカン・グラフィティ(1973年)』について紹介します!
ちょっぴりマイナーな映画ですが、作中に登場するレストラン「メルズ・ドライブイン」は、カリフォルニア州のコアな観光スポットのひとつとして知られています。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)が好きな方であれば、パーク内のハンバーガー専門店「メルズ・ドライブイン」を知っている方も多いでしょう!
今回は、本場アメリカの「メルズ・ドライブイン」で撮影された映画『アメリカン・グラフィティ』の魅力やあらすじ、トリビアをご紹介していきますよ♪
・映画『アメリカン・グラフィティ』:あらすじ
・映画『アメリカン・グラフィティ』:登場人物(キャスト)
- ◆青春を共にする仲良し4人組
- ◆その他のキャラクター
・映画『アメリカン・グラフィティ』:【※ネタバレ注意】4人組の未来
- ◆ジョン・ミルナーの結末
- ◆テリー・フィールズの結末
- ◆スティーヴ・ボランダーの結末
- ◆カート・ヘンダーソンの結末
・映画『アメリカン・グラフィティ』:サウンドトラックも大ヒット!
・映画『アメリカン・グラフィティ』:4つのトリビア
- トリビア①:USJ「メルズ・ドライブイン」との関係
- トリビア②:夏の物語なのに、撮影時期は真冬!?
- トリビア③:監督と「ユニバーサル・ピクチャーズ」との亀裂
- トリビア④:『スター・ウォーズ』誕生のきっかけになった!?
・映画『アメリカン・グラフィティ』:視聴できるサービス
映画『アメリカン・グラフィティ』:概要
映画『アメリカン・グラフィティ』は、1973年にアメリカ合衆国で公開された青春映画!
制作は「ユニバーサル・ピクチャーズ」で、監督は『スターウォーズ』シリーズや『インディ・ジョーンズ』シリーズなど、世界中で大人気のシリーズを生み出したジョージ・ルーカス氏です。
後に大ヒット作メーカーとなるジョージ・ルーカス氏の記念すべき長編映画デビュー作でもある『アメリカン・グラフィティ』!
本作の評価すべき点は、わずか約75万ドルの制作費で大成功を収めたことです。
今となっては超大手の映画監督のジョージ・ルーカス氏ですが、当時はまだ駆け出しということで、映画制作に莫大な制作費をかけることはできませんでした。
それでも、どんな世界観も自由に作り上げてしまう発想力がジョージ・ルーカス氏の魅力!
低予算で制作されているにもかかわらず大ヒットしたことで、『アメリカン・グラフィティ』は「興行的に最も成功した映画」とも言われています。
映画『アメリカン・グラフィティ』:あらすじ
1962年9月、アメリカのカリフォルニア州にあるモデストを舞台に物語は始まります。
モデストには「メルズ・ドライブイン」というドライブインがあり、そこに仲良し4人組がそれぞれの愛車で向かいます。
それぞれが抱く恋愛感情や決意、そしてそんな4人組が遭遇する不良グループ「ファラオ団」との因縁に青春のひと時が詰まっています。
4人組のこれまでの人生とそれぞれの未来へ歩いていくための分岐点、そしてそんな4人組の未来が最後まで描かれていてとてもリアリティのある映画です。
映画『アメリカン・グラフィティ』:登場人物(キャスト)
アメリカン・グラフィティには色々なキャラクターが登場します。
どのキャラクターもとても魅力的ですが、中でもここでは物語の主要人物となるキャラクターを中心に紹介していきます。
◆青春を共にする仲良し4人組
①カート・ヘンダーソン(リチャード・ドレイファス)
カートはとても優秀な学生で、大学への進学と同時に奨学金を受給することが決まっています。
そんな優等生のカートですが、これから始まる新生活を前に、本当に自分にとって進学が必要なものなのか苦悩します。
②スティーヴ・ボランダー(ロン・ハワード)
カートの友人で、彼と同じく大学進学が決まっています。
カートの妹「ローリー」と付き合っていますが、彼女の前で「大学では自由に恋愛をしたい」と発言したことがきっかけで、ローリーと大喧嘩してしまいます。
③ローリー・ヘンダーソン(シンディ・ウィリアムズ)
ローリーはカートの妹でスティーヴと付き合っています。
スティーブと一緒に街で暮らしたいと思っていますが、ひょんなことからスティーヴと大喧嘩してしまいます。
④テリー・フィールズ(チャールズ・マーティン・スミス)
テリーはパッとしなくてちょっと鈍臭い男の子です。
スティーヴから車を借りてナンパをしますが、見栄を張って嘘ばかりついてしまいます。
◆その他のキャラクター
⑤ジョン・ミルナー(ポール・ル・マット)
ジョンはレースがとても得意で負け知らずです。
クールな性格をしていますが、その裏んみは仲間思いで熱い感情を秘めています。
⑥ボブ・ファルファ(ハリソン・フォード)
ボブはジョンとレースをするために街中を探し回っていました。
カウボーイハットを被っていて特徴的なボブですが、ジョンとのレースで点灯してしまい愛車が爆発したシーンは『アメリカン・グラフィティ』の作中でも特に印象的なシーンの1つです!
⑦ウルフマン・ジャック(ウルフマン・ジャック)
物語の主要人物とは少し遠い存在ですが、物語を支えている核とも言える若者に大人気のラジオDJです。
カートが金髪美女を探している間に、ラジオでメッセージを読んで人探しに協力していました。
映画『アメリカン・グラフィティ』:【※ネタバレ注意】4人組の未来
映画『アメリカン・グラフィティ』に登場する仲良し4人組の未来がどうなっているのかを紹介していきます。
本作のネタバレを含むので注意してください!
◆ジョン・ミルナーの結末
レース好きだったジョンは不幸にも車の事故で亡くなってしまいました。
ジョンが悪いわけではなく、酔っぱらい運転をしていた車と事故にあってしまったという悲劇だったのでとても悲しい結末ですね。
◆テリー・フィールズの結末
テリーは1965年12月にベトナム戦争で戦闘中に行方不明になってしまいます。
映画『アメリカン・グラフィティ』の時代背景は、このテリーの結末によってさらに深みが出ています。
4人で過ごした日々は、テリーにとっては戦争前「最後の青春」であり、戦争がいかに人から人生や幸福を奪うのか、という強烈なメッセージを伝えています。
◆スティーヴ・ボランダーの結末
スティーヴはカリフォルニア州モデストロで生活を続けて保険会社の外交員となります。
ずっと地元で働いているところにスティーヴのローリーに対する愛情を感じます☆
◆カート・ヘンダーソンの結末
主人公のカートはカナダに移住して作家となりました。
色々な経験をして思慮深いカートが綴る物語がどのようなものなのか、とても気になりますね!
映画『アメリカン・グラフィティ』:サウンドトラックも大ヒット!
映画『アメリカン・グラフィティ』では、1950年代半ばから1960年代前半の音楽が使われています。
さらに、メインキャラの1人であるDJ「ウルフマン・ジャック」は実在するDJということで、ラジオのクオリティや使用されている楽曲への引き込み方がとても上手です☆
時代背景を意識した音楽やウルフマン・ジャックを起用することで、映画『アメリカン・グラフィティ』のサウンドトラックはロングセラーとなりました♪
映画『アメリカン・グラフィティ』:4つのトリビア
映画『アメリカン・グラフィティ』のトリビアをご紹介!
USJや『スター・ウォーズ』との関係を含め、映画『アメリカン・グラフィティ』がもっと面白くなる秘密を解説しちゃいますよ♪
トリビア①:USJ「メルズ・ドライブイン」との関係
映画に何度も登場するメルズ・ドライブインは、サンフランシスコに実在したドライブインです。
撮影当時は閉店していましたが、映画撮影のためだけに一時的に開店させていて映画撮影が終了してから取り壊されました。
現在は世界各国のユニバーサル・スタジオのテーマパークでメルズ・ドライブインが再現されています。
日本でもワイルドで豪快なハンバーガーを食べられることで大人気のレストランですね♪
トリビア②:夏の物語なのに、撮影時期は真冬!?
アメリカン・グラフィティの物語の季節は夏を舞台にしていますが、撮影時期は夏とは真逆の冬に行われていました。
冬に夏のシーンを撮影するということで、演者たちは夏に着る服装で撮影をしていたためとても過酷な環境での撮影でした。
夏場のシーンでしたが撮影時期が冬ということで、よく見ると白い息が見えるシーンがあるので注目して見てみてください!
また、役者は撮影のカットがかかると真っ先に上着を手にとっていたそうですよ。
トリビア③:監督と「ユニバーサル・ピクチャーズ」との亀裂
実は、アメリカン・グラフィティというタイトルは、配給会社の「ユニバーサル・ピクチャーズ」からはあまり気に入られていなかったようです。
ユニバーサル・ピクチャーズや制作陣側から「アナザー・スロー・ナイト・オブ・モデスト」や、「ロック・アラウンド・ザ・ブロック」などのタイトル代案が挙がる中、ジョージ・ルーカス氏は原案を一切譲りませんでした!
最終的には『アメリカン・グラフィティ』として売り出し、ハリウッドファンにとって馴染みのあるタイトルになっているので、ジョージ・ルーカス氏の判断はとても良かったのかもしれませんね♪
また、『アメリカン・グラフィティ』の試写会を見たユニバーサル・ピクチャーズの重役「ネッド・タネン」は、映画を鑑賞した後、「これは観客に見せるものではない」と激怒したというエピソードもあります。
何度試写会を重ねても映画に対する配給側の評価は上がらず、公開当初はニューヨークの1館とロサンゼルスの2館だけというかなり小規模での公開となってしまいました。
ユニバーサル・ピクチャーズとの亀裂もあり、ジョージ・ルーカス氏の制作裏が必ずしも順風満帆ではなかったことがうかがえますね。
トリビア④:『スター・ウォーズ』誕生のきっかけになった!?
映画『アメリカン・グラフィティ』は、実は大人気SF映画『スター・ウォーズ』誕生のきっかけにもなった重要作品なんです。
本作の試写会で配給側から大批判を食らっていたジョージ・ルーカス氏でしたが、この時期に後の大ヒット作『スター・ウォーズ』を既に企画していました。
ところが、ユニバーサル・ピクチャーズに企画を提示したところ、あっさり拒否されてしまいます…。
本来であれば、ユニバーサルが配給される可能性もあった『スター・ウォーズ』。
しかし、最終的にジョージ・ルーカス氏は「20世紀フォックス」と契約を結び、『スター・ウォーズ』を制作しました。
ところで、20世紀フォックスという会社は、2019年にディズニーによって買収されました。
今や、『スター・ウォーズ』というビッグブランドはディズニーの手中にあり、次々と新作ドラマや、ディズニーランドのアトラクションとして、『スター・ウォーズ』の世界が継承されています!
もし『アメリカン・グラフィティ』制作当時のユニバーサル・ピクチャーズが、ジョージ・ルーカス氏のやり方に理解を示せていれば、『スター・ウォーズ』の世界をユニバ(USJ)で楽しめる事になっていたかもしれませんね。
▼数々の名作に携わったユニバーサル・ピクチャーズの歴史はこちら!
・ユニバーサルピクチャーズってどんな会社?ユニバとの関係・代表映画・キャラクターを解説!
映画『アメリカン・グラフィティ』:視聴できるサービス
アメリカン・グラフィティは、現在4種類の動画配信サービスで配信されています。
自分がサブスクをしているサイトがあれば、ぜひ観てみてください☆
まとめ
今回は映画『アメリカン・グラフィティ』を紹介しました。
アメリカン・グラフィティは青春を描いた物語で、若者ゆえの葛藤が鮮明に描かれています。
映画に登場する「メルズ・ドライブイン」は、ユニバのレストランとしても大人気です。
映画『アメリカン・グラフィティ』を鑑賞した後に、ユニバ(USJ)のメルズ・ドライブインに立ち寄ってみるのもおすすめですよ☆
▼USJのメルズ・ドライブインの詳細はこちら!
・【USJのハンバーガー】メルズ・ドライブインのメニュー&場所まとめ!サイドメニューと期間限定メニューも
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